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パーソナルジムのリピートを増やす|次の来店につなげる連絡
2026年9月20日・Rizaflow編集部

パーソナルジムでリピートを増やしたいと考えたとき、多くの店主が最初に思い浮かべるのは、継続の割引やキャンペーンです。けれども、パーソナルジムの会員が続けるか離れるかは、値段より前に、コースが終わる日の前後にどんな連絡を受け取ったかで大きく分かれます。この記事では、コース制と月額制のどちらにも当てはまる「次の来店につなげる連絡」を、時期ごとに並べます。自分の店でどの時期の連絡が抜けているかを見極め、次に何を足せばよいかを決められるようにします。
パーソナルジムのリピートは、コースが終わる日に分かれる
パーソナルジムの料金の形は、大きく2つに分かれます。2か月で16回のように期間と回数を決めたコース制と、月に4回のように毎月続く月額制です。
コース制のジムでは、リピートの山場ははっきりしています。コースの最終回です。ここで継続のコースを申し込むか、卒業して離れるかが決まります。どれだけセッションの満足度が高くても、最終回に次の選択肢が示されなければ、会員は「目標の期間が終わった」と受け取って離れます。
月額制のジムでは、山場が見えにくくなります。毎月自動で続くので、会員が離れるのは、ある月の予約が入らなくなり、それが2か月、3か月と続いた末の退会の連絡です。離れ始めた時点では、店の側に何の知らせも届きません。
どちらの形でも共通しているのは、会員が離れる判断をする前に、店の側から次の予定を示す機会があるということです。その機会は、セッションの最中ではなく、予約と連絡の流れの中にあります。
この記事でいうリピートは、2つの意味を含みます。1つは、コースや月額の契約を続けてもらうこと。もう1つは、一度卒業したり休んだりした人に、もう一度来てもらうことです。パーソナルジムでは、この2つ目が見落とされがちです。
続けなかった理由を、まず分けて数える
連絡の設計に入る前に、自分の店で会員が離れた理由を分けて数えます。直近で継続しなかった会員や退会した会員を振り返り、次のどれに当たるかを書き出してください。
・目標にしていた体重や体型に届き、区切りがついた ・料金を払い続けるのが難しくなった ・仕事や家庭の事情で、通う時間が取れなくなった ・思っていたほど成果が出ず、続ける意味を感じなくなった ・トレーナーとの相性や、店の雰囲気が合わなかった ・引っ越しやケガなど、通えない事情ができた
理由によって、効く連絡がまったく違います。目標に届いて卒業した人には、成果を維持するための次の目安が響きます。時間が取れなくなった人には、回数を減らした続け方の案内が響きます。成果に不満があった人に割引の案内を送っても、戻ってきません。
理由が分からない会員が多いなら、それ自体が1つの発見です。最終回や退会の手続きの場で、理由を聞く機会を作れていないということだからです。無理に聞き出す必要はありませんが、振り返りの時間を設けておけば、自然に話してもらえることが増えます。
数えてみると、店主が思っていた理由と実際の理由がずれていることがよくあります。料金が理由だと思っていたら、実際には時間の都合で離れた人が多かった、というように。この数字が、以下の連絡のどこに力を入れるかを決める材料になります。
残り回数が4回になった時点で、相談の枠を予約に入れる
コース制のジムで最も効くのは、コースが終わる前に、次をどうするかを話す時間を予約として確保しておくことです。
目安は、残り回数が4回になった時点です。16回のコースなら、12回目のセッションが終わったころです。この時点なら、会員はまだ通う習慣の中にいて、成果も体感し始めています。残り1回になってから切り出すと、会員は心の準備ができておらず、「考えておきます」で終わりやすくなります。
相談の枠は、セッションとは別に15分から20分ほど、セッションの前後に付けて予約します。予約の画面に「コース後のご相談」として入っていれば、会員もその時間に次のことを考える心づもりができます。
この時点で会員に届ける連絡では、残り回数と、相談の枠の日時を伝えます。「コースの残りが4回になりました。次回の9月25日のセッションの後に、15分ほどコースの後のご相談の時間をいただいています」。相談の場があらかじめ予定に入っていることが伝われば、会員は突然の営業を受けたとは感じません。
残り回数が自動で数えられ、一定の回数になったら知らせが届く仕組みがあれば、この時期を逃しません。手作業で数えている店では、会員ごとに相談の時期を予約表に先に書き込んでおくと、忘れを防げます。
継続の話は、トレーニングの時間の中でしない
相談の枠を別に取る理由は、トレーニングの時間の中で継続の話をすると、会員の満足度を下げるからです。
会員は、その60分を体を動かすために買っています。息を切らしている合間に「ところで次のコースですが」と切り出されると、トレーニングに集中できず、自分の時間を営業に使われたと感じます。トレーナーの側も、指導と説明を同時にこなすことになり、どちらも中途半端になります。
別の枠で話すときは、トレーニングの記録と測定の数字を手元に用意します。入会したときからの体重、体脂肪率、筋肉量、扱える重さの変化。数字を会員と一緒に見ながら、次に何を目指すかを話します。
話の順番は、成果の振り返り、次の目標、その目標に合う続け方、の順です。いきなり料金の表を出すと、会員は値段で判断しようとします。次に何を目指すかが決まってから続け方を示せば、会員は目標に合うかどうかで選べます。
この相談で継続が決まらなくても、無理に押す必要はありません。次の節で説明する卒業の後の連絡につながる形で、区切りを付ければ十分です。
最終回は、トレーニングと振り返りを分けて予約する
コースの最終回は、会員にとって区切りの日です。この日の過ごし方が、卒業した後にもう一度戻ってくるかどうかに影響します。
最終回を通常のセッションと同じように終えてしまうと、会員は「最後の1回が終わった」とだけ感じて帰ります。最終回には、トレーニングの時間とは別に、最後の測定と振り返りの時間を取っておきます。
振り返りでは、入会時の測定の結果と、最終回の測定の結果を並べて渡します。紙に印刷する、メールで送るなど、会員が持ち帰れる形にします。数字の変化だけでなく、入会時にできなかった種目ができるようになったこと、フォームが改善したことなど、トレーナーが見てきた変化も言葉で伝えます。
そのうえで、卒業後に自分で続けるためのメニューを渡します。自宅でできる種目、週に何回行うか、どのくらいの負荷から始めるか。この案内があると、会員は卒業を「見放された」ではなく「送り出された」と受け取ります。
最終回の予約は、コースの最初から予定に入れておけると理想です。16回目の予約を入れるときに、自動で振り返りの時間が付く形にしておけば、トレーナーが忙しい時期でも抜けません。
卒業する人に、再測定の日を先に渡す
卒業した会員に、もう一度来てもらうための最も自然なきっかけは、体の測定です。
最終回の振り返りの場で、「3か月後に、体の状態を測りに来ませんか」と提案します。卒業した後に自分で続けたメニューの成果を確かめる場として、再測定の日を予約として入れておきます。料金は店の方針で決めればよいのですが、測定と短い助言だけの枠にしておくと、会員は気軽に申し込めます。
再測定の予約が入っている会員は、卒業後も自分で運動を続ける理由を持ちます。3か月後に数字を見られることが分かっているからです。そして、再測定の日に店を訪れると、久しぶりのトレーナーとの会話の中で、もう一度通うかどうかを考える機会が生まれます。
日付を先に決めるのが難しい会員には、時期だけを伝えて、その時期が近づいたら案内を送る形にします。「12月ごろに再測定のご案内をお送りしてもよろしいですか」と聞いて、了承を得ておきます。了承を得ておくことは、後で説明する連絡の決まりの面でも大切です。
再測定の前に送る連絡の中身
卒業した会員に再測定の案内を送るとき、文面は短く、読む理由がはっきりしている必要があります。
件名には、「再測定のご案内」と、前回の最終回からの期間を入れます。「卒業から3か月、体の状態を測りませんか」のような形です。
本文には、次の内容を入れます。
・卒業の時点での測定の数字(体重、体脂肪率など、会員が見て分かるもの) ・再測定で見られる内容と、所要時間 ・空いている日時の候補か、予約の入口 ・担当していたトレーナーの名前と、短い一言
卒業時の数字を載せるのは、会員が自分の変化を確かめたくなるようにするためです。数字を見て「今はどうなっているだろう」と思えば、予約の入口を押す理由になります。
担当トレーナーの一言は、会員にとって店とのつながりを思い出させるものです。「最近も自宅でスクワットを続けていらっしゃいますか。フォームの確認もしますので、お気軽にどうぞ」といった程度で構いません。
体の変化について書くときは、医療的な判断に踏み込まないようにします。体重の増減や体調について、健康上の良し悪しを断定する書き方は避け、測定で数字を確かめる場であることを伝えるにとどめます。
続け方の選択肢に、回数を落とした形を用意する
継続の相談で会員が「続けたいけれど、今と同じペースは難しい」と言うことは多いものです。料金の負担、仕事の繁忙期、家庭の事情。このとき、今と同じコースしか選択肢がなければ、会員は卒業を選びます。
回数を落とした続け方を、あらかじめ用意しておきます。
・月に2回、体の状態を確かめながらメニューを見直す形 ・5回や10回の回数券で、都合のよいときに通う形 ・1か月に1回の測定と、自宅用のメニューの更新だけの形
回数を落とすと、店の売上は一時的に減ります。けれども、ゼロになる卒業と比べれば、関係が続いていることの価値は大きいものです。月に2回でも通っていれば、会員の生活が落ち着いたときに、元のペースに戻す相談ができます。
回数券の形を用意する場合は、有効期限と、使い切れなかった回数の扱いを先に決めておきます。予約の画面で残りの回数が確かめられるようにしておくと、会員は使い忘れを防げます。
休会を、退会の手前に置いておく
仕事の繁忙期、出産、ケガ、長期の出張。一時的に通えなくなる事情は、会員の側にいつでも起こります。このとき、退会しか選択肢がないと、会員はいったん退会し、そのまま戻ってこなくなります。
退会の手前に、休会という選択肢を置いておきます。一定の期間、月額の支払いを止めたり、コースの有効期限を延ばしたりする形です。休会の期間には上限を設け、3か月までといった具合に決めておきます。
休会の手続きのときに、最も大切なのは、復帰の予定日を決めておくことです。「12月から戻る予定」と日付が決まっていれば、店はその時期に向けて連絡を送れます。予定日が決まっていない休会は、会員の記憶の中で「辞めた」と同じ扱いになりやすいものです。
復帰の予定日には、可能であれば最初のセッションの予約まで入れておきます。予定が変われば後から動かせばよいので、まず仮の予約として確保しておくことが大切です。
休会中の連絡は、復帰の2週間前から始める
休会中の会員に、毎月のお知らせやキャンペーンの案内を送り続ける店があります。会員の側から見ると、事情があって休んでいるのに、通うことを急かされているように感じます。
休会中は、原則として連絡を控えます。そのうえで、復帰の予定日の2週間前ごろに、1通だけ連絡を入れます。
「12月から復帰のご予定と伺っていました。初回は12月3日(火) 19:00で仮にお取りしています。ご都合が変わっていれば、こちらから変更いただけます」
この連絡には、責める響きも急かす響きもありません。予定を確かめ、変更の手段を示しているだけです。会員の事情が変わっていれば、変更の連絡が来ます。そのまま来られるなら、何もしなくても予約は残ります。
復帰の初回は、休会前と同じ負荷から始めないことも伝えておきます。休んでいた期間の分だけ体力が落ちているので、無理のない内容から始めることを示しておくと、会員は戻ることへの不安が減ります。
間隔が空き始めた会員を、予約の記録から見つける
月額制のジムで会員が離れるときは、いきなり退会の連絡が来るのではなく、その前に予約の間隔が空き始めます。この兆しを、予約の記録から拾います。
見る目安は、次のようなものです。
・前回のセッションから21日以上、次の予約が入っていない ・毎週通っていた固定枠を、2回続けて変更や取り消しにした ・セッションの終わりに、次回の予約を入れずに帰った ・月の予定回数を、2か月続けて使い切っていない
1つ当てはまっただけで離れるわけではありません。けれども、2つ以上が重なっている会員は、何らかの事情で通うことが難しくなっている可能性が高くなります。
こうした会員を毎週1回、予約の記録から一覧にして、トレーナーと共有します。担当のトレーナーが、会員の最近の様子を思い出しながら、どの会員に連絡するかを決めます。
見つけた会員への連絡は、通うことを促すものではなく、様子を尋ねるものにします。次の節で、その書き方を扱います。
次回の予約が入っていない会員への一通
間隔が空き始めた会員に送る連絡は、短く、返事をしやすい形にします。
「〇〇様、先日はお疲れさまでした。前回のスクワットの重さ、しっかり上がっていましたね。次回のご予約がまだでしたので、ご都合のよい日があればこちらからお選びください」
この文面には、3つの要素が入っています。前回のセッションの具体的な一場面、次回の予約がまだであるという事実、予約の入口です。
前回の一場面を書けるのは、担当のトレーナーだけです。定型文だけで送ると、会員は一斉送信だと受け取ります。トレーナーが記録から一言を拾って添えるだけで、自分に向けた連絡だと伝わります。
事情を聞き出そうとする書き方は避けます。「最近お忙しいですか」「何かございましたか」と聞かれると、会員は返事を考える負担を感じ、そのまま返事をしなくなります。予約の入口を示して、会員が自分のペースで動ける形にしておくほうが、戻ってきやすくなります。
この連絡を送っても反応がない場合、同じ内容を何度も送らないようにします。1か月ほど空けてから、別の内容、たとえば新しいメニューや測定の案内で1回だけ連絡し、それでも反応がなければ、会員の判断を尊重します。
季節の山に合わせて、以前の会員に声をかける
パーソナルジムには、体を変えたいと考える人が増える時期があります。年が明けた直後、新年度が始まる4月、夏を前にした5月から6月です。以前に通っていた会員も、この時期にもう一度体を動かそうと考えます。
この時期の少し前に、卒業した会員や退会した会員に案内を送ると、戻ってくるきっかけになります。前回の卒業時の数字や、担当していたトレーナーの一言を添えれば、見知らぬジムの広告とは違う、知っている店からの連絡として受け取ってもらえます。
ただし、ここで注意しなければならないのが、連絡を送ってよい相手の範囲です。予約の確認やリマインドのような、取引に伴う連絡とは違い、以前の会員に通うことを勧める案内は、広告や宣伝の性質を持ちます。こうしたメールについて、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律は次のように定めています。
送信者は、次に掲げる者以外の者に対し、特定電子メールの送信をしてはならない。 出典: laws.e-gov.go.jp
同じ条文は、あらかじめ送信に同意した相手などを、送ってよい相手として挙げています。卒業や退会の手続きのときに、今後の案内を送ってよいかを聞き、同意の有無を記録しておくことが、季節の案内を送るための前提になります。どのメールが特定電子メールに当たるか、同意をどう記録するかの判断に迷うときは、所管の窓口や専門家に確認してください。
同意がある相手にも、案内の中に配信を止める方法を必ず書いておきます。止めたいと思ったときに止められない案内は、店の印象を悪くするだけです。
担当トレーナーが辞めるときの連絡が、継続を左右する
パーソナルジムの会員は、店ではなくトレーナーに通っていると感じていることが多いものです。担当のトレーナーが辞めると知ったとき、会員はそのジムに通い続けるかどうかを考え直します。
このとき、会員が最初に辞めることを知るのが、当日の受付や、別のトレーナーからの口頭の説明だと、会員は置いていかれたように感じます。辞めることが決まったら、できるだけ早い段階で、店から会員に連絡を入れます。
連絡には、次の担当が誰になるか、これまでの記録がどう引き継がれるか、担当を選び直す相談ができるかを書きます。記録が引き継がれることは、会員にとって大きな安心材料です。これまでの測定の数字やトレーニングの内容が失われないと分かれば、新しい担当のもとでも続けやすくなります。
可能であれば、辞めるトレーナーが担当する最後のセッションに、次の担当が顔を出す時間を作ります。5分ほどの顔合わせでも、会員が次の担当を知っている状態で引き継ぐと、離れる人は減ります。
紹介を頼むなら、区切りの場面で一度だけ
リピートと並んで、パーソナルジムの会員が増える道筋になるのが紹介です。紹介を頼む時機にも、次の来店につなげる連絡と同じ考え方が当てはまります。
紹介を頼むのに向いているのは、会員が成果を実感した区切りの場面です。コースの最終回の振り返り、再測定で数字の維持が確かめられた日、目標の大会や行事を終えた後。会員の気持ちが前向きになっているときに、「身近に体のことで悩んでいる方がいらっしゃれば、体験をご案内ください」と一言添えます。
毎回のセッションや、毎月の連絡のたびに紹介を頼むと、会員はうんざりします。区切りの場面で一度だけ伝え、紹介用の体験の案内を渡しておけば十分です。
紹介してくれた会員へのお礼を用意する場合は、その内容と条件を分かりやすく示しておきます。
値引きで呼び戻す前に考えること
離れた会員を呼び戻す方法として、復帰の割引や継続の値引きは分かりやすい手段です。けれども、パーソナルジムで値引きを先に使うと、後で困ることがあります。
1つは、値引きの時期を待つ会員が出ることです。卒業する前に「どうせ後で割引の案内が来る」と考える会員が増えると、通常の料金での継続が減ります。
もう1つは、続けている会員との不公平です。一度離れて戻ってきた会員のほうが、ずっと続けている会員より安く通っている。この状態が知られると、続けている会員の気持ちが離れます。
先に述べたように、離れた理由の多くは料金ではなく、時間や成果の実感や区切りの付け方にあります。値引きを考える前に、回数を落とした続け方、休会、再測定の案内といった手を先に試してください。それでも料金が理由で離れる会員が多いと分かったときに、料金の形そのものを見直すほうが、店全体としては筋が通ります。
何を数えて、連絡の効果を判断するか
次の来店につなげる連絡を足したら、効果を数字で確かめます。パーソナルジムで見ておきたいのは次の数字です。
・コースの最終回を迎えた会員のうち、継続を選んだ割合 ・卒業した会員のうち、6か月以内に再測定や再入会で戻ってきた割合 ・休会した会員のうち、予定の時期に復帰した割合 ・セッションの終わりに、次回の予約を入れて帰った割合 ・間隔が空き始めた会員に連絡した後、1か月以内に予約が入った割合
1つめの数字だけを追うと、継続を強く勧める方向に偏ります。2つめと3つめの数字を並べて見ることで、無理に引き留めず、送り出して戻ってきてもらう流れがうまく働いているかが分かります。
4つめは、日々の連絡の土台になる数字です。この割合が高い店は、そもそも間隔が空く会員が少なくなります。セッションの終わりに次回を決める習慣が、リピートの一番の支えになっています。
判断には、半年ほどの期間が要ります。卒業から再測定までに3か月かかる以上、1か月や2か月では結果が出ません。連絡を足した時期を記録しておき、その前後の数字を比べてください。
連絡の流れを、予約の記録と同じ場所に置く
ここまでの連絡は、どれも予約と来店の記録を手がかりにしています。残り回数、最後の来店日、次回の予約の有無、卒業時の測定の数字、案内を送ってよいかの同意。これらが別々の場所にあると、連絡を送るたびに複数の表を見比べる必要があり、忙しい時期ほど連絡が抜けます。
予約を受ける道具で次の来店につなげる連絡を扱うなら、次の点を確かめてください。
・来店後の御礼のメールを、自動で送れるか ・会員ごとに、来店の履歴とメモが残るか ・会員が自分の画面から、次回の予約を入力なしで入れられるか ・送ったメールが開かれたかを、会員ごとに確かめられるか ・案内の文面に、名前や日時を差し込めるか
来店の後の連絡に使える機能はできることに並んでいます。来店後の御礼メール、次回から入力なしで予約できる会員マイページ、来店履歴とメモを残す顧客管理、メールの送信状況と開封の計測などが並んでいます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているので、コースの料金を別に受け取っているパーソナルジムでも、予約と連絡の流れだけを任せられます。
会員側の予約画面と、来店の履歴を見る店側の管理画面は、パーソナルジムを想定したお店が用意されているデモを見るで確かめられます。
プランごとの費用と上限は料金にまとまっています。2026年9月時点の表示は税込で、御礼メールや会員マイページ、顧客管理は、月50件までの無料のプランを含む全プランで使えます。トレーナーを複数登録して担当ごとに予約を受けるなら、月7,700円のプランが対象になります。他の予約システムと比べるなら他社との比較、他の業種での使い方は業種ごとの使い方、導入の手順の疑問はよくある質問が出発点になります。
Q1. パーソナルジムで継続の話をするのは、いつがよいですか?
コース制なら、残り回数が4回ほどになった時点が目安です。最終回の直前では会員の心の準備ができていません。セッションの前後に15分から20分の相談の枠を別に予約として入れ、測定の数字を見ながら成果の振り返り、次の目標、続け方の順で話すと、トレーニングの時間を削らずに済みます。
Q2. 卒業した会員に、もう一度来てもらうにはどうすればよいですか?
最終回の振り返りの場で、3か月後の再測定を提案し、日付か時期を決めておく方法が自然です。卒業後に自分で続けた成果を確かめる場として予約を入れておくと、会員は運動を続ける理由を持ちます。再測定の案内を送る場合は、卒業時にあらかじめ了承を得ておいてください。
Q3. 休会中の会員には、どのくらいの頻度で連絡すべきですか?
休会中は原則として連絡を控え、復帰の予定日の2週間前ごろに1通だけ送るのが扱いやすい形です。休会の手続きのときに復帰の予定日を決め、最初のセッションを仮の予約として入れておくと、その連絡では予定の確認と変更の手段を伝えるだけで済みます。事情があって休んでいる会員を急かさないことが大切です。
Q4. 以前の会員に、キャンペーンの案内をメールで送っても問題ありませんか?
通うことを勧める案内は広告や宣伝の性質を持ち、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律の対象になり得ます。原則として、送信に同意した相手などにしか送れません。卒業や退会の手続きのときに今後の案内を送ってよいかを聞いて記録し、案内には配信を止める方法を必ず書いてください。個別の案内が対象になるかは、所管の窓口や専門家に確かめておくと安心です。