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エアリザーブの決済を入れるか|2026年10月に変わる4点
2026年9月6日・Rizaflow編集部
エアリザーブ 決済で調べている店主が知りたいのは、たいてい2つに絞られます。カード決済を入れると何がどう変わるのか、そして手数料を払ってまで入れる価値が自分の店にあるのか。この2つです。しかも2026年8月末に、その決済機能の仕組みそのものを変えるお知らせが出ています。いま判断するなら、変更後の姿を前提にしないと計算が合いません。公開されている情報だけを並べて、決める材料を作ります。
エアリザーブの決済機能が実際にやっていること
まず、この決済機能は何をする道具なのかを正確に押さえます。予約を受け付ける画面でお客様にクレジットカードを登録してもらい、そのカードで支払いを完了させる仕組みです。店側から見ると、来店したお客様に会計待ちの列を作らせず、レジ前でのやり取りを省けます。
公式の機能紹介では、この機能の位置づけがこう説明されています。予約時にお客様にクレジットカードを登録いただくことで、当日の支払いを簡単に完了させることができる、という書き方です。つまり本質は「予約と支払いを1本につなぐ」ことにあります。
もう1つ、店主が気にする使い道が書かれています。オンライン決済を利用すればキャンセル料を請求できるため、無断キャンセルの防止につながる、という点です。カードが登録されていない予約は、来なかった時点で回収の手段がありません。登録されていれば、規定に沿って請求できる状態になります。無断キャンセルに悩む店がこの機能を検討する理由は、ほぼここに集約されます。
手数料は3.24%と公表されています。これは決済ごとに引かれる率で、月額のプラン料金とは別枠です。売上の入金は月末締めの翌月末振込と案内されています。当日現金で受け取っていた店がこの機能に切り替えると、手元にお金が入る日が最大で2か月近く後ろにずれることになります。資金繰りが薄い個人店では、この時差のほうが手数料より効くことがあります。
お客様の側から見た流れも押さえておくと、説明がしやすくなります。予約ページで日時とメニューを選び、名前と連絡先を入れ、そのままカード情報を登録して予約を確定する。ここまでが予約時の操作です。来店したときには支払いの手続きが済んでいるか、あるいは店側の操作で完了する状態になっています。財布を出す場面が消えるので、施術のあとにそのまま帰れることを喜ぶお客様は一定数います。一方で、カード情報を予約の段階で入れることに抵抗を示す層も確実にいます。初めて行く店に、行く前からカード番号を預けるのかという感覚です。この抵抗は年齢層と業態で大きく変わるので、自分のお客様がどちらに寄っているかを想像してから決めてください。
プランとの関係も確認しておきます。費用ページでは、月額0円のフリープランの主な機能にオンライン決済が含まれており、別途カード会社の審査手続きのうえで、すべてのプランで利用できると注記されています。有料プランに上げないと決済が使えない、という構造ではありません。ただし審査があるため、申し込んだ日から使えるわけではない点は動かせません。
申し込む前に必ず通る、審査という段差
決済機能は、ボタンを押した瞬間に使えるようになる種類の機能ではありません。カード会社の審査を通る必要があります。ここを読み飛ばして「来月のキャンペーンに間に合わせよう」と考えると、たいてい間に合いません。
審査で見られるのは、事業の実体と、売っているサービスの中身です。屋号、代表者、所在地、提供しているメニューと価格、キャンセル規定。この5つが予約ページやホームページの表示と食い違っていると、確認のやり取りが発生して日数が伸びます。特に個人で営んでいる店では、ホームページに料金を書いていない、屋号と口座名義が違う、という理由で止まる例が目立ちます。申し込みの前に、次の3つを先に整えておくと通りが早くなります。
・提供しているメニューと税込価格を、誰でも見られるページに書いておく ・キャンセル規定を文章にして、同じページに置いておく ・振込先の口座名義を、申し込みに使う事業者名とそろえておく
なお、この決済機能は過去に審査期間の延長がヘルプセンターで告知されたことがあります。繁忙期や連休の前は混み合うと考えて、使い始めたい日から逆算して1か月ほどの余裕を見ておくのが現実的です。導入日を決めてお客様に告知してしまうと、間に合わなかったときに引っ込みがつかなくなります。告知は審査が通ってからにしてください。
2026年10月27日に変わる4つの点
ここが今回いちばん重要な部分です。ヘルプセンターに、決済機能の仕様を変えるお知らせが掲載されています。
2026年10月27日(火)より、Visaブランドルールの改定に伴い、オンライン決済機能の仕様を変更します。この変更により、オンライン決済は予約時に完了する仕組みとなり、ご来店時の「売上確定」操作が不要になります。 出典: faq.airreserve.net
同じお知らせに、変わる点が4つ整理されています。
・会計時の「売上確定」操作が不要になる。予約を受けた時点で決済が完了する形に変わり、取引詳細画面から売上確定ボタンが消える ・予約後に金額を変えた場合は、変更前の金額をいったん返金し、変更後の金額であらためて決済する処理が自動で走る ・オンライン決済予約の受付期間が30日前から150日前へ広がる ・これまで延ばせなかった来店日の変更が、予約日から150日以内であればできるようになる
なお、この告知にはリリース日が変更になる可能性がある旨も添えられています。実際の切り替え日は、契約している店舗向けの案内を確認してください。
この4点のうち、店の手元の作業が直接変わるのは最初の2つです。売上確定という操作が消えることで、レジ前の手数は確実に1つ減ります。ただし、減るのは操作であって責任ではありません。予約を受けた時点で決済が完了するということは、来店前の段階でお客様のカードから代金が動くということです。来なかった場合、キャンセルした場合、日程を変えた場合に、そのお金をどう扱うのかを店の側で決めておかないと、あとから説明できなくなります。
受付期間が5倍に広がる点は、業態によっては小さくない話です。3か月先、4か月先の予定を先に押さえる使い方が想定できるようになります。着付けや撮影、記念日の予約、季節ものの施術のように、半年近く前から相談が来る仕事では、これまで「決済ありの予約は1か月前から」という制約に合わせて運用を歪めていたはずです。その歪みが1つ減ります。
変更後、店の手元の作業はどう変わるか
売上確定という操作が消えると聞くと単純に楽になりそうですが、実務では逆に気をつける点が増えます。同じお知らせに、店舗運用としての注意が書かれています。
1つ目は、金額や決済方法の変更はお客様が店を出る前に済ませること。退店後に変更操作をしてエラーが出た場合、請求ができなくなる場合があると明記されています。追加のメニューを付けた、割引を適用した、といった調整は、お客様が目の前にいるうちに終わらせる運用に変えなければいけません。決済でエラーになった場合は、決済方法を現地決済へ切り替えて店頭での支払いを案内する、という手順も示されています。
2つ目は、切り替え日をまたぐ予約の扱いです。2026年10月26日以前に受け付けたオンライン決済の予約は、従来どおり来店時に売上確定の操作が必要です。対象の予約には売上確定ボタンが表示され、この操作をしないと代金を回収できないと明記されています。つまり切り替え直後のしばらくは、売上確定が要る予約と要らない予約が同じカレンダーの中に混在します。スタッフが複数いる店では、ここが事故の起きどころです。
現場に落とすなら、10月末から11月にかけての1か月だけ、レジ横に紙を1枚貼るのが確実です。「10月26日までに入った予約は売上確定を押す。27日以降に入った予約は押す必要がない」と書いておけば済みます。仕組みの説明を朝礼で口頭共有しても、忙しい日には抜けます。
返金の時期についても案内があります。返金がいつ行われるかはカード会社によって異なり、数週間から数か月かかる場合があるため、お客様にはカード会社へ直接問い合わせてもらうよう案内する、という内容です。金額変更が返金と再決済の組み合わせで処理される以上、お客様の明細には一時的に2つの記録が並びます。「二重に引かれている」という問い合わせは必ず来ると考えて、説明の言葉を先に用意しておくほうが早いです。
キャンセル規定を書かないまま決済だけ入れても回収できない
決済を入れれば無断キャンセルの代金を取れる、と考えている店主は多いのですが、順序が逆です。請求できる状態を作っているのは決済機能そのものではなく、事前に示したキャンセル規定です。カードが登録されていても、いくらをいつから請求するのかを事前に伝えていなければ、請求した側が説明できません。
規定に必ず入れるのは次の4つです。
・いつから料金が発生するのか。前日からなのか、当日からなのか、3日前からなのか ・いくら発生するのか。定額なのか、料金の何割なのか ・無断で来なかった場合はどう扱うのか ・連絡先と、連絡してもらう手段
割合の決め方で迷ったら、施術にかかる時間で考えます。1人あたり2時間を確保する店で当日キャンセルが出れば、その2時間は他の予約で埋められません。前日50%、当日100%という設定は、その時間を売れなかったことに対する対価として説明が付きます。逆に、10分で終わる相談メニューに当日100%を設定すると、金額の重さと実害が釣り合わず、もめる原因になります。
置く場所も結果を左右します。予約完了メールの末尾だけに書いてある規定は、ほぼ読まれていないと考えてください。日時を選ぶ画面と、確認ボタンの直前。この2か所に短く置くと、当日になって「行けなくなったので連絡します」という連絡が増えます。実際、無断で来ないお客様の多くは踏み倒すつもりではなく、連絡してよいのか判断できないまま時間が過ぎています。連絡してよいと分かれば、たいていの人は連絡します。
消費者との契約に関わる表示の考え方については、消費者庁が公開している情報が参考になります。金額の妥当性や説明の仕方に不安があるときは、業界団体や専門家にも確認してください。ここは自己流で決め切らないほうが安全な領域です。
手数料を自分の客単価で計算してから決める
3.24%という数字は、率だけ見ても判断できません。自分の客単価を掛けて、1件あたり何円かに直すと感覚がつかめます。
・客単価5,000円の店では、1件あたり162円 ・客単価8,000円の店では、1件あたり259円 ・客単価12,000円の店では、1件あたり389円
これを月の件数に掛けます。客単価8,000円で月30件なら月7,776円、月100件なら月25,920円です。予約システムの月額料金より、決済手数料のほうが先に大きくなる水準です。
そのうえで、失っている金額と並べます。客単価8,000円の店で無断キャンセルが月4件あるなら、失っているのは月32,000円です。決済を入れて月30件を通したときの手数料7,776円と比べれば、入れる側が明らかに得になります。逆に無断キャンセルが年に数回しか起きない店では、手数料だけが積み上がります。
計算するときに忘れがちなのが、決済を通す件数は予約の全件ではないという点です。事前決済と現地決済を併用していれば、手数料がかかるのは事前決済を選んだお客様の分だけです。導入前の試算では全件で計算しておき、実際に運用が始まったら選ばれた割合で計算し直してください。多くの店では、想定より低い割合に落ち着きます。
・判断の分かれ目は、率の高低ではなく「取りこぼしている金額が手数料を上回るか」の1点 ・現金やPayPayで会計が完結していて、当日の支払いに困っていない店は、決済を入れる理由が薄い ・逆に高額メニューや初回来店の比率が高い店は、入れる側に倒れやすい
決済を入れずに無断キャンセルを減らす手も残っている
決済は無断キャンセル対策として強力ですが、唯一の手ではありません。手数料をかけずに打てる手が先にあります。
もっとも効くのは前日のリマインドです。エアリザーブでも、ネット予約したお客様へ来店の前日にリマインドメールが配信される機能があり、予約忘れや無断キャンセルの対策におすすめの機能だと紹介されています。件名と本文を編集して、当日の持ち物や連絡事項を載せられる仕様です。ただし、費用ページの機能一覧を見るかぎり、予約リマインドメールの配信は月額5,500円のベーシックプラン以上に並んでいます。フリープランで運用している店が「リマインドを送っているつもり」になっていないかは、一度確認する価値があります。
次に効くのが、キャンセル規定を予約する画面の中に置くことです。予約完了メールにだけ書いてある規定は読まれません。日時を選ぶ画面と、確認ボタンの手前。この2か所に短く置くと、当日の連絡が増えます。無断で来ないお客様の多くは悪意ではなく、連絡していいのか分からないまま時間が過ぎています。
3つ目が、お客様自身で取り消せる導線を渡すことです。電話でしかキャンセルできない設計は、店の側が思っているよりも心理的な壁が高く、結果として無断キャンセルに化けます。取り消しの操作を客側に開いておけば、空いた枠が早く戻ってきて、次の予約を入れられます。
・前日のリマインドを自動で送る ・キャンセル規定を予約画面の中に短く置く ・お客様が自分で変更と取り消しをできるURLを渡す
この3つを先に埋めてから、それでも取りこぼすなら決済を検討する。この順番のほうが、費用の増え方がゆるやかです。
業態ごとに、決済の要否ははっきり分かれる
同じ「予約を受ける仕事」でも、事前決済が効く業態とほとんど効かない業態があります。分かれ目は3つです。1件あたりの金額、初回のお客様の割合、そして当日の会計が現金以外でどれだけ完結しているか。
事前決済が効きやすいのは次のような店です。
・撮影、着付け、ブライダル関連のように、1件あたりの金額が大きく、日程を押さえた時点で他の予約を断っている ・脱毛や高額コースの初回カウンセリングのように、来店しないお客様の割合がもともと高い ・レンタルスペースや貸し会議室のように、無人で貸し出していて当日その場で回収する相手がいない ・オンラインの相談や講座のように、そもそも対面での会計が発生しない
反対に、決済を入れる意味が薄いのは次のような店です。
・整体や美容室のように、施術のあと必ずレジでやり取りが発生し、回数券や次回予約の案内も同じ場面で行っている ・常連の比率が高く、顔と名前が一致していて、無断キャンセルがほとんど起きていない ・現金とPayPayなどのコード決済で会計が完結しており、カード決済の希望がそもそも少ない ・占いやカウンセリングのように、金額が都度変わり、当日の内容で最終額が決まる
最後の型は特に注意が必要です。2026年10月27日以降は、金額を変えると返金と再決済が自動で走ります。毎回のように金額が動く運用と、この仕組みは相性がよくありません。延長料金が発生しやすいメニューを持っている店は、事前決済を基本料金分だけに使い、追加分は現地で受け取る形に分けるほうが事故が少なくなります。
現地決済と併用するときに決めておくこと
現実には、全部を事前決済に寄せる店はほとんどありません。カードを持たないお客様、当日の飛び込み、常連からの電話予約が必ず残るからです。併用を前提に、次の4つを先に決めておくと現場が迷いません。
1つ目は、どのメニューを事前決済の対象にするか。全メニューを対象にすると、少額のオプション予約にまで手数料がかかります。金額の大きいメニューだけを対象にする設計のほうが、費用対効果は素直です。
2つ目は、当日の追加をどちらで受けるか。前の章のとおり、金額変更は返金と再決済に化けます。追加分は現地で受け取る、と決めておけばこの処理を避けられます。
3つ目は、領収書をどう出すか。事前決済で支払ったお客様に、来店当日に店名の領収書を求められることがあります。誰が、どの様式で出すのかを決めていないと、その場で止まります。
4つ目は、エラーが出たときの逃げ道です。公式の案内でも、オンライン決済でエラーとなった場合は決済方法を現地決済へ変更して店頭での支払いを案内する、という手順が示されています。この一文をそのまま現場の手順書に写しておけば、当日にスタッフが判断で迷うことはなくなります。
・対象メニューを絞る ・追加分は現地で受け取る ・領収書の出し方を決める ・エラー時は現地決済へ切り替える
この4行を紙に書いて貼るだけで、導入初月の問い合わせはかなり減ります。
導入した月に確かめること、翌月に見る数字
決済を入れたあと、うまくいっているかどうかを感覚で判断すると、たいてい「なんとなく便利になった気がする」で止まります。入れた費用に見合っているかを言葉にするには、数字を2つだけ見ます。
1つ目は、無断キャンセルの件数です。導入した月と、その前の3か月を並べます。母数が小さい店では月ごとのぶれが大きいので、1か月では判断できません。3か月分を足して比べてください。客単価8,000円の店で、3か月の無断キャンセルが12件から3件に減っていれば、取り戻した金額は72,000円です。同じ3か月で通した決済が90件なら手数料はおよそ23,328円で、差し引きは明確に黒字です。
2つ目は、決済を選んだお客様の割合です。事前決済と現地決済の両方を出しているなら、実際にどちらが選ばれているかを数えます。事前決済がほとんど選ばれていないなら、機能が悪いのではなく、そもそも自分の店のお客様が求めていないということです。この場合は無理に寄せず、対象メニューを絞るか、外す判断になります。
導入の初月に確かめる項目も決めておきます。
・予約完了メールと前日のリマインドが、迷惑メール扱いになっていないか。自分のスマホと、フリーメールの2か所で受け取って確かめる ・キャンセル規定が、予約する画面のどこに表示されているかを、お客様の目線で開いて確認する ・スタッフ全員が、当日の金額変更をどこで行うかを言えるか ・返金の問い合わせが来たときの返答を、文章にして共有してあるか
この4つのうち、いちばん見落とされるのが1つ目です。メールが届いていなければ、リマインドも御礼も存在しないのと同じです。ヘルプセンターには、一部の店舗でメールが届かない、または遅れて届く事象が起きたという告知が過去に掲載されています。仕組みの側で起きることもある以上、届いているかどうかは店の側でも定期的に確かめる価値があります。
よくある詰まり方と、その原因
問い合わせが集中する詰まり方は、だいたい4つに分類できます。原因が分かっていれば、その場で解決できるものばかりです。
来店したのに代金が回収できていない、という相談がもっとも多く出ます。2026年10月26日以前に受け付けた予約は、従来どおり売上確定の操作が必要です。取引詳細の画面に売上確定のボタンが表示されている予約は、押さないかぎり代金が入りません。切り替え日をまたいだ時期に、この操作を忘れたまま月末を迎えるのが典型的な失敗です。
二重に引き落とされている、というお客様からの申し出も起きます。金額を変更した場合、変更前の金額の返金と変更後の金額の決済が両方走るため、明細に2行並びます。返金の反映はカード会社によって数週間から数か月かかる場合があると案内されています。この説明を先に用意しておけば、店頭で慌てずに済みます。
入金がまだ入らない、という詰まり方もあります。売上の振込は月末締めの翌月末振込と案内されています。当日現金で受け取っていた感覚のままでいると、遅れているように感じますが、仕様どおりです。導入前に、この時差を運転資金の計画に織り込んでおいてください。
申し込んだのに決済が使えない、という状態は、ほとんどが審査の途中です。カード会社の審査を経てから利用できる仕組みなので、申し込みの完了と利用開始は別の日になります。急ぎであっても、店の側でできることは書類と表示をそろえておくことだけです。
決済ありきで選ぶと、料金の比べ方を間違える
予約システムを比べるとき、決済手数料の率だけを横に並べて安いほうを選ぶ人が多いのですが、この比べ方は自分の店の使い方から離れています。決済を月に何件通すのかが決まっていないうちは、率の差は金額に翻訳できません。
同じ使い方でそろえて比べたときに月額と機能がどう動くかは、公開情報だけを突き合わせた他社との比較に表としてまとめてあります。無料プランの予約件数、ひとりで使うときの月額、スタッフ指名とリマインドを使うときの月額、決済手数料。この4つを同じ条件でそろえると、決済を使わない店ほど、決済込みで設計されたプランの月額を余分に払っている構図が見えてきます。
決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているという組み立て方であれば、事前決済は必要な店だけが後から足すものになり、使わない店の月額には乗りません。占い、コーチング、整体、教室のように、現金や振込で会計が完結している業態では、この差が毎月そのまま残ります。どの機能がどのプランに入るのかは料金に一覧があり、リマインドや御礼メール、キャンセルURLといった取りこぼし対策が標準でどこまで含まれるのかはできることで確認できます。
自分の業態で使い物になるかは、機能の箇条書きを読むより実際の画面を触るほうが速く分かります。業種ごとの受け方の違いは業種ごとの使い方に整理されており、お客様が見る予約ページと店側の管理画面の両方をログインなしで触れるデモを見るも公開されています。乗り換えの手順や解約の条件など、契約まわりで先に確かめておきたい点はよくある質問にまとまっています。
決済を入れるかどうかは、機能の有無ではなく金額の比較で決まります。取りこぼしている金額を先に数えて、それが手数料を上回るなら入れる。下回るなら入れない。2026年10月27日以降は運用そのものが変わるので、いま入れている店も、この機会に自分の会計の流れを一度書き出しておくと安全です。
Q1. エアリザーブの決済手数料はいくらですか?
公式サイトではオンライン決済の手数料率を3.24%と公表しており、業界最安水準と説明されています。月額のプラン料金とは別に、決済ごとに引かれます。客単価8,000円なら1件あたり259円、月30件で7,776円が目安です。売上の入金は月末締めの翌月末振込と案内されています。
Q2. 無料プランでもオンライン決済は使えますか?
費用ページでは、月額0円のフリープランの主な機能にオンライン決済が含まれており、別途カード会社の審査手続きのうえで、すべてのプランで利用できると注記されています。ただし審査があるため申し込んだ当日から使えるわけではなく、余裕をもって手続きしてください。
Q3. 2026年10月27日の仕様変更で何が変わりますか?
Visaブランドルールの改定に伴い、オンライン決済は予約時に完了する形になり、来店時の「売上確定」操作が不要になります。金額を変えた場合は返金と再決済が自動で行われ、受付期間は30日前から150日前へ広がります。リリース日は変更になる可能性があると告知されています。
Q4. 事前決済を入れずに無断キャンセルを減らせますか?
減らせます。前日のリマインドを自動で送ること、キャンセル規定を予約画面の中に置くこと、お客様自身が変更と取り消しをできるURLを渡すこと。この3つで当日の連絡が増え、空いた枠も早く戻ります。それでも取りこぼすなら決済を検討する順番が、費用の増え方をゆるやかにします。