他社との比較

Coubicの評判を探している人へ|引き継がれた部分と変わった部分

2026年9月2日

coubic 評判、で検索すると、褒める記事と困りごとを並べる記事が同じ画面に出てきます。しかも書いてある料金が記事ごとに違い、どれを信じればいいのか判断がつきません。原因は評価が割れていることではなく、評価している対象が同じでないことにあります。このサービスは2020年10月に名前が変わり、その後も料金の段階、決済の主体、手数料、予約サイトのURLまでが動いています。この記事では、旧Coubicから現在まで引き継がれている部分と、書き換わった部分を切り分けます。読み終えたときに、手元で見つけた口コミがいまの自分に当てはまるかどうかを、自分で判定できる状態を目指します。

口コミが食い違うのは、対象がひとつでないから

評判を集める前に、まず何を評価した文章なのかを見分ける必要があります。ここを飛ばすと、5年前の画面についての感想を、いまの契約判断に使うことになります。

評判が2020年で分断されている理由

「Coubic」は現在の「STORES 予約」の旧名称です。運営会社の公式沿革に、2014年4月10日「クービック株式会社、『Coubic(現 STORES 予約)』をリリース」と記載されています。同じ沿革に、2020年8月4日「クービック株式会社をグループ化」、2021年1月1日「ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、コイニー株式会社、クービック株式会社の3社を吸収合併し、各社提供サービス運営会社をheyに一本化」と記載されています。

2020年8月4日のプレスリリースには、次のように書かれています。

オンライン予約システム『Coubic (クービック)』を開発・運営するクービック株式会社(以下、クービック)の全株式を取得し、グループ化することになりました。クービックは STORES ブランドとして統合され 出典: st.inc

サービス名が Coubic から STORES 予約 に変わったのは2020年10月です。運営していたクービック株式会社は2021年1月1日にヘイ株式会社へ吸収合併され、法人としては消滅しています。存続会社のヘイ株式会社は2022年10月1日に STORES 株式会社へ商号変更しました。

この経緯があるため、口コミは書かれた時期で3層に分かれます。2020年8月より前は独立した会社が運営していた時期、2020年10月から2021年12月ごろまではブランドが移行していく時期、それ以降は現在の会社が運営している時期です。層をまたいだ比較は成り立ちません。「サポートの返事が早い」「料金が安い」といった評価は、運営する組織そのものが変わっている以上、そのまま持ち越せません。日付の入っていない記事は、この時点で判断材料としての価値が大きく落ちます。

運営している会社の実体

現在の運営会社は STORES 株式会社です。設立は2012年3月23日、代表取締役社長は佐藤裕介、所在地は東京都渋谷区東3丁目16番3号 エフ・ニッセイ恵比寿ビル4階、売上高は15,625百万円(2025年度)、事業内容はインターネットビジネスの企画・開発・運営と記載されています。特定商取引法に基づく表示にも同社名が記載され、電話番号は03-6705-8497、営業時間は平日10時から18時(土日祝祭日休)と示されています。

評判を読むうえで、この情報は2つの意味を持ちます。1つは、事業を畳む気配が公開情報からは読み取れないこと。サービスそのものの提供終了の告知は確認できませんでした。公式のリリース情報一覧に並ぶ直近の記事はすべて機能追加か条件変更で、終了に関する記載はありません。もう1つは、問い合わせ窓口の営業時間が平日日中に限られていることです。土日に予約が集中する業態では、困ったときに聞ける時間帯が営業と重ならない可能性があります。ここは口コミの「サポートが遅い」という評価を読むときに、体制の話なのか時間帯の話なのかを見分ける手がかりになります。

旧Coubicから引き継がれた部分

名前が変わっても、道具としての骨格は残っています。古い評判のうち、いまも当てはまる可能性が高いのはこの領域です。

予約の受け方の型は変わっていない

予約ページのタイプは4種類です。レッスン・イベントタイプ、メニュータイプ、メニュータイプ(複数スタッフ登録)、スクールタイプで、それぞれ提供される段階が異なります。レッスン・イベントタイプとメニュータイプは全プラン、メニュータイプ(複数スタッフ登録)はチームプラン以上、スクールタイプはビジネスプラン以上です。教室型とサロン型の両方を同じ土台で扱える設計は、旧Coubicの時代から評価されてきた部分で、いまも残っています。

現地支払いの予約受付とクレジットカード事前決済の予約受付は、どちらも全プランで利用できます。回数券・月謝の販売も全プランです。予約受付・キャンセル・変更の期限設定、承認制の予約受付も全プランで使えます。承認制は、初回の客だけ内容を確認してから確定したい業態で効きます。QRコードのセルフチェックイン、顧客管理、顧客情報の一括登録、分析機能も全プランで提供されています。「無料でもひととおり回る」という評価は、この範囲を指していることが多く、現在も概ね有効です。

無料から始められる点は残っている

フリープランは現在もあります。月額0円、初期費用0円で、月間予約件数は50件まで、予約ページの公開数は2までです。登録スタッフ数の設定はありません。無料で試せることを評価する口コミは、いまも成立します。

ただし、無料の範囲は限定されています。フリープランで使えない機能として、回数券・月謝を利用した予約受付、スタッフの指名予約、予約通知メールのカスタマイズと署名設定、メルマガと予約リマインドメールの自動配信、Zoom連携、Googleカレンダーとの双方向連携、予約・顧客情報のCSVダウンロード、Google Analytics 4 連携、予約受付ページ内の広告非表示、ロゴのカスタマイズ、顧客ブロック、初回無料クーポン、レビュー受付可否の設定などが公式のプラン比較表に印なしで並んでいます。「無料でも十分」という評価と「無料だと足りない」という評価が両立しているのは、この線引きのどちら側を使おうとしたかの違いです。

自動で送るメールの仕組みは残り、範囲だけが段階で分かれた

「予約が入ったら自動で確認メールが飛ぶ」という評価は、いまも成立します。予約が確定すると、予約者に自動で予約確定メールが送信されます。自動配信できるものとして、来店者向けの自動メッセージ配信、予約確定メール、予約日前のリマインドメール、回数券購入者への有効期限や残回数の通知、レビュー依頼メールが、公式ヘルプにそれぞれ独立した項目として並んでいます。リマインドメールの送信タイミングは「◯時間前」で設定でき、この機能はリリース情報として告知されています。一部の予約者への自動配信を止める方法と、自動配信そのものをやめる方法も、それぞれ案内されています。

分かれているのは範囲です。予約通知メールへの任意メッセージの挿入や店舗の電話番号などの設定はできますが、予約通知メールの署名設定はスモールプラン以上、カスタマイズはチームプラン以上です。メルマガ・DMの手動一斉配信と、メルマガ・予約リマインドメールの自動配信は、いずれもスモールプラン以上で、フリープランでは使えません。SMSの手動・自動配信はビジネスプラン以上で月100件まで、追加は200通ごとに5,500円(税込)です。メールとSMSの保存期間もプランで変わり、フリーとスモールが1ヶ月、チームとビジネスが3ヶ月、エンタープライズが1年です。

無料で使っている店舗が「リマインドが送れない」と書いているのと、有料の店舗が「リマインドで無断キャンセルが減った」と書いているのは、矛盾ではありません。どちらも正しく、見ている段階が違うだけです。保存期間の差も、後から送信履歴をさかのぼって確認したい店舗には効いてきます。

スタッフの指名とシフトは、段階を上げてから使う機能

担当者を選ばせる運用については、評価が割れやすい部分です。スタッフの指名予約はチームプラン以上で、フリーとスモールでは使えません。登録できるスタッフ数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。つまり、スタッフが4人いる店舗が指名を使おうとすると、年契約・一括払いでも月額28,600円のビジネスプランが必要になります。

機能そのものは細かいところまで用意されています。スタッフを非表示にして指名なしで予約を受け、後から手動で担当を割り当てることができます。担当スタッフの変更もできます。シフトにあたる設定はスタッフの対応時間や休みとして登録し、管理者側から設定する手順とスタッフ本人が設定する手順の両方が案内されています。スタッフシフトはCSVで一括更新でき、管理画面のシフト設定画面からテンプレートをダウンロードして入力し、アップロードします。スタッフの予約枠を店舗間で連携することもでき、祝日の営業時間の設定にも対応しています。スタッフアカウントには編集や閲覧の権限を個別に付与でき、スタッフ側から予約の変更やキャンセルもできます。

「指名まわりがよくできている」という評価と「指名が使えなかった」という評価が同居しているのは、契約している段階の違いです。人数と段階の対応を先に確認してから、評判を読んでください。

予約者向けのアプリと、旧ドメインの扱い

予約者向けのスマートフォンアプリと管理者向けのアプリは、いずれも全プランで使えます。予約者向けのサイト名・アプリ名は「かんたん予約」です。

旧ドメインの coubic.com は第三者に渡っていません。WHOISのレジストラは GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com で、作成日は2013年7月31日、登録の有効期限は2028年7月31日、ステータスは ACTIVE です。実際の配信内容もログイン画面と新規登録画面で、フッターの著作権表示は「STORES, Inc.」です。旧コーポレートサイトの corp.coubic.com も運営会社の公式サイトへ転送され、旧ブログの blog.coubic.com は STORES Magazine へ転送されます。ドメインが放置されて別の用途に使われている、という類の懸念は当てはまりません。

一方で、旧ヘルプサイトの faq.coubic.com と、資料請求・デモ動画を配信していた go.coubic.com はDNSレコードが解決できず、到達できません。古い記事が「詳しくは公式ヘルプへ」としてリンクしている先が開かない、という現象はここから来ています。

名前が変わったあとに書き換わった部分

ここからが、古い口コミがそのままでは使えない領域です。金額と契約条件は、直近1年でも動いています。

料金の段階が5つに整理された

料金プランは5段階です。フリー、スモール、チーム、ビジネス、エンタープライズで、金額はすべて税込、初期費用は全プラン0円です。厄介なのは、同じプラン名でも契約形態によって月額が変わることです。

年契約・一括払いの月額は、スモールが9,790円、チームが19,690円、ビジネスが28,600円、エンタープライズが66,000円です。年契約・分割払いにすると、スモールが10,890円、チームが20,790円、ビジネスが29,700円、エンタープライズが77,000円になります。複数月契約・一括払い(支払い方法は請求書のみ)では、スモールが12,980円、チームが22,880円、ビジネスが31,790円、エンタープライズが77,000円です。

同じスモールプランでも、年契約・一括払いと複数月契約・一括払いでは月あたり3,190円の差があります。エンタープライズでは月あたり11,000円の差です。年契約でも一括払いと分割払いで月あたり1,100円(エンタープライズは11,000円)変わります。口コミで見た金額と公式ページの金額が食い違うとき、その多くは契約形態の違いです。割引率をパーセントで示した公式の記載は確認できませんでした。契約期間は年契約と、最短3ヶ月からの複数月契約から選べ、複数月契約は単月での契約ができません。契約は自動更新です。

各段階の月間予約件数の上限は、フリーが50件、スモールが200件、チームが300件、ビジネスが2,000件、エンタープライズが5,000件です。登録スタッフ数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限で、フリーとスモールには設定がありません。有料プランで上限を超える場合は50件ごとに1,078円(税込)で追加できます。

決済の主体が入れ替わり、手数料率が上がった

決済サービスの提供主体が Stripe Japan, Inc. から STORES 株式会社に変更されました。変更前は事業者と Stripe 社の間で利用契約が成立し、Stripe 社を通じてクレジットカード会社との加盟店契約が成立していました。変更後は事業者と STORES 株式会社の間で利用契約が成立し、同社を通じて株式会社クレディセゾンおよび株式会社ジェーシービーによる加盟店契約審査が行われます。審査に通過しない場合もあると明記されています。切り替えは2026年2月中旬頃より順次で、利用規約も2026年2月4日付で改定されますが、適用日は事業者ごとに異なり1ヶ月前までに別途案内されるとされています。

手数料率も動きました。事前クレジットカード決済の手数料率は、変更前が「4.9%+99円」で、2026年8月3日以降は5.5%です。2026年8月3日AM0時以降の決済から自動的に新料率が適用されると明記されています。同社のスタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入すると3.6%、中小特別料率が適用されるとフリーで5.2%、スタンダードで3.3%です。中小特別料率の主な条件は、中小企業基本法が定める中小企業者であること、年間のキャッシュレス決済利用額が3,000万円未満であること、実店舗などの対面環境での決済であることで、実店舗がないオンラインサービスは適用不可と明記されています。申請は当月10日までで翌月1日から適用され、審査未通過の場合は通常料率です。

利用可能なカードは VISA、MasterCard、American Express、JCB、Diners Club です。手数料の消費税の扱いも変わり、提供会社の変更後は全ブランドで非課税になります。変更前は JCB、American Express、Discover、Diners が課税で、Visa と Master が非課税でした。手数料の総額に変更はないとされています。振込名義人も「STORES yoyaku」から「ストアーズ(カ) ヨヤク」に変わり、変更が適用された月は2社からそれぞれ振り込まれるため振込が2回に分かれます。

振込手数料が0円ではなくなった

これは直近で最も影響が大きい変更です。売上金の振込手数料が2026年8月25日の入金分より発生します。これまで0円だった振込手数料が、1回の振込につき275円(税込)になりました。さらに入金額が10,000円未満の振込では事務手数料275円が追加され、合計550円になります。振込のタイミングは管理画面で「入金額が10,000円以上で振込」(デフォルト)と「入金額が10,000円未満でも振込」から選べます。

通常の入金サイクルは、当月1日から末日に発生した決済分を翌月25日に入金です。25日が土日祝日の場合は翌営業日になります。入金サイクル短縮化オプション(月額2,200円・税込、スモール以上)を契約すると毎週火曜日の入金になりますが、その場合は毎週の振込ごとに275円が発生します。振込手数料・事務手数料のインボイスは、管理画面の入金画面に事業者名と適格請求書発行事業者の登録番号が記載されており、この画面を印刷・保存することで仕入税額控除の保存書類として利用できると案内されています。

「振込手数料が無料」と書いてある口コミを見つけたら、それは2026年8月24日以前の情報です。月の売上規模が小さい店舗ほど、この変更の比率は重くなります。

URL、メールの送信元、予約者のアカウント

予約サイトのURLが coubic.com から離れます。変更前は https://coubic.com/<店舗のID>、変更後は https://<事業者のドメインID>.stores.jp/reserve/<新しい店舗のID> の形式で、公式には https://stworks.stores.jp/reserve/ebisu という例が示されています。2026年2月中旬以降、順次切り替えです。旧URLからは自動転送されますが、「将来的に現在のURLでのご利用を停止し、URLの変更をお願いさせていただく場合がございます」と予告されています。停止の具体的な日付は公開資料では確認できませんでした。

予約者へ送信されるメールの送信元アドレスは [email protected] から [email protected] に変更されます。あわせて、予約者向けの共通アカウントが廃止の方向です。従来は1つのアカウントでこのシステムを使う全事業者の予約サイトにログインでき、マイページで全事業者の予約履歴を確認できましたが、変更後は事業者ごとに個別のアカウント登録とログインが必要になります。常連客の手間が増える変更なので、案内文を用意している店舗は書き直しが必要です。

評判に出てきにくいのに、後で効いてくる条件

口コミは、使い始めた直後の感想が中心になります。実際に負担として効いてくるのは、やめるときと、外に出すときの条件です。ここは記事の数が少なく、公式資料を直接読むしかありません。

解約は管理画面の操作では完了しない

有料プランの解約は、管理画面での操作ではなく、運営会社への解約希望の申し出によって受理されます。公式には「有料プランの解約は、弊社への解約希望のお申し出を以て受理いたします。オペレーターより、契約終了日や注意事項についてご案内いたしますので、お問い合わせフォームよりお問い合わせください」と記載されています。契約は自動更新で、契約終了日までに申し出が確認できない場合は自動更新となり、契約終了日以降に申し出た場合も自動更新となってプラン料金の支払いが必要です。

契約期間の途中で解約する場合でも、残存期間分のプラン利用料の全額を解約時に支払う必要があります。すでに一括払いで支払い済みの場合、返金はできないと明記されています。年契約・一括払いは月あたりの単価が最も安くなりますが、その分だけ途中でやめにくい構造になっています。プランを下げた場合も、閲覧および機能に制限がかかり、旧設定の確認や閲覧のための一時的な制限解除もできないため慎重な判断が必要と明記されています。特定商取引法に基づく表示にも「サービスの性質上、返品・交換は承っておりません」「手数料の返金・キャンセルは受け付けておりません」と記載されています。

なお、アカウントの削除(退会)は有料プランの解約とは別の手続きです。有料プランを利用中の場合は、削除の前に解約手続きが必要で、削除は管理者アカウントからのみ操作できます。手順は2026年7月22日以降に登録した事業者と、それ以前に登録した事業者で異なり、公式ヘルプも2本に分かれています。7月22日以降に登録した場合は、予約サービスの利用終了、事業者の削除、アカウントの削除という3段階が必要です。削除後は登録されていたすべてのデータが完全に消去され、復旧できないと明記されています。

独自ドメインと外部連携の条件

予約サイトでは独自ドメインを使えません。公式に「ネットショップでは独自ドメインをご利用いただけますが、予約サイトでは現在、独自ドメインの発行には対応しておりません」と明記されています。ただし、同じ事業者が同社のネットショップ側で独自ドメインを設定している場合は、予約サイトにも自動的に適用されます。独自ドメインは事業者につき1つのみで、同じ会社の中で事業ごとに別々のドメインを設定することはできません。共通ドメインに使えるのは英字のみで、すでに使われている文字列は設定できず、URL移行後に決済を伴う予約や回数券・月謝の購入が発生すると変更できなくなります。

外部連携は、無料のものと有料のものが混在します。追加料金がかからないのは、Zoom連携(スモール以上)、Googleカレンダーとの双方向連携(チーム以上)、Googleで予約(全プラン)です。有料のものは、POSレジ連携が月額3,300円から(同社のスタンダードプランへの加入が必要)、かんざし連携が月額5,500円でチーム以上、LINEミニアプリ連携が月額4,400円でスモール以上、リモートロック連携が月額4,400円でチーム以上、タグの追加埋め込みが1個ごとに月額5,500円でスモール以上です。API連携はビジネス以上で提供され、金額の記載は確認できませんでした。かんざし連携ではネイリーが利用できる旨も告知されています。

Google Analytics 4 連携は、フリーが利用不可、スモールとチームがオプション提供、ビジネスとエンタープライズが1タグまで無料です。コンバージョンタグの埋め込みは、フリーが利用不可、スモールからビジネスまでがオプション提供、エンタープライズが3タグまで無料です。「集客の分析まで含めて無料で回せる」という評価は、フリープランには当てはまりません。予約カレンダーの埋め込みもビジネス以上で、フリーで使えるのは予約ボタンの埋め込みまでです。

口コミを読むときに、確かめるべき箇所

ここまでの整理を、実際の読み方に落とします。見つけた評判の記事について、次の5つを確かめると、いまの自分に当てはまるかどうかが判定できます。

1つ目は日付です。2020年10月より前のものは、名前が変わる前の評価です。2つ目は金額の書き方です。契約形態(年契約か複数月契約か、一括か分割か)が書かれていない金額は、比較に使えません。3つ目は決済手数料です。「4.9%+99円」と書いてあれば2026年8月2日以前の情報で、現在の料率とは異なります。4つ目は振込手数料です。「振込手数料無料」は2026年8月24日以前の情報です。5つ目はURLです。coubic.com のURLで予約ページが紹介されていれば、移行前に書かれたものです。

もうひとつ、評判の記事に書かれていないことにも意味があります。解約の申し入れ期限が更新日の何日前までかを明示した公式の記載は、公開資料では確認できませんでした。解約後にデータが保持される期間についても同様です。フリー、スモール、チームの各プランで予約・顧客データを取り出す方法があるかどうかも、公式資料からは判断できません。プラン比較表では「予約・顧客情報のCSVダウンロード」に印が付いているのはビジネスとエンタープライズのみで、他の3プランには印がありません。機能が無いと断定はできませんが、あると決めてかかるのも危険です。

評判より、自分の受け方に当てて確かめる

口コミを何本読んでも、決め手にはなりません。同じ道具でも、月に何件受けるか、担当者の指名があるか、代金を前に受け取るかで、当たる制約がまったく違うからです。評判を集める時間を、自分の受け方を数字にする時間に振り替えた方が早く進みます。

確かめる数字は3つです。1つ目は月の予約件数です。フリーの上限は50件で、集計期間内に50件を超えると新規の予約受け付けが停止し、再開には有料プランへの変更が必須です。有料でも上限があり、チームの300件から次のビジネスの2,000件までは開きが大きいため、月300件前後の店舗は追加手数料とプラン変更の比較が必要になります。2つ目は事前決済の比率です。手数料率が5.5%で、振込ごとに275円がかかるなら、事前決済で受ける売上に対してその分が固定で抜けます。3つ目は代金の入り方です。店舗が決済代行会社と自分で加盟店契約を結び、代金が店舗の口座へ直接入る作りであれば、入金サイクルの待ち時間も、振込手数料も、返金の窓口が運営側にあるという構図も発生しません。返金対応を自分で完結できるかどうかは、キャンセルの多い業態では効いてきます。

道具を並べるときにどの軸で見ると差が出るのかは他社との比較にまとめられています。受付から次の来店までにどこまでつながるのか、通知やリマインドがどの段階から使えるのかはできることで確認できます。予約件数の上限と機能の対応は料金に一覧があります。

業態によって、必要な機能は入れ替わります。教室、サロン、整体、スクールでは、そもそも作るべき予約ページの型が違います。業態ごとの組み方は業種ごとの使い方に整理されており、導入前によく出る疑問はよくある質問にまとまっています。

最後に、評判を判断材料にする順番だけ確認しておきます。まず自分の月間件数と事前決済の比率を出す。次に、それが各段階の上限と手数料にどう当たるかを計算する。口コミを読むのはその後です。数字を先に持っていれば、褒めている記事も困りごとを書いた記事も、自分にとって関係のある部分だけを拾えます。順番を逆にすると、他人の業態の話に振り回されて時間だけが減ります。

Q1. Coubicの評判を調べたら、料金の記載が記事ごとに違います。どれが正しいのですか?

契約形態で月額が変わるため、どれも正しい可能性があります。年契約・一括払いのスモールは9,790円ですが、年契約・分割払いでは10,890円、複数月契約・一括払いでは12,980円です。いずれも税込です。エンタープライズでは年契約・一括払いの66,000円と複数月契約の77,000円で月あたり11,000円の差があります。金額を比べるときは、契約形態が書かれているかどうかを先に確かめてください。

Q2. 「振込手数料が無料」と書いてある記事を見ましたが、いまも無料ですか?

無料ではありません。売上金の振込手数料は2026年8月25日の入金分より発生し、1回の振込につき275円(税込)がかかります。入金額が10,000円未満の振込では事務手数料275円が加わり、合計550円になります。入金サイクル短縮化オプションを契約している場合は、毎週火曜日の振込ごとに275円が発生します。振込手数料が無料と書いてある記事は、2026年8月24日以前の情報です。

Q3. 運営会社が変わったと聞きましたが、サービスは終わるのですか?

サービス自体の提供終了の告知は確認できませんでした。運営会社の公式サイトのサービス一覧に現行サービスとして掲載されており、公式のリリース情報も機能追加や条件変更のものが続いています。ただし「Coubic」というブランド名は2020年10月に置き換わっており、その名前で単独に申し込める窓口は存在しません。運営していたクービック株式会社は2021年1月1日に吸収合併され、法人としては消滅しています。

Q4. 古い口コミにあるサポート窓口の情報は、いまも同じですか?

運営会社が変わっているため、そのまま持ち越せません。現在の特定商取引法に基づく表示では、事業者名がSTORES 株式会社、電話番号が03-6705-8497、営業時間が平日10時から18時(土日祝祭日休)と記載されています。土日に予約が集中する業態では、問い合わせできる時間帯と営業時間が重ならない可能性があります。旧ヘルプサイトのfaq.coubic.comは到達できず、現行のヘルプはreserve-faq.stores.jpに集約されています。

Q5. 決済手数料についての評判は、どこを見て判断すればよいですか?

記載されている料率で時期が分かります。「4.9%+99円」と書いてあれば2026年8月2日以前の情報です。2026年8月3日以降の事前クレジットカード決済手数料率は5.5%で、同社のスタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入すると3.6%、中小特別料率が適用されるとフリーで5.2%、スタンダードで3.3%になります。中小特別料率は実店舗などの対面環境での決済が条件で、実店舗がないオンラインサービスは適用不可と明記されています。

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