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CoubicとSTORES 予約の関係|名前が変わった経緯と確認すべき点
2026年9月6日・Rizaflow編集部
coubic stores と は、という調べ方をした人の頭にあるのは、たいてい同じ疑問です。昔から使っている予約ページがCoubicという名前だったのに、届く案内にはSTORESと書いてある。この2つは別のサービスなのか、それとも同じものが名前を変えただけなのか。結論を先に置くと、同じサービスです。ただし名前が変わっただけでは済んでいない部分があり、そこに2026年の改定がいくつも重なっています。公開されている資料だけを並べて、いま何を確かめるべきかを整理します。
結論から Coubicは今のSTORES 予約の旧名称
Coubicは、現在のSTORES 予約の旧名称です。まったくの別サービスが2つ並んで存在しているわけではなく、名前が置き換わったあとも中身は連続しています。だから昔のCoubicの管理画面で作った予約ページは、いまもそのまま動いています。
運営会社の公式サイトの沿革に、この関係がはっきり書かれています。2014年4月10日の欄に「クービック株式会社、『Coubic(現 STORES 予約)』をリリース」とあり、括弧の中で旧名と現名が結び付けられています。同じ沿革の2020年8月4日にはクービック株式会社のグループ化、2021年1月1日には3社の吸収合併が記録されています。
サービス名がCoubicからSTORES 予約に切り替わったのは2020年10月です。2020年12月3日のプレスリリースの本文に「2020年10月にはクービック社が提供するオンライン予約システム『STORES 予約』も新たに加え」という記述があり、同じリリースの中では「STORES 予約(ストアーズ 予約:旧Coubic)」という書き方もされています。旧名を括弧で添えているのは、その時点でまだ両方の呼び方が現場に残っていたからです。
いま「Coubic」という名前で単独に申し込める窓口はありません。coubic.comのトップページは、2026年9月2日時点の実測でstores.funの予約サービスのページへ転送されます。料金のページも同じように転送されます。つまり検索でCoubicの公式サイトを探しても、たどり着く先はSTORES 予約の案内ページです。
ただし、ドメインそのものが消えたわけではありません。coubic.comは現在もSTORES 予約の予約サイトやログイン画面の実URLとして稼働しています。ログインページのタイトルは「ログイン選択 | かんたん予約」で、フッターの著作権表示は「STORES, Inc.」です。ドメイン名だけがCoubicのまま残り、中身はSTORESになっている状態だと考えると、実感に合います。
この「名前は消えたのにURLは生きている」という中途半端な状態が、混乱の正体です。店の側は新しい案内をSTORESの名前で受け取り、お客様は古いURLで予約に来る。両方が同時に成り立っているので、どちらかが間違っていると思う必要はありません。
名前が変わるまでに何があったか 沿革でたどる
経緯を時系列で押さえておくと、届いている案内の意味が読み取りやすくなります。もともとCoubicは、クービック株式会社という独立した会社が2014年から提供していたオンライン予約システムでした。教室やレッスン、サロン、士業の面談など、時間と枠を売る商売に広く使われてきた道具です。
転機は2020年8月4日です。STORESのブランドでネットショップやキャッシュレス決済を展開していたヘイ株式会社が、クービック株式会社の全株式を取得してグループ化しました。このときのプレスリリースには、統合の意図がはっきり書かれています。
オンライン予約システム「Coubic (クービック)」を開発・運営するクービック株式会社 (以下、クービック) の全株式を取得し、グループ化することになりました。クービックは STORES ブランドとして統合され 出典: st.inc
「STORES ブランドとして統合され」という一文が、その後の名称変更を予告しています。実際、この2か月後の2020年10月にサービス名がSTORES 予約へ切り替わりました。
法人の側の整理はもう少しあとです。2021年1月1日に、ストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、コイニー株式会社、クービック株式会社の3社がヘイ株式会社に吸収合併されました。クービック株式会社という法人は、この日をもって消滅しています。存続会社であるヘイ株式会社は、2022年10月1日にSTORES 株式会社へ商号を変更しました。
現在の運営会社は、そのSTORES 株式会社です。設立は2012年3月23日、所在地は東京都渋谷区、事業内容はインターネットビジネスの企画・開発・運営と公表されています。特定商取引法に基づく表示の事業者名もSTORES 株式会社で、サービス名は「STORES 予約」と記載されています。
古いブックマークや名刺の裏に残っている周辺のURLは、扱いが分かれています。旧コーポレートサイトのcorp.coubic.comはSTORES 株式会社の公式サイトへ転送され、旧ブログのblog.coubic.comはSTORES Magazineへ転送されます。一方で、旧ヘルプサイトのfaq.coubic.comと、資料請求やデモ動画に使われていたgo.coubic.comは、DNSレコードそのものが解決できず到達不能です。coubic.comの新規登録ページのフッターには、いまも資料請求とデモ動画へのリンクが残っていますが、いずれもリンク切れになっています。古い資料を見て「サービスが終わったのか」と不安になった人がいたら、リンク切れているのは周辺ページであって、本体は動いていると考えて差し支えありません。
名前だけでなくURLとメールも動いている
ここからが、名称変更よりも実務に効く話です。2026年に入って、店とお客様の接点そのものが移行の対象になっています。動いているのは大きく3つです。
1つ目は予約サイトのURLです。移行前は「coubic.com/店舗のID」という形でしたが、移行後は「事業者のドメインID.stores.jp/reserve/新しい店舗のID」という形に変わります。公式FAQには例として「stworks.stores.jp/reserve/ebisu」という形が示されています。2026年2月中旬以降、順次切り替えが実施されています。
いまのところ旧URLは使えます。公式FAQには、旧URLにアクセスすることは引き続き可能で、旧URLや旧URLのQRコードにアクセスした場合も新しいURLへ自動転送されると明記されています。各事業者の具体的な移行日時は、移行予定日の1か月前までに連絡されるとされています。ただし同じ告知に、将来的に現在のURLでの利用を停止してURLの変更をお願いする場合がある、という予告も添えられています。転送が永久に続く保証はない、という読み方が正しいです。
2つ目はメールの送信元アドレスです。予約者へ送られるメールの差出人が、[email protected]から[email protected]に変わります。この変更は地味に見えて、取りこぼしに直結します。お客様が古いアドレスを連絡先として登録していたり、受信許可リストに入れていたりすると、新しいアドレスからのメールが迷惑メールに落ちる可能性があります。予約確定メールが届かないという問い合わせが増えたら、まずここを疑ってください。
3つ目は予約者アカウントの仕組みです。従来はcoubic.com共通の「かんたん予約」アカウントが1つあれば、STORES 予約を使っている全事業者の予約サイトにログインでき、マイページで全事業者の予約履歴を確認できました。これが、事業者ごとの個別アカウント登録とログインへ移行します。お客様から見ると、他の店で作ったアカウントで自分の店に入れなくなるということです。「前は入れたのに今日は入れない」という問い合わせの背景に、この変更が隠れていることがあります。
3つとも、店が何か操作を間違えたから起きているのではありません。移行の途中だから起きています。お客様への説明を準備しておくと、電話の1本ずつが短くなります。
2026年に変わった決済まわりの数字
事前クレジットカード決済を使っている店にとって、2026年は数字が2回動いた年です。片方は手数料率、もう片方は振込手数料です。どちらも公式FAQに告知されています。
事前クレジットカード決済手数料率は2026年8月3日に変更されました。変更前は「4.9%+99円」、変更後は「5.5%」です。8月3日午前0時以降の決済から自動的に新料率が適用されると明記されています。率だけを見ると上がったように見えますが、固定の99円が消えているため、単価が低い予約ではむしろ安くなる場合があります。分岐点はおよそ1,650円で、これより安いメニューなら新料率のほうが手数料は小さくなります。自分の店の主力メニューがどちら側にあるかで、受け取る印象は変わります。
料率はさらに2つの条件で下がります。STORES スタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入すると3.6%になり、中小特別料率が適用されるとフリーで5.2%、スタンダードで3.3%になります。中小特別料率の主な条件は、中小企業基本法が定める中小企業者に該当すること、年間のキャッシュレス決済利用額が3,000万円未満であること、実店舗などの対面環境で来店客にサービスや商品を提供する際の決済であることです。実店舗がないオンラインサービスは適用できないと明記されています。申請は当月10日までに出すと翌月1日から適用されます。
振込手数料は2026年8月25日の入金分から発生するようになりました。それまで0円だったものが、1回の振込につき275円(税込)です。さらに入金額が10,000円未満の場合は事務手数料275円が加わり、合計550円になります。少額の決済が月に数件しかない店では、この固定費の比率が無視できません。管理画面で「入金額が10,000円以上で振込」と「10,000円未満でも振込」を選べるので、少額のまま毎月引かれ続けないように設定を見ておいてください。
決済の提供主体そのものも変わっています。従来は事業者とStripe Japan, Inc.の間で利用契約が成立していましたが、変更後は事業者とSTORES 株式会社の間で利用契約が成立し、STORES 株式会社を通じて株式会社クレディセゾンおよび株式会社ジェーシービーによる加盟店契約審査が行われます。審査に通過しない場合もあると明記されている点は、押さえておく必要があります。通常の入金サイクルは当月1日から末日に発生した決済分を翌月25日に入金で、25日が土日祝日の場合は翌営業日です。
料金プランと上限 どこで壁に当たるか
料金プランは5段階です。フリー、スモール、チーム、ビジネス、エンタープライズの5つで、初期費用はすべて0円、金額はすべて税込表示です。年契約で一括払いにした場合の月額は、フリーが0円、スモールが9,790円、チームが19,690円、ビジネスが28,600円、エンタープライズが66,000円です。契約形態でも金額が変わり、年契約の分割払い、複数月契約の一括払いの順に高くなります。複数月契約は最短3か月からで、単月では契約できません。契約は自動更新です。
プランを分けているのは機能の有無だけではなく、3つの上限です。
| プラン | 月間予約件数 | 予約ページ公開数 | 登録スタッフ数 |
|---|---|---|---|
| フリー | 50 | 2 | 設定なし |
| スモール | 200 | 10 | 設定なし |
| チーム | 300 | 10 | 3 |
| ビジネス | 2,000 | 50 | 20 |
| エンタープライズ | 5,000 | 100 | 無制限 |
実務でいちばん先に当たるのは、月間予約件数です。フリープランで集計期間内に50件を超えると、新規の予約受け付けが停止されます。受け付けを再開するには有料プランへの変更が必須で、50件以内であれば次の集計期間の開始日に0件へリセットされます。有料プランでも上限はあり、超える分は追加購入で対応します。
各有料プランの月間予約件数を超える場合、50件ごとに1,078円(税込)の予約手数料で予約受付可能数を追加できます。 出典: stores.fun
見落としやすいのが、フリープランとスモールプランには「登録スタッフ数」の設定そのものが無いという点です。スタッフの指名予約はチームプラン以上の機能で、登録できる人数もチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。担当者を選んで予約してもらう運用をしたいなら、その時点で月額19,690円の段に上がることになります。1人でやっているサロンと、指名がある3人の店とでは、必要な段が2つ違うわけです。
もう1つ、独自ドメインの扱いも確認しておくべき点です。公式FAQには、ネットショップでは独自ドメインを利用できるが、予約サイトでは現在、独自ドメインの発行には対応していないと明記されています。ただし同じ事業者がネットショップ側で独自ドメインを設定している場合は、予約サイトにも自動的に適用されるという記載もあります。予約だけを使っている店では、URLは共通ドメインの形になります。
予約者から見た「かんたん予約」の変化
店側の話が続きましたが、お客様の側にも変化が届いています。予約者向けのサイト名とアプリ名は「かんたん予約」です。coubic.comのログインページと新規登録ページのタイトルには、いまもこの名前が入っています。
予約者の新規登録自体は継続しています。2026年9月2日時点でcoubic.com/signupはHTTP 200を返し、氏名、メールアドレス、パスワードの登録フォームが表示されます。ページのOGP説明文には「誰でも簡単に使える予約システムSTORES 予約。おかげさまで導入実績 8 万以上。」と書かれています。ここでもCoubicの名前は既に出てきません。
変わるのは、先に触れた共通アカウントの扱いです。これまでは1つのアカウントで複数の事業者の予約サイトを行き来でき、マイページで全部の予約履歴を見られました。移行後は事業者ごとにアカウントを作る形になります。常連のお客様ほど「いつものログインで入れない」と戸惑う可能性があるので、店側から一言添えられると親切です。
お客様からの問い合わせで多いのは、次の3つに集約されます。1つ目は予約確定メールが届かないこと。送信元アドレスの変更と迷惑メール判定がここに絡みます。2つ目はログインできないこと。アカウントの仕組みの変更と、予約者アカウントと事業者アカウントの取り違えがここに絡みます。3つ目はURLを開いても店のページが出ないこと。古いリンクの転送は当面続きますが、SNSのプロフィール欄などに貼りっぱなしのURLは、この機会に新しいものへ差し替えておくのが安全です。
検索でここに来た人が今日確かめる7項目
名前の関係が分かったところで、いま手元で確かめるべきことを並べます。上から順に見ていけば、移行で困る点はおおむね洗い出せます。
・自分の予約ページのURLが、coubic.com形式のままか、stores.jp形式に変わっているか。管理画面のサイト設定から確認とコピーができます ・移行日の案内が届いているか。移行予定日の1か月前までに連絡されるとされています ・チラシ、名刺、店頭のQRコードに印刷されているURLがどちらの形式か。刷り直しが要るなら、転送が効いているうちに準備しておく ・SNSのプロフィール、Googleビジネスプロフィール、ホームページに貼っている予約リンクの形式 ・予約確定メールの差出人が変わることを、常連のお客様に伝える文面を用意したか ・事前決済を使っているなら、8月3日以降の手数料率と、8月25日以降の振込手数料が反映された手取りを一度計算し直したか ・中小特別料率の条件に当てはまるなら、申請を出したか。当月10日までの申請で翌月1日からの適用です
このうち、後回しにすると痛いのはQRコードとリンクの棚卸しです。転送が効いている間は誰も困らないため、気付いた時には印刷物が全部古いという状態になりがちです。転送の停止は「場合がございます」という予告の形でしか出ていませんが、予告が出ている以上は、いつか来るものとして扱うほうが安全です。
そのまま使い続けたほうがよい場合
名前が変わった、料金が動いた、と並べると乗り換えの話に聞こえますが、いまのまま使い続けるほうが合理的な店もあります。先にそちらを書きます。
回数券や月謝の販売を軸にしている店は、そのままが有利です。回数券と月謝の販売は全プランで使え、購入者への有効期限や残回数の通知も用意されています。この仕組みを別の道具に移すのは手間が大きく、移行中にお客様の残回数が食い違うと信用の問題になります。
スタッフが多く、指名とシフトを細かく回している店も、既に上位プランで組み上がっているなら動かす理由が薄いです。シフトのCSV一括更新、店舗間でのスタッフ予約枠の連携、スタッフアカウントごとの権限付与といった機能が揃っています。同じ水準を別の道具で組み直すと、しばらくは現場が混乱します。
同じ会社のネットショップやレジと組み合わせて使っている店も同様です。ネットショップ側で独自ドメインを設定していれば予約サイトにも自動的に適用されますし、レジ連携では顧客の購入履歴をCSVで取り出せます。連携で成り立っている運用は、片方だけ抜くと全体が崩れます。
逆に、見直しを検討する価値があるのは次のような場合です。月間の予約が50件前後で、フリープランの上限に毎月ひやひやしている。有料に上げるほどの件数ではないが、上限に当たると新規の受け付けが止まる。事前決済をほとんど使っておらず、当日その場で現金やコード決済で受け取っている。予約は取れているのに、次の来店につながる連絡が手作業のまま残っている。この4つが重なると、支払っている月額と得ている価値の釣り合いが崩れやすくなります。
古い「Coubic」の情報を読むときの注意
検索すると、いまでもCoubicの名前で書かれた解説記事が大量に出てきます。手順を調べるときにこれらを参照するのは自然ですが、書かれた時期によって当たり外れが大きく分かれます。読むときの目安を3つ挙げます。
1つ目は、料金の記述です。決済手数料を「4.9%+99円」と書いている記事は、2026年8月3日より前の情報です。振込手数料を「0円」または「無料」と書いている記事は、2026年8月25日より前の情報です。この2つは金額そのものが変わっているので、そのまま信じると手取りの計算が合いません。公式FAQの料金表にも「クレジットカード決済手数料 4.9%+99円」の記載が残っている箇所があり、更新のタイミングによっては公式資料の中でも新旧が混在します。数字は必ず最新の告知側で確かめてください。
2つ目は、URLの記述です。予約ページのURLをcoubic.com形式だけで説明している記事は、2026年2月の移行開始より前のものです。手順そのものは大きく変わっていないことが多いのですが、画面に表示されるURLの形が違うので、読みながら「自分の画面と違う」と混乱します。移行済みかどうかを先に確認してから読むと、迷いが減ります。
3つ目は、退会や解約の手順です。アカウント削除の手順は2026年7月22日を境に分かれていて、公式FAQも「7月22日以降に登録した事業者向け」と「7月22日以前に登録した事業者向け」の2本立てになっています。自分がどちらに当たるかを取り違えると、画面に出てくるボタンが説明と一致しません。なお有料プランの解約は管理画面の操作だけで完結せず、運営会社への申し出をもって受理される形です。契約は自動更新で、契約期間の途中で解約する場合も残存期間分のプラン利用料を支払う必要があり、一括払い済みの分は返金できないと明記されています。ここは金額に直結するので、古い記事ではなく公式の記載を当たってください。
予約の受け方を並べ直すときの見取り図
ここからは、名前の話を離れて、予約の受け方そのものを見直すときの並べ方を書きます。判断の材料は、だいたい4つの引き出しに入ります。
1つ目は、決済が必須かどうかです。事前決済を前提に設計された道具は、決済手数料と入金サイクルが運用のリズムを決めます。当日その場で受け取る商売では、その前提が重石になります。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りであれば、手数料の話と予約の話を切り離して考えられます。どちらが正しいという話ではなく、自分の店の会計がどちらに寄っているかで決まります。何ができて何ができないのかを機能の粒度で見比べたいときは、できることに一覧があります。
2つ目は、料金の刻み方です。上限に当たるたびに1段上げる方式なのか、必要な機能だけを足していく方式なのかで、年間の支払いは大きく変わります。予約件数、公開ページ数、スタッフ数のどれで頭打ちになるのかを先に見極めてから、料金で自分の使い方に当てはめてください。上限の設計が自分の商売と噛み合っていないと、使っていない機能の分まで払い続けることになります。
3つ目は、他の道具との比較です。同じ予約システムでも、レッスンや教室に強いもの、サロンの指名に強いもの、面談の日程調整に寄せたもので設計が違います。どこが同じでどこが違うのかを一覧で見たいときは、他社との比較を見比べるのが早道です。移行を決めるかどうかは別として、いま払っている金額の妥当性を測る物差しにはなります。
4つ目は、自分の業種での使われ方です。予約という言葉は同じでも、ネイルサロン、整体、教室、士業の面談では、必要な設定がまるで違います。業種ごとの使い方には業態別の組み立て方がまとまっていて、自分の店に近い形を探せます。画面の動きを先に見ておきたい場合はデモを見るから実際の操作を確認できますし、契約や運用の細かい疑問はよくある質問に整理されています。
この4つを並べたうえで、最後に効いてくるのは「予約を受けたあと」です。予約が入るところまでは、どの道具を使ってもだいたい成立します。差が出るのは、前日のリマインドが自動で飛ぶか、来店の御礼が手作業になっていないか、3か月来ていないお客様に気付けるか、といった受付の後ろ側です。Coubicという名前がSTORES 予約に変わった話を追いかけている店主は、その過程でいま自分が何にお金を払い、何を手で回しているのかを一度棚卸ししています。この棚卸しは、移行するかどうかとは無関係に価値があります。名前の変更は、その機会として使えます。
Q1. CoubicとSTORES 予約は別々に契約できますか?
できません。Coubicは2020年10月にSTORES 予約へ名称が変わった同じサービスで、Coubic単体の申込窓口は存在しません。coubic.comのトップページや料金ページにアクセスすると、STORES 予約の案内ページへ転送されます。運営会社のクービック株式会社も2021年1月1日に吸収合併され、現在の運営はSTORES 株式会社です。
Q2. 予約ページのURLは変えないといけませんか?
順次移行が進んでいます。移行前はcoubic.com形式、移行後は事業者のドメインID.stores.jp/reserve/店舗IDの形式です。当面は旧URLからの自動転送が続きますが、公式FAQに将来的に旧URLの利用を停止する場合があると予告されています。QRコードや印刷物は、転送が効いているうちに差し替えておくのが安全です。
Q3. 事前決済の手数料はいくらですか?
2026年8月3日から5.5%です。それ以前は4.9%+99円でした。STORES スタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入すると3.6%、中小特別料率が適用されるとフリーで5.2%、スタンダードで3.3%になります。あわせて2026年8月25日の入金分から振込手数料275円(税込)が発生し、入金額が1万円未満の場合は合計550円になります。
Q4. 無料のままで使い続けられますか?
フリープランは月額0円で使えますが、月間予約件数50件、予約ページ公開数2という上限があります。集計期間内に50件を超えると新規の予約受け付けが停止され、再開には有料プランへの変更が必要です。スタッフの指名予約やリマインドメールの自動配信などはフリーでは使えないため、運用の幅は限られます。