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Coubicで予約できないときに見る場所|設定と上限の切り分け

2026年9月6日・Rizaflow編集部

coubic 予約 できないという言葉で調べる人は、たいてい2つの立場のどちらかです。予約を入れようとしたお客様か、お客様から「予約できませんでした」と連絡を受けた店の側か。この記事は店の側から書きます。原因は大きく分けて3か所にしかありません。プランの上限、店の設定、移行中のURLとアカウントです。どこを先に見れば早く終わるのか、順番を決めて並べます。なお、Coubicは現在のSTORES 予約の旧名称で、同じサービスを指しています。

「予約できない」が起きる3つの場所

同じ「予約できない」という言葉でも、裏側で起きていることはまったく違います。切り分けを間違えると、設定画面を1時間見ても答えが出ません。まず、どこで詰まっているのかを3つに分けてください。

1つ目はプランの上限です。月間の予約件数や予約ページの公開数が上限に達すると、設定が正しくても新規の受け付けが止まります。この場合、店の側で何を触っても枠は出ません。上限に当たっているかどうかは管理画面で分かるので、最初に見るべき場所です。

2つ目は店の設定です。受付の期限、営業時間、スタッフの対応時間、承認制の設定など、予約枠が表に出るかどうかを決めている項目が複数あります。1つでも噛み合っていないと、カレンダーに空きが出ません。ここは項目が多いぶん、当たりを付けずに探すと時間がかかります。

3つ目は移行中の事情です。予約サイトのURLが順次切り替わっており、予約者アカウントの仕組みも変わりました。お客様が古いリンクを開いた、以前のアカウントでログインしようとした、といった理由で「予約できない」と言われることがあります。これは設定の問題ではないので、設定画面をいくら見ても原因は出てきません。

問い合わせを受けたときは、お客様に3つだけ聞いてください。どの画面まで進めたのか、エラーの文言は出たのか、開いたURLはどれか。この3つが分かれば、上の3か所のどれかに絞り込めます。何も聞かずに設定を触り始めるのが、いちばん遠回りになります。

いちばん多い原因 フリープランの月50件で止まっている

フリープランで運用している店で、月の後半になると予約が入らなくなる。この症状は、ほぼ上限です。フリープランの月間予約件数は50件で、集計期間内にこれを超えると新規の予約受け付けが停止されます。受け付けを再開するには有料プランへの変更が必須です。50件以内であれば、次の集計期間の開始日に0件へリセットされ、また50件まで受け付けられます。

厄介なのは、この停止が静かに起きることです。店の側は普段通りに営業していて、カレンダーも今まで通りに見えます。ところがお客様の画面では枠が押せない。しかも上限に当たるのは月の後半なので、「先週は予約できたのに」というお客様の言葉と食い違います。予約が増えて調子がいいと思っていた月ほど、この壁に当たります。

有料プランでも上限はあります。スモールが200件、チームが300件、ビジネスが2,000件、エンタープライズが5,000件です。上限を超える分は、プランを上げる以外に追加購入という手もあります。

各有料プランの月間予約件数を超える場合、50件ごとに1,078円(税込)の予約手数料で予約受付可能数を追加できます。 出典: stores.fun

繁忙期だけ超えるのか、毎月超えるのかで打ち手が変わります。年に2か月だけ超える店なら、50件ごとに1,078円の追加を買うほうが安く済みます。毎月超えているなら、追加を積むより上のプランに移ったほうが総額は下がります。年契約で一括払いにした場合、スモールが月額9,790円、チームが19,690円です。いずれも税込で、初期費用は0円です。

もう1つの上限が予約ページの公開数です。フリーは2ページ、スモールとチームが10ページ、ビジネスが50ページ、エンタープライズが100ページです。メニューごとにページを分けている店で、3つ目のページを作ったのに公開されていない、というのはこの上限に当たっています。ページが公開されていなければ、当然そこからは予約が入りません。

店の設定で予約枠が出なくなる場所

上限に当たっていないのに枠が出ない場合は、設定を順番に見ます。原因になりやすいのは次の項目です。上から順に確認すると、当たりが早い順に並んでいます。

・予約受付期限の設定。当日の何時間前まで受け付けるかを厳しくしていると、直前の枠が表示されません。「今日の夕方に行きたい」というお客様が予約できない典型です ・キャンセル期限と変更期限の設定。受付期限とは別項目なので、片方だけ直して安心しないでください ・営業時間と定休日の設定。祝日の営業時間は別に設定できます。祝日の設定を入れていないと、営業しているのに枠が出ないことがあります ・スタッフの対応時間。スタッフを登録している場合、店の営業時間が開いていてもスタッフの対応時間が空いていなければ枠は出ません。管理者側からの設定と、スタッフアカウント自身による設定の両方があるため、どちらで入れたのかを揃えておく必要があります ・承認制の設定。承認制にしていると、お客様が申し込んだ時点では確定になりません。お客様が「予約できていない」と受け取ることがあります ・予約回数の制限設定。同じお客様が一定回数以上予約できないようにする設定で、ビジネスプラン以上の機能です。設定した覚えがあるなら確認してください ・顧客ブロックの設定。ブロックしたお客様は予約できません。過去に設定したまま忘れているケースがあります

このうち見落としが多いのは、スタッフの対応時間です。指名予約はチームプラン以上の機能で、登録できるスタッフ数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。スタッフを非表示にして指名なしで受け付ける設定もあり、後から手動でスタッフを割り当てることもできます。人が増えたときに設定を入れ直さないまま運用していると、特定の曜日だけ枠が消えるという不思議な症状になります。

もう1つ、枠が「埋まっている」だけの場合もあります。キャンセル待ちの設定はビジネスプラン以上の機能なので、それ未満のプランでは満席の枠が単に押せない状態になります。お客様から見ると「予約できない」ですが、店から見れば正常です。この区別が付いていないと、直す必要のないものを直そうとして時間を使います。

URLの移行中に起きる「ページが開かない」

2026年に入ってから、予約サイトのURLが順次切り替わっています。移行前は「coubic.com/店舗のID」という形、移行後は「事業者のドメインID.stores.jp/reserve/新しい店舗のID」という形です。この移行の途中で、お客様側に見え方の食い違いが起きることがあります。

現時点では、旧URLは使えます。公式FAQに、旧URLにアクセスすることは引き続き可能で、旧URLや旧URLのQRコードにアクセスした場合も新しいURLへ自動転送されると明記されています。ですから、古いリンクを開いたお客様が予約できないのであれば、原因は転送そのものではなく別のところにあります。

ただし、同じ告知に、将来的に現在のURLでの利用を停止してURLの変更をお願いする場合がある、という予告が添えられています。各事業者の具体的な移行日時は、移行予定日の1か月前までに連絡されるとされています。案内が届いているのに読み飛ばしている店は、いま確認してください。

移行に関連して、店の側でやっておくべき棚卸しがあります。チラシと名刺のQRコード、店頭の掲示、SNSのプロフィール欄、Googleビジネスプロフィールの予約リンク、ホームページに埋め込んだ予約ボタン。この5か所に古いURLが残っていないかを見ます。ホームページに設置した予約ボタンや、外部サイトに設置する予約カレンダーは、移行後も現在のコードでそのまま利用できるとされています。LINEミニアプリを使っている場合も、miniapp.line.meやliff.line.meで始まるURLは変更されずそのまま使えます。ただしエンドポイントURLは新しいものへ変更することが推奨されています。

なお、予約サイトでは独自ドメインの発行には対応していないと公式FAQに明記されています。同じ事業者がネットショップ側で独自ドメインを設定している場合は、予約サイトにも自動的に適用されるという記載もあります。自分のURLがどの形になるかは、この条件で決まります。

ログインできないことと予約できないことは別

「予約できない」と言われたときに、実際にはログインで詰まっているケースが相当あります。ここは仕組みが変わった部分なので、店の側が知らないと説明できません。

従来は、coubic.com共通の「かんたん予約」アカウントが1つあれば、STORES 予約を使っている全事業者の予約サイトにログインでき、マイページで全事業者の予約履歴を確認できました。これが、事業者ごとの個別アカウント登録とログインへ移行します。お客様の側からすると、別の店で作ったアカウントで自分の店に入れなくなるということです。「前は同じログインで入れたのに」という声の正体は、これです。

もう1つ、店の側で混乱しやすいのが、予約者アカウントと事業者アカウントの取り違えです。coubic.com/loginのページタイトルは「ログイン選択 | かんたん予約」で、ここは予約者が入る側の入口です。店の管理画面に入るための認証とは別物です。スタッフに管理画面のURLを教えるときに、予約者用のログインページを渡してしまうと、いつまでも入れません。

お客様がログインで詰まっている場合、店ができることは限られます。ただ、次の3点を案内できるだけで解決率は上がります。1つ目は、ログインしなくても予約できる導線があるかどうかを店側で把握しておくこと。2つ目は、パスワード再設定のメールが迷惑メールに入っていないか確認してもらうこと。3つ目は、以前に別の店で作ったアカウントを使おうとしていないかを確かめることです。

予約は入っているのにメールが届かない場合

予約自体は成立しているのに、お客様が確認メールを受け取れず「できていないのでは」と不安になる。これも「予約できない」として問い合わせが来ます。予約が確定すると予約者に自動で予約確定メールが送信される仕組みになっているので、届いていないなら受信側か送信元の設定を疑います。

2026年の移行で、予約者へ送信されるメールの送信元アドレスが[email protected]から[email protected]に変わります。長く通っているお客様が古いアドレスを受信許可リストに入れていた場合、新しいアドレスからのメールが迷惑メールに落ちる可能性があります。キャリアメールで受信ドメインを制限しているお客様は、特にここで止まります。

店の側で打てる手は3つあります。1つ目は、予約完了画面に「メールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してください」という一文を入れておくこと。2つ目は、予約通知メールに店の電話番号や署名を入れて、届いたときに誰からのメールか分かるようにしておくこと。予約通知メールのカスタマイズはチームプラン以上、署名の設定はスモールプラン以上の機能です。3つ目は、リマインドの仕組みを持っておくことです。リマインドメールの自動配信はスモールプラン以上で使え、送信タイミングを時間単位で設定できます。

メールとSMSの保存期間はプランで異なり、フリーとスモールが1か月、チームとビジネスが3か月、エンタープライズが1年です。「送ったはずのメールを確認したい」という場面で、期間を過ぎていると遡れません。トラブルの記録として残しておきたい店は、この期間も見ておく必要があります。

事前決済で弾かれているとき

事前クレジットカード決済を使っている店では、決済の段階で止まっているケースがあります。この場合、お客様は予約フォームを最後まで進めているので、「途中までは行けた」という言い方をします。

利用できるクレジットカードはVISA、MasterCard、American Express、JCB、Diners Clubと案内されています。ここに載っていないブランドのカードでは通りません。カードの有効期限切れ、利用限度額、本人認証の不成立といった、カード側の理由で弾かれることもあります。これは店の設定では直せません。

店の側の事情としては、加盟店審査があります。決済サービスの提供主体がStripe Japan, Inc.からSTORES 株式会社へ変更され、変更後はSTORES 株式会社を通じて株式会社クレディセゾンおよび株式会社ジェーシービーによる加盟店契約審査が行われます。審査に通過しない場合もあると明記されているため、審査待ちや不通過の状態では事前決済の予約を受けられません。決済を前提にした導線しか用意していない店は、この間、予約そのものが止まります。

手数料の水準も、あわせて確認しておく価値があります。事前クレジットカード決済手数料率は2026年8月3日に変更され、変更前の「4.9%+99円」から「5.5%」になりました。STORES スタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入すると3.6%、中小特別料率が適用されるとフリーで5.2%、スタンダードで3.3%です。さらに2026年8月25日の入金分から、振込手数料が1回につき275円(税込)発生します。入金額が1万円未満の場合は事務手数料が加わって合計550円です。決済を止めている間の売上を計算するときは、この手数料込みで比べてください。

現地払いの予約受付は全プランで使えます。決済で詰まっているなら、現地払いの導線を一時的に前に出すという回避策があります。回数券や月謝を利用した予約受付はスモールプラン以上の機能なので、回数券を持っているお客様が予約できないという相談が来たときは、プランの段も確認してください。

決済まわりでもう1つ知っておきたいのは、入金のタイミングです。通常の入金サイクルは、当月1日から末日に発生した決済分を翌月25日に入金する形で、25日が土日祝日の場合は翌営業日になります。入金サイクル短縮化のオプション(月額2,200円・税込、スモールプラン以上)を契約すると、毎週火曜日の入金に変わります。事前決済を止めている間は、この入金の流れも一時的に途切れます。決済を使うかどうかを判断するときは、手数料の率だけでなく、手元にお金が入る日がどれだけ後ろにずれるかもあわせて見てください。当日現金で受け取っていた店が事前決済に切り替えると、資金繰りの感覚が変わります。

一部の枠だけ出ないときの見方

全部が出ないなら上限か公開設定を疑えば済みますが、実務でやっかいなのは「一部だけ出ない」場合です。特定のメニューだけ、特定の曜日だけ、特定の時間帯だけ枠が消える。この場合、原因は重なり合った条件の掛け算になっています。

まず、メニューごとの所要時間を確認してください。所要時間が長いメニューは、営業時間の終わり際に枠が出ません。18時までの営業で所要が90分なら、16時30分より後の枠は出ないのが正常です。お客様は「17時なら空いているはずだ」と考えるので、ここで食い違います。所要時間の設定を実際の施術より長めに入れたまま忘れている店は、意外と多くあります。

次に、予約ページのタイプを確認します。予約ページには、レッスンやイベントのように日時の枠を並べる形と、メニューを選んでから空き時間を出す形があります。さらに複数スタッフを登録する形と、スクール形式のものがあり、提供されるプランが異なります。複数スタッフを登録する形はチームプラン以上、スクール形式はビジネスプラン以上です。プランを下げたときに、それまで使っていたタイプのページが使えなくなり、結果として枠が出なくなることがあります。プランを下げると閲覧や機能に制限がかかり、旧設定の確認や閲覧のための一時的な制限解除もできないと明記されているので、下げる前に影響範囲を洗い出しておく必要があります。

設備や備品の設定も、枠を消す原因になります。設備や備品の機能を使っていると、ベッドや機材の数を超える予約は受け付けられません。スタッフは空いているのに枠が出ないという症状は、ここで説明が付くことがあります。なお設備や備品の設定はフリープランでは使えません。

複数のスタッフで回している店では、スタッフごとの対応時間と店の営業時間の重なりだけが枠になります。誰か1人が有給や研修で丸1日空けていると、その日の指名枠がまとめて消えます。シフトはCSVで一括更新できるので、月初にまとめて入れる運用にしておくと、入れ忘れによる欠落を防ぎやすくなります。祝日の営業時間も別に設定できるため、大型連休の前には必ず見ておいてください。

お客様への伝え方をあらかじめ用意しておく

原因が分かっても、お客様に伝わらなければ予約は戻りません。連絡を受けてから文章を考えていると、返信が遅れて他店に流れます。よくある3つの型について、あらかじめ短い文面を用意しておくと、返信までの時間が数分に縮みます。

上限で受け付けが止まっていた場合は、原因を正直に書いたうえで、代わりの受け方を示します。「システム側の受付上限に達しており、ご予約が取れない状態になっておりました。ご不便をおかけして申し訳ありません。ご希望の日時をお知らせいただければ、こちらでお席を確保いたします」という形です。原因を伏せると、次に同じことが起きたときに信用を失います。

枠が埋まっていただけの場合は、次の空きを具体的に出します。「ご希望の時間帯は満席となっております。近い時間ですと、翌日の14時と16時30分が空いております」という書き方です。空き枠を探す作業をお客様に投げ返さないことが要点です。キャンセル待ちの設定はビジネスプラン以上の機能なので、それ未満のプランで運用している店は、この案内を手作業で埋める前提になります。

メールが届いていないだけの場合は、予約が成立している事実を先に書きます。「ご予約は正常に承っております。確認メールが届かない場合、迷惑メールフォルダに振り分けられている可能性があります」という順番です。不安を先に消してから、原因の説明に入ります。

この3つを定型文として手元に置いておくと、対応そのものが商売の一部になります。予約が取れなかったお客様を電話1本で拾い直せた店と、返信が翌日になった店とでは、同じ不具合でも結果が変わります。

連絡が来たときの切り分け手順

ここまでの内容を、実際に問い合わせを受けたときの順番に並べ直します。上から順に潰していけば、たいていは3手以内で原因にたどり着きます。

・管理画面で今月の予約件数を見る。上限に近いなら、その時点で原因はほぼ確定です ・自分のスマートフォンで、お客様と同じURLを開いて予約の途中まで進める。店の管理画面からは正常に見えても、お客様側の画面では枠が出ていないことがあります ・枠が出ていないなら、受付期限、営業時間、祝日設定、スタッフの対応時間の順に見る ・枠は出るのに進めないなら、承認制、予約回数の制限、顧客ブロックを見る ・最後まで進めて決済で止まるなら、決済側の問題です。現地払いの導線を一時的に案内する ・予約は入っているのにお客様が気付いていないなら、メールの到達を疑う

この手順の中で、いちばん効くのは2番目です。店の人間は管理画面から予約を入れられるので、お客様側の画面を見ないまま「入るはずだ」と判断してしまいます。お客様と同じ経路を自分で通るだけで、半分以上の相談は解決します。月に一度、自分の予約ページを外から開いてみる習慣を付けておくと、気付かないうちに枠が消えている状態を防げます。

予約が取れない状態を作らないための組み立て

原因を潰す話をしてきましたが、本当に減らしたいのは「予約できない」という連絡そのものです。連絡が来た時点で、お客様は一度あきらめかけています。電話やメッセージで拾えるのは、そのうちの一部だけです。声を上げずに他の店へ行った人は数えられません。だから、詰まりが起きにくい形に組み替えるほうが効きます。

考える順番は3つです。1つ目は、上限で止まらない設計かどうか。月末になると受付が止まる仕組みは、繁盛している月ほど機会を落とします。自分の予約件数の推移を見て、どの水準で頭打ちになるのかを先に把握してください。件数、ページ数、スタッフ数のどれで先に当たるかは店によって違います。料金で上限の刻み方を自分の使い方に当てはめると、支払いと実際の必要量のずれが見えます。

2つ目は、設定の項目が自分の商売に合っているかどうかです。受付期限や承認制のような項目は、あればあるだけ良いものではありません。項目が多いほど、どこかが噛み合わずに枠が消えます。自分の店に必要な設定だけで組めるかどうかを、できることで機能の粒度を確かめながら見比べてください。似た名前の機能でも、道具によって設計思想が違います。

3つ目は、予約を受けたあとの動きです。予約が入るところまでは、どの道具でも成立します。差が出るのは、前日のリマインドが自動で飛ぶか、来店後の御礼が手作業になっていないか、しばらく来ていないお客様に気付けるかという部分です。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りであれば、決済の審査や手数料の話と、予約の受付とを切り離して考えられます。当日その場で会計する商売にとって、この切り離しは意外と大きい違いになります。

他の予約システムがどこまで同じで、どこから違うのかを一覧で見たいときは他社との比較が参考になります。自分の業種でどう組むのが定石かを知りたい場合は業種ごとの使い方に業態別の型がまとまっていますし、画面の動きを先に見ておきたいならデモを見るから実際の操作を確認できます。契約や運用まわりの細かい疑問はよくある質問に整理されています。

予約できないという連絡が続いている店は、たいてい設定のどこかを直せば当面はしのげます。しかし同じ連絡が季節ごとに戻ってくるなら、直しているのは症状であって原因ではありません。上限、設定の複雑さ、受付の後ろ側という3つの視点で一度見直すと、直すべきものが設定なのか道具なのかが判別できます。

Q1. 月の後半になると予約が入らなくなるのはなぜですか?

フリープランの月間予約件数の上限に達している可能性が高いです。集計期間内に50件を超えると新規の予約受け付けが停止され、再開には有料プランへの変更が必要になります。50件以内であれば次の集計期間の開始日に0件へリセットされます。有料プランでも上限があり、超える分は50件ごとに1,078円(税込)で追加できます。

Q2. 設定を確認する順番のおすすめはありますか?

まず管理画面で今月の予約件数を見て上限を確認し、次に自分のスマートフォンでお客様と同じURLを開いて予約の途中まで進めてください。枠が出ないなら受付期限、営業時間、祝日設定、スタッフの対応時間の順に、枠は出るのに進めないなら承認制と予約回数の制限、顧客ブロックを見ると早いです。

Q3. お客様が「ログインできない」と言っています。設定の問題ですか?

設定ではなく仕組みの変更である可能性があります。従来は共通の予約者アカウント1つで全事業者の予約サイトにログインできましたが、事業者ごとの個別アカウントへ移行しています。別の店で作ったアカウントでは入れません。またパスワード再設定のメールが迷惑メールに入っていないかも確認してもらってください。

Q4. 予約は入っているのに確認メールが届かないと言われます。

送信元アドレスの変更が関係している場合があります。予約者へのメールの差出人が[email protected]から[email protected]へ変わるため、古いアドレスを受信許可リストに登録していたお客様は迷惑メールに振り分けられることがあります。予約完了画面に迷惑メールフォルダの確認を促す一文を入れておくと問い合わせが減ります。

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