他社との比較
ミニモの解約|手続きと、やめる前に持ち出すもの
2026年9月3日・Rizaflow編集部

「ミニモ 解約」で検索する人が知りたいことは、だいたい3つに絞られます。手続きが要るのか、費用の請求はいつまで続くのか、そしてやめたあとに何が残らなくなるのか、です。
結論から言うと、手続きそのものはほとんどありません。契約期間の縛りがなく、解約の申請という工程が存在しないためです。むしろ気をつけるべきなのは、やめる前にやっておくべきことのほうです。掲載をやめてから「あれを控えておけばよかった」と気づいても取り返せないものがいくつかあります。この記事では、2026年9月2日時点の公式サイトおよび公式ヘルプセンターの記載に基づいて、手続きの実際と、やめる前の準備を順に整理します。
やめる理由を先に切り分ける
手続きの話に入る前に、なぜやめたいのかを一度言葉にしておくと、止め方の選択が変わります。よく出てくる理由は次の3つで、それぞれ最適な止め方が違います。
1つ目は費用が重いという理由です。手数料は施術料金に応じた4段階の定額で、いずれも税込です。施術料金0円なら110円、1円から2,200円なら440円、2,201円から6,600円なら660円、6,601円以上なら880円です。定額なので単価が低いほど比率が重くなり、2,500円のメニューでは26.4パーセントに達します。この場合、やめるより先にメニューの構成を見直したほうが効く場面があります。低価格の入口メニューを減らして、単価の高いメニューへ寄せるだけで比率は下がります。
2つ目は客層が合わないという理由です。利用者は約90パーセントが10代から20代の女性と説明されています。ここは掲載の工夫で変えられる範囲ではないので、狙う層がずれているなら止めるのが妥当です。
3つ目は運用が回らないという理由です。キャンセル処理を予約日時から72時間以内に行う必要があること、サロンツールがPC版Google Chrome向けであること、支払いを毎月自分で行う必要があることなど、手を動かす作業がいくつかあります。この場合は完全にやめるのではなく、枠を絞って件数を減らす形でも負担は下がります。
理由が費用や運用なら、いきなりアカウント削除まで進む必要はありません。次の項で見る通り、止め方は3段階に分かれています。
契約期間がないので、解約という手続きが存在しない
まず押さえておく点として、ミニモには掲載の契約期間がありません。公式FAQには次のように記載されています。
ご掲載にあたり契約期間等はございませんので、手続きは必要ございません。 出典: minimodel.jp
年間契約や最低利用期間を結ぶ媒体では、更新月の何か月前までに申し出る、という条件が付きます。ミニモにはその工程がありません。違約金の規定も見当たりません。
理由は料金の形にあります。ミニモは初期費用も月額も0円で、費用が発生するのは予約が確定した分だけという成果報酬です。掲載案内ページには「定額料金0円、集客成立数に応じた成功報酬制です。そのため、初期費用や固定費のリスクを減らせます」と記載されています。固定費を取っていないので、解約という概念で管理する必要がないわけです。
そのため「やめる」と言っても、実際には次の3段階のどこで止めるかという話になります。
・予約の受付だけを止める(掲載は残す) ・掲載をやめる(アカウントは残す) ・アカウントそのものを削除する
この3つは戻せる度合いがまったく違います。順に見ていきます。
段階1:予約の受付だけを止める
いちばん軽い止め方です。しばらく様子を見たい、産休や療養で一時的に受けられない、他の媒体を試している間だけ止めたい、といった場合はここで足ります。
予約はメニュー単位で受付日時を設定でき、土日祝、平日、当日、時間、期間といった条件をカスタマイズできます。予約受付期間、予約締切、営業時間といった詳細な設定も可能です。出勤曜日が決まっている場合の「シフト設定」は、そのまま「すぐ予約」枠として反映されます。枠を閉じれば新しい予約は入りません。
過去には料金改定の際にも、この方法が公式から案内されました。2025年10月3日の手数料一部改定の告知では「ミニモは最長99日前から予約が可能となっておりますので、価格改定後のミニモのご利用を希望されない場合は2026年2月1日(日)以降の予約が入らないようご設定ください」と案内されています。条件が変わる日より先の予約を自分で止める、という考え方です。
この案内が示しているのは、最長99日先まで予約が入るということでもあります。やめると決めた日から先の枠を閉じても、すでに入っている予約は残ります。そこを先に片付けないと、次の段階へ進めません。
なお、直近では「お客様からの予約受付をお断りできる機能の追加と仕様変更について」が公式のお知らせに掲載されています。受付を止める手段は増えている方向です。
段階2:掲載をやめる
前述の通り、掲載をやめること自体に手続きは要りません。ただし、やめる前に必ず片付けておくものが2つあります。
入っている予約を消化するか、正しく処理する
サロン都合のキャンセル、つまり掲載者側の都合で予約を取り消すと、施術時と同額の手数料がかかります。顧客都合のキャンセルは、当日キャンセルや無断キャンセルを含めて手数料がかかりません。
やめると決めた時点で先の予約がまとまって入っていると、それを自分で取り消した分だけ手数料が発生します。単価6,601円以上のメニューが10件残っていれば8,800円です。急いでやめる理由がないなら、入っている予約を消化しきってから枠を閉じるほうが費用は軽くなります。
キャンセルの区分は4種類(サロン都合キャンセル、当日キャンセル、無断キャンセル、お客様都合キャンセル)で、予約日時から72時間以内に処理する運用が定められています。やめる直前は処理が後回しになりやすいので、最後の1件まで区分を付け終えてから離れてください。
未払いの手数料は解約後も支払う
掲載をやめても、発生済みの手数料が消えるわけではありません。締め日と支払い期限は、月末締め、翌月4日確定、利用した月の翌月末までの支払いです。掲載をやめた月の分も、翌月末までに支払う必要があります。
支払い方法は、個人の場合はコンビニ払い、銀行・郵便局のATM払い、クレジットカード払いから選べます。店舗単位・複数店舗単位でまとめて支払うこともできます。売上から自動で差し引かれる形ではないので、やめたあとも1回は支払い作業が残ります。支払い遅延には年利14.6パーセントの遅延利息が定められているため、アプリを消して忘れる、という終わり方は避けてください。
段階3:アカウントを削除する
ここが戻せない段階です。アカウントの削除は、アプリの「マイページ」内「アカウント」から、またはWebの「マイページ」内「会員情報」タブから行います。
削除にあたって、公式ヘルプに書かれている条件が3つあります。
・掲載者アカウントのみ、お客様アカウントのみを消すことはできません。掲載をやめてもミニモを客として使いたい場合、アカウントを消すとその利用もできなくなります ・サロンツールに登録されているアカウントは、サロンツールからスタッフ解除した後に削除可能になります。店舗で導入している場合、順序を守らないと削除が進みません ・「ご利用状況に関わらず、作り直しのためのアカウント削除はしないでください。ミニモのご利用ができなくなる可能性があります」と記載されています
3つ目は特に重要です。プロフィールを作り直したい、口コミをリセットしたい、といった理由でアカウントを消して作り直す運用は、公式が明確に止めています。掲載内容を変えたいだけなら、削除ではなく編集で対応してください。
よくある誤解を3つ片付ける
解約まわりの情報は、他の予約サービスの話と混ざりやすいところです。特に多い誤解を挙げます。
アプリを消せばやめたことになる、という誤解
アプリをアンインストールしても、掲載やアカウントの状態は変わりません。確定した手数料の支払い義務も残ります。受付を止めたいなら枠の設定を変える必要があり、アカウントを消したいならマイページから削除の操作が要ります。端末から消すだけでは、予約が入り続ける状態のまま通知だけが届かなくなるという最悪の形になりかねません。やめると決めたら、まず枠を閉じてください。
運営会社はリクルートだ、という誤解
ミニモを運営しているのは株式会社MIXIです。minimo利用規約、minimoサロン向け管理ツール利用規約、minimo利用手数料規約のいずれも冒頭に「株式会社MIXI(以下『弊社』といいます)が運営する」と明記されており、公式サイトのフッターの著作権表示も「©MIXI」です。ドメインも minimo.jp ではなく minimodel.jp です。解約手順を調べるときに参照する先を間違えると、別サービスの手順を読んでしまうので、この2点は先に確認しておいてください。
サービスが終わるから解約すべきだ、という誤解
サービス提供の終了は告知されていません。公式のお知らせ(ミニモマガジン)の直近4ページ分を確認した範囲でも、終了に関する記載は見当たりませんでした。2026年5月にクーポン機能がリリースされ、2026年6月1日にはブランドロゴの変更も告知されています。ロゴが変わったことを終了の予兆と読む向きもありますが、そうした告知は出ていません。minimo利用規約も2026年3月2日に改定され、現行の規約として維持されています。
なお、利用規約には「弊社は、弊社の都合により、本サービスをいつでも任意の理由で、追加、変更、中断、終了することができます」という条項があります。これは多くのサービスにある一般的な留保条項であって、終了の予告ではありません。
やめる前に手元へ残しておくもの
やめる作業そのものより、この準備のほうが時間がかかります。順に確認してください。
ここが解約の実務でいちばん抜けやすいところです。手続きが要らないぶん、準備しないまま止めてしまいがちになります。
顧客情報と予約履歴
顧客情報や予約履歴を掲載者側が出力・持ち出しできる機能は、公開資料では確認できませんでした。ヘルプおよび掲載案内ページに顧客データの出力機能の記載は見当たりません。記載が無いことは機能が存在しないことを意味しませんが、公式に案内されている機能ではありません。
つまり、まとめて書き出すボタンがある前提で計画を立てないほうが安全です。常連の連絡先や来店履歴を自分の手元にも残したいなら、掲載を続けている間に、日々の業務の中で自分の顧客台帳へ写していく形になります。1件ずつ写す作業は、やめる直前にまとめてやろうとすると必ず途中で止まります。
なお、顧客との連絡はミニモの中で完結させる建て付けです。施術者向けの特約で「メッセージングアプリやSNS、メールなど本サービス以外の手段での連絡を促す行為」が禁止行為として明記されており、公式ヘルプにも「掲載だけおこない、他の予約サイト等に誘導することは、違反としています」と記載されています。掲載中に「やめるので次からはこちらへ」とミニモの中で案内するのは、この規約に触れます。案内するなら、店頭など媒体の外の接点で行うことになります。
顧客から受け取った個人情報の管理責任は施術者側にあります。特約に「他のユーザーから受け取った個人情報を含む情報については、取扱いに注意するものとし、その責任は当該施術者が負うものとします」と定められています。手元に写す場合も、この責任は自分側にある前提で保管方法を決めてください。
写真とプロフィールの文章
スナップフォトや紹介文は、掲載を続けるほど積み上がる資産です。ただし、施術者が投稿した掲載情報については「弊社が制限なく自由に利用(複製、譲渡、貸与、翻訳、改変、転載、公衆送信、配布、出版、営業使用等その他一切の利用を含む)できるものとします」と規約に定められ、施術者は著作者人格権を行使しないとされています。
撮影した写真の元データは自分の端末やクラウドに残しておいてください。掲載用に文章を作り込んだなら、その文章もテキストで控えておくと、次に使う媒体や自分のサイトへそのまま移せます。
メニューと価格の設計
メニュー名、所要時間、価格の組み合わせは、掲載を続けるうちに何度も調整した結果として出来上がっています。何を何分でいくらにしたか、どのメニューが動いてどれが動かなかったかは、次の媒体でも自分のサイトでもそのまま使える情報です。
ミニモではメニュー単位で予約受付日時(土日祝、平日、当日、時間、期間)をカスタマイズでき、予約受付期間や予約締切も設定できます。この設定の中身も、次の受付台を作るときの設計図になります。土日だけ受ける枠、当日予約を受けない締切、施術ごとに変えている所要時間といった条件を、画面ごと控えておくと移行が速く済みます。
あわせて、自動メッセージとして登録していた文面も控えておいてください。予約リクエストと予約確定時に送っていた案内文、リピート促進メッセージの文面は、どれも書くのに時間がかかったもののはずです。テキストで残しておけば、次の受付台でそのまま使い回せます。
口コミと評価
口コミ・評価・スナップフォトなどの掲載情報はミニモのアカウントに紐づいています。アカウント削除後の扱いについての記載は、公開資料では確認できませんでした。
口コミは他人が書いたものなので、そのまま他所へ移すことはできません。ただし、どんな評価をもらってきたかは自分の実績です。件数や、よく書かれる内容の傾向は、次の媒体のプロフィールを書くときの材料になります。掲載をやめる前に読み返して、要点を控えておく価値はあります。
外部予約システムとの連携設定
外部予約システムと連携している場合、連携の解除も忘れずに行ってください。連携できるのは1サービスのみで、連携中は予約枠の操作を外部予約システム側で行う必要があり、ミニモのシフト設定とは併用できません。連携先として、かんざし、BeautyMerit、Reservia、saloriza、FAN CUBE、サロンコネクト、i Producer、coming-soon が案内されています。
規約には「本サービスは、予約情報を共有するために弊社が別途指定する第三者のネット予約システムと連携する場合があります。その場合は、投稿情報(予約情報、個人情報を含む)が当該第三者サービスに提供される場合があります」とも記載されています。データの流れが残らないよう、連携の解除まで済ませて終わりにしてください。
店舗として導入している場合の順序
サロンで導入している場合は、個人でやめるときより工程が増えます。
サロンツールは、スタッフ個人のミニモアカウントを一元管理するためのツールという位置づけで、公式ヘルプには「スタッフ様のミニモのアカウントを一元管理し、予約状況やメッセージなどを閲覧・管理いただける、PC版Google Chrome向けサービス」と記載されています。サロンツールの利用料は0円で、サロン向け管理ツール利用規約の第5条にも「本ツールの利用は原則として無料とします」と定められています。
店としてやめる場合の順序は、次のようになります。
・全スタッフの予約枠を閉じる。サロンツールでは全員分の予約を参照して管理でき、変更もできます ・入っている予約を消化する。サロン都合キャンセルは手数料がかかるため、可能な限り消化してから閉じます ・スタッフごとに掲載を止める。掲載は個人単位なので、店の判断だけで全員分が一斉に消えるわけではありません ・アカウントまで削除する人がいる場合は、サロンツールからスタッフ解除してから削除してもらう ・確定した手数料を支払う。店舗単位・複数店舗単位でまとめて支払うこともできます
スタッフ個人のアカウントは本人のものなので、店をやめても本人が掲載を続ける選択はあり得ます。そこを勝手に決めてしまうと揉めるので、順序と一緒に本人の意思も確認しておくほうが安全です。
やめる日から逆算した進め方
手続きが要らないぶん、いつ何をするかは自分で決めることになります。予約が最長99日前から入る点を踏まえると、次のような順序が現実的です。
3か月前:先の枠を閉じる
まず、やめる日より先の予約受付を止めます。ここを最初にやらないと、閉じるつもりの期間に新しい予約が入り続けます。メニュー単位で予約受付日時や予約受付期間、予約締切を設定できるので、期間の指定で先を止められます。出勤曜日でシフト設定を使っている場合は、そちらの反映も確認してください。
同時に、この時点から顧客台帳を自分の側で作り始めます。顧客リストを書き出す機能は公開資料では確認できないため、来店のたびに1件ずつ写す形になります。3か月あれば、来店間隔が1か月から2か月の常連はおおむね1周します。
1か月前:自分の受付台を用意する
やめてから受け口を作ると、その間の予約を取り逃します。掲載を続けているうちに、自分のサイトなり別の受付手段なりを立ち上げて、動く状態にしておきます。ここで気をつけるのは、ミニモの中で他の予約サイトへ誘導するのは違反だという点です。案内は店頭など媒体の外の接点で行います。
やめる日:残りを片付ける
入っている予約を消化しきったら、掲載を止めます。掲載をやめること自体に手続きは要りません。外部予約システムと連携している場合は、連携の解除も済ませます。キャンセルの処理は予約日時から72時間以内という運用なので、最後の予約の処理まで終えてから離れてください。
翌月4日以降:確定した手数料を支払う
締めは月末、確定は翌月4日、支払い期限は利用した月の翌月末です。最後の請求を払い終えて、ようやく終わりです。アカウントまで削除するなら、支払いが済んだことを確認してから行うほうが安全です。サロンツールに登録されている場合は、スタッフ解除の後に削除可能になります。
店舗としてやめる場合に、追加で決めておくこと
サロンで導入している場合、店の判断だけで話が終わりません。掲載はスタッフ個人のアカウントで行われているため、店がやめても本人が掲載を続ける選択があり得ます。
サロンツールは、スタッフ個人のミニモアカウントを一元管理するためのツールという位置づけです。全員分の予約を参照して管理でき、変更もでき、サロン・スタッフの売上がわかるレポート機能もありますが、アカウントそのものは個人に紐づいたままです。店として「もう使わない」と決めても、スタッフのアカウントを店が消すことはできません。
決めておくべきなのは次の3点です。
・店として掲載を止めるのか、店の枠は閉じるがスタッフ個人の判断に任せるのか ・サロンツールからのスタッフ解除をいつ行うか。アカウント削除を希望する人がいる場合、解除が先に済んでいないと削除できません ・確定した手数料を誰がどう支払うか。店舗単位・複数店舗単位でまとめて支払うこともできるので、個人払いに戻すなら本人に伝えておく必要があります
3点目は忘れられやすい部分です。店がまとめて払っていたものを、やめた月から本人払いに切り替えると、伝えていなければ支払いが漏れます。支払い遅延には年利14.6パーセントの遅延利息が定められているため、切り替えの月だけは念を押しておいてください。
やめる前に確認しておくと安心なこと
やめる判断そのものは自由ですが、判断の前提が古くなっていないかは見ておく価値があります。
サービス提供の終了は告知されていません。公式のお知らせ(ミニモマガジン)の直近4ページ分を確認した範囲では、終了に関する記載は見当たりませんでした。新規の受付も止まっていません。提携先や関連サービスの終了も確認できず、外部予約システムとの連携先として、かんざし、BeautyMerit、Reservia、saloriza、FAN CUBE、サロンコネクト、i Producer、coming-soon が現在も案内されています。
今後の日付が決まっている手数料改定も、現時点では確認できませんでした。ただし手数料の金額そのものは規約本文には書かれておらず、minimo利用手数料規約では「弊社が別途定める本サービスの利用手数料」とされています。金額の変更は規約改定を伴わずに行える形なので、条件が変わる可能性は残ります。
一時的な減免も出ています。2026年8月4日付で「【熊本県内の掲載者様へ】7月・8月分のご利用手数料無料のご案内」が告知されており、新規掲載者向けには2026年8月3日付で「【掲載開始後30日間限定】条件達成で『注目の新着枠』に掲載&手数料2週間無料!」も出ています。費用が重いことが理由でやめようとしている場合、こうした施策の対象になっていないかを一度見ておくと、判断が変わることもあります。
やめたあと、予約をどこで受けるか
掲載を止めた瞬間から、新規の流入と予約の受付の両方が同時に無くなります。ここを1つずつ埋めていきます。
掲載をやめると、そこから来ていた新規の流入が止まります。同時に、その媒体で受けていた予約の受付機能も無くなります。前者は別の集客手段で埋める話ですが、後者は自分で受け口を用意する必要があります。
自社サイトにミニモの予約カレンダーを埋め込む機能は、公開資料では確認できませんでした。公式に案内されている外部への出し方は、Instagramのプロフィール欄に「予約する」ボタンを設置する機能です。つまりミニモを使っている間、自分のサイト側に受付台を持っていなかった場合は、やめた瞬間にネット予約の窓口がゼロになります。
順序としては、やめる前に自分の受付台を先に用意しておくのが安全です。必要な機能は店の規模で変わります。1人で月に数十件なら、予約枠の公開と自動返信で足ります。スタッフが数人いて指名やシフトを扱うなら、担当者ごとの枠管理が要ります。どこから何が使えるかは料金の段階ごとの区切りと、できることに整理されている機能の範囲を突き合わせると判断しやすくなります。実際の操作感まで確かめたいならデモを見るという手もあります。
費用の考え方も変わります。成果報酬は予約が0件なら0円ですが、件数に比例して増えます。月額制は予約が0件でも固定費が出ますが、件数が増えても増えません。手数料660円の予約が月50件なら33,000円で、月額制の予約システムでは無料の枠が月50件、有料の入口が月3,300円(税込)で月300件まで、といった水準に置かれていることが多いです。常連の来店を自分側で受けられるなら、費用の出方はかなり穏やかになります。
決済の扱いも確認しておくところです。予約システムの中には、代金を運営が預からず、店舗が決済会社と直接加盟店契約を結び、代金が店舗の口座へ直接入り、返金の判断も店舗が行う形をとるものがあります。媒体を離れると、入金や返金の条件を自分で決められるようになります。複数のサービスの条件を並べて比べたいなら他社との比較が出発点になり、契約や解約の条件で気になる点が残っているならよくある質問にも目を通しておいてください。
もう1つ、やめる前に決めておくと後が楽なのが、既存客への伝え方です。ミニモの中で他の予約サイトへ誘導することは違反なので、掲載中のメッセージで移行先を案内することはできません。現実的なのは、施術の場で次回の予約を直接取ること、名刺やカードに自分のサイトを載せておくこと、日頃からInstagramなどで自分の発信の場を持っておくことです。ミニモにもInstagramのプロフィール欄に「予約する」ボタンを設置する機能があり、掲載中からInstagram側に人を集めておけば、掲載をやめたあとにボタンの向き先を変えるだけで導線が繋がります。
やめると決めてから慌てて接点を作ろうとすると、規約に触れる案内をしてしまいがちです。順序としては、接点を先に作り、そこが動いてから掲載を止める形にしてください。
解約そのものは軽い作業です。重いのは、その前に済ませる予約の消化と、顧客との接点の作り直しのほうです。やめる日を決めたら、そこから逆算して3か月ほど見ておくと、慌てずに移れます。急いでやめる理由が特にないなら、繁忙期を避けて閑散期に区切りを付けるほうが、予約の消化も接点の作り直しも無理なく進みます。
Q1. ミニモの解約に手続きは必要ですか?
必要ありません。公式FAQに「ご掲載にあたり契約期間等はございませんので、手続きは必要ございません」と記載されています。初期費用も月額も0円で、費用は予約が確定した分だけの成果報酬なので、解約の申請という工程そのものがありません。違約金の規定も見当たりません。
Q2. やめたあとも手数料の請求は来ますか?
発生済みの分は請求されます。締め日と支払い期限は、月末締め、翌月4日確定、利用した月の翌月末までの支払いです。掲載をやめた月の分も翌月末までに支払う必要があります。支払い遅延には年利14.6パーセントの遅延利息が定められているため、アプリを消して放置しないでください。
Q3. 掲載をやめるのとアカウント削除は違いますか?
違います。掲載をやめるだけなら手続きは不要で、アカウントは残ります。アカウントを削除する場合は、アプリのマイページ内「アカウント」またはWebのマイページ内「会員情報」タブから行いますが、掲載者アカウントのみ、お客様アカウントのみを消すことはできません。サロンツールに登録されている場合は、スタッフ解除の後に削除可能になります。
Q4. やめる前に顧客リストを書き出せますか?
顧客情報や予約履歴を掲載者側が出力・持ち出しできる機能は、公開資料では確認できませんでした。まとめて書き出せる前提で計画しないほうが安全です。手元にも残したいなら、掲載を続けている間に日々の業務の中で自分の顧客台帳へ写していく形になります。
Q5. 先に入っている予約はどうすればいいですか?
できるだけ消化してから枠を閉じるのが得策です。掲載者都合のサロン都合キャンセルは施術時と同額の手数料がかかるためです。顧客都合のキャンセルは当日や無断を含めて手数料がかかりません。予約は最長99日前から入るため、やめると決めたらまず先の枠を閉じて、入っている分を消化する順序になります。