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NTTの転送サービスの料金|店の電話をどこで受けるか決める
2026年10月8日・Rizaflow編集部

店の固定電話を自分の携帯へ回したい。そう考えてNTTの転送サービスの料金を調べ始めると、月額使用料の数字はすぐ見つかるのに、実際の請求がいくらになるのかが分からないまま止まります。理由は、月額使用料と通話料が別に立っていて、しかも通話料を払う相手が転送の区間によって入れ替わるからです。この記事では、回線の種類ごとの月額使用料、工事費、通話料を誰が負担するのか、割引の条件までを公式ページの表示のまま並べ、そのうえで転送で解ける困りごとと解けない困りごとの線を引きます。
月額使用料と通話料は別に立つ。まず全体の形をつかむ
NTTの転送サービスは「ボイスワープ」という名前で提供されています。かかってきた電話を、あらかじめ指定した番号へ回すサービスです。費用は3つに分かれます。毎月固定でかかる月額使用料、申し込みのときにかかることがある工事費、そして転送が起きたときだけ発生する通話料です。
この3つのうち、調べていて混乱するのは3つめの通話料です。転送は「かけてきた人」「転送元の固定電話」「転送先の携帯」の3者で成り立っています。かけてきた人から転送元までの通話料は、かけてきた人が払います。ここは普通の電話と同じです。問題はその先で、転送元から転送先までの通話料は、転送サービスの契約者が払います。つまり、お客様が店に電話をかけて、それが店主の携帯に回ったとき、店から携帯までの通話料は店の負担になります。
この仕組みを先に飲み込んでおくと、料金の見積もりの立て方が決まります。月額使用料は固定なので、店の規模に関わらず同じです。変わるのは通話料で、これは1か月に何本の電話が回ったか、1本あたり何分話したかで決まります。1か月に10本しか回らない店と、200本回る店では、同じ月額使用料でも請求額が大きく違います。だから見積もりは、月額使用料の数字を見るだけでは足りません。いま店の電話が1か月に何本鳴っていて、そのうち何本が営業時間外なのかを先に数える必要があります。
数え方は、電話の着信履歴を1か月さかのぼるのがいちばん早い方法です。着信履歴が残らない機種なら、1週間だけ通話のメモを取ります。曜日と時間帯を書いておくと、あとで営業時間外の割合が出せます。この1枚のメモが、転送を入れるべきかどうかの判断材料になります。
なお、転送先が話中のときや応答しなかったときは、通話料はかかりません。回線がつながらなかった区間には課金されないという扱いです。ただし転送先の留守番電話につながった場合は、そこで通話が成立するため通話料が発生する可能性があります。携帯の留守番電話を有効にしたまま転送を使うと、思っていたより通話料が積み上がる形になります。
回線の種類で月額使用料が変わる
月額使用料は、いま使っている電話回線の種類で決まります。公式ページの表示を並べます。
加入電話および加入電話・ライトプランの場合、ボイスワープの月額使用料は住宅用が550円、事務用が880円です。いずれも税込で、NTT東日本の料金ページに表示されている金額です。工事費は不要と記載されています。店の名義で事務用として契約している回線なら、月額使用料は880円という読み方になります。
ひかり電話の場合は別の体系です。NTT西日本のひかり電話のオプションサービスのページでは、ボイスワープの利用料が550円/月と表示されており、これは「ひかり電話」1電話番号ごとの利用料と説明されています。あわせて、ひかり電話そのものの月額基本料が550円/月、こちらは1契約ごとの利用料です。番号ごとの課金という点が加入電話と違うところで、店に複数の番号があってそのすべてを転送したい場合は、番号の数だけ月額使用料が積み上がります。
転送の条件についても、そのページには次の説明が添えられています。
ボイスワープ契約者までの通話料は、電話をかけた方の負担となりますが、ボイスワープ契約者から転送先までの通話料は、ボイスワープ契約者の負担となります(転送先がお話中や応答しない場合は通話料はかかりません)。 出典: flets-w.com
ISDN回線(INSネット)を使っている場合は「INSボイスワープ」という別のサービス名になり、料金と条件も別に案内されています。回線の種類が分からないまま月額使用料を見積もると、数字がずれます。請求書の内訳に「加入電話」「ひかり電話」「INSネット」のどれが書かれているかを先に確かめてください。
料金は改定されます。この記事の数字は2026年9月27日にNTT東日本とNTT西日本の公式ページで表示されていた税込の金額で、申し込みの前には必ず自分の回線の該当ページを開いて確かめてください。回線の種類や提供地域によって工事費の扱いが変わる場合もあります。
工事費と、あとから増える費用の見方
加入電話でのボイスワープは、公式ページで工事費が不要と記載されています。申し込んだ翌月から月額使用料だけが増える形です。
ひかり電話の場合は、申し込みの経路や工事の内容によって交換機等の工事費が案内されることがあります。ここは個別の条件で変わるため、公開されている料金表だけでは断定できません。申し込みの窓口で、初回にかかる金額をその場で確認してから決めてください。「550円」という月額の数字だけを見て決めると、初月の請求で工事費が乗って驚くことになります。
固定の費用のほかに、あとから増えていく費用が2つあります。1つは通話料です。転送が起きるたびに、店から携帯までの通話料が加算されます。もう1つは、複数番号を転送する場合の月額使用料です。ひかり電話は番号ごとの課金なので、代表番号だけ転送するか、すべての番号を転送するかで金額が変わります。
費用を抑える方向で使える仕組みが1つ用意されています。NTT東日本のページでは、キャッチホン、話中時転送サービス、ボイスワープ、ボイスワープセレクトを組み合わせて契約すると、税込の月額料金から55円が割引になるセット割引が案内されています。すでにキャッチホンを契約している店なら、ボイスワープを追加したときの実質の増加額はこの割引の分だけ小さくなります。金額としては大きくありませんが、条件に当たるなら申し込みのときに窓口へ伝えておく価値があります。
外部の解説記事でも、回線の種類によって費用の立て方が変わる点が整理されています。
NTTの固定電話転送サービス「ボイスワープ」は、加入電話、ISDN回線(INSネット)、ひかり電話で利用できますが、回線種別によって設定方法や料金体系、工事費が異なります。 出典: ivry.jp
もう1つ、料金の比べ方として押さえておきたいのが、ひかり電話の上位のプランです。ボイスワープを含む複数のオプションと一定額の無料通話をまとめた形のプランが用意されている場合があり、転送のほかに複数のオプションを使う店では、単品で積み上げるより月額が下がることがあります。ただし内容は提供地域と時期で変わるため、自分の回線のページで対象のオプションと金額を確かめてから判断してください。転送だけを使う店なら、単品で足すほうが安く収まります。
見積もりの立て方を具体的にすると、こうなります。月額使用料880円(事務用)に、1か月に回った通話の分数を掛けた通話料を足す。携帯への通話料は時間帯や契約で変わるため、ここは自分の回線の通話料表で確かめます。1か月に20本、1本あたり2分で40分なら、通話料の総額は40分に対する料率で決まります。合計が1か月で2,000円を超えるようなら、転送以外の受け方と並べて比べる段階に入ります。
転送のしかたは3通りある
転送は1種類ではありません。どの形を選ぶかで、店の電話の鳴り方が変わります。NTT東日本の説明では、自動転送として2つの形が挙げられています。
1つめは無条件転送です。かかってきた電話を、転送元の電話機を鳴らさずに直接転送先へ回します。店に誰もいない時間に使う形で、携帯だけが鳴ります。店の電話機は鳴らないので、店内にいる人が取ることはできません。
2つめは無応答時転送です。いったん転送元のベルを鳴らしたあとに転送します。ベルが鳴っている間に取れば、転送される前に店の電話で話せます。店に人がいることもある時間帯に向いた形です。ただし転送に切り替わるとき、転送元には転送中を知らせる短い信号が3回鳴るだけで、そこで電話に出ることはできません。
3つめは応答後転送です。いったん受けた電話を、簡単な操作で別の番号へ回します。店で電話を取ってから、担当者の携帯につなぐ使い方です。
さらに、外出先からリモートコントロールで転送の開始と停止、転送先の変更ができます。転送の開始と停止は、番号をダイヤルして音声ガイダンスに従う操作で行います。転送が起きるときには音声ガイダンスが流れ、かけてきた人には現在転送中であることが伝わります。この最後の点は、店の運用として先に知っておくべきところです。かけてきたお客様には、転送されていることが分かります。
この4つを組み合わせると、現実的な運用が見えてきます。営業時間中は無応答時転送にして、店で取れなかった電話だけを携帯へ回す。閉店後は無条件転送に切り替えて、携帯だけを鳴らす。休みの日は転送を止めて、留守番電話に任せる。切り替えはリモートコントロールで行えるので、店に戻る必要はありません。
重複できないサービスと、動かなくなる組み合わせ
申し込む前に確かめるべき制約が3つあります。
1つめは、重複して契約できないサービスです。NTT東日本のページでは、ボイスワープセレクトやダイヤルインなどが重複契約できないサービスとして挙げられています。すでに番号を複数本に振り分ける仕組みを入れている店では、いまの契約と両立するかを窓口で確かめる必要があります。
2つめは、動作に影響が出るサービスです。同じページでは、迷惑電話おことわりサービス、キャッチホン、Fネットなどを利用中はボイスワープが機能しない場合があると記載されています。迷惑電話の対策を入れている店は、ここに当たる可能性があります。
3つめは、契約そのものができない場合です。カード式ピンク電話を使っている場合は契約できないと明記されています。
この3つは、月額使用料の数字を比べる段階より前に確かめるべき条件です。料金の見積もりが終わってから「契約できません」と言われると、検討をやり直すことになります。電話を申し込む窓口に、いま契約しているオプションを全部伝えて、両立するかを先に聞いてください。窓口で確認した内容は、日付とあわせてメモに残しておくと、あとで請求の内訳と突き合わせられます。
転送で解ける困りごとと、解けない困りごと
ここが最も大事なところです。転送は、電話を別の場所で鳴らす仕組みです。それ以上のことはしません。この線を引かずに導入すると、月額使用料を払ったのに困りごとが残ります。
転送で解けるのは次の形です。店を閉めたあとの電話に出られるようになる。店に人がいない時間の電話を取り逃さない。名刺や看板に携帯番号を記載せずに、店の番号だけで連絡を受けられる。複数の場所を行き来する仕事で、いまいる場所の番号を教えなくても電話が届く。
転送で解けないのは次の形です。施術や接客をしている最中にかかってきた電話には、やはり出られません。転送先が自分の携帯なら、手が離せない状況は同じです。同時に2本かかってきたとき、2本目は取れません。かけてきた人が誰なのか、何の用件なのかは、出るまで分かりません。そして最も重いのは、出られなかった電話は失われたままだという点です。折り返す先も分かりません。
店の電話の中身を分けると、この差が見えてきます。電話の用件は多くの場合3つに分かれます。予約の申し込み、予約の変更と取り消し、それ以外の問い合わせです。このうち予約の申し込みと変更は、あらかじめ形が決まっているので、電話でなくても受けられます。残る問い合わせだけが、人が話して答える必要のあるものです。
転送は、この3つ全部を自分の携帯に集める仕組みです。集めたところで、施術中なら出られません。だから転送を入れるかどうかの判断は、「営業時間外にかかってくる電話のうち、人が話さないと答えられないものが何本あるか」で決まります。そこが少なく、ほとんどが予約の申し込みと変更なら、転送を追加するより受け方を変えるほうが効きます。
転送先を決める前に固めておく3つのこと
料金が分かったあと、実際に申し込む前に決めておくことが3つあります。ここを決めずに転送を始めると、月額使用料を払いながら運用が回らない状態になります。
1つめは、転送先をどの番号にするかです。自分の携帯にするのが最も多い形ですが、スタッフが複数いる店では誰の携帯にするかで揉めます。営業時間外の電話に出る役をどう回すのか、出た人がその場で予約を確定してよいのか、この2つを先に決めます。決めずに始めると、出た人が「後で店長に確認します」と答えることになり、お客様は2度待たされます。
2つめは、鳴らす時間帯です。24時間ずっと転送したままにすると、深夜の営業の電話や間違い電話で自分の携帯が鳴ります。転送の開始と停止はリモートコントロールで行えるので、閉店時に開始し、翌朝の開店時に停止する運用にできます。ただし手で操作する形なので、忘れる日が出ます。忘れても困らない範囲、たとえば22時以降は携帯の側を消音にするといった決め方まで含めて考えてください。
3つめは、転送先の留守番電話をどうするかです。前述のとおり、転送先の留守番電話につながった場合は通話料が発生する可能性があります。転送を使うあいだは転送先の留守番電話を切るか、呼び出しの秒数を長めにして、自分が出られる余地を残す形にします。ここを詰めておかないと、通話料だけが積み上がって、用件は何も残らないという結果になります。
この3つは、どれも費用がかからない決め事です。それでも、決めてあるかどうかで転送の効き方が変わります。紙1枚に書いて、スタッフに見える場所に置いてください。
転送されていることは、かけてきた人に伝わる
運用の前に知っておくべき事実がもう1つあります。転送が起きるとき、かけてきた人には音声ガイダンスが流れ、現在転送中であることが伝わります。つまり、店の電話が携帯に回っていることをお客様は知ったうえで話し始めます。
これは隠せません。隠す必要もありませんが、受け取られ方を考えておく価値はあります。「営業時間外なのに出てくれた」と受け取られる場合と、「店にいないのに電話に出ている」と受け取られる場合があり、差を生むのは最初の一言です。店名を名乗り、いまは営業時間外である旨と、予約の受付ができることを短く伝える。この型を決めておくと、どの時間に出ても応対の質が揃います。
あわせて、店の案内側も整えておきます。営業時間と電話の受付時間が違うなら、その2つを分けて書く。時間外の申し込みは画面から受けられるなら、その入口を電話番号と並べて掲示する。看板や名刺に電話番号だけを載せている店では、時間外にかけた人が「つながらない店」という印象を持ちます。転送を入れるかどうかに関わらず、時間外の受け方を1行書いておくだけで、その印象は変わります。
転送、留守番電話、電話代行、画面での受付を並べる
店の電話をどこで受けるかという問いには、選択肢が4つあります。それぞれ、費用の形と解ける範囲が違います。
| 受け方 | 毎月の固定費 | 変動する費用 | 解けること | 残ること |
|---|---|---|---|---|
| 転送 | 月額使用料 | 転送ごとの通話料 | 店の外で電話に出られる | 手が離せないときは出られない |
| 留守番電話 | 月額使用料 | なし | 用件が残る | 折り返しの手間が残る |
| 電話代行 | 契約により変動 | 件数で加算 | 人が応対する | 聞き取った内容を台帳へ移す手間 |
| 画面での受付 | 月額利用料 | なし | 申し込みが文字で残る | 話して聞きたい人は残る |
転送の強みは、費用の形が読みやすいことです。月額使用料は固定で、通話料は転送が起きた分だけです。電話の本数が少ない店なら、1か月あたり1,000円を切る形で収まります。
留守番電話の強みは、通話料が発生しないことと、用件が残ることです。弱みは、折り返す手間がそのまま残ることです。折り返した先が留守で、また折り返される。この行き違いに時間を取られます。
電話代行の強みは、人が応対するので取りこぼしがないことです。弱みは、件数が増えると費用が伸びること、そして代行先が聞き取った内容を自分が読んで、予約の台帳に手で移す作業が残ることです。
画面で申し込みを受ける形の強みは、営業時間という考え方そのものが要らなくなることです。深夜でも申し込みは入り、翌朝まとめて確認できます。書かれた内容は文字で残るので、聞き間違いも起きません。弱みは、話して決めたい人が一定数いることと、最初の設定に手間がかかることです。
どれか1つを選ぶ話ではありません。多くの店で現実的なのは、申し込みと変更を画面で受け、話して聞きたい人のための電話は転送か留守番電話で拾う組み合わせです。この形にすると、転送で回る電話の本数そのものが減るので、通話料も下がります。
いくらまでなら妥当か、店の規模から逆算する
判断の基準を数字で置きます。転送に払ってよい金額は、取り逃していた電話の価値から決まります。
営業時間外に1か月で10本の着信があり、そのうち3本が予約の申し込みだったとします。客単価が6,000円なら、取り逃していた売上は1か月で18,000円です。転送を入れて3本のうち2本を拾えたなら、12,000円が戻ります。月額使用料880円と通話料を足しても、明らかに元が取れます。
一方、営業時間外の着信が1か月で2本で、その中身が営業の電話だけなら、転送の月額使用料は費用が出ていくだけです。この場合に打つべき手は、留守番電話のメッセージを整えることと、申し込みを画面で受けられるようにすることです。
数える手順は3つです。まず着信履歴を1か月さかのぼって、営業時間外の着信件数を出します。次に、そのうち番号が分かるものに折り返して、用件を聞き取ります。最後に、用件を予約の申し込み、変更と取り消し、それ以外の3つに分けます。この3つの内訳が出た時点で、転送が要るかどうかはほぼ決まります。
判断が難しいのは、申し込みの電話が多い店です。転送を入れれば拾えますが、施術中は出られないので、拾える割合は自分がどれだけ手を空けられるかで決まります。ここは転送の性能ではなく、店の働き方の問題です。だから「転送を入れたのに取り逃しが減らない」という結果は珍しくありません。手が離せない仕事をしているなら、電話を回す先を変えても事情は変わらないからです。
電話の本数そのものを減らす側から考える
転送の料金を調べている段階で見落とされやすいのが、電話の本数を減らす方向です。転送は、鳴る場所を移す手です。鳴る回数を減らす手は別にあります。
営業時間外の着信の多くは、予約の申し込みと変更です。これを画面で受けられるようにすると、電話は鳴らずに申し込みが入ります。申し込みが入った時点で、予約の完了を知らせる連絡が自動で送られるなら、確認の電話も鳴りません。前日のリマインダーが届くなら、「明日でしたよね」という確認の電話も減ります。取り消しを自分で行えるURLが案内に含まれているなら、取り消しの電話も減ります。
こうして電話の本数が減ると、転送の月額使用料を払う理由も小さくなります。残るのは、話して聞きたい人からの電話だけです。その本数が1か月で数本なら、留守番電話で足ります。
予約の受付ツールでできることはできることのページに一覧があり、予約カレンダー、予約完了とリマインダーと御礼の自動メール、お客様自身で変更と取り消しができるURL、会員マイページ、顧客管理までが並んでいます。電話の本数を減らすという目的から見ると、自動で送られる連絡と、お客様が自分で操作できるURLの2つが効く部分です。
費用の形も比べられます。料金のページでは、無料のフリープランで予約が月50件まで、ひとりで営むライトプランが月額3,300円(税込)、複数スタッフの店向けのスタンダードプランが月額7,700円(税込)と表示されています。年契約にすると月あたりの金額が下がる形も示されています。転送の月額使用料880円と単純に並べると高く見えますが、比べる相手は転送の金額ではなく、電話に出るために使っている時間と、取り逃している申し込みの数です。
電話の受け方を組み直す手順
最後に、順番を整理します。
手順1は、着信履歴を1か月さかのぼって数えることです。営業時間内と時間外に分け、時間外の件数と用件の内訳を出します。ここまでは費用がかかりません。
手順2は、用件のうち予約の申し込みと変更が占める割合を見ることです。この割合が半分を超えているなら、転送より先に受付の形を変えるほうが効きます。半分を下回っていて、相談や問い合わせが多いなら、転送を入れる意味があります。
手順3は、転送を入れるなら回線の種類を確かめることです。加入電話なら住宅用550円と事務用880円、ひかり電話なら1番号あたり550円という形で、自分の回線に対応するページで金額を確かめます。契約中のオプションとの両立も、この段階で窓口に確認します。
手順4は、転送の形を決めることです。営業時間中は無応答時転送、閉店後は無条件転送、休業日は転送を止める。切り替えはリモートコントロールで行えます。
手順5は、申し込みを画面で受ける形を並行して用意することです。予約の受付ツールの中には、決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているものもあり、現金や振込やコード決済で完結している店なら、決済の機能に費用を払わずに受付だけを整えられます。
業種による当てはまりは業種ごとの使い方のページで確かめられます。サロン、整体、クリニック、スクール、レンタルスペース、出張や訪問のサービスまで、時間枠で予約を受ける仕事が並んでいます。実際の画面はデモを見るから、お客様が見る予約ページと店側の管理画面の両方をログインなしで触れます。
他社の予約システムと条件を並べた表は他社との比較のページに2026年8月17日時点の公開情報で載っており、無料プランの範囲やリマインドメールが使えるプランの違いまで比べられます。契約の前に確かめておきたい点はよくある質問にも整理されています。
電話の転送は、鳴る場所を移す手です。鳴る回数を減らす手と組み合わせたときに、はじめて月額使用料の元が取れます。まず1か月の着信を数えるところから始めてください。
Q1. NTTの転送サービスは月額いくらかかりますか?
加入電話と加入電話・ライトプランのボイスワープは、月額使用料が住宅用550円、事務用880円(いずれも税込)で工事費は不要と公式ページに表示されています。ひかり電話は1電話番号あたり550円/月です。これに、転送が起きたときの転送元から転送先までの通話料が加わります。
Q2. 転送されたときの通話料は誰が払いますか?
かけてきた人から転送元までは、かけてきた人の負担です。転送元から転送先までは、転送サービスの契約者の負担になります。転送先が話中や応答しない場合は通話料がかかりませんが、転送先の留守番電話につながった場合は発生する可能性があります。
Q3. いま契約しているオプションがあっても転送を追加できますか?
ボイスワープセレクトやダイヤルインなどは重複して契約できないと記載されています。迷惑電話おことわりサービスやキャッチホンを利用中は機能しない場合があり、カード式ピンク電話では契約できません。申し込みの前に、契約中のオプションをすべて伝えて窓口で確かめてください。
Q4. 転送を入れれば電話の取り逃しはなくなりますか?
なくなりません。転送は鳴る場所を移す仕組みなので、施術や接客で手が離せないときは出られず、同時にかかってきた2本目も取れません。営業時間外の着信のうち予約の申し込みと変更が多い店では、申し込みを画面で受ける形にしたほうが取り逃しが減ります。