他社との比較

RESERVAの使い方|設定から受付を始めるまで

2026年9月4日・Rizaflow編集部

予約システムの導入でつまずくのは、操作が難しいからではありません。最初の画面で「予約タイプを選んでください」と出てきたときに、その選択が後から変えられないものだと知らずに進んでしまうからです。RESERVA(レゼルバ)の使い方でいちばん重いのは、まさにその最初の分岐です。

この記事では、RESERVAでアカウントを作ってから実際に予約を受け始めるまでの流れを、順番どおりに整理します。内容はすべて2026年9月2日時点の公式サイトとヘルプセンターの記載に基づいています。操作の手順だけでなく、どこで立ち止まって決めるべきかを併せて示すので、設定を始める前に一度通して読んでおくと、後戻りを減らせます。

始める前に、後から変えられない2つを決める

RESERVAの設定には、やり直しがきかない項目が2つあります。ここを決めないまま画面を進めると、後で予約サイトを作り直すことになります。

予約タイプは初期設定後に変更できない

公式ヘルプの記載は明確です。

RESERVA予約サイトでは6つのタイプをご提供していますので、ご自身の店舗の運営スタイルに合った予約タイプを選択してください。※予約タイプは初期設定後、変更することができません。 出典: support.reserva.be

用意されているのは6つです。サービス提供タイプ、スタッフ指名タイプ、スクールタイプ、施設タイプ、イベントタイプ、宿泊タイプ。それぞれ予約枠の作られ方が違います。

サービス提供タイプは、設定した営業時間、メニューの所要時間、予約時間間隔(予約開始時間の間隔)をもとに予約枠が自動的に作られます。定員は全メニュー単位の「同時間帯対応数」で決まります ・スタッフ指名タイプも枠の作られ方は同じですが、予約者が担当者を指名し、その担当者のスケジュールから時間を選ぶ形になります。定員は担当者単位の「同時間帯対応数」です ・スクールタイプは、メニューごとに都合の良い日程と定員(在庫数)を設定して予約枠を作ります ・施設タイプは、メニューに在庫(施設や部屋)を紐づけて登録します。予約者が開始時間と終了時間を自由に選んで予約することもできます ・イベントタイプは、開催日ごとの申し込みを受ける形です ・宿泊タイプは、宿泊施設向けの構成です

選び方の目安は、「何に対して予約が入るか」です。人に対して入るならスタッフ指名タイプ、メニューに対して入るならサービス提供タイプ、部屋や設備に対して入るなら施設タイプ、開催回に対して入るならスクールタイプかイベントタイプになります。

ここで注意したいのは、後から使いたくなるオプションがタイプに紐づいている点です。Zoom連携はサービス提供タイプ、スタッフ指名タイプ、スクールタイプ、イベントタイプで使えます。スマートロック連携(AkerunとRemoteLOCK)は施設タイプと宿泊タイプです。Googleカレンダーの双方向連携は施設タイプのエンタープライズプランからです。1年後にオンライン相談を始める可能性があるなら、その時点でZoomが使えるタイプを選んでおく必要があります。

予約サイトのURLも変更できない

もう1つがURLです。予約サイトのURLは reserva.be 配下の「RESERVAコード」で決まります。公式ヘルプには「一度設定したURL(RESERVAコード)は変更することができません。変更したい場合は、新規で予約サイトを作成していただく必要があります。」と書かれています。

店名の表記を後で変えたくなる、屋号を変更する、支店を分けるといった場面で効いてきます。設定時に、略称にするか正式名称にするか、英字の綴りをどうするかを一度紙に書き出してから入力してください。なお、自社の独自ドメインを予約サイトに割り当てられるという記載は、公開資料では確認できませんでした。自社ドメインで予約ページを持ちたい場合は、この点を事前に問い合わせておくことをおすすめします。

アカウント登録から受付開始までの流れ

決めるものが決まったら、手を動かします。全体の流れは次のようになります。

  1. アカウントを登録する。登録用のURLはトップページから案内されています
  2. 予約サイトの初期設定を行う。ここで予約タイプとRESERVAコードを決めます
  3. 初期設定が完了すると、自動的にトライアルプランが適用されます
  4. メニュー、営業時間、予約枠を設定する
  5. 自動送信メールの文面を確認する
  6. 予約ページを公開し、ホームページやSNSからリンクする

有料プランを使う場合も、入口はフリープランです。公式の注記は「※RESERVA予約のすべての有料プランは、フリープランでのご登録後、続けてプランアップグレードのお手続きをいただくことでご利用いただけます。」となっています。いきなり有料プランを申し込む導線ではありません。

トライアルの7日間で何を確かめるか

初期設定が終わると、トライアルプランが自動で適用されます。公式の説明は「予約サイトの初期設定完了後は、自動的にトライアルプランが適用されます。トライアルプランでは、エンタープライズプラン相当の機能を1週間無料でお試しいただけます。」です。期間は初期設定完了日から7日間(完了日当日から6日後の23:59まで)で、終了後は自動的にフリープランへ移行します。

ただし、トライアル中に使えない機能があります。サブ管理者の追加と、オプション機能のレゼルバペイメント(事前カード決済)、LINE連携、RESERVAクーポン、スマートロック連携(Akerun、RemoteLOCK)、アフィリエイト連携(A8.net、affitown、Afb、felmat)、多店舗管理です。

つまり、トライアルで確かめられるのは予約の受け方と管理画面の使い勝手までです。LINEで予約を受けたい、事前決済を入れたいという店にとって、いちばん確かめたい部分が試せません。この2つを前提にしているなら、トライアル期間の使い方は「予約枠の作り方が自分の店の営業形態に合うか」に集中させて、決済とLINEは有料プラン契約後に月払いで試す、という順序にするのが安全です。

予約枠を作る

ここからが実務の中心です。予約枠の作り方は予約タイプによって変わりますが、考え方は共通しています。

サービス提供タイプとスタッフ指名タイプでは、次の3つを設定すると枠が自動で作られます。営業時間、メニューごとの所要時間、予約時間間隔です。たとえば営業時間を10時から19時、所要時間を60分、予約時間間隔を30分にすると、10時、10時30分、11時と30分刻みで開始できる枠が並びます。同時に何人受けられるかは「同時間帯対応数」で決めます。施術台が2つあるなら2、1人で回すなら1です。

スクールタイプでは、メニューごとに日程と定員を設定します。毎週水曜19時のクラスを定員8名で開く、という組み方です。施設タイプでは、メニューに部屋や設備を在庫として紐づけます。会議室が3部屋あれば、それぞれを在庫として登録します。区画予約という機能もあり、1つの施設や部屋をいくつかの区画に分けて登録できます。

枠を作った後の細かい調整には、次の機能が用意されています。

機能 用途
予約受付開始・締切設定 何日前から何時間前まで受けるかを決める
最終受付時間設定 当日の受付を何時で止めるかを決める
予約枠一括登録 同じ枠をまとめて作る
予約不可登録 休業日や研修日を塞ぐ
予約件数制限 1人あたりの予約数を制限する
同一顧客の重複予約制限 同じ人の二重予約を防ぐ

このうち、開店直後に必ず触っておきたいのが予約受付開始・締切設定と予約不可登録です。締切を設定していないと、開始5分前の予約が入って準備が間に合わない事故が起きます。予約不可登録を忘れると、休みの日に予約が入ります。枠を作ったら、まず自分でお客様側の画面から予約を1件入れてみて、想定どおりに締切と休業日が効いているかを確かめてください。

通常の受付以外の受け方

標準の時間予約以外にも、公式の機能一覧には次の受け方が掲載されています。承認制予約(仮予約を管理者が確認してから承認する)、抽選制予約(抽選申込から当選通知までをまとめて扱う)、団体予約(複数人分をまとめて予約する)、複数日程一括予約、セット日程機能(複数の開催日を1つのセットとして予約・管理する)、区画予約、日またぎ予約です。

承認制は、初回のお客様だけ内容を確認してから確定したい場合に効きます。抽選制は、人気の回に申し込みが集中する教室やイベントで使われます。セット日程は、全5回の講座を1つの申し込みとして扱いたいときの形です。

キャンセル待ちの機能もあります。公式は「キャンセル待ちに関する対応の手間が省けるため、予約管理側・予約を希望するお客様側、双方にメリットがあります。」と説明しています。ただしキャンセル待ちは料金プラン表でシルバープラン以上に印が付いており、フリーとブルーでは使えません。なお、来店してから発券して順番を待つ、いわゆる順番待ち受付の機能は、公開資料では確認できませんでした。

自動で送るメールを設定する

予約システムを入れる効果がいちばん出るのが、この部分です。手作業で送っていた確認と催促がなくなります。

予約完了メールは、予約受付が完了した時点で自動配信されます。公式は「予約受付完了時に通知メールが自動で配信され、予約内容の誤認や無断キャンセル(ノーショー)を防ぐ効果があります。」と説明しています。

リマインドメールは、予約日の前に送られる催促です。公式は「忘れていた予約を思い出されるため、直前キャンセル・無断キャンセルの防止や、予約者への気遣い・ホスピタリティ向上などの効果があります。」としています。料金プラン表では「リマインド通知」として掲載されています。

**御礼メール(サンキューメール)**は来店後に送られます。公式の説明は「サンキューメールは自動的に配信されるため、送信忘れを防ぐとともに、お客様のロイヤリティ向上に役立ちます。」です。プラン表では「来店・来場お礼通知」という名前です。

このほか、予約関連自動通知、予約関連管理者通知、担当スタッフ個別通知設定、自動配信メールカスタマイズ、利用時間終了通知、通知テンプレートカスタマイズ、返信先設定、ターゲティング通知配信が用意されています。管理者通知については「予約が入ったタイミングで、管理者宛てに通知メールが送られるため、場所を問わずリアルタイムで予約の詳細を把握できます。」と説明されています。

設定で必ず確認したいのは返信先です。自動送信メールの差出人にお客様が返信したときに、その返信がどこに届くのかを決めておかないと、キャンセルの連絡が誰も見ない受信箱に溜まります。予約を受け始める前に、自分宛にテスト予約を入れて、届いたメールにそのまま返信してみてください。返ってくる先が正しいかどうかは、実際に往復させないと分かりません。

文面のカスタマイズも、開店前に一度は通して読んでおく価値があります。初期の文面はどの店でも使える汎用の文章です。持ち物、駐車場の場所、遅刻したときの扱い、キャンセルの連絡先といった、お客様が当日に迷う情報を予約完了メールに入れておくと、問い合わせの電話がはっきり減ります。

メルマガとDMの配信機能もあります。配信できる通数はプランによって違い、フリーとブルーは「別料金」、シルバーが月2,000通、ゴールドが4,000通、エンタープライズが8,000通、スイートが16,000通です。

予約ページをどこに置くか

予約サイトができたら、お客様が辿り着ける場所に置きます。方法はいくつかあります。

自社ホームページに埋め込む方法では、iframeを使います。公式は「ホームページ内のコンテンツとしてRESERVAの予約ページを表示させることができます。」と説明しています。予約カレンダーの外部埋め込みと、予約ボタンの作成も用意されています。既にホームページを持っている店なら、この形がいちばん自然です。お客様は別のサイトに飛ばされた感覚を持たずに予約できます。

URLを直接案内する方法もあります。SNSのプロフィール欄、名刺、店頭のポップに載せる使い方です。予約受付用のQRコード発行機能があるので、店頭やチラシに置く場合はQRを使うと入力の手間が減ります。

LINEから受ける場合は、LINE連携のオプションが必要です。月額3,300円(税込)でフリープランから利用できます。公式は「LINEアカウントで予約ができ、予約の確認・リマインドをLINEに自動送信。」「LINEに予約確定やキャンセル、リマインド、抽選結果などの各種通知を送ることが可能」と説明しています。既存のお客様との連絡がLINE中心の店では、この経路を用意するかどうかで予約の入り方が大きく変わります。

なお、検索結果から直接予約できる、いわゆる「Googleで予約」への掲載可否については、公開資料では確認できませんでした。

担当者を置く場合の設定

スタッフ指名タイプを選んだ場合、または担当者を管理したい場合には、担当者まわりの設定が加わります。

担当者の登録、担当者表示順設定、担当者管理の機能があります。公式は担当者管理について「担当者の空き状況を考慮しながら予約受付ができ、予約業務にかかる負荷を軽減して業務効率化を促進します。」と説明しています。

指名料は担当者ごとに設定できます。公式の説明は「担当者によって異なる指名料を設定することで、サービス品質を維持し、収益の増加が見込めます。」です。ベテランと新人で料金を分けたい店では、この設定が直接売上に効きます。

シフトの登録機能もあります。公式は「担当者のシフトを日付ごとに登録し、複数担当者のシフトを一覧表示で確認できます。」と説明しており、この機能は「担当者ごとのシフトを柔軟に登録できるようになりました」としてヘルプセンターのお知らせに掲載されています。ただし、勤怠管理や給与計算に相当する機能は、公開資料では確認できませんでした。シフトの登録は予約枠を作るための情報であって、労務管理の仕組みではないという理解で臨んでください。

事前決済を使う場合の手順

事前にカード決済を受けたい場合は、追加の手続きが要ります。仕組みの名称は「レゼルバペイメント(事前カード決済)」です。

利用するには管理画面からの申し込みと所定の審査が必要です。公式は「レゼルバペイメントを利用するためには、管理画面からの申し込みが必要で所定の審査があります。※トライアル利用中はご利用いただけません。」と記載しています。決済手数料は決済金額の4.9%で、この手数料には消費税が含まれます。初期費用、月額固定費、トランザクション費はかかりません。使えるカードはVisa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubで、審査結果によっては一部のブランドのみになる場合があると注記されています。

始める前に満たしておく条件が2つあります。予約サイトのプライバシーポリシーの設定が必須になること、そしてサブ管理者を含むすべての管理者に、管理画面ログイン時の二要素認証が求められることです。スタッフが複数人で管理画面に入る店では、全員のログイン方法が変わります。導入日は、全員がそろっている日を選んでください。

運用に入ってからいちばん重要なのが、来店処理です。公式の記載は「3.予約した時点では、あくまで仮売上の状態です。予約日当日、管理画面から来店・来場(チェックイン)処理を行うことで、売上確定されます。」です。来店処理は原則として来店当日中に行う必要があり、期間が経過すると処理できなくなる可能性があると注記されています。

つまり、事前決済を入れるということは、毎日の営業の中に「チェックインを押す」という作業を組み込むことです。忙しい日に飛ばすと、決済したはずの代金が入金の対象に入りません。閉店前に予約一覧を開いて、その日の分がすべて処理済みになっているかを見る習慣を、初日から作っておいてください。

入金は当月分が翌月末日までに指定口座へ振り込まれます。振込時に440円(税込)の振込手数料が差し引かれ、当月の確定額が1,000円未満の場合は翌月に繰り越されます。

キャンセル料の自動徴収もできます。キャンセルした予約自体に手数料はかかりませんが、キャンセル料を徴収する場合はその金額に対して4.9%の手数料がかかります。キャンセルポリシーは全メニュー共通で、日単位でのみ設定でき、時間単位では設定できません。「前日18時まで無料」のような時刻での線引きはできない、という点は運用の文面に反映させる必要があります。

決済方法としては、カード決済、現地決済、銀行振込、口座振替、請求書から複数を選べます。ただし銀行振込、口座振替、請求書はエンタープライズプラン以上でのみ選択可能です。レゼルバペイメントを利用中の場合、カード決済の選択を外すことはできません。

外部サービスとつなぐ

一通り動くようになったら、外側とつなぎます。

Googleカレンダー連携は月額0円です。RESERVAからGoogleカレンダーへ反映する一方向の連携はフリープランから使えます。双方向連携は施設タイプのエンタープライズプランからです。個人のカレンダーで予定を管理している店主にとって、この一方向連携があるだけで確認の手間が減ります。

Zoom連携は月額0円でゴールドプランから使えます。公式は「予約時間に応じてZoomミーティングを自動で作成・通知。」と説明しています。オンラインの相談やレッスンを受ける場合、URLの発行と連絡を手作業でやらずに済みます。

Googleアナリティクスのトラッキングタグを設置できます。コンバージョンタグなど任意のタグの追加埋め込みは、エンタープライズプランから月額0円です。予約ページのどこで離脱しているかを見たい場合に使います。

スマートロック連携はAkerunとRemoteLOCKの2つで、いずれも月額1,100円/台から(税込)、エンタープライズプランから、施設タイプと宿泊タイプで使えます。別途、機器購入費と取付工事費、機器側の月額利用料が発生します。

API連携はスイートプランからで、利用料は要問合せです。公式は「予約情報や顧客情報を、CRM・社内基幹システム・業務システム等と連携できます。」と説明しています。

多店舗管理はシルバープランから、月額22,000円から(税込)です。「複数店舗の予約サイトを1つのアカウントに統合することができ、各店舗の予約サイトを集約した予約ページも作成することができます。」と説明されています。

メニューの組み方で、予約の入り方が変わる

予約枠の設定と同じくらい結果を左右するのが、メニューの並べ方です。ここは操作というより設計の話になります。

所要時間を実際より短く設定すると、次の予約が詰まって遅れが連鎖します。逆に長く取り過ぎると、空いているのに埋まらない時間が生まれます。片付けと記録の時間を含めた実測値を使ってください。60分の施術に前後10分ずつ必要なら、メニューの所要時間は80分で登録するか、予約時間間隔を広げて吸収します。

メニューの数も影響します。選択肢が多いほど親切に見えますが、初めてのお客様は選べずに離脱します。初回向けの入口を1つに絞り、細かい選択は来店してから決める形にすると、予約の完了率が上がると言われています。予約時にファイルを提出してもらう機能もあるので、事前に確認したい書類がある業種ではそちらを使えば、メニューを細分化せずに済みます。

回数券の販売にも対応しています。販売の開始日と終了日を指定できるため、期間限定の企画を組む使い方ができます。月額プランの毎月自動決済、独自会員の月額会費の自動決済(スクールタイプ、イベントタイプ、施設タイプ)も用意されているので、月謝制の教室では最初からその形で組んでおくと集金の手間が消えます。

予約が入った後、当日までの流れ

受付の設定が終われば仕事が終わるわけではありません。予約が入ってから当日までの運用も、最初に形を決めておくと後が楽になります。

予約が入ると予約番号が自動で発行されます。お客様からの問い合わせは、この番号で照合すると早く済みます。当日は来店・来場処理を行い、セルフチェックインの機能を使えばお客様側で受付を済ませてもらうこともできます。予約受付用のQRコードを店頭に置いておく形です。

記録の面では、出欠簿とカルテの機能があります。カルテは施設タイプで使えるようになったことがヘルプセンターのお知らせに掲載されています。教室で誰が出席したかを追う、施術の記録を残すといった用途に使えます。顧客向けのアンケートを作成して配信する機能も追加されており、来店後の声を集める経路として使えます。

顧客データはCSVで一括して取り込めます。公式は「顧客データをCSVファイルで一括して取り込むことで、1人ひとり登録する手間を省きます。」と説明しています。既にエクセルや紙で名簿を持っている店は、導入初日にこれを使うと、既存客の予約もその日から名寄せされた状態で受けられます。

書き出しの側は注意が必要です。予約情報のCSV出力は全プランで可能ですが、顧客情報のCSV一括出力はゴールドプラン以上です。名簿を定期的に手元へ落としておきたい場合は、この条件が段階の選択に効いてきます。

困ったときの問い合わせ先

設定で詰まったときの窓口も、先に知っておいてください。サポートセンターの営業時間は平日10時から17時30分(土日祝日休)です。特定商取引法に基づく表示に記載されている連絡先は問い合わせフォームのみで、電話番号の記載はありません。電話サポートはエンタープライズプランとスイートプランに付きます。

このため、設定作業は平日の日中に行うのが基本になります。土日に予約画面を触って想定と違う動きをした場合、返信は翌営業日以降です。公開の前に平日のうちにテスト予約を通しておく理由は、ここにもあります。

なお、運営会社は株式会社コントロールテクノロジーで、本社は東京都港区港南2-15-2 品川インターシティB棟、代表者は代表取締役 谷本 秀一です。ISMS認証(ISO 27001)とISMSクラウドセキュリティ認証(ISO 27017)を取得しています。お客様の個人情報を預ける先として、この種の情報を確認しておくことは無駄になりません。個人情報の取り扱いについて自分の店側で整理しておきたい場合は、個人情報保護委員会の案内も参考になります。

受付を始める前の最終点検

設定が終わったら、公開する前に実際の予約を1件通してください。確認する項目は次の通りです。

・お客様側の画面から予約を入れて、希望の時間が選べるか ・予約完了メールが届くか。文面に必要な案内(場所、持ち物、キャンセルの連絡先)が入っているか ・管理者宛の通知メールが届くか。届く先は日中に見る受信箱か ・リマインドメールがいつ送られる設定になっているか ・休業日と受付締切が想定どおりに効いているか ・スマートフォンで予約画面が崩れずに見えるか

このうち、見落とされやすいのが最後の1つです。予約の大半はスマートフォンから入ります。パソコンの画面で整えて満足せず、自分の携帯で最初から最後まで通してください。

そして、運用が回り始めてからの視点も1つ持っておく価値があります。予約システムの価値は、受付を自動化した瞬間ではなく、受けた予約が次の来店につながったときに出ます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている設計であれば、リマインドと御礼メールとリピートの促しが同じ画面の中で完結します。逆に、受付だけの道具として使うと、次の来店を作る仕事は結局手作業で残ります。

導入した後に何をどこまで自動で回せるかは、サービスごとに設計思想が違います。受付以降の動きまで含めて何ができるのかはできることにまとめられている範囲を見ると比べやすくなります。段階ごとの上限と、決済の扱いがどうなっているかは料金で確認できます。自分の業態に近い運用の型を探すなら業種ごとの使い方が手がかりになり、管理画面の作りを操作しながら確かめたいならデモを見るという手もあります。他のサービスと条件を並べて検討している段階なら他社との比較から入ると全体像がつかめます。

設定の作業そのものは、集中すれば1日で終わります。時間がかかるのは、予約タイプとURLと文面という、後から変えにくいものを決める部分です。そこに時間を使ってください。

Q1. RESERVAの予約タイプは後から変更できますか?

できません。公式ヘルプに「※予約タイプは初期設定後、変更することができません。」と明記されています。変更したい場合は新しく予約サイトを作り直すことになります。予約サイトのURL(RESERVAコード)も同じく変更できません。サービス提供、スタッフ指名、スクール、施設、イベント、宿泊の6つのうちどれを選ぶかは、1年後の運営の形まで想像してから決めてください。

Q2. 登録するとすぐ無料プランになりますか?

初期設定が完了すると、まず自動的にトライアルプランが適用されます。エンタープライズプラン相当の機能を初期設定完了日から7日間試せて、期間が終わると自動的にフリープランへ移行します。ただしトライアル中はサブ管理者の追加と、事前カード決済、LINE連携、クーポン、スマートロック連携、アフィリエイト連携、多店舗管理が使えません。

Q3. 予約完了メールやリマインドメールは無料でも使えますか?

予約完了時の通知メールとリマインド通知、来店お礼通知は公式の機能一覧に掲載されている標準機能です。フリープランで使える機能数は43で、公式FAQは無料のフリープランでも予約管理、顧客管理、お問い合わせの基本機能が使えると記載しています。ただしフリープランとブループランでは、予約サイトや管理画面、管理者へのメールに広告が表示されることがあります。

Q4. 予約ページを自社のホームページに組み込めますか?

iframeでの埋め込みに対応しています。公式は「ホームページ内のコンテンツとしてRESERVAの予約ページを表示させることができます。」と説明しており、予約カレンダーの外部埋め込みと予約ボタンの作成も用意されています。ただし予約サイト自体のURLはreserva.be配下のRESERVAコードで決まります。自社の独自ドメインを予約サイトに割り当てられるという記載は、公開資料では確認できませんでした。

Q5. 事前決済を使うために必要な準備は何ですか?

管理画面からの申し込みと所定の審査が必要で、トライアル利用中は申し込めません。加えて、予約サイトのプライバシーポリシーの設定が必須になり、サブ管理者を含むすべての管理者に管理画面ログイン時の二要素認証が求められます。運用開始後は、予約日当日に管理画面から来店処理を行わないと売上が確定しないため、毎日の閉店前に処理漏れを確認する習慣が必要です。

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