他社との比較

リザーブストックの解約|手続きと、やめる前に持ち出すもの

2026年9月4日・Rizaflow編集部

「リザーブストック 解約」で調べる人が最初に確かめるべきなのは、手続きの場所ではありません。締め切りの日時と、やめたあとに手元に何が残るかです。この2つを知らずに月末に手続きへ向かうと、もう1か月分の料金がかかり、しかも名簿の書き出しが間に合わないという二重の取りこぼしが起きます。

リザーブストックの解約には、他のサービスではあまり見ない条件がいくつかあります。締め切りが月末ではなく毎月14日18時であること。返金が一切ないこと。そして、一度やめて再び有料版に戻るときに入会時手数料がかかることです。どれも公式の公開ページに明記されています。

この記事では、2026年9月2日時点で公開されている特定商取引法に基づく表記と有償版約款、料金表から確かめられる範囲で、解約の手順、締め切り、費用、やめる前にやっておくことを順に整理します。公式ページで確かめられなかった項目は、確かめられなかったとそのまま書きます。機能が無いという意味ではありません。

解約の締め切りは毎月14日18時

まずここが最重要です。特定商取引法に基づく表記には、次のように記載されています。

「解約は、14日18時までの申請で当月末解約」。キャンセル方法の欄には「14日午後6時までにアカウント/契約情報からキャンセルを行ってください。14日午後6時までに行わないと次月分が課金されますのでご注意ください」とあります。

手続きの場所は「アカウント/契約情報」です。メールや電話での申し出ではなく、管理画面の該当ページから行う形が案内されています。

約款にも同じ内容が定められている

約款の第11条にも同じ扱いが書かれています。

毎月15日までに、お客様からクラウドリンクに対して、Web その他クラウドリンクが指定する方法での本サービス契約の終了の通知がなかった場合、サービス期間終了日の翌日から起算して、現在ご契約いただいている内容と同一の内容・条件でさらに1ヶ月間本サービス契約が継続されるものとし、以後も同様とします 出典: reservestock.jp

続けて「サービスを終了されたい場合は、毎月14日午後6時までに(中略)本サービス契約の終了の通知を行なってください。毎月14日午後6時までに本通知をクラウドリンクが受領した場合には、通知された月の末日をもって、本サービス契約が終了されます」と定められています。

通知を「受領した場合」と書かれている点に注意してください。送ったつもりで届いていない、という状態は締め切りに間に合ったことになりません。手続き後に確認の表示や通知が出るかどうかを確かめ、画面の記録を残しておいてください。

15日を過ぎると、実質1か月半かかる

日付で追うと影響が分かります。たとえば10月20日に「来月からやめよう」と決めた場合、10月14日18時の締め切りはすでに過ぎています。次の締め切りは11月14日18時で、そこで手続きすれば11月末での終了です。つまり、決めてから実際にやめるまでに40日ほどかかり、11月分の料金は発生します。

やめると決めた日が15日以降なら、その月と翌月の2か月分を払う前提で計画を立ててください。逆に、月初にやめると決めたなら、14日までに手続きすればその月末で終わります。

支払いのタイミングも合わせて確認する

有料プランの支払時期は「翌月分を当月請求(15日確定)」と記載されています。請求の確定が15日で、解約の締め切りが14日18時。この並びから見ると、締め切りは「翌月分の請求が確定する直前」に置かれていることが分かります。

支払方法は「PayPal」と「銀行振込」です。振込手数料は利用者負担で、支払期日を過ぎた場合は年14.5%の遅延利息が発生する場合があると約款第13条に定められています。解約する月の請求が残っている場合は、支払いを止めずに完了させてください。

返金は一切ない

日割りや月割りの返金はありません。約款に明記されています。

本サービスの解除・終了日がサービス期間中に到来した場合、すでにお申込みされたサービス期間分の料金について、解除・終了理由の如何に関わらず、ご返金等は一切行ないません。自動継続されている場合もお申込みがあったものとみなし、同様に取扱いいたします 出典: reservestock.jp

「解除・終了理由の如何に関わらず」と書かれているので、使わなかった、想定と違った、といった理由でも扱いは同じです。自動継続で課金された分についても、申し込みがあったものとみなされます。

この条件があるため、解約を決めたら月末まで使い切るのが合理的です。締め切りに間に合わせて手続きしたうえで、月末までの残り期間でデータの書き出しと移行を進めるのが順番として正しくなります。

年払いの場合は、途中でやめられない

年払いを選んでいる場合、扱いが変わります。料金表の注記5に「年次契約が満了するまで月次契約への切り替えまたはダウングレードすることはできません(年間契約中のコースアップで月払いを選ぶ場合を除く)」と記載されています。

年間使用料は月額の11か月分に相当します。プロフェッショナルは月5,800円に対して年63,800円、エキスパートは月17,400円に対して年191,400円、プレミアムは月46,400円に対して年510,400円で、いずれも税込です。1か月分が割り引かれる計算で、率にすると約8.3%になります。

この割引と引き換えに、契約期間中の身動きが取れなくなります。契約から3か月で合わないと分かっても、残り9か月分は支払い済みで返金もありません。試している段階では月払いを選んでおくほうが、判断の自由度が残ります。

上位から下位への変更にも制限がある

解約ではなくプランを下げる場合にも条件があります。約款第14条2項に「エキスパートからプロ、またはプレミアムからプロもしくはエキスパートへのダウングレードは、最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までは変更できないものとします」と定められています。

繁忙期にエキスパートへ上げて、翌月すぐ戻す、という動きはできません。上げた月の翌月末までは据え置きになります。プランを上げるときは、最低2か月分の費用を見込んでおいてください。

サービス自体が終わる場合の扱いも定められている

利用者側の解約とは別に、運営側が提供を終える場合の手続きも約款にあります。「クラウドリンクは本サービス契約に基づく本サービスの提供の全部を廃止することができます。なお、この場合、クラウドリンクはお客様に対して、当該廃止予定日より3ヶ月以上前に、クラウドリンクが提供する手段により、通知するものとします」(第19条)。

3か月前の通知が定められているので、突然使えなくなる建て付けではありません。なお2026年9月2日時点で、この廃止の通知は出ていません。料金表ページ、利用規約と有償版約款のページ、新規登録の案内ページのいずれにも提供終了の記載はなく、公式メルマガの配信記事一覧には同時点でも新機能や勉強会の案内が並んでいます。開発と運営は続いています。

一方で、機能単位の変更には事前通告が要らない条項があります。「クラウドリンクはお客様の認識如何に関わらず、事前通告無しに本サービスの内容等を変更および一部廃止することがあります」「事前通告無しに無料版機能を有料版に変更することがあります」(第18条)。無料に落として名簿だけ残す使い方を考えている場合は、この条項を前提に判断してください。

やめてから戻ると、入会時手数料がかかる

ここが見落とされやすい項目です。初回登録料は0円ですが、料金表には「入会時手数料2回目以降(税込)」として17,400円が設定されています。

注記は「再度有償版にご登録の場合のご登録料です。アカウントを作り直した場合でも、ご本人様と確認される場合は対象となりますのでご注意ください」。アカウントを新しく作れば回避できる、という抜け道は明示的に塞がれています。

季節で振れる事業ほど、影響が大きい

たとえば、繁忙期の6か月だけプロフェッショナル(月5,800円)を使い、閑散期の6か月は無料のライトに戻す運用を考えます。年間の使用料は5,800円×6か月で34,800円。しかし翌年また有料に戻す時点で17,400円がかかります。合計52,200円です。

一方、1年間ずっとプロフェッショナルを維持すると5,800円×12か月で69,600円。差は17,400円ですが、往復のたびに手数料が乗るので、2年、3年と続けるほど差は縮まります。しかも、無料に戻している期間は会員名簿の一括出力が使えず、複数スタッフでの受付もできません。

出入りを繰り返す前提なら、維持したほうが安く済む場合があることを計算しておいてください。予約システムの費用は、月額だけでなく出入りの条件まで含めた総額で見るものです。上限の単位や契約条件がサービスごとにどう違うかは、料金のような料金ページで、金額と一緒に確認するのが確実です。

やめる前に持ち出すもの

解約の手続きより先に片づけるべき作業です。ここを飛ばすと、締め切りに追われて後悔することになります。

会員名簿は、プランによって出力できるかが変わる

「会員名簿の一括登録,一括出力」はプロフェッショナル以上で利用可能です。無料のライトは対象外と料金表に記載されています。

つまり、無料に落としてから名簿を書き出そうとしても、その機能が使えない状態になります。書き出しは、有料プランが有効なうちに済ませてください。順番を間違えると取り返しがつきません。

売上データはエキスパート以上でないと出力できない

「売上データの出力」はエキスパートとプレミアムのみ利用可能です。ライトとプロフェッショナルは対象外と記載されています。

プロフェッショナルで運用してきた場合、売上のデータをまとめて書き出す手段が用意されていないことになります。確定申告や経理のために記録が必要なら、画面から手作業で控えるか、月ごとの記録を別途残しておく運用が要ります。やめる直前に気づくと作業量が読めなくなるので、早めに確認してください。

顧客のアクセス履歴は、そもそも保存期間に差がある

「顧客のアクセス履歴保存期間」は、ライトが「無し」、プロフェッショナルが1年、エキスパートが5年、プレミアムが10年です。注記には「メルマガ開封やフォームにアクセスした記録です」とあります。

反応の記録を分析に使ってきた場合、この履歴が残るかどうかも確認対象になります。保存期間が定められている以上、無期限に取り出せるわけではありません。

解約後のデータの扱いは、公開資料では確認できなかった

解約後に上記の出力ができるか、解約後にデータがどれだけの期間保持されるかは、公開資料では確認できませんでした。約款に解約後のデータ保持期間や返還についての条項は見当たりません。

一方で、データが失われた場合の責任については定めがあります。「お客様は、本サービスの利用に基づいて発生した一切の直接・間接の損害(データ滅失、サーバーダウン、業務停滞、第三者からのクレーム等)ないし危険はすべてお客様のみが負う」(第20条1項)。

この条項がある以上、控えを自分の側に持っておく以外の備えはありません。解約が決まっていなくても、名簿は定期的に書き出しておく運用にしてください。

出力できる本数の上限も確認しておく

書き出しの前に、そもそも何本あるかを把握してください。作れる本数には上限があり、プランごとに違います。

メルマガとステップメールの数は、ライト10、プロフェッショナル30、エキスパート80、プレミアム300。ファストアンサー数はライト5、プロフェッショナル20、エキスパート100、プレミアム100。お問合せとアンケートフォーム数はライト20、プロフェッショナル50、エキスパート500、プレミアム1000です。画像アップロード数とアップローダーにアップできるファイル数は、ライトでいずれも300です。

上限いっぱいまで作り込んでいる場合、手作業で控えるとかなりの日数になります。エキスパートでフォームを500件作っていたなら、1件1分で控えても8時間以上かかる計算です。締め切りから逆算して、作業の日程を先に確保してください。

なお、画像や資料のファイルも忘れやすい対象です。案内ページに載せた写真、参加者へ配布した資料。これらが手元のパソコンに残っていない場合、書き出しの対象に入れてください。

書き出しておく項目の一覧

やめる前に手元へ残しておく対象を並べます。

顧客の名簿(氏名、連絡先、登録日、属性)。今後の予約が入っている日程と、その予約者の連絡先。過去の予約や受講の履歴。メルマガとステップメールの本文(配信中のシナリオはすべて)。フォームの設問と、これまでの回答。売上の記録。予約ページや案内ページに載せている文章と画像。決済に関する記録。

このうち、メルマガの本文とフォームの設問は、一括出力の対象になっているかが分かりにくい部分です。まとめて書き出せない場合は、1本ずつ画面から控える必要があるので、日数を見積もってから解約の締め切りを決めてください。

解約の日程を逆算して組む

締め切りが月の中日にあるため、作業は逆算で並べるのが確実です。プロフェッショナル以上で運用してきた場合を想定して、順番を示します。

締め切りの3週間前までに、移行先を決めます。予約の受付の形(個別予約、イベント、グループ予約、契約サービス、物販、フォーム)のうち、いま実際に使っているものを書き出し、移行先で同じ形が作れるかを照合します。使っていない機能まで比べると判断が鈍るので、使っているものだけに絞ってください。

締め切りの2週間前までに、データを書き出します。会員名簿、予約の履歴、メルマガとステップメールの本文、フォームの設問と回答。有料プランが有効なうちに終わらせるのが原則です。書き出したファイルは、開いて中身を確認してください。列が欠けている、文字化けしている、といった問題はその場でしか直せません。

締め切りの1週間前までに、移行先の受付ページを作って動く状態にします。テストの予約を1件入れて、確認メールが届くところまで通してください。

締め切りの3日前までに、既存の顧客へ案内を送ります。次回以降の予約は新しいページから受け付けること、いま入っている予約は有効であることの2点です。

そして14日18時までに解約の手続きを行い、月末まで残った期間で細かい引き継ぎを進めます。この並びなら、受付が空白になる日を作らずに移せます。

解約の理由ごとに、確認する場所が変わる

やめる理由によって、次に見るべき条件が変わります。

費用が理由なら、上限が何の単位で切られているかを見ます。リザーブストックは決済金額で切っているため、売上が伸びると使う機能が同じでも費用が上がります。予約件数やスタッフ数で切る仕組みなら、売上が伸びても費用は変わりません。単価が高い業態ほど、この違いが効きます。

機能が理由なら、足りなかった機能を具体的に書き出します。複数スタッフでの受付ならエキスパート以上が必要でした。指名やシフト管理は公開資料では確認できませんでした。独自ドメインの割り当ても料金表に項目がなく、確認できていません。何が足りなかったのかを言葉にしておくと、移行先の判断が速くなります。

操作の分かりにくさが理由なら、移行先では必ず事前に触ってください。リザーブストックは詳細な操作マニュアルが公開されておらず、help や manual のページも参照できない状態です。導入前に手順を読み込めるか、試用の画面で触れるかは、候補ごとに大きく違います。

再登録の可能性があるなら、招待制であることも思い出す

新規登録は招待制です。登録案内ページには「招待状をメールで受け取る」と記載されており、Googleアカウント、LINEアカウント、メールアドレスのいずれかで申し込むと案内が届く形です。

一度やめてから戻る場合、入会時手数料17,400円に加えて、この入口の手順をもう一度通ることになります。さらに約款第4条には「クラウドリンクは、各お申込みが、以下の各号のいずれかに該当する場合は、本サービスのお申込みを承諾しない、または当該契約を解除することができる」と定められており、再度の申し込みが必ず通るとは限りません。

「いつでも戻れる」という前提で解約を決めると、想定と変わる可能性があります。戻る見込みがあるなら、無料のライトへ落として残す道と、完全にやめる道を比べてから決めてください。

予約が入ったまま解約するときの段取り

先の予約が入っている状態でやめる場合、順番を間違えると客側に迷惑がかかります。

まず、いつまでの予約を受け付けるかを決めます。解約は月末に効きます。その翌日以降の予約が入っていると、受付ページが使えなくなった状態で当日を迎えることになります。予約受付の停止日を先に決め、それ以降の枠を閉じてください。

次に、次の受付先を用意します。移行先の予約ページを先に作り、動く状態にしてから告知します。受付が空白になる日を作らないのが原則です。移行先を選んでいる段階なら、できることのような機能一覧で、いま使っている受付の形(個別予約、イベント、グループ、契約サービス)が同じように作れるかを先に照合しておくと、移してから足りない機能に気づく事態を避けられます。

そのうえで、既存の予約者へ案内します。予約は有効であること、次回以降の予約は新しいページから受け付けること、この2点を伝えます。名簿へ一斉に送るなら、有料プランが有効なうちに送ってください。無料に落とすと配信の優先度が「低」になり、広告表示とクレジット表示も入ります。

最後に、解約の手続きを14日18時までに行います。この順番です。手続きを先に済ませてしまうと、告知の途中で機能が制限される可能性があります。

解約の手続きそのものでつまずかないために

手続き自体は管理画面から行いますが、詳細な操作マニュアルが公開されていないため、画面の場所が分からずに時間を使うことがあります。help.reservestock.jp と manual.reservestock.jp はいずれも応答がなく、www.reservestock.jp の /help と /manual は404です。

特定商取引法に基づく表記には「アカウント/契約情報からキャンセルを行ってください」と場所が示されています。まずここを探してください。見つからない場合は、締め切りに余裕を持って問い合わせます。

問い合わせ先は、特定商取引法に基づく表記に [email protected]、会社概要に [email protected] が記載されています。営業時間は「平日 9:00〜12:00/13:00〜17:00」で、休業日は土日祝日です。

ここで注意が要ります。14日が土日祝日にあたる場合、営業時間内に問い合わせても返信は翌営業日になる可能性があります。締め切りは14日18時なので、問い合わせが必要になりそうなら、遅くとも10日ごろには着手してください。

なお「AIアシスタント・使い方問い合わせ回数/月」という項目がありますが、注記には「契約に関する問い合わせ・不具合の問い合わせ・要望・ご意見は消費されません」とあります。解約に関する問い合わせは、この回数を消費しない扱いです。

解約後をどう組み直すか

やめた先に何を置くかまで決めておくと、移行の作業が一度で済みます。

移行先を選ぶときに揃える6項目

候補を並べるときは、次の6つを書き出してください。上限が何の単位で切られているか(決済金額か、予約件数か、スタッフ数か)。無料の範囲で何ができなくなるか。スタッフを複数使うのに必要なプランはどれか。代金がどこを通り、返金を誰が実行するか。やめるときの締め切りと、戻るときの費用。年払いの割引額と、その縛り。

リザーブストックで不便に感じた点が上限の単位にあったのか、複数スタッフの条件にあったのか、出入りの費用にあったのかで、次に見るべき項目が変わります。業種によって効く項目も変わるので、業種ごとの使い方のような業種別の整理で、自分の業態に必要な条件を先に固めてから比べるとぶれません。

決済の形は、月額より先に見る

代金の流れには大きく2つの形があります。運営会社がいったん代金を預かって締め日ごとに振り込む形と、事業者が自分で決済代行会社と加盟店契約を結んで代金が直接入る形です。後者なら、代金は店舗に直接入り、返金も店舗が行うので、予約システムの運営が代金を預かることがありません

解約のときに効くのはここです。運営が代金を預かる形だと、やめる時点で未入金の分がどう精算されるかを確認する必要が出ます。直接入る形なら、その心配がありません。

ただし、対応している決済代行会社は仕組みごとに決まっています。たとえばテレコムクレジットには対応するがStripeとSquareには対応しない、といった違いがあります。いま使っている決済手段をそのまま持ち込めるとは限らないので、移行先を決める前に確認してください。予約の時点で決済が必須ではない業態なら、決済機能の充実より、受付から次の来店までの流れが切れないことのほうが効きます。

移す前に、画面の挙動を確かめる

移行先は、契約する前に触っておいてください。予約の受付画面が客からどう見えるか、キャンセルの操作がどこまで自分でできるか、確認メールの文面をどこまで書き換えられるか。この3つは、資料を読んでも分からないことが多い部分です。デモを見るのように試用できる入口が用意されているサービスなら、そこで実際の流れをなぞってから決められます。

複数の候補を同じ条件で並べたい場合は、他社との比較のような比較ページで上限の単位と決済の形を見比べると差が出ます。契約と解約の条件はよくある質問のような質問集にまとまっていることが多いので、金額と一緒に確認してください。

やめずに済ませる選択肢も、いったん検討する

解約の理由が費用なら、プランを下げる選択肢もあります。ただしダウングレードには制限があり、エキスパートからプロへ、プレミアムからプロまたはエキスパートへの変更は、最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までできません。年払い中は月払いへの切り替えもできません。

解約の理由が機能なら、無料のライトへ落として名簿だけ残す、という選択肢もあります。ただしライトでは会員名簿の一括出力が使えず、複数スタッフの受付も登録から3カ月までです。広告表示とクレジット表示も入ります。名簿を残す目的で無料に落とすなら、落とす前に必ず書き出しておいてください。

なお、無料アカウントを複数取得することは解除事由です。「同一人物がその理由なく複数の無料アカウントを取得した場合」に即時解除できると第8条1項10号に定められています。旧アカウントを残したまま新しい無料アカウントを作る、という進め方は取れません。

解約の前後で、客に伝えることを整理する

手続きの話とは別に、客への説明も準備が要ります。伝える相手は3つに分かれます。

すでに予約が入っている客には、その予約が有効かどうかを伝えます。旧システムで受けた予約を新しい仕組みへ移すのか、当日は旧システムの記録を印刷して対応するのか。どちらでも構いませんが、客側に不安を与えない形で伝えてください。

これから予約する客には、新しい受付先を伝えます。予約ページのURLが変わるので、名刺、チラシ、店頭の掲示、地図サービスの店舗情報、SNSのプロフィールを載せ替えます。印刷物は差し替えに時間がかかるので、最初に手をつける対象です。

メールを受け取っている名簿には、配信がどうなるかを伝えます。解約後は旧システムから配信できなくなるので、続けるなら移行先を用意して、そこから届くことを事前に知らせておきます。何も言わずに差出人が変わると、迷惑メールと判断されて開かれなくなります。

なお、名簿を移して一斉に送る場合は同意の確認が要ります。リザーブストックの約款でも「事前に承認していない送信先に対してメールを配信する等の行為」は禁止事項です(第15条1項11号)。電子メールによる広告の送信については特定電子メール法の定めがあり、所管は総務省です。判断に迷う場合は総務省の案内で要件を確認してください。

金額は、必ず公式ページで確かめる

この記事の金額は、2026年9月2日時点の公式の料金表に「月間使用料(税込)」「年間使用料(税込)」と明記されているものです。調査の過程では「2026年7月1日にプロフェッショナル版が5,280円から5,500円へ値上げされた」とする第三者の記述にも触れましたが、公式の料金表の金額(プロフェッショナル月額5,800円 税込)と一致せず、裏付けが取れなかったため採用していません。

解約と費用に関わる条件は変わることがあります。手続きの前に、特定商取引法に基づく表記と有償版約款を自分で開いて、締め切りの日時と再登録の費用を確かめてください。

Q1. リザーブストックの解約はいつまでに手続きすればよいですか?

毎月14日18時が締め切りです。特定商取引法に基づく表記に「解約は、14日18時までの申請で当月末解約」「14日午後6時までに行わないと次月分が課金されます」と記載されています。手続きは管理画面のアカウントと契約情報のページから行います。約款第11条にも同じ内容が定められています。

Q2. 月の途中でやめた場合、返金はありますか?

ありません。約款には、すでに申し込んだサービス期間分の料金について解除や終了の理由を問わず返金は一切行わないと定められています。自動継続で課金された分も申し込みがあったものとみなされます。締め切りに間に合わせて手続きしたうえで、月末まで使い切るのが合理的です。

Q3. 解約する前に何を書き出しておくべきですか?

会員名簿、今後の予約と予約者の連絡先、過去の履歴、メルマガとステップメールの本文、フォームの設問と回答、売上の記録です。会員名簿の一括出力はプロフェッショナル以上、売上データの出力はエキスパート以上でしか使えないため、無料に落とす前や解約前に済ませてください。

Q4. いったんやめて、また使い始めると費用はかかりますか?

料金表に「入会時手数料2回目以降(税込)」として17,400円が設定されています。注記には、再度有償版に登録する場合の登録料であり、アカウントを作り直した場合でも本人と確認されれば対象になると記載されています。繁忙期だけ有料にする使い方は、戻すたびに費用が発生する計算になります。

Q5. 年払いの途中で解約できますか?

料金表の注記に、年次契約が満了するまで月次契約への切り替えとダウングレードはできないと記載されています。あわせて返金も行われないため、年払いを選ぶと契約期間中は費用が固定されます。試している段階では月払いを選んでおくほうが、判断の自由度が残ります。

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