他社との比較
リザーブストックから乗り換える|移す前に決めておくこと
2026年9月4日・Rizaflow編集部

「リザーブストック 乗り換え」で調べる人は、すでに移すことを決めているか、決めかけています。この段階で失敗が起きるのは、移行先の選び方ではありません。順番です。解約を先に済ませてしまう、無料プランに落としてから名簿を書き出そうとする、移行先を用意する前に告知してしまう。どれも取り返しがつきにくい間違いです。
リザーブストックには、乗り換えの段取りに直接効く条件がいくつかあります。解約の締め切りが毎月14日18時であること。会員名簿の一括出力がプロフェッショナル以上でしか使えないこと。売上データの出力はエキスパート以上でしか使えないこと。この3つを知らずに動くと、データを持ち出せないまま契約だけが終わります。
この記事では、2026年9月2日時点で公開されている公式の料金表、有償版約款、特定商取引法に基づく表記から確かめられる範囲で、移す前に決めておくことと、作業の順番を整理します。公式ページで確かめられなかった項目は、確かめられなかったとそのまま書きます。機能が無いという意味ではありません。
移す前に、何を持ち出せるかを確認する
乗り換えの成否は、ここでほぼ決まります。
会員名簿の一括出力はプロフェッショナル以上
「会員名簿の一括登録,一括出力」はプロフェッショナル以上で利用可能です。無料のライトは対象外と料金表に記載されています。
つまり、無料プランで運用してきた場合、名簿をまとめて書き出す機能が使えません。移すには手作業で控えるか、いったん有料プランに上げてから書き出すことになります。プロフェッショナルは月5,800円(税込)なので、名簿の規模によっては1か月分だけ有料に上げて書き出すほうが早い場合があります。
有料プランで運用してきた場合も、順番に注意してください。費用を抑えようとして先に無料へ落とすと、その時点で一括出力が使えなくなります。書き出しは、有料プランが有効なうちに済ませるのが原則です。
売上データの出力はエキスパート以上
「売上データの出力」はエキスパートとプレミアムのみ利用可能です。ライトとプロフェッショナルは対象外と記載されています。
プロフェッショナル(月5,800円)で運用してきた場合、売上の記録をまとめて書き出す手段が用意されていないことになります。確定申告や経理のために記録が必要なら、画面から手作業で控えるか、月ごとの記録を別に残す作業が発生します。
エキスパートは月17,400円です。売上データの書き出しのためだけに1か月上げるかどうかは、記録の量と手作業の時間を見比べて決めてください。なお、上位から下位へのダウングレードには制限があります。「エキスパートからプロ、またはプレミアムからプロもしくはエキスパートへのダウングレードは、最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までは変更できないものとします」(約款第14条2項)。1か月だけ上げるつもりでも、2か月分の費用がかかる計算になります。
顧客のアクセス履歴は保存期間が決まっている
「顧客のアクセス履歴保存期間」は、ライトが「無し」、プロフェッショナルが1年、エキスパートが5年、プレミアムが10年です。注記には「メルマガ開封やフォームにアクセスした記録です」とあります。
反応の記録を分析に使ってきたなら、この履歴も持ち出しの対象です。ただし保存期間の定めがある以上、過去すべてを取り出せるわけではありません。
解約後のデータの扱いは、公開資料では確認できなかった
解約後に上記の出力ができるか、解約後にデータがどれだけの期間保持されるかは、公開資料では確認できませんでした。約款に解約後のデータ保持期間や返還についての条項は見当たりません。
一方、失われた場合の責任については定めがあります。
お客様は、本サービスの利用に基づいて発生した一切の直接・間接の損害(データ滅失、サーバーダウン、業務停滞、第三者からのクレーム等)ないし危険はすべてお客様のみが負う 出典: reservestock.jp
この条項がある以上、控えを自分の側に持っておく以外の備えはありません。解約が確定していなくても、書き出しは先に済ませてください。
持ち出す対象の一覧
書き出しておくものを並べます。
顧客の名簿(氏名、連絡先、登録日、属性)。今後の予約が入っている日程と、その予約者の連絡先。過去の予約や受講の履歴。メルマガとステップメールの本文(配信中のシナリオはすべて)。フォームの設問と、これまでの回答。売上の記録。予約ページや案内ページに載せている文章と画像。決済に関する記録。
本数の目安も確認してください。メルマガとステップメールの数はライト10、プロフェッショナル30、エキスパート80、プレミアム300。お問合せとアンケートフォーム数はライト20、プロフェッショナル50、エキスパート500、プレミアム1000。ファストアンサー数はライト5、プロフェッショナル20、エキスパート100、プレミアム100です。
上限近くまで作り込んでいる場合、手作業で控えると相当な日数になります。フォームを500件作っていたなら、1件1分でも8時間を超えます。作業の日程を先に確保してから、解約の時期を決めてください。
解約の締め切りが、乗り換えの日程を決める
移行の作業は、解約の締め切りから逆算して組みます。
締め切りは毎月14日18時
特定商取引法に基づく表記には「解約は、14日18時までの申請で当月末解約」「14日午後6時までに行わないと次月分が課金されますのでご注意ください」と記載されています。手続きは管理画面の「アカウント/契約情報」から行う形です。
約款第11条にも同じ内容が定められており、「毎月14日午後6時までに本通知をクラウドリンクが受領した場合には、通知された月の末日をもって、本サービス契約が終了されます」とあります。「受領した場合」と書かれているので、手続き後の確認表示や通知を必ず残してください。
15日以降に決めた場合、実際にやめられるのは翌月末です。決めてから終わるまで40日ほどかかる計算になります。
返金はないので、月末まで使い切る
「本サービスの解除・終了日がサービス期間中に到来した場合、すでにお申込みされたサービス期間分の料金について、解除・終了理由の如何に関わらず、ご返金等は一切行ないません」(第8条2項)。日割りの返金はありません。
だからこそ、締め切りに間に合わせて手続きしたうえで、月末までの残り期間を移行作業に使うのが合理的です。早めに解約しても料金は変わりません。
年払い中は途中で切り替えられない
年払いを選んでいる場合、料金表の注記5に「年次契約が満了するまで月次契約への切り替えまたはダウングレードすることはできません」とあります。年間使用料は月額の11か月分に相当し、プロフェッショナルは年63,800円、エキスパートは年191,400円、プレミアムは年510,400円です(いずれも税込)。
契約期間の途中で移す場合、残り期間の費用は戻りません。移行先の費用と重複する期間が出るので、その分を見込んで日程を決めてください。
戻る可能性があるなら、再登録の費用を確認する
初回登録料は0円ですが、料金表には「入会時手数料2回目以降(税込)」として17,400円が設定されています。注記は「再度有償版にご登録の場合のご登録料です。アカウントを作り直した場合でも、ご本人様と確認される場合は対象となりますのでご注意ください」。
さらに新規登録は招待制で、有償版については約款第4条に「クラウドリンクは、各お申込みが、以下の各号のいずれかに該当する場合は、本サービスのお申込みを承諾しない、または当該契約を解除することができる」と定められています。「いつでも戻れる」を前提に判断しないでください。
乗り換えずに済ませる道も、一度だけ検討する
移す作業には日数がかかります。決める前に、プランの変更で解決しないかを確認しておいてください。
費用が理由なら、下のプランへ落とす選択肢があります。ただしダウングレードには制限があり、エキスパートからプロ、プレミアムからプロまたはエキスパートへの変更は、最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までできません。年払い中は月払いへの切り替えもできません。
機能が理由なら、上のプランで解決するかを見ます。複数スタッフでの受付はエキスパート(月17,400円)で使えます。名簿の一括出力と開封検出はプロフェッショナル(月5,800円)以上です。移行の作業時間を時給に換算すると、プランを上げるほうが安く済む場合もあります。
一方、上限の単位そのものが合わない場合は、プランを上げても解決しません。決済金額で切られている以上、売上が伸びれば必ず次の段に当たります。売上を伸ばす前提の事業なら、単位が合う仕組みへ移すほうが根本的です。
サービス側の状態も確認しておく
移す理由が「終わりそうだから」である場合は、事実を確かめてから動いてください。2026年9月2日時点で、提供終了の告知は見つかりませんでした。料金表ページ、利用規約と有償版約款のページ、新規登録の案内ページのいずれにも終了の記載はありません。フッターの表記は「Copyright (c) 2010-2026 Cloudlink, Inc. All Rights Reserved.」で、2026年まで更新されています。
公式メルマガの配信記事一覧には、同時点でも新機能や勉強会の案内が並んでおり、開発と運営は続いています。約款第19条には、提供の全部を廃止する場合は廃止予定日の3か月以上前に通知すると定められており、現時点でこの通知は出ていません。提携先や関連サービスの終了に関する告知も見つかりませんでした。
ただし、機能単位の変更には事前通告が要らない条項があります。「クラウドリンクはお客様の認識如何に関わらず、事前通告無しに本サービスの内容等を変更および一部廃止することがあります」「事前通告無しに無料版機能を有料版に変更することがあります」(第18条)。無料プランを主軸に据えた運用を組んでいる場合は、この条項が移す判断の材料になります。
移行先を選ぶときに揃える条件
乗り換え先を比べるとき、月額だけを並べても差が出ません。次の6つを候補ごとに書き出してください。
上限が何の単位で切られているか
リザーブストックの上限は決済金額です。ライトが月30,000円、プロフェッショナルが月30万円、エキスパートが月500万円、プレミアムが無制限。予約件数ではなく、そのシステム上でいくら売り上げたかで数えられます。しかも「キャンセルをしたり削除しても制限数は元には戻りません」と注記されています。
移行先が予約件数で切っているなら、単価が高い業態ほど条件が良くなります。逆に件数が多い業態なら、決済金額で切るほうが有利な場合もあります。自分の店の単価と件数を掛け合わせて、どちらの単位が合うかを確かめてください。上限の単位は料金のような料金ページで、金額と一緒に確認するのが確実です。
複数スタッフの扱い
「複数スタッフ等による予約受付」はエキスパートとプレミアムで利用可能、ライトは登録から3カ月まで、プロフェッショナルは対象外です。スタッフ2名の店でも、月17,400円のエキスパートが必要になる設計でした。
ここが乗り換えの理由になっている店は多いはずです。移行先では、スタッフを複数使うのに必要なプランがどれかを最初に確認してください。あわせて、客がスタッフ個人を選ぶ指名の仕組みと、シフト管理の機能があるかどうかも見ます。リザーブストックについてはこの2つは公開資料では確認できませんでした。
いま使っている受付の形が、そのまま作れるか
リザーブストックでは受付の種類として「個別予約受付」「契約サービス受付」「イベント受付」「グループ予約受付」「物販」「フォーム」「クラウドファウンディング」「月額定額課金管理」が全4プランで利用可能と記載されています。
このうち、実際に使っているものだけを書き出してください。使っていない機能まで比べると判断が鈍ります。グループ予約と契約サービスの2つで回してきたなら、移行先でその2つが作れるかだけを確かめれば足ります。できることのような機能一覧で、使っている形だけを照合するのが早道です。
なお、時間指定の刻み、順番待ち(キャンセル待ち)、定員制の上限設定といった予約受付の細かい仕様は、リザーブストック側では公開資料で確認できませんでした。いま自分がどう設定して使っているかは管理画面で確認できるので、その設定値を書き出して移行先と突き合わせてください。
メール配信をどう引き継ぐか
リザーブストックの強みはここでした。「メルマガ総配信数/月」は全4プランとも「制限無し」で、ステップメールも全プランで使えます。作れる本数だけがプランで分かれる設計です。
移行先の予約システムが同じだけの配信機能を持っているとは限りません。予約システム側は予約に伴う自動送信(受付の控え、リマインダー、御礼)に絞り、メールマガジンは別の配信サービスに分ける、という組み方も現実的です。その場合、名簿を2か所で持つことになるので、どちらを正とするかを先に決めてください。
なお、名簿を移して一斉に送る場合は同意の確認が要ります。リザーブストックの約款でも「事前に承認していない送信先に対してメールを配信する等の行為」は禁止事項です(第15条1項11号)。電子メールによる広告の送信については特定電子メール法の定めがあり、所管は総務省です。判断に迷う場合は総務省の案内で要件を確認してください。
代金がどこを通るか
移行の作業としては最も面倒で、しかも見落とされやすい部分です。
代金の流れには大きく2つの形があります。運営会社がいったん代金を預かって締め日ごとに振り込む形と、事業者が自分で決済代行会社と加盟店契約を結んで代金が直接入る形です。後者なら、代金は店舗に直接入り、返金も店舗が行うので、予約システムの運営が代金を預かることがありません。乗り換えのときは、この違いが精算の手間に直結します。運営が代金を預かる形だと、やめる時点で未入金分の扱いを確認する必要が出ます。
リザーブストックについては、決済手数料として何パーセントを取るのか、代金がクラウドリンクを経由して事業者に振り込まれるのか、事業者が契約した決済事業者の口座に直接入るのかは、公開資料では確認できませんでした。対応する決済は全4プランで「PayPal Univapay stripe zeus square 決済」と記載されており、事業者側でアカウントを用意する前提と読めますが、断定はできません。移す前に、いま代金がどう流れているかを自分の口座の記録で確認してください。
また、対応している決済代行会社は仕組みごとに決まっています。たとえばテレコムクレジットには対応するがStripeとSquareには対応しない、といった違いがあります。いま使っている決済手段をそのまま持ち込めるとは限りません。そもそも予約の時点で決済が必須ではない業態なら、決済機能の充実より、受付から次の来店までの流れが切れないことのほうが効きます。
無料の範囲で何ができなくなるか
移行先に無料プランがある場合、その範囲も確認しておいてください。無料で始めて後から有料に上げる進め方は、リザーブストックで一度経験しているはずです。同じ落とし穴を繰り返さないために、無料でできなくなる項目を先に見ます。
リザーブストックの無料プラン(ライト)では、決済金額の上限が月30,000円・年360,000円、広告表示と提供元のクレジット表示が入り、配信と操作の優先度は「低」。会員名簿の一括出力と開封検出は対象外、顧客のアクセス履歴の保存は「無し」、AI機能は使用不可、使い方の問い合わせは翌月以降が月5回。複数スタッフでの受付は登録から3カ月まで。
この一覧を移行先の無料プランと突き合わせると、条件の差が具体的に見えます。とくに、名簿の書き出しが無料でできるかどうかは重要です。次に移すときの手間が、そこで決まります。
出入りの条件
やめるときの締め切りと、戻るときの費用です。リザーブストックは14日18時の締め切り、返金なし、再登録に17,400円という条件でした。移行先でも同じ項目を確認してください。乗り換えを1回経験したなら、次は入る前に出口を見ておくのが確実です。契約と解約の条件はよくある質問のような質問集にまとまっていることが多いので、金額と一緒に確認してください。
移行の順番
作業の並びを、締め切りから逆算して示します。
締め切りの3週間前までに、移行先を決めます。上の6項目を候補ごとに埋めて、条件で絞ります。この段階で必ず画面を触ってください。予約の受付画面が客からどう見えるか、キャンセルの操作がどこまで自分でできるか、確認メールの文面をどこまで書き換えられるか。資料では分からない部分です。デモを見るのように試用できる入口が用意されているサービスなら、実際の流れをなぞってから決められます。
締め切りの2週間前までに、データを書き出します。有料プランが有効なうちに終わらせます。書き出したファイルは必ず開いて中身を確認してください。列の欠落や文字化けは、契約が生きているうちにしか直せません。
締め切りの1週間前までに、移行先の受付ページを作って動く状態にします。テストの予約を1件通し、確認メールが届くところまで確かめます。予約の枠、営業時間、休業日、キャンセルの規定、確認メールの文面。この5つを移し終えた状態にしてください。
締め切りの3日前までに、既存の顧客へ案内します。いま入っている予約は有効であること、次回以降は新しいページから受け付けること。この2点です。名簿へ一斉に送るなら、有料プランが有効なうちに送ってください。無料に落とすと配信の優先度が「低」になり、広告表示とクレジット表示も入ります。
そして14日18時までに解約の手続きを行います。月末までの残り期間で、細かい引き継ぎと、旧ページから新ページへの案内を進めます。
書き出したデータを、そのまま取り込めるとは限らない
書き出しと取り込みは別の作業です。列の名前も並びも仕組みごとに違うので、そのまま読み込めることは多くありません。
先に、移行先が取り込みに対応しているかを確認してください。対応している場合、必要な列の並びが指定されているはずなので、その形に合わせて整えます。氏名の姓と名が1列か2列か、電話番号にハイフンが入るか、日付の書き方が何か。この3つは特にずれやすい部分です。
取り込みに対応していない場合は、手作業になります。件数が多いなら、全部を移すのではなく、直近1年に来店した客だけに絞る、という判断もあります。移す件数を減らすと、確認の手間も減ります。
取り込んだ後は、必ず件数を照合してください。書き出した件数と、取り込めた件数が合っているか。合っていなければ、どの行が落ちたかを特定します。この確認を飛ばすと、後から連絡が取れない客が出ます。
旧ページの扱いを決めておく
解約すると、リザーブストック上の予約ページや案内ページは使えなくなります。そのURLを名刺、チラシ、店頭の掲示、他のサイトからのリンクに載せている場合、載せ替えが要ります。
どこに載せているかを先に洗い出してください。自分のサイト、地図サービスの店舗情報、SNSのプロフィール、印刷物。印刷物は差し替えに時間がかかるので、最初に手をつける対象です。
支払いの停止も忘れずに確認する
有料プランの支払方法は「PayPal」と「銀行振込」です。支払時期は「翌月分を当月請求(15日確定)」と記載されています。PayPalで支払っている場合、解約の手続きとは別に、PayPal側の定期支払いの設定が残っていないかを確認してください。設定が残ったままだと、請求が続く可能性があります。
銀行振込の場合は、解約する月の請求が残っていないかを確認します。支払期日を過ぎると年14.5%の遅延利息が発生する場合があると約款第13条に定められています。移行の作業に気を取られて、最後の1回を払い忘れないようにしてください。
予約の受付が空白になる日を作らない
移行で最も避けるべきなのは、客が予約したいときに受け口が無い状態です。新しいページを動く状態にしてから告知し、旧ページは解約の日まで残す。この重なりを作ってください。
先の予約をどこまで旧システムで受けるかも決めます。解約は月末に効くので、その翌日以降の予約が旧システムに入っていると、当日に管理画面を開けない事態になります。旧システムでの受付停止日を先に決め、それ以降の枠を閉じてください。
乗り換えの理由を、条件に翻訳する
最後に、判断を整理します。
費用が理由なら、上限の単位を見ます。リザーブストックは決済金額で切っているため、使う機能が同じでも売上が伸びれば費用が上がりました。移行先が予約件数やスタッフ数で切るなら、売上が伸びても費用は変わりません。単価が高い業態ほど、この違いが効きます。
機能が理由なら、足りなかったものを具体的に書き出します。複数スタッフでの受付、指名、シフト管理、独自ドメイン。このうち独自ドメインについては、リザーブストックの料金表に項目が無く、公開資料では確認できませんでした。関連する項目として「ヘッダーメニュー・クレジット非表示」と「フッターのコピーライト編集」がエキスパートとプレミアム、「デザインのカスタマイズ」はプレミアムのみと記載されています。
操作の分かりにくさが理由なら、移行先では事前に触れるかどうかを重視してください。リザーブストックは詳細な操作マニュアルが公開されておらず、help や manual のページも参照できない状態です。導入前に手順を読めるか、試用の画面で確かめられるかは、候補ごとに大きく違います。
業種によって効く項目は変わるので、業種ごとの使い方のような業種別の整理で必要な条件を先に固め、そのうえで他社との比較のような比較ページで上限の単位と決済の形を見比べると、判断が速くなります。
なお、この記事の金額は2026年9月2日時点の公式の料金表に「月間使用料(税込)」「年間使用料(税込)」と明記されているものです。調査の過程では「2026年7月1日にプロフェッショナル版が5,280円から5,500円へ値上げされた」とする第三者の記述にも触れましたが、公式の料金表の金額(プロフェッショナル月額5,800円 税込)と一致せず、裏付けが取れなかったため採用していません。手続きに入る前に、料金表と有償版約款を自分で開いて確かめてください。
Q1. リザーブストックから乗り換えるとき、最初にやることは何ですか?
データの書き出しです。会員名簿の一括出力はプロフェッショナル以上、売上データの出力はエキスパート以上でしか使えません。無料に落としてから書き出そうとすると機能が使えなくなるため、有料プランが有効なうちに済ませてください。解約の手続きは書き出しの後です。
Q2. 解約の締め切りはいつですか?
毎月14日18時です。特定商取引法に基づく表記に、この時刻までの申請で当月末解約になり、過ぎると次月分が課金されると記載されています。15日以降に決めた場合、実際にやめられるのは翌月末になります。返金は行われないため、月末まで使い切って移行作業にあてるのが合理的です。
Q3. 移行先を選ぶときに何を比べればよいですか?
上限が何の単位で切られているか、無料の範囲で何ができなくなるか、スタッフを複数使うのに必要なプランはどれか、代金がどこを通り返金を誰が行うか、やめるときの締め切りと戻るときの費用、年払いの割引額とその縛りの6つです。月額だけを並べても差は見えません。
Q4. 予約が先まで入っている状態でも移せますか?
移せますが順番が要ります。移行先の受付ページを動く状態にしてから告知し、旧システムでの受付停止日を先に決めて、それ以降の枠を閉じます。既存の予約者にはいまの予約が有効であることと次回以降の受付先を伝えます。解約は月末に効くため、その翌日以降の予約を旧システムに残さないでください。
Q5. いったん乗り換えて、また戻ることはできますか?
戻れますが費用がかかります。料金表に「入会時手数料2回目以降(税込)」として17,400円が設定されており、アカウントを作り直した場合でも本人と確認されれば対象になると注記されています。新規登録は招待制で、有償版の申し込みを承諾しない場合があるとも約款に定められています。