他社との比較
リザーブストックの使い方|設定から受付を始めるまで
2026年9月4日・Rizaflow編集部

「リザーブストック 使い方」で検索する人は、大きく2つに分かれます。まだ登録していなくて、始めるまでの流れを知りたい人。もう1つは、登録したものの何から手を付ければいいか分からない人。どちらにも共通しているのは、画面の操作そのものより「何を決めてから触り始めればいいのか」が分からない、という点です。
先に事実を1つ書いておきます。リザーブストックの詳細な操作マニュアルは、未ログインの状態では公開されていません。ヘルプやマニュアルのサブドメインはいずれも応答がなく、公式サイトのヘルプページも見つかりませんでした。未ログインで閲覧できるのは、料金と機能の一覧、利用規約と有償版約款、新規登録の案内までです。つまり、外から画面の手順を細かく説明する記事は、書いた人の記憶か古い画面に基づいていることになります。この記事では、公開されている情報から確実に言える範囲で、始めるまでの流れと、触る前に決めておくことを整理します。確かめられなかった部分は、確かめられなかったとそのまま書きます。
まず、入口の形が特殊であることを知る
リザーブストックは、他の予約システムのように「今すぐ無料登録」で始まる形ではありません。ここを知らずに登録ボタンを探すと、最初の段階で止まります。
登録は招待状を受け取ってから
新規登録の案内ページには「リザーブストックの登録案内を受け取って、今日から仕組みづくりを始められます」「招待状をメールで受け取る」「ご入力のメールアドレス宛に、登録案内をお送りします」と記載されています。Googleアカウント、LINEアカウント、メールアドレスのいずれからでも申し込めます。
つまり、まずメールアドレスを入れて登録案内を受け取り、そこから登録する流れです。運営会社は、この形を取っている理由も公表しています。
良い仕事を真面目に続けていれば、宣伝やプレスリリースにお金をかけなくても必ず利用者、お客様が評価してくださるという想いから、ご紹介制をとらせていただいております 出典: reservestock.jp
紹介制であることは、使い方にも影響します。周りに使っている人がいれば、分からないことを聞ける相手がいる状態で始められます。逆に、誰も使っていない環境で1人で始めると、情報を探す手間が増えます。この点は最初に考慮しておく価値があります。
申し込みが承諾されない場合がある
有償版については、約款に承諾の条件が定められています。「クラウドリンクは、各お申込みが、以下の各号のいずれかに該当する場合は、本サービスのお申込みを承諾しない、または当該契約を解除することができる」と第4条にあります。
申し込めば必ず使える、という前提ではありません。事業の内容によっては通らない可能性があるということです。取り扱う商材が微妙な場合は、契約前に確認しておいたほうが安全です。
無料アカウントを複数持つことは認められていない
もう1つ、始める前に知っておくべき条件があります。約款の第8条1項10号に、「同一人物がその理由なく複数の無料アカウントを取得した場合」は即時解除できると定められています。
無料のライトプランで、用途ごとにアカウントを分けて使う、という発想は取れません。本業と副業で分ける、屋号ごとに分ける、といった使い方を考えているなら、事前に確認が要ります。
運営元と、続いている年数
使い方を調べる段階では見落とされがちですが、運営の継続性も判断材料になります。屋号は「リザーブストック」、販売業者はクラウドリンク株式会社です。所在地は沖縄県那覇市、設立は2009年2月、代表者は矢野浩史。開発者は相馬純平(クラウドリンク株式会社代表取締役)と公式ページに記載されています。
フッターの表記は「Copyright (c) 2010-2026 Cloudlink, Inc. All Rights Reserved.」で、2026年まで更新されています。新規登録の案内ページには「17年の運用実績」「個人事業者 日本シェアNo.1」と記載されています。公式メルマガの配信記事一覧にも、2026年9月時点で新機能や勉強会の案内が並んでいて、開発と運営が続いていることが確認できます。提供終了の告知は見つかりませんでした。
操作マニュアルが公開されていない、という前提で動く
ここが実務上いちばん効いてくる部分です。使い方を調べようとしても、公式の手順書に当たれません。
未ログインで見られるもの
公開されているのは、機能と料金の一覧ページ、利用規約と有償版約款のページ、新規登録の案内ページ、特定商取引法に基づく表記、そして公式のイベント一覧です。機能の名前と、プランごとに使えるかどうかは、この料金表から読み取れます。
一方、それぞれの機能を画面でどう設定するかは、この範囲では分かりません。ヘルプやマニュアルのサブドメインは応答がなく、公式サイトのヘルプページとマニュアルページはいずれも見つかりませんでした。
何を頼りにするか
したがって、使い方を覚える経路は、登録後に用意されているものを使うことになります。公開情報から確認できるのは次の3つです。
1つ目は、AIアシスタントです。「AIアシスタント・使い方問い合わせ回数/月」という項目が料金表にあり、ライトが登録月20回で翌月以降5回、プロフェッショナルが20回、エキスパートが50回、プレミアムが100回と設定されています。注記には「芽が出るちゃん・使い方の質問などでオービットを利用した回数です」「契約に関する問い合わせ・不具合の問い合わせ・要望・ご意見は消費されません」とあります。
ここは重要な条件です。無料のライトでは、使い方の質問が翌月以降は月5回までです。設定でつまずいたときに聞ける回数が限られます。契約に関する問い合わせや不具合の報告は消費されないので、区別して使う必要があります。
2つ目は、公式のメルマガとステップメールです。公式ステップメール「【リザスト公式】スタート集中サポートメール」の読者数は24,764名、発刊開始は2017年8月1日と表示されています。始めた人向けの案内が届く形です。公式メルマガ「リザスト通信」の読者数は20,950名、発刊開始は2015年1月4日です。
3つ目は、公式のイベントとコミュニティです。公式イベント一覧では、開催場所の絞り込みとして「Zoom」「オンライン」が用意されていて、オンライン開催の勉強会が扱われています。またプロフェッショナル会員限定のコミュニティ「リザプロCLUB」が月額550円(税込)で提供されています。基本的にライト会員(無料版)は申し込めず、エキスパート会員やプレミアム会員は希望があれば参加できるとされています。
無料で始める場合、使い方の質問の回数が月5回で、コミュニティにも入れない。この条件をどう補うかを、始める前に考えておいてください。
何で受け付けるかを、先に決める
画面を触り始める前に決めておくべき最大の項目が、受付の種類です。リザーブストックには複数の受付の形が用意されていて、選び方を間違えると後から作り直しになります。
用意されている受付の形
公式の機能と料金表には、受付の種類として次の項目が全4プランで利用可能と記載されています。個別予約受付、契約サービス受付、イベント受付、グループ予約受付、物販、フォーム、クラウドファウンディング、月額定額課金管理。
公式ページの機能区分としては、イベント・セミナー、相談セッション(グループレッスン)、個別予約、メルマガ/コンテンツ、契約サービス、ショップ、オンラインサロン、各種フォームが並んでいます。
無料のライトでも、この受付の種類自体はすべて使えます。プランで変わるのは、後述する決済金額の上限と、計測や複数人での運用に関する機能です。
自分の商品がどれに当たるかを決める
同じ「予約を受ける」でも、形が違います。整理すると次のようになります。
1対1で時間を取るなら個別予約です。相談、施術、面談、コーチング。日時を選んでもらう形です。決まった日時に複数人を集めるならイベント受付です。セミナー、講座、体験会。定員を切って、参加者を募る形になります。複数人で同じ枠を使うならグループ予約受付、継続的に課金するなら契約サービス受付や月額定額課金管理、物を売るなら物販です。
自分が売っているものが複数にまたがることもあります。個別セッションとグループ講座の両方をやっているなら、両方を使うことになります。最初にこの棚卸しをしておくと、設定の順番が決まります。よくあるのは、まず主力の1つだけを設定して受付を始め、回り始めてから他を足す形です。全部を一度に組もうとすると、公開までの日数が伸びて、その間の予約が取れません。
公開資料では分からない仕様
一方で、受付の細かい仕様は公開資料では確認できませんでした。時間指定の刻みが何分単位か、キャンセル待ちや順番待ちの仕組みがあるか、定員制の上限をどう設定するか。これらは未ログインの公開ページからは判断できません。機能が無いという意味ではなく、公開されていないという意味です。
自分の受付に必須の条件があるなら、登録前に問い合わせるか、登録して実際の画面で確かめる必要があります。とくに次の3点は、業種によっては死活問題になります。予約の刻みが自分の施術時間に合うか。キャンセルが出た枠を次の人に回せるか。定員を切った受付で、締切後の扱いをどうするか。
同様に、予約完了メール、リマインダーメール、御礼メールという送信タイミングごとの仕様も、公開資料では確認できませんでした。新規登録の案内ページには「多彩なフォローメールを自動送信」「お客様との関係を自動で育てる」と記載されていますが、どのタイミングで何が飛ぶかまでは公開されていません。
最初の設定で決めること
受付の種類が決まったら、設定に入ります。ここから先は画面の操作になりますが、どの予約システムでも決める項目は同じです。先に紙に書き出しておくと、設定が一気に進みます。
商品と、かかる時間
メニューの名前、所要時間、金額。この3つを全部書き出します。オンラインか対面か、対面ならどこでやるか、も一緒に決めておきます。
所要時間は、実際にかかる時間ではなく、前後の準備と片付けを含めた時間で設定してください。60分のセッションでも、準備と記録に15分ずつかかるなら、枠は90分で取ります。ここを実施時間だけで設定すると、予約が詰まったときに休憩が消えます。
いつ受け付けるか
受付を開ける曜日と時間、何日先まで受け付けるか、直前何時間前まで受け付けるか。この3つを決めます。
直前の締切は特に重要です。当日の1時間前まで受け付ける設定にすると、移動中に予約が入ります。逆に前日締切にすると、当日の空き枠が埋まりません。自分の動き方に合わせて決めてください。最初は厳しめに設定して、慣れてから緩めるほうが安全です。
キャンセルのときにどうするか
キャンセルの期限と、キャンセル料の有無、返金の扱い。この3つを決めて、文章にしておきます。
リザーブストックの場合、決済金額のカウントに注意が要ります。料金表の注記には「キャンセルをしたり削除しても制限数は元には戻りません」とあります。つまり、キャンセルされても、決済金額の上限に対するカウントは戻りません。キャンセルが多い業態では、実際の売上より早く上限に近づくことになります。
決済をどうするか
対応する決済は、全4プランで「PayPal Univapay stripe zeus square 決済」と記載されています。銀行振込にも対応していて、料金表の注記に「PayPalとstripeで決済した場合は決済完了時、銀行振り込みで決済した場合は申し込みの受付時にカウントされます」とあります。月額定額課金管理も全4プランで利用可能です。
なお、リザーブストックが決済手数料として何パーセントを取るのか、代金が運営会社を経由するのか、事業者が自分で契約した決済事業者の口座に直接入るのかは、公開資料では確認できませんでした。料金表が決済事業者名を列挙する形式であることから、事業者側で決済事業者のアカウントを用意する前提と読めますが、断定はできません。決済を使うなら、この点は先に確認してください。
決済金額の上限を、先に計算する
設定の段階で必ずやっておくべき計算があります。自分の月の売上が、プランの上限に収まるかどうかです。
決済金額の上限は、ライトが月30,000円・年360,000円、プロフェッショナルが月30万円・年360万円、エキスパートが月500万円・年6,000万円、プレミアムが無制限です。予約の件数ではなく金額で切られています。
たとえば1件30,000円のセッションなら、ライトでは月1件で上限です。1件3,000円の講座なら月10人分で上限になります。約款には、上限に達した場合または達するおそれがあると判断された場合、決済機能の停止、利用制限、上位プランへの変更の案内その他必要な措置を講じることができると定められています。受付を始めてから止まると困るので、設定の段階で計算しておいてください。年間の上限は、毎年1月1日から12月31日までが対象期間です。
受付が始まったあと、メールをどう使うか
リザーブストックの中心はメール配信です。受付だけで終わらせず、ここまで使うかどうかで評価が変わります。
作れる本数と、送れる通数
メルマガの総配信数は全4プランで「制限無し」です。ライトでも配信通数の上限はありません。読者が増えても通数課金が発生しないので、配信を仕組みとして回しやすい設計です。
一方、作成できるメルマガとステップメールの本数には上限があります。ライトが10、プロフェッショナルが30、エキスパートが80、プレミアムが300です。商品ごとにステップメールを組む使い方だと、扱う商品が増えるほどこの上限に近づきます。
配信の優先度もプランで分かれます。ライトが「低」、プロフェッショナルが「中」、エキスパートが「高」、プレミアムが「最優先」。混雑時の操作優先度(管理画面のみ)も同じ順です。締切直前の案内を送る使い方では、この差が結果に出ます。
反応を見るには有料が要る
メルマガの開封検出はプロフェッショナル以上で、ライトは対象外です。ページがどこまで読まれたかの検出、ページが何秒読まれたかの検出も、プロフェッショナル以上になります。メールへの差込文章も同様です。
顧客のアクセス履歴保存期間は、ライトが「無し」、プロフェッショナルが1年、エキスパートが5年、プレミアムが10年です。注記には「メルマガ開封やフォームにアクセスした記録です」とあります。
無料で配信はできるが、誰が読んだかは分からない。この形なので、配信を改善しながら回したいなら、プロフェッショナルが前提になります。
送り方に決まりがある
約款には禁止事項が定められています。「本サービスに含まれる通信機能を利用して大量に情報を送付する行為、または、無差別に不特定の者に対してその意思に反し電子メール等を送信する行為、または事前に承認していない送信先に対してメールを配信する等の行為」が第15条1項11号で禁止されています。
名刺交換した相手のアドレスをまとめて登録して一斉に送る、といった使い方は認められていません。読者になってもらう導線を作って、承諾を得た人に送る。この形が前提です。
受付以外に用意されている入口
予約の受付だけを設定して終わりにすると、この道具の半分しか使っていないことになります。公開されている項目から、受付の前後で使える入口を拾っておきます。
問い合わせと、アンケートのフォーム
お問合せ・アンケートフォーム数は、ライトが20、プロフェッショナルが50、エキスパートが500、プレミアムが1000です。無料でも20本まで作れます。
予約の前に相談を受ける窓口、受講後のアンケート、資料請求の受付。こうした入口をフォームで作っておくと、まだ予約に踏み切れない人を取りこぼさずに済みます。予約ページだけを用意して「迷っている人の受け皿が無い」状態になっているケースは多いので、最初の設定のときに1本は作っておくことをすすめます。
診断形式のコンテンツ
ファストアンサー数という項目があり、ライトが5、プロフェッショナルが20、エキスパートが100、プレミアムが100です。診断やアンケート形式のコンテンツを作る機能です。
いきなり予約や購入を求めるのではなく、まず診断に答えてもらって、その結果に応じた案内を出す。この流れを作ると、読者になってもらう導線としても使えます。無料のライトでも5本作れるので、主力の商品に1本用意しておくと、メールの読者を増やす入口になります。
集客の予測と、文章を作る補助
イベント集客予測は、エキスパートとプレミアムのみ利用可能です。講座やセミナーを継続的に開いている場合、この機能が使える段まで上がるかどうかが判断材料になります。
AI機能(文章校正、HTMLからキャリアメール生成)はプロフェッショナル以上で、ライトは使用不可です。案内文を書く時間を減らしたい場合は、この点も有料に上がる理由になります。
外部と繋ぐ場合
APIが提供されていて、APIコール回数は月にライト100、プロフェッショナル300、エキスパート10,000、プレミアム1,000,000です。既存のシステムと繋ぎたい場合、この回数が足りるかを確認してください。
なお、Zoomなどのオンライン会議ツールとの連携や、会計ソフトとの連携の有無は、公開資料では確認できませんでした。公式イベント一覧ページには開催場所の絞り込みとして「Zoom」「オンライン」が用意されていて、オンライン開催のイベントが扱われていることは確認できます。
画像アップロード数とアップローダーにアップできるファイル数は、ライトでいずれも300です。資料や音声を配布する使い方をするなら、この上限も見ておいてください。
そのほか、全ページのフッターに「リザストはインボイス制度に対応しています」と表示されています。請求まわりの扱いが要る事業では確認しておく項目です。
つまずきやすい場所を、先に押さえる
始めた人が後から気づいて困る箇所を、公開情報から拾っておきます。
複数スタッフの受付が3か月で切れる
複数スタッフ等による予約受付は、ライトでは「登録から3カ月」までと記載されています。プロフェッショナルは対象外で、エキスパートとプレミアムで利用可能です。
無料で登録して、講師や施術者が2人以上いる形で組んでいると、3か月後に使えなくなります。そしてその次のプロフェッショナル(月5,800円・税込)でも対象外なので、続けるならエキスパート(月17,400円・税込)まで上がることになります。ここは月額が3倍になる段差です。複数人で受ける前提なら、最初からこの費用を織り込んでおいてください。協会管理機能も同じくエキスパート以上です。
名簿を出せるプランが限られる
会員名簿の一括登録と一括出力はプロフェッショナル以上で、ライトは対象外です。売上データの出力はエキスパートとプレミアムのみで、ライトとプロフェッショナルは対象外です。
無料で始めると、集めた読者や顧客の名簿を一括で出せません。他の道具と併用したい場合も、移したい場合も、この制約が効きます。名簿は事業の資産なので、どの段階で出力できる状態にしておくかを決めておいてください。
なお、解約後に出力ができるか、解約後にデータがどれだけの期間保持されるかは、公開資料では確認できませんでした。出力できるうちに出しておく運用が安全です。
プランを上げると、しばらく下げられない
年払いを選ぶと、料金表の注記5により、年次契約が満了するまで月次契約への切り替えとダウングレードができません。月払いでも、約款に「エキスパートからプロ、またはプレミアムからプロもしくはエキスパートへのダウングレードは、最後にクラスを変更した日の属する月の翌月末日までは変更できないものとします」と定められています。
一時的に上限に達しそうだから上げる、という判断をすると、その後しばらく高い月額が続きます。上げるタイミングは慎重に決めてください。
解約は毎月14日18時が締め切り
やめるときの条件も、始める前に見ておいてください。特定商取引法に基づく表記には「解約は、14日18時までの申請で当月末解約」と記載されています。この時刻を過ぎると次月分が課金されます。
返金はありません。すでに申し込んだサービス期間分の料金について、解除・終了理由の如何に関わらず返金を行わないと約款に定められています。
さらに、一度やめて再び有料版に登録する場合、入会時手数料として17,400円(税込)がかかります。注記には「アカウントを作り直した場合でも、ご本人様と確認される場合は対象となりますのでご注意ください」とあります。繁忙期だけ有料にする使い方は、この手数料が毎回発生する計算になります。
受付を始めるまでの準備は、どの道具でも同じ
最後に、道具に関係なく共通する部分を整理します。使い方で迷う時間の多くは、実は道具の操作ではなく、決め切れていない項目から生まれます。
触る前に紙に書き出す8項目
次の8つを書き出してから設定に入ってください。順番もこのままで構いません。
売っているものの一覧と金額。それぞれの所要時間(準備と片付けを含む)。受付を開ける曜日と時間。何日先まで受け付けるか。直前何時間前で締め切るか。キャンセルの期限と扱い。決済の手段。予約が入ったときに客へ伝えたいこと(持ち物、場所、注意事項)。
この8項目が埋まっていれば、どの予約システムでも設定は1時間から半日で終わります。埋まっていないと、設定しながら考えることになり、時間が倍以上に伸びます。書き出す作業は、道具を選ぶ前にやっても無駄になりません。
書き出すときのこつは、いまやっていることをそのまま書くことです。理想の形を書こうとすると手が止まります。電話やメールで受けているなら、そのやり取りをそのまま文字にすれば足ります。実際に交わしている言葉が、そのまま設定の文面になります。理想の形に変えるのは、受付が回り始めてからで間に合います。
受付を始めてから見る数字
公開してからは、次の3つを見ます。予約が入るまでに何日かかったか。予約ページを開いた人のうち、何人が完了したか。当日に来なかった人が何人いたか。
この3つが、受付の作り方の良し悪しを示します。予約ページを開いたのに完了しない人が多いなら、入力項目が多すぎるか、選択肢が分かりにくいかのどちらかです。当日に来ない人が多いなら、リマインドの時機か、キャンセルの伝え方に手を入れます。
道具を選び直すときに見るところ
使い始めてから合わないと分かることもあります。そのときに見るべきなのは、機能の数ではなく、上限が何で切られているかです。
決済金額で切る形は、単価が高いほど早く段が上がります。件数で切る形は、単価に関係なく受けた件数で決まります。たとえば無料の枠が月50件でスタッフ1名、次の段が月300件、その次が月1,000件でスタッフ10名、というように切られていて、超過分は100件ごとに追加という形なら、高単価の商品を少数扱う人にとっては費用が読みやすくなります。どちらが合うかは、単価と件数の組み合わせ次第です。上限の単位は料金のような料金ページで確認できます。
代金の流れも確認してください。運営会社が代金を預かって締め日ごとに振り込む形か、事業者が自分で決済代行会社と加盟店契約を結ぶ形か。後者なら、代金は店舗に直接入り、返金も店舗が行うので、予約システムの運営が代金を預かることがありません。ただし対応している決済代行会社は仕組みごとに決まっていて、たとえばテレコムクレジットには対応するがStripeとSquareには対応しない、といった違いがあります。いまの決済手段をそのまま持ち込めるとは限らないので、事前に確かめてください。
機能の範囲はできることのような機能一覧で、業種ごとの向き不向きは業種ごとの使い方のような整理で確認できます。実際の設定画面がどう見えるかはデモを見るのような試用ページで触るのがいちばん早く、条件の違いを並べたいなら他社との比較のような比較ページ、契約や解約の条件はよくある質問のような質問集を見ると、始める前に知っておくべきことがひととおり揃います。
Q1. リザーブストックはどうやって登録しますか?
新規登録の案内ページから招待状(登録案内)をメールで受け取る方式です。Googleアカウント、LINEアカウント、メールアドレスのいずれからでも申し込めます。運営会社は紹介制をとっていることを公表しています。なお有償版については、申し込みを承諾しない場合があると約款に定められているため、必ず契約できるとは限りません。
Q2. 操作マニュアルはどこで見られますか?
未ログインの状態では、詳細な操作マニュアルは公開されていません。ヘルプやマニュアルのサブドメインは応答がなく、公式サイトのヘルプページも見つかりませんでした。公開されているのは料金と機能の一覧、利用規約と有償版約款、新規登録の案内などです。登録後はAIアシスタントへの使い方の質問が使えますが、無料のライトは翌月以降は月5回までです。
Q3. 無料のライトプランだけで受付を始められますか?
受付の種類そのものは全4プランで利用でき、個別予約、イベント、グループ予約、物販、フォームなどが使えます。ただし決済金額の上限が月30,000円・年360,000円で、単価3万円のサービスなら月1件で上限です。また複数スタッフでの予約受付は登録から3カ月まで、会員名簿の一括出力は対象外という制約があります。
Q4. 予約の時間の刻みや定員の設定はどうなっていますか?
時間指定の刻み、キャンセル待ち、定員制の上限設定といった細かい仕様は、公開資料では確認できませんでした。機能が無いという意味ではなく、未ログインの公開ページからは判断できないという意味です。自分の受付に必須の条件がある場合は、登録前に問い合わせるか、実際の画面で確かめてください。
Q5. 設定を始める前に決めておくことは何ですか?
売っているものと金額、準備と片付けを含めた所要時間、受付を開ける曜日と時間、何日先まで受け付けるか、直前の締切、キャンセルの期限と扱い、決済の手段、予約時に客へ伝えたいこと。この8項目を先に紙に書き出しておくと、設定は短時間で終わります。あわせて、月の売上が決済金額の上限に収まるかも計算しておいてください。