他社との比較
SELECT TYPEで不便に感じるところ|先に知っておきたい制約
2026年9月5日・Rizaflow編集部

予約システムを探していて「select type デメリット」と調べる人の多くは、もう機能一覧はひととおり読み終えています。知りたいのはその先で、使い始めてから「これができない」「これをやるには上のプランが要る」と気づく箇所がどこにあるか、という一点です。ここでは公式サイトと利用規約、公式ブログで確認できる内容だけを使って、あとから効いてくる制約を並べます。確認できなかったものは、無いとは書かずに「公開資料では確認できませんでした」と書きます。
先に結論を書いておきます。SELECT TYPEで不便が出るとしたら、機能が欠けているからではありません。4段階あるプランのどこに何が割り当てられているか、その階段の切り方が自分の店に合っているかどうかで決まります。同じ「予約を受ける」でも、3日先までの受付で足りる店と、3か月先の講座を埋めたい教室とでは、必要になるプランが2段階ずれます。
名前の表記と、この記事で扱う範囲
サービス名は公式の会社案内では「SelectType」と書かれています。サイト上では「SELECTTYPE」の表記も併用されているため、検索するときに「select type」と分かち書きで調べる人も多く、この記事もその読み方に合わせています。運営は株式会社セレクトタイプ(SelectType, Inc.)で、設立は平成29年4月17日、所在地は東京都豊島区南大塚です。沿革を見ると2013年9月にベータ版が始まり、2017年7月に正式リリース、2024年4月に15万ユーザー突破と記載されています。10年以上続いているサービスです。
この記事で扱うのは、予約システムとしてのSELECT TYPEです。SELECT TYPEには予約システムのほかにフォーム(メールフォーム、アンケート、診断テスト)とホームページ/メンバーシステムがあり、料金は機能ごとの「個別プラン」と、3つをまとめて使う「パッケージプラン」の2系統に分かれています。以下で金額や上限に触れるときは、断りがなければ予約システムの個別プランの話だと思って読んでください。
なお、公式サイトと公式ブログのどちらにも、サービスの提供終了や新規受付の停止に関する告知は見当たりませんでした。公式ブログは継続して更新されており、「ご連絡」カテゴリに掲載されているのは2019年10月の消費税率変更の連絡1件だけです。新規登録の入口も稼働しています。前提が壊れている心配は、今のところありません。
不便の正体は「機能が無いこと」ではなく「プランの階段」
料金は、フリーが無料、ベーシックが月額1,500円(税込1,650円)、プロフェッショナルが月額3,000円(税込3,300円)、プレミアムが月額10,000円(税込11,000円)です。料金表には税抜と税込が併記されています。初期費用は0円と紹介ページに記載があります。金額だけ見れば無理のない設定です。問題は、この4段階に何がどう割り振られているかにあります。
予約の受付期間が、プランで7日から366日まで動く
もっとも先に効いてくるのがこれです。予約を「今日から何日先まで」受けられるかが、プランごとに決まっています。フリーは7日後まで、ベーシックは30日後まで、プロフェッショナルは90日後まで、プレミアムで366日後までです。
飛び込みと当日予約が中心の店なら7日で困りません。ところが、月謝制の教室、季節ごとの講座、繁忙期の前に枠を押さえたい施設では、この数字が直接売上に触ります。よくあるのが「2か月後の発表会の申し込みを受けたい」という場面で、ベーシックの30日では届かず、プロフェッショナルまで上げることになります。年内の予定を通年で受けたい、来年の同じ時期の予約を先に取りたい、という運用ならプレミアムが前提です。
自分の店がどのくらい先の予約を受けているかは、これまでの予約台帳を見れば数字で出ます。予約日と申し込み日の差を並べて、いちばん遠いものが何日先だったかを確認してください。そこがそのままプランの下限になります。
予約管理担当者の人数が、上のプランまで増えない
複数人で予約を見る店では、担当者数の上限が2つ目の壁になります。予約管理担当者はフリーとベーシックが1名、プロフェッショナルが3名、プレミアムが15名です。サブ管理者はフリーからプロフェッショナルまで1名で、プレミアムのみ5名になります。
つまり、月額1,650円のベーシックで運用している限り、予約を見るのは実質ひとりです。店主が休みの日に別のスタッフが予約を確認したい、という素朴な要望が、ここで止まります。回避策として1つのアカウントを共有する運用に流れがちですが、誰がどの予約を動かしたのか分からなくなるうえ、退職時にパスワードを変える手間が残ります。人数が増える見込みがあるなら、最初からプロフェッショナル以上で組んだほうが後が楽です。
なお、スタッフを指名して予約を受ける「スタッフ指名タイプ」は別の話で、こちらはお客様が選ぶ側のスタッフです。長期休暇のスタッフの受付を一時的に止めたり、予約フォームでの並び順を変えたり、店舗全体で同時刻の受付数に上限をかけたりできます。管理画面に入る人の人数と、指名されるスタッフの人数は別に数える、と覚えておくと混乱しません。
過去の予約履歴と顧客情報に、保管の上限がある
見落としやすいのがここです。過去の予約履歴の保管件数は、フリーが直近100件、ベーシックが直近300件、プロフェッショナルが直近10,000件、プレミアムが直近50,000件です。保管できるお客様情報は、フリー100人、ベーシック300人、プロフェッショナル10,000人、プレミアム100,000人となっています。
1日に10件の予約が入る店なら、ベーシックの300件はおよそ1か月分です。半年前の来店履歴を見て「前回はいつ来たか」を確認する使い方をしたいなら、この上限では届きません。ベーシックとプロフェッショナルの差が300件と10,000件で、間の刻みが無いところにも注意が必要です。少しだけ足りない、という状況になったとき、月1,650円から月3,300円へ倍にする以外の選択肢がありません。
履歴が流れてしまう前提で運用するなら、定期的にCSVで書き出して手元に残す作業が要ります。予約リストと顧客リストはどちらもCSVでダウンロードでき、表示項目を絞った状態や任意の抽出条件での出力にも対応しています。ここは救いですが、毎月の手作業がひとつ増えることには変わりません。
無料のまま使い続けるときに引っかかるところ
フリープランは「無料お試しが期間無制限」と料金表に書かれており、期限で止まることはありません。よくある質問でも「無料プランから大半の機能を期間無制限でお試し利用いただけます」と回答されています。ただし、店の看板として使い続けるには気になる点がいくつかあります。
広告が表示される
フリープランのみ広告表示があり、ベーシック以上は非表示になります。予約フォームはお客様が最初に触れる自社の窓口なので、そこに他社の広告が出ることをどう受け止めるかは業種によります。無料で試す段階なら問題になりませんが、名刺やチラシに予約用のURLを刷って配る段になると、多くの店がここで有料プランへ動きます。
カレンダーの数と、時刻の刻み
予約カレンダーの作成可能数は、フリー10個、ベーシック30個、プロフェッショナル50個、プレミアム250個です。メニューごと、部屋ごと、講師ごとにカレンダーを分ける設計にすると、10個は思ったより早く埋まります。
時刻の最小単位も見ておきたい数字です。フリーからプロフェッショナルまでは15分単位で、5分単位が使えるのはプレミアムだけです。施術が20分や25分で区切られる業態、電話相談を10分刻みで受けたい業態では、15分単位に丸めるか、月額11,000円のプレミアムに上げるかの二択になります。ここは金額差が大きいので、契約前に自分のメニューの所要時間を書き出して確かめておく価値があります。
メール配信とGoogleカレンダー連携が使えない
メールマガジン配信は、フリーは対象外です。ベーシックで月500件、プロフェッショナルで月2,000件、プレミアムで月10,000件となっています。既存のお客様に一斉に案内を出したい店は、無料のままでは動けません。
Googleカレンダー連携もフリーは対象外で、ベーシック以上で使えます。自分の予定表と予約を一枚で見たい人には、ここが有料化の理由になりやすいところです。ファイル提出機能(Googleドライブ連携)とLINE公式アカウント連携は、プレミアムのみ標準で、他のプランは30日のトライアル扱いです。試せはするけれど、続けるならプレミアム、という設計になっています。画像アップロードの容量も、フリー10MB、ベーシック100MB、プロフェッショナル1GB、プレミアム5GBと差があります。メニュー写真を多く載せたい店は10MBだとすぐ足りなくなります。
決済を使うと、月額とは別に手数料が乗る
事前決済に対応している点はSELECT TYPEの強みのひとつですが、費用の見方は少し複雑です。決済は「売上があった場合にのみ課金される」方式で、月額料金とは別に手数料がかかります。しかもその手数料には、決済代行のStripeの分と、SELECT TYPE側の分の2つが含まれています。
クレジットカード決済の手数料は、フリーが合計5.6%(Stripe 3.6%+SelectType 2%)、ベーシックが合計4.9%(Stripe 3.6%+SelectType 1.3%)、プロフェッショナルとプレミアムが合計4.6%(Stripe 3.6%+SelectType 1%)です。コンビニ決済も同じ料率ですが、Stripe分の3.6%で算出した額が120円を下回った場合は120円になります。銀行振込(Stripe)は、フリー合計3.5%、ベーシック合計2.8%、プロフェッショナルとプレミアムが合計2.5%で、Stripeが用意する代行収納用のバーチャル口座で受け付ける形です。
プランが上がると手数料は下がるが、上乗せは消えない
上位プランほどSelectType手数料が2%から1%へ下がる設計なので、決済額が大きい店ほど上のプランのほうが有利になります。一方で、どのプランでも決済代行の分に上乗せがある構造は変わりません。決済の少ない店にとっては月額だけを見て判断すればよいのですが、月に数十万円の事前決済が動く店では、この上乗せ分が月額料金を超えることがあります。自分の月商に料率を掛けて、月額と足した総額で比べるのが正しい見方です。
なお、SelectType手数料の料率については、規約に「何らの事前の予告なく、弊社の裁量によって変更できるものとします。変更時はご利用料金表に掲示いたします」と書かれています。長期の収支を組むときは、この一文を頭に入れておいてください。
入金はStripeのアカウントを通る
代金の流れも確認しておきましょう。利用規約の決済機能に関する条項では、利用者が決済代行のStripeに自らアカウントを作成してから使う形と定められており、「Stripe手数料」の料率や返金のルールはStripe社と利用者の間の契約条件に従うと明記されています。売上は自分のStripeアカウントを通じて受け取る形です。お客様へ返金した場合、SelectType手数料は返金率に応じて減額され、全額返金なら0円になると規約に書かれています。
つまり、決済まわりで何かあったときの窓口が2つに分かれます。予約の仕組みの話はSELECT TYPEへ、入金や返金の話はStripeへ、という切り分けを最初に理解しておかないと、トラブル時に時間を取られます。
受付の方式ごとに、できることが分かれている
予約フォームの受付タイプには「営業時間タイプ」「イベントタイプ」「宿泊施設タイプ」があります。この選択で、あとから使える機能が変わります。
営業時間タイプは、管理側が受付可能な時間帯を設定し、お客様が空いている時間から選ぶ方式です。15分や30分といった細かい時間指定に対応し、予約フォーム間で予約枠の消費を連動させることもできます。ただし、営業時間タイプはキャンセル待ちに対応していません。
キャンセル待ちは、満席の枠にキャンセルが出たら登録順で次のお客様の受付が可能になる機能で、待ち人数を予約フォームに表示する設定もあります。これに対応しているのはイベントタイプです。イベントタイプは開始時間、終了時間、定員数を設定して受け付ける方式で、定員制の講座やセミナーに向いています。
ここが実務では悩ましいところで、「時間を選んでもらいたい」かつ「満席のときは待ちを受けたい」という店は、どちらか一方をあきらめることになります。人気の枠だけをイベントタイプの別フォームに切り出す、といった工夫が要ります。宿泊施設タイプは、チェックインとチェックアウトの日時などの条件で受付枠を検索して予約する方式です。
自動メールは充実しているが、送れる中身にもプランの線がある
予約システムを入れる目的の半分は、メールの手作業をなくすことにあります。SELECT TYPEはこの部分がよく作り込まれていて、種類だけ見れば不足はありません。予約完了時に自動送信される「予約控えメール」、管理者が予約を確定したときの「予約承認メール」、予約が取り消されたときの「予約キャンセルメール」があり、いずれも本文に予約者の氏名を自動で差し込む設定ができます。宛名が入るだけで、事務的な通知が案内文らしくなります。
来店後のフォローには「サンキューメール」があります。来店や来場の翌日、設定した時間に自動送信される仕組みで、イベント管理システムでも開催日の翌日に送れます。次回予約につなげたい店にとっては、ここが再来店の入口になります。
問題はリマインドです。予約日の前日に確定済みのお客様へ自動送信するリマインドメールは、送信の有無を予約フォームごとに設定でき、内容も予約フォームごとに変えられます。ただし公式ブログには、前日のリマインドメールはベーシックプラン以上で利用可能と記載されています。無料のフリープランでは、直前の連絡を自動で送れません。無断キャンセルを減らしたくて予約システムを入れる店にとっては、ここが有料化の実質的な入口になります。
さらに先のリマインドにも段差があります。予約の3日前や7日前のリマインドも送れて、送信内容は予約フォームごとに設定できますが、この3日前と7日前のリマインドをLINEで通知する機能は、予約システムのプレミアムプランからと記載されています。メールの開封に期待できない客層を相手にしていて、LINEで届けたいという場合、月額11,000円のプレミアムが前提になります。LINE公式アカウント連携そのものも、プレミアムのみ標準で他プランは30日のトライアル扱いです。
管理者側にもリマインドがあり、従来は午前6時に翌日の予約件数を通知していたところ、当日の予約件数を通知する設定も選べるようになっています。細かい要望に応えて改良が続いているサービスであることは、公式ブログを読めば伝わります。制約は、機能の作り込みが足りないからではなく、どこに値段の線を引くかという設計の結果です。
個別プランとパッケージプランで迷ったときの考え方
料金の系統が2つあることが、比較を難しくしています。個別プランは予約システム、フォーム、ホームページ/メンバーシステムの3つに分かれ、金額は3機能とも共通です。パッケージプランは3つをまとめて使う場合の料金で、ベーシックパッケージが月額3,000円(税込3,300円、本来4,500円/月)、プロフェッショナルパッケージが月額5,000円(税込5,500円、本来9,000円/月)、プレミアムパッケージが月額15,000円(税込16,500円、本来30,000円/月)です。
まとめれば割安になる設計ですが、注意点があります。予約システムだけが必要な店にとっては、パッケージは払いすぎです。逆に、予約フォームとアンケートを両方使いたい、簡単なホームページも作りたい、という店なら、個別プランを2つ契約するよりパッケージのほうが安く収まります。ベーシックパッケージの税込3,300円は、予約システム個別のプロフェッショナル税込3,300円と同額です。
ここで起きがちなのが、予約システムのプランを上げる必要があるだけなのに、パッケージへ移ってしまうという遠回りです。上限に引っかかったとき、それが予約システムの上限なのか、フォーム側の上限なのかを先に切り分けてください。予約の受付期間や担当者数で詰まっているなら、上げるべきは予約システムの個別プランです。
なお、特定商取引法に基づく表記には「表示価格は消費税別となっております」と記載があり、料金表側では税抜と税込を併記しています。見る場所によって表示が変わるので、社内で予算を通すときは税込の数字で統一しておくと行き違いが起きません。
公開資料では確認できなかったこと
無いと断定はできないものの、公式の資料からは読み取れなかった項目もあります。検討中の方は、契約前に運営へ直接確認することをおすすめします。
・独自ドメインで予約ページやホームページを運用できるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。公式ブログのサイト内検索で「独自ドメイン」を調べても該当記事は0件でした ・「シフト表を組む」形の勤務シフト管理機能があるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。公式に記載があるのは、スタッフごとのスケジュール管理と受付停止の設定です ・来店した人を待ち行列で呼び出す順番待ちについては、公開資料では確認できませんでした。記載があるのはキャンセル待ちの機能です ・年払いとその割引については、料金表に掲載されているのが月額料金のみで、記載が見つかりませんでした。規約では「有料版の提供期間は1ヶ月です」と定められています ・解約後に一定期間データが保持されるかどうかも、公開資料では確認できませんでした
このうち独自ドメインは、自社サイトの一部として予約ページを見せたい店にとっては判断材料になります。SELECT TYPEはiframeタグやボタンによる自社サイトへの埋め込みに対応しており、WordPressへの埋め込みもできると案内されているので、埋め込みで足りるかどうかを先に考えるとよいでしょう。
契約と解約のところで先に知っておきたい点
自動更新と、返金の扱い
有料サービスは継続契約による自動更新が基本と規約に定められています。利用期間の満了前までに無料プランへの変更かアカウント削除の手続きをしなければ、同じ期間、同じ条件で自動更新されます。解約したいときは、マイページのプラン変更から無料プランへ変更する形です。
有料プランの解約は任意のタイミングで可能です。解約後は翌月以降の請求は行いません。解約するには「マイページ/プラン変更」より無料プランへご変更ください。既に支払われた分に対する返金は承っておりません。 出典: select-type.com
止めるのはいつでもできる代わりに、日割りの返金はありません。有料プランの支払いは前払い方式でクレジットカードのみです。使わない月が出そうなら、更新日の前に手を打つ必要があります。領収書はマイページの支払い履歴から発行できますが、90日以前もしくは直近100件を超える分、および削除済みアカウントは対象外と規約に書かれているので、経理で使う予定があるなら早めに落としておいてください。
料金は運営の裁量で変えられると規約にある
利用規約の第12条(7)には「本サービスは、弊社の裁量により、利用者の同意を得ることなくサービス料金の変更を行うことができるものとします」と記載があります。規約変更の場合は、効力発生日の7日前までに告知するという定めもあります(第18条(2))。実施日が決まっている料金改定の告知は、2026年9月2日時点では見つかりませんでした。ここは多くのクラウドサービスに共通する条項ですが、数年単位の収支計画を立てるなら知っておいて損はありません。
自社サイトに載せるときの見え方
予約フォームを自社サイトに置く方法は、iframeタグによる埋め込みと、ボタンによる埋め込みの2つが案内されています。どちらも管理画面からHTMLコードをコピーして貼る形で、WordPressへの埋め込みにも対応しています。予約フォームや予約カレンダーにはSEO設定(検索キーワードの設定)ができ、検索にヒットさせない非公開の予約フォームにすることもできます。会員限定の枠や、特定のお客様にだけURLを渡したい枠を作りたいときに使える設定です。
ここで気になるのが、先に触れた独自ドメインの件です。埋め込みで足りるなら問題はありませんが、予約ページ自体を自社ドメインのURLで見せたい、という要望がある場合は、公開資料からは可否が読み取れませんでした。名刺やチラシに刷るURL、店の看板に載せる二次元コードのリンク先をどう見せたいかを先に決めて、必要なら運営に問い合わせてください。ここは後から変えると刷り直しになる部分なので、順番として先に片づけておく価値があります。
不便を我慢するか、受け方そのものを変えるかの決め方
ここまで並べた制約を、自分の店に当てはめて整理してみてください。判断の分かれ目は、だいたい次の4つに集約されます。
1つ目は、どのくらい先の予約を受けたいか。7日、30日、90日、366日のどこに入るかで必要なプランが決まります。2つ目は、予約を見る人が何人いるか。ひとりで完結するなら安いプランで足ります。3人以上ならプロフェッショナル、それを超えるならプレミアムです。3つ目は、履歴と顧客情報をどれだけ残したいか。常連の来店周期を追いかける商売なら、300件では足りません。4つ目は、事前決済を使うかどうかと、その月商です。
この4つのうち2つ以上で上位プランが必要になるなら、月額11,000円のプレミアムか、他の予約システムとの比較を始めるタイミングです。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りの予約システムもあり、そちらは決済まわりの手数料を気にせず、受付と再来店の設計に集中できます。複数の予約システムを並べて条件を見比べたいときは他社との比較が近道です。
料金の階段の切り方は、サービスごとにかなり違います。担当者の人数で刻むもの、月間の予約件数で刻むもの、機能の有無で刻むもの、と考え方がばらばらなので、金額だけを横に並べても比較になりません。自分の店の数字を先に決めてから、料金のような料金表を見に行くと判断が早くなります。何ができるかを機能単位で確かめたいときはできることを、同じ業種の店がどう組んでいるかを見たいときは業種ごとの使い方を参照するとイメージがつかめます。
もうひとつ、比べるときに落としやすい観点があります。決済の持ち方です。SELECT TYPEは決済代行のStripeに自分でアカウントを作って使う形ですが、予約システムによっては別の決済代行を使い、店舗が自分で加盟店契約を結ぶ方式を取っているものもあります。その場合、代金は店舗に直接入り、返金も店舗が行い、運営は代金を預かりません。どちらが良い悪いという話ではなく、入金サイクルと返金対応の窓口がどこになるかが変わります。事前決済を使う予定があるなら、料率だけでなくこの流れも並べて確認してください。
最後にもうひとつ。SELECT TYPEに限らず、予約システムの不便さは契約前には見えにくく、3か月ほど運用してから輪郭が出てきます。だからこそ、期間無制限で使えるフリープランは価値があります。本番のメニューと本番の時間帯で組んでみて、7日先までの受付で回るか、担当者ひとりで回るか、履歴100件で困らないかを実際に確かめてください。そこで詰まった項目が、そのまま次に選ぶべき条件になります。紙に書き出しておくと、他のサービスを見に行ったときに迷いません。「90日先まで受けられること」「予約を見る人が3人まで置けること」「来店履歴を1年分残せること」というように、機能名ではなく数字で書くのがこつです。機能名で書くと、名前が違うだけで同じことができるサービスを見落とします。実際の操作感を試してから決めたい場合はデモを見るように、触れる形で用意されているものから確かめるのが確実です。
Q1. SELECT TYPEの無料プランは期限で止まりますか?
止まりません。料金表に「無料お試しが期間無制限」と記載されており、予約システム紹介ページのよくある質問でも、無料プランから大半の機能を期間無制限で試せると回答されています。ただしフリープランのみ広告表示があり、予約カレンダーは10個まで、受付期間は7日後まで、履歴は直近100件まで、担当者は1名までといった制限がかかります。
Q2. 予約を3か月先まで受けたい場合、どのプランが必要ですか?
プロフェッショナル(月額3,000円、税込3,300円)以上が必要です。予約受付期間はフリーが7日後まで、ベーシックが30日後まで、プロフェッショナルが90日後まで、プレミアムが366日後までと定められています。1年先まで受けたい場合はプレミアム(月額10,000円、税込11,000円)になります。過去の予約台帳で、申し込みから予約日までの最長日数を確認してから選ぶと確実です。
Q3. 決済を使うと月額のほかにいくらかかりますか?
クレジットカード決済は、フリーが合計5.6%、ベーシックが合計4.9%、プロフェッショナルとプレミアムが合計4.6%です。内訳はStripe分3.6%とSelectType分(2%、1.3%、1%)です。銀行振込はそれぞれ3.5%、2.8%、2.5%。売上があった場合にのみ課金される方式なので、月商に料率を掛けた額と月額料金を足して比べてください。
Q4. 複数のスタッフで予約を確認できますか?
予約管理担当者の上限は、フリーとベーシックが1名、プロフェッショナルが3名、プレミアムが15名です。サブ管理者はプロフェッショナルまで1名、プレミアムのみ5名。月額1,650円のベーシックでは実質ひとりでの運用になります。なおお客様が選ぶスタッフ指名の人数とは別枠なので、混同しないよう注意してください。
Q5. 解約するとお金は戻ってきますか?
戻りません。特定商取引法に基づく表記に「既に支払われた分に対する返金は承っておりません」と明記されています。解約自体は任意のタイミングででき、マイページのプラン変更から無料プランへ変更する手順で、翌月以降の請求は行われません。有料サービスは自動更新が基本なので、使わない月が出そうなら更新日の前に手続きしてください。