他社との比較
Square予約の無料の範囲|どこまで使えて、どこから有料か
2026年9月8日

「square 予約 無料プラン」で調べている段階で知りたいのは、たいてい3つです。無料でどこまで予約を受けられるのか、何をしようとした瞬間に有料になるのか、そして無料と言いながら実際にはいくらかかるのか。Square 予約のフリープランは「無料」と表記されていて、初期費用もかかりません。ただし機能の線は明確に引かれていて、しかも予約の受付とは別のところで費用が発生する場面があります。この記事では、公式の料金比較表とヘルプに書かれている区分をそのまま並べ、どこで止まるのかを具体的に示します。
無料で始める前に、前提を確かめる
無料だからと気軽に始めても、そのサービス側の条件が近く変わるなら意味がありません。まずそこを確認します。
Square 予約の提供終了を告知する記載は、公式のサービス紹介ページ、料金ページ、日本向けニュースルームのいずれにも見当たりません。フリープランには「無料ではじめる」のボタンが現在も設置されており、新規受付停止の記載もありません。公式のよくあるご質問にも「初めてSquareをご利用になる場合は、ここから無料でアカウントを作成できます。」と記載されています。特定のプランについて「新規受付終了」といった表記も、公式の料金ページには見当たりません。
将来の日付を指定した料金改定の告知は、公開資料では確認できませんでした。過去に実施された改定として案内されているのは、手数料の引き下げのほうです。
Squareは対象となる日本の事業者向けに、対面によるカード決済手数料の引き下げを実施しました。VisaとMastercardは2024年11月1日より、JCB、American Express、Diners Club、Discoverは2025年1月16日より、3.25%から2.5%に引き下げられました。 出典: squareup.com
つまり、いま無料で始めても前提は崩れていません。ここから中身に入ります。
フリープランで実際にできること
まず、無料の範囲でできることを並べます。ここが思ったより広いのが、Square 予約の特徴です。
サービス紹介ページのフリープラン欄に挙がっている主な機能は、スタッフアカウント数の上限なし、専用予約サイトとSNS連携、統合型決済サービス、メールとSMSによる自動リマインダーです。
料金比較表の「ネット予約」欄は、フリー、プラス、プレミアムのすべてで「含まれています」と表記されています。中身はSquare ネット予約専用サイト、「今すぐ予約」ボタン、Instagramとの連携、Googleの予約機能との連携、予約サイト専用QRコード、SEOツールです。つまり予約の入口は、無料のまま一通り用意できます。既存のホームページがある店なら、Square以外のウェブサイトに予約ボタンやウィジェットを埋め込むこともできます。
受け方の設定も、細かいところまで無料で触れます。時間枠の刻みは、サービスの所要時間に応じて勤務時間を分割する方式のほか、10分間隔、15分間隔、20分間隔、30分間隔から選べます。予約の締切は「事前予約が必要です」で4週間前から1時間前の中から選べ、受付範囲は「予約は次の日程より先に設定できません」で365日先から7日先の中から選べます。「予約保証」の設定で、すべての予約を自動で受け付けるか、予約ごとに手動で承諾と不承諾を指定するかも選べます。空き時間の一部を客に見せない「混雑度フィルター」も、オフ、25%削除、40%削除、50%削除から選べます。
予約を受ける場所も選べます。対面で自分の店舗にて、対面でお客さまの所在地にて、対面で自分の店舗およびお客さまの所在地の両方にて、バーチャルまたは電話のみ、の4通りです。出張型や電話相談型でも組めます。
スタッフの見せ方も設定できます。「スタッフの指名なしで予約するオプションを表示する」をオンにすると、予約可能な時間枠から客が選択してスタッフが自動的に割り当てられます。「オンライン予約サイトからスタッフを削除する」をオンにすると、客にはスタッフの名前が一切表示されません。「複数のサービスをオンライン予約できるようにする」で、1件の予約に複数のサービスを入れることもできます。
通知も無料で送れます。メールとSMSによる自動リマインダーは、フリー、プラス、プレミアムのすべてで「含まれています」と表記されています。SMSとメールのリマインダーは、いずれも予約の3日前から1時間前の中で送信の時機を選べます。無断キャンセルを減らす基本の手当ては、無料の範囲に入っています。
そして書き出しもできます。料金比較表の「レポートのエクスポート」は、フリーを含む全プランで「含まれています」です。予約履歴は、Square データの「予約」または「支払い」の「予約」に移動し、「設定」の「履歴」からCSV形式でダウンロードできます。あとで別の仕組みに移るときの逃げ道が、無料のまま確保されています。
無料プランに明記されている制限は「1店舗」
フリープランの制限として公式に明記されているのは、ひとつだけです。「1つのSquareアカウントにつき1店舗限定」という記載です。料金比較表でも「複数店舗」はフリーが「含まれていない」となっています。
裏を返せば、1店舗で運営している限り、店舗数を理由に有料へ移る必要はありません。しかもスタッフアカウント数には上限がないので、同じ店に5人いても10人いても、人数だけでプランが上がることはありません。人数で段が上がる設計の予約システムが多いなかで、この点は無料の範囲がかなり広いと言えます。
ただし、人数が増えたときに欲しくなる機能は別の段にあります。ここを混ぜて考えると見積もりを外します。詳しくは次で見ます。
比較表で「含まれていない」と書かれている項目
料金ページの機能比較表で、フリープランが「含まれていない」と明記されているのは次の7つです。
複数店舗。対応時間の設定。複数スタッフ対象の予約。Googleカレンダーとの同期。メールとSMSによる自動予約確認。無連絡キャンセルの防止対策。1日あたり受付可能な予約数上限。
このうち日々の運用に効きやすいのが3つあります。
「Googleカレンダーとの同期」は、店の予約と自分の予定を1つのカレンダーで見たい人にとって、無料を離れる最大の理由になります。プラスとプレミアムでは「含まれています」です。
「1日あたり受付可能な予約数上限」は、1人で回している店ほど効きます。公式の説明では、オンにするとすべてのスタッフに対してこのしきい値を超えて予約でき、ただし客側のオンライン予約はその日の上限数に達すると利用できなくなります。体力の限界を超えて予約が入るのを止める仕組みですが、無料では使えません。
「複数スタッフ対象の予約」も、担当が分かれる店では効きます。1件の予約で複数のスタッフを予約できるようにする設定について、ヘルプには「このオプションは、Square 予約プラスまたはプレミアムのサブスクリプションでご利用いただけます。」と明記されています。カットを担当者A、カラーを担当者Bで1件にまとめる受け方は、無料では組めません。
さらに上の段だけの機能もあります。リソース管理はプラスも「含まれていない」でプレミアムのみ、Square アクセスプラス、勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、売上高人件費比率レポートもプレミアムのみです。つまりシフトを組んで勤怠まで管理したいなら、無料どころかプラスでも足りません。
ヘルプ側でプラス以上とされている3つの機能
比較表とは別に、ヘルプの対象読者で線が引かれている機能があります。ここを見落とすと、無料で組めると思って設定に入り、途中で止まります。
1つ目がクラス予約、つまり定員制です。ヘルプには対象読者として「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。」と明記されています。ジムやフィットネススタジオなどのクラスベースの事業で、クラスを作成してスケジュールを組み、客がオンラインまたは対面で予約できるようにする機能です。作成時に予約可能枠と講師を指定します。定員のあるレッスンを開く教室やスタジオは、無料では組めません。
2つ目が順番待ちリストです。こちらも「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。」向けです。直前のキャンセルや予約変更で生じた隙間を埋めるための機能で、有効にするとオンライン予約ページに「ご希望の日時に空きがありません。順番待ちリストに登録する」というメッセージが表示されます。なお有料に上げても、クラス予約の順番待ちリストは利用できないと明記されています。
3つ目がキャンセルポリシーと前払いの設定です。ヘルプの対象読者は同じく「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。」です。オンライン予約の支払いオプションとして、予約要件なし、全額前払いを求める、無連絡キャンセルに備えてカード情報を保存、の3つが用意されていますが、この設定自体が有料プラン向けとされています。
ここで注意が要ります。料金ページの比較表では「前払い」「カード情報の保存・利用」がフリーを含む3列すべてで「含まれています」と表記されており、ヘルプの記載と表現が食い違っています。無料でキャンセル料を担保できる前提で計画を立てるのは危険です。導入を前提に見積もるなら、ヘルプ側の記載を根拠にしておくほうが安全です。
件数の上限は、公開資料からは分からない
無料プランを検討するときに、誰もが最初に確かめたいのが月の予約件数の上限です。ここは正直に書きます。
フリープランの月間予約件数の上限に関する記載は、公開資料では確認できませんでした。料金ページの機能比較表に、件数を扱う項目そのものがありません。上限がないという意味ではなく、公開されている資料からは判断できないということです。
無料プランに件数の上限を設けている予約システムは珍しくないので、「件数で止まらない」と断定している情報を見かけたら、根拠を確かめてください。件数が判断の決め手になる店は、申し込む前に直接確認しておくのが確実です。
無料でも費用が発生するところ
「無料プラン」という言葉で見落としやすいのが、月額とは別に発生する費用です。予約の受付だけなら費用はかかりませんが、決済を使った瞬間に手数料が発生します。
しかも決済手数料はプランによって変わりません。比較表の3列すべてに同じ率が入っています。無料だから高い、有料だから安い、という関係にはなっていません。
率は決済の形で分かれます。対面決済は「2.5%〜(決済ごと)」ですが、これには注記があり、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の方で、主要カードブランドによる対面決済の場合の率です。それ以外は3.25%〜あるいはカスタム手数料になります。適用条件としては、日本政府が定める「中小企業」の定義に当てはまること、上場企業や企業グループと関連性がないこと、事業におけるキャッシュレス決済の年間総取引額が3,000万円未満であることが挙げられています。
オンライン決済(前払い)は3.6%、カード情報の手入力または保存済みカード情報の利用(無連絡キャンセル手数料を含む)は3.75%、請求書は3.25%です。手数料は各取引の総額(税金とチップを含む)から差し引かれ、計算では小数点以下が四捨五入されます。カードブランドによる差はありません。
もうひとつ、急いで入金を受けたい場合の費用があります。即時入金サービスは送金額の1.5%の手数料がかかり、最低振込額は5,000円です。通常の入金サイクルは、三井住友銀行とみずほ銀行の口座なら翌営業日、その他の金融機関は毎週水曜日に締めて同じ週の金曜日に合算で振り込まれます。振込手数料そのものはSquareが負担するため、加盟店に請求は発生しません。
なお、月額とは無関係にかからない費用も明示されています。アカウントの有効化、Square POSレジアプリのダウンロード、チャージバックおよび支払い異議申し立ての管理、サポート、詳細レポートツール、お取引がない状態でのアカウント維持、PCI DSS準拠、翌営業日振込、中途解約は、いずれも料金がかからないと記載されています。
有料に上げるときの費用
無料の範囲で足りないと分かった場合、次の段はいくらか。プランはフリー、プラス、プレミアムの3段階です。プラスが「¥3,000」「店舗ごと、月額」、プレミアムが「¥8,000」「店舗ごと、月額」と表記されています。
ここで3つ、確認できなかった点があります。
1つ目は税の扱いです。この金額が税込か税抜かの明記は、料金ページ、総合料金ページ、サービス紹介ページのいずれにもありません。「税抜」「税込」「消費税」の文字が出てきません。決済手数料については、決済方法にかかわらずすべて不課税で領収書の発行は用意がないという明記がありますが、これは月額プラン料金の税の扱いを述べたものではありません。年間の費用を積むときは、先に問い合わせて確定させてください。
2つ目は年払いです。料金ページの表記は「店舗ごと、月額」のみで、年払いの金額や割引率の記載はありません。ヘルプには「ご利用中の有料サービスについては毎月または毎年請求が行われます(無料トライアルを除く)。」という記載があるだけで、年払いを選んだ場合の割引の有無や割引率は、公開資料では確認できませんでした。
3つ目は無料トライアルの日数です。プラスとプレミアムのボタンは「無料トライアルをはじめる」となっており、ヘルプにも「[サブスクリプション] では、各サブスクリプションを選択して、トライアルの残り日数などの詳細を表示できます。」と書かれています。ただし日数そのものは、公開資料では確認できませんでした。
なお上位の相談枠として、年間取引高が3,000万円以上の場合は専任のアカウントマネージャーが付き、プレミアムの機能や他のビジネスツールを割引価格で使えるカスタムプランが案内されています。
上げたあとに戻るのは難しくありません。料金ページには「余計な費用は一切かかりません。いつでもプランの変更・解約ができます。」とあり、料金がかからないものの一覧に「中途解約」が入っています。ただし課金の締めには決まりがあり、サービスは毎月月初の時点でその月の利用分が課金されるため、月の途中でキャンセルしても翌月からの停止になり、キャンセルした月の最終日までは利用できます。日割り返金の有無は、公開資料では確認できませんでした。ダウングレードした場合も、その月の請求サイクル末日に有料機能が削除されます。
無料で始めるときの、待ち時間の見込み
無料だからといって、その日のうちに全部が動くとは限りません。時間がかかる工程がひとつあります。
現金だけで受けるなら、アカウントを作って設定を済ませればすぐに予約を受けられます。一方、カード決済まで使うなら審査が入ります。公式のよくあるご質問には、Squareアカウントの作成後、Visa、Mastercard、American Expressの決済の審査には通常1〜3営業日かかり、最短の場合はアカウントを作成した当日から利用開始できると書かれています。
審査はSquare単独ではありません。Visa、Mastercard、UnionPay(銀聯)カードは三井住友カード株式会社、American Expressカードは American Express International, Inc、JCB、Diners Club、Discoverカードは株式会社ジェーシービーによる審査が求められると明記されています。さらに、審査結果によってはカード決済サービスまたは一部カードブランドでの決済を利用できない場合があるとも書かれています。開店日や告知の日程から逆算して、余裕を見ておいてください。
現実的な進め方としては、予約の受付だけ先に無料で開けて、決済はあとから足す形が無理がありません。予約の入口は無料の範囲で一通り用意できるので、審査を待つあいだも受付は止まりません。
無料のまま回る店と、回らない店
ここまでの条件を、店の形に当てはめます。
無料のまま回るのは、1店舗で、担当者の指名が1件の予約に1人で足りて、定員制のレッスンを開かず、キャンセル待ちを取る必要がなく、前払いやキャンセル料の担保が要らず、Googleカレンダーとの同期にこだわらない店です。個人でやっている施術業、相談業、修理業、出張型のサービスなどが当てはまります。この形なら、予約の入口から通知、書き出しまで無料の範囲で組めて、費用は決済手数料だけになります。
無料では回らないのは、次のどれかに当たる店です。2店舗以上ある。定員制のクラスを開く。1件の予約で担当を分けたい。前払いやキャンセル料を担保したい。Googleカレンダーと同期したい。1日の受付上限を設けたい。シフトを組んで勤怠まで管理したい。ひとつでも当たると、フリーでは組めません。しかも最後の項目に当たる場合は、プラスでも足りずプレミアムが必要です。
判断を早める方法は、必要な機能を先に書き出してから比較表に当たることです。逆の順、つまり「無料だから」で始めて設定の途中で止まるのが、いちばん時間を失います。とくにクラス予約と順番待ちリスト、前払いの3つは、比較表ではなくヘルプ側で線が引かれているので、比較表だけを見て判断すると見落とします。
無料の範囲でも、外部との繋ぎ込みは一通りできる
費用をかけずに集客の導線を作れるかどうかも、無料プランを選ぶときの判断材料になります。ここは比較的広く開いています。
連携について公式には「Squareのその他サービスはもちろん、Wix、Mailchimp、freee会計など、他社アプリの連携もかんたんに行えます。」と書かれています。料金比較表の「連携サービス」欄も、Square アプリマーケットのアプリがフリー、プラス、プレミアムのすべてで「含まれています」です。会計やメール配信の道具とつなぐこと自体は、無料の範囲で試せます。
集客の入口も同様です。Googleの予約機能との連携、Instagramとの連携、予約サイト専用QRコード、SEOツールが、いずれも全プランに含まれています。検索から拾う導線、SNSから流す導線、店頭で次回を取ってもらう導線の3つを、月額をかけずに用意できます。関連する手順として、Square 予約で「Google で予約」を設定する案内や、InstagramやFacebook経由で予約を受け付ける案内が公式ヘルプに用意されています。
一方で線が引かれているのがGoogleカレンダーとの同期です。比較表ではフリーが「含まれていない」、プラスとプレミアムが「含まれています」です。外向きの連携は無料で広く、内向きの予定管理の連携は有料、という分かれ方になっています。
独自ドメインも無料の範囲外です。独自ドメインの接続はSquare 予約ではなくSquare オンラインビジネスの機能で、対象読者は「Square オンラインビジネスプラスまたはプレミアムの登録者さま。」と明記されています。予約側とは別に有料プランが必要になります。ただし既存のホームページがあるなら、Square以外のウェブサイトに予約ボタンやウィジェットを埋め込むことはできるので、そちらで足りる店も多くあります。
無料の範囲を広く使うための工夫
無料のまま少しでも長く回したいなら、設定でできることがあります。
1日の受付上限が使えない代わりに、営業時間と時間枠の刻みで実質的に上限を作れます。受けられる件数から逆算して営業時間を短く登録しておけば、そこに入る枠の数が上限になります。あわせて混雑度フィルターで空き時間の一部を非表示にすると、予定が細切れになるのを防げます。
自動予約確認が使えない代わりに、自動リマインダーは使えます。予約の3日前から1時間前の中で送信の時機を選べるので、無断キャンセルが多い業種なら早めと直前の使い分けを検討する価値があります。ただし通知の文面には制限があり、カスタム通知にマーケティングまたは販促目的のコンテンツを含めないよう明記されています。次回のクーポンを添えるといった使い方はできません。
通知が届かない問題も、無料のうちに潰しておいてください。公式が挙げている送信元ドメインは @squareup.com、@messaging.squareup.com、@communications.squareup.com の3つです。予約の連絡が届かないという相談の多くは、これらが客側の受信設定ではじかれているだけです。案内文に受信許可の依頼を1行入れておくと、問い合わせが減ります。
そして、無料のうちに一度だけでも書き出しをしておくことをおすすめします。予約履歴のCSVを落としておけば、あとで別の仕組みを試すときの手戻りが減ります。書き出しは全プランに含まれているので、無料のままできます。
無料の次の段を、別の形でも見ておく
無料から有料への段差が自分の店に合わないと感じたなら、段の刻み方が違う仕組みを並べて比べる価値があります。同じ「これがしたい」でも、必要な月額は仕組みによって変わるからです。
月あたりの上限件数とスタッフ人数でプランが分かれる考え方もあります。無料で月50件とスタッフ1名、月額3,300円で月300件とスタッフ1名、月額7,700円で月1,000件とスタッフ10名、月額19,800円で月3,000件とスタッフ無制限という4段階で、いずれも税込です。上限を超えた分は100件ごとに1,100円、年契約なら月あたり2,750円、6,600円、16,500円になり、有料プランは最初の3か月が半額です。段の刻み方は料金にまとまっています。件数で分ける形は上限がはっきりしている代わりに、人数の上限も同時に効きます。人数に上限がない代わりに店舗ごとに月額がかかる形とは、向く店が違います。
機能の線引きも仕組みごとに違います。スタッフ指名とシフト管理、独自ドメイン、オンライン面談URL、GA4がどの段から使えるのかは、無料の範囲を判断するときに必ず見る5点です。何がどの段で使えるのかはできることに整理されています。条件ごとにどこで差が出るのかを横に並べた他社との比較も、無料の範囲を突き合わせる材料になります。
決済まわりは、率を比べる前に構造を見てください。予約システムには、代金を運営会社がいったん預かってから店に振り込む形と、店が自分で決済会社と加盟店契約を結んで代金が直接入る形があります。Square は前者で、入金のサイクルが登録した銀行によって変わるのはこの構造から来ています。後者では代金が店舗の口座に直接入り、返金も店舗が行うため、運営が代金を預かりません。決済会社としてテレコムクレジットを使い、店舗が自分で加盟店契約を結ぶ形がこれに当たります。ただしこの形はStripeとSquareには対応していないため、すでにSquareで決済を組んでいる店がそのまま持ち込むことはできません。無料で始める段階から決済を使う予定があるなら、ここは先に確認しておく点です。
最後に、無料で判断するときこそ画面を見てください。予約者が最初に見る画面と店側の管理画面の両方を触れるデモを見るを先に確認しておくと、機能の一覧だけでは分からない使い勝手の差が見えます。自分の業種でどう組むかの例は業種ごとの使い方にまとまっているので、近い形を見つけてから設定に入ると、決める項目の数が減ります。
Q1. Square予約の無料プランは何件まで予約を受けられますか?
月間予約件数の上限に関する記載は、公開資料では確認できませんでした。料金比較表に件数を扱う項目そのものがありません。上限がないという意味ではなく、公開されている資料からは判断できないということです。件数が判断の決め手になる店は、申し込む前に直接確認してください。明記されている制限は「1つのSquareアカウントにつき1店舗限定」です。
Q2. 無料プランでもリマインドメールは自動で送れますか?
送れます。メールとSMSによる自動リマインダーは、フリー、プラス、プレミアムのすべてで「含まれています」と表記されています。送信の時機は予約の3日前から1時間前の中で選べます。ただしメールとSMSによる自動予約確認はフリーが「含まれていない」です。また通知にマーケティングや販促目的の内容を含めないよう明記されているため、クーポンの案内などは入れられません。
Q3. 無料プランでキャンセル料を取れますか?
ヘルプでは、キャンセルポリシーと前払いの設定の対象読者が「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま」と明記されています。一方、料金比較表では「前払い」「カード情報の保存・利用」がフリーを含む全プランで含まれると表記されており食い違いがあります。無料で担保できる前提で計画を立てるのは避け、ヘルプ側の記載を根拠にしてください。
Q4. 無料プランでもスタッフを何人でも登録できますか?
できます。サービス紹介ページのフリープラン欄に「スタッフアカウント数の上限なし」と記載されています。人数だけを理由に有料へ移る必要はありません。ただし1件の予約で複数のスタッフを予約できるようにする設定はプラス以上で、勤怠管理とスケジュール管理はプレミアムのみです。人数の上限がないことと、人数が増えても運用が回ることは別の話です。
Q5. 無料から有料に上げると、いくらかかりますか?
プラスが「¥3,000」、プレミアムが「¥8,000」で、いずれも店舗ごとの月額表記です。ただし税込か税抜かの明記は公開資料では確認できませんでした。年払いの割引の有無や割引率、無料トライアルの日数も同様に確認できませんでした。中途解約に費用はかかりませんが、月初にその月ぶんが課金されるため、月の途中で解約しても停止は翌月からになります。