他社との比較

Square予約の料金|どの段階で費用が変わるか

2026年9月8日・Rizaflow編集部

「square 予約 料金」で調べている人が知りたいのは、月額の数字だけではありません。無料でどこまで足りるのか、何をしようとした瞬間に費用が発生するのか、そして決済の手数料まで含めると結局いくら出ていくのか。この3つがそろって初めて判断ができます。

先に全体像を書きます。Square 予約の月額は3段階で、フリーが無料、プラスが3,000円、プレミアムが8,000円です。どちらも「店舗ごと、月額」という表記です。ただし、この金額が税込か税抜かは公式の料金ページに書かれていません。ここは断定できないので、そのまま書きます。

そして、費用が変わる段は月額だけではありません。決済の手数料、入金の急ぎ方、独自ドメイン、店舗の数。この4か所でも金額が動きます。順に見ていきます。

月額は3段階。数字と条件

まず料金ページに書かれている数字を並べます。

3つのプランの金額

フリーが「無料」で、条件として「1つのSquareアカウントにつき1店舗限定」と書かれています。プラスが「¥3,000」、プレミアムが「¥8,000」で、どちらも「店舗ごと、月額」です。

「店舗ごと」というのが大事な部分です。2店舗を有料で運用するなら、月額は2倍になります。プラスで2店舗なら月6,000円、3店舗なら月9,000円です。店舗数で料金が伸びる型なので、多店舗の予定があるなら最初から総額で見積もってください。

その上に相談枠があります。料金ページには次のように書かれています。

年間取引高が3000万円以上の場合は、あなたのビジネスにカスタマイズされた料金プランでご利用頂けます。カスタムプランは、専任のアカウントマネージャーが付く他、プレミアムプランに含まれる機能・サービスやSquareの他のビジネスツールと合わせ、割引価格でご利用いただけます。 出典: squareup.com

税込か税抜かは書かれていない

ここは注意してください。予約の料金ページ、総合の料金ページ、サービス紹介ページのいずれにも「税抜」「税込」「消費税」の文字がありません。月額3,000円8,000円が税込なのか税抜なのかは、公開資料では確認できませんでした。

他社と比べるときに、ここを揃えずに並べると数字がずれます。税抜だとすれば、プラスは実際には月3,300円相当、プレミアムは月8,800円相当になります。税込で表示している他社と横に並べるなら、この差を頭に入れてください。正確なところは、申し込む前に確認するのが確実です。

なお、決済手数料の課税上の扱いについては明記があります。「決済手数料は決済方法にかかわらず、全て不課税となっており、決済手数料に対する領収書の発行のご用意はございません。また、即時入金サービス には、送金金額に対して1.5%の手数料がかかりますが、こちらの手数料も不課税となっており」という記載です。これは決済手数料の話であって、月額プランの税の扱いを述べたものではありません。混同しないでください。

年払いの割引は書かれていない

料金ページの表記は「店舗ごと、月額」のみで、年払いの金額も割引率も載っていません。ヘルプセンターには請求の周期について「ご利用中の有料サービスについては毎月または毎年請求が行われます(無料トライアルを除く)。」という記載があり、年ごとの請求という選択肢自体は存在するようです。ただし年払いにすると安くなるのかどうかは、公開資料では確認できませんでした。

年払いで安くなる前提で予算を組むのは避けてください。

無料トライアルの日数も書かれていない

プラスとプレミアムのボタンは「無料トライアルをはじめる」となっています。ヘルプには「[サブスクリプション] では、各サブスクリプションを選択して、トライアルの残り日数などの詳細を表示できます。」とあり、残り日数が確認できる仕組みになっています。ただしトライアルが何日間なのかは、公開資料では確認できませんでした。

無料のフリープランで足りる範囲

金額の次に見るべきは、無料でどこまで動くかです。ここが分かると、有料に上がる条件が見えます。

無料で使える主なもの

サービス紹介ページのフリープラン欄に挙がっているのは、スタッフアカウント数の上限なし、専用予約サイトとSNS連携、統合型決済サービス、メールとSMSによる自動リマインダーです。

「スタッフアカウント数の上限なし」は目を引く条件です。人数で刻まないので、スタッフが増えても無料のまま置けます。ただし後述するとおり、スタッフを予約に絡めて使う機能のほうは有料側にあるので、アカウントを持てることと使えることは別だと理解してください。

自動リマインダーが無料で使えるのも実用的です。「お客さまにSMSによるリマインダーを送信する」「お客さまにメールによるリマインダーを送信する」の設定があり、送信の時期は予約の3日前から1時間前の中から選べます。

比較表の「ネット予約」欄は、フリー、プラス、プレミアムのすべてで含まれています。中身は、Square ネット予約専用サイト、「今すぐ予約」ボタン、Instagramとの連携、Googleの予約機能との連携、予約サイト専用QRコード、SEOツールです。連携サービス欄の「Square アプリマーケットのアプリ」も、3つのプランすべてで含まれています。

レポートのエクスポートも3プランすべてで含まれています。予約履歴はSquare データにログインして[予約]または[支払い]の予約へ進み、[設定]の[履歴]から[エクスポート]でCSVとしてダウンロードできます。データを手元に残す手段が無料でもあるのは、後から移るときに効きます。

無料で使えないもの

料金ページの比較表で、フリーが「含まれていない」と明記されているのは次の項目です。

複数店舗、対応時間の設定、複数スタッフ対象の予約、Googleカレンダーとの同期、メールとSMSによる自動予約確認、無連絡キャンセルの防止対策、1日あたり受付可能な予約数上限。加えて、リソース管理はプラスも含まれておらず、プレミアムのみです。スタッフ管理まわり(Square アクセスプラス、勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、売上高人件費比率レポート)も、すべてプレミアムのみです。

ここで見落としやすいのが「メールとSMSによる自動リマインダー」と「メールとSMSによる自動予約確認」の違いです。前者はフリーでも使えますが、後者はフリーでは使えません。確認リクエストは「オンにすると、確認の方法としてSMS、メール、または両方を選択できます。確認リクエストをいつ送信するかを、予約の1週間前~2時間前の中から選択します。」という機能で、来るかどうかを事前に確かめる仕組みです。無断キャンセルを減らしたいなら、これが有料側にある点は効いてきます。

月間の予約件数の上限は書かれていない

フリープランに月間の予約件数の上限があるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。比較表に該当する項目がありません。明記されている制限は「1つのSquareアカウントにつき1店舗限定」だけです。

件数で刻むサービスに慣れていると、上限があるはずだと考えがちですが、少なくとも公開されている比較表には出てきません。

費用が変わる段は、月額のほかに5つある

ここからが本題です。月額の3段階以外に、費用が動く場所を順に挙げます。

1つ目。店舗が2つになったとき

フリープランは1つのSquareアカウントにつき1店舗限定です。2店舗目を持った時点で、フリーの範囲から出ます。比較表でも「複数店舗」はフリーが含まれていません。

そして有料プランは「店舗ごと、月額」なので、店舗数の分だけ月額が積み上がります。3店舗をプラスで運用するなら月9,000円、プレミアムなら月24,000円です。多店舗の展開を予定しているなら、ここが最も金額に効きます。

2つ目。定員制のクラスや順番待ちを使いたくなったとき

ジムやスタジオのようにクラス単位で予約を受ける形は、クラス予約の機能を使います。この機能のヘルプには、対象読者として「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。」と明記されています。フリーでは使えません。

クラスは単発でも繰り返し開催でも作れて、作成手順に「予約可能枠を入力し、講師を選択します。」とあり、枠数(定員)を指定する形です。注意点として「クラス作成後に開催日時、場所、所要時間を変更すると、そのクラスに既に入っていた予約はすべて自動的にキャンセルされ、払い戻しが行われます。」と書かれています。作ったあとで時間を動かすと予約が飛ぶので、確定してから作ってください。

順番待ちリストも同じくプラス以上です。「直前のキャンセルや予約変更によって生じたスケジュールの隙間を埋めるために、順番待ちリストを設定・活用しましょう。お客さまを手動で順番待ちリストに追加することも、お客さま自身がオンライン予約サイトから順番待ちリストに登録することもできます。」と説明されています。有効にすると、オンライン予約ページに「ご希望の日時に空きがありません。順番待ちリストに登録する」というメッセージが表示され、空きが出たときに通知を送る設定もできます。ただし「クラス予約の順番待ちリストは利用できません。」という制限があります。クラスと順番待ちを組み合わせたい場合は、この点を先に確認してください。

人気の時間帯が埋まりやすい商売では、順番待ちの有無が売上に直結します。ここが有料の理由になることは多いです。

3つ目。前払いや無断キャンセルの対策を入れたいとき

キャンセルポリシーと支払いオプションの設定は、ヘルプの対象読者に「Square 予約プラスおよびプレミアムの登録者さま。」と明記されています。フリーでは前払いポリシーの設定ができません。

設定できるオプションは3つです。「予約要件なし」が初期設定で、予約時にもキャンセルポリシーが表示されません。「全額前払いを求める」は固定価格のサービスを予約する際に前払いを求めるもので、「前払い済みの予約はお客さま自身でキャンセルできません。キャンセルポリシーの適用や払い戻しの必要が生じた場合は、加盟店さまの責任において対応してください。」とあります。「無連絡キャンセルに備えてカード情報を保存」は、予約の完了にカード情報の入力を求め、ポリシー違反時にそのカードへ請求できる形です。

注意点として「キャンセル料を請求できる期間は、当初の来店予定日の14日後までです。」「無連絡キャンセル対策機能を有効にすると、カード情報は1回の予約に対してのみ保存されます。その後の請求のためには保存されません。」と書かれています。キャンセルの受付期限は1時間から2週間の枠、または「なし」から選べます。

なお、料金の比較表では「前払い」「カード情報の保存・利用」がフリーを含む3プランすべてで「含まれています」と表記されており、上のヘルプの記載と表現が食い違っています。判断に使うなら、ヘルプの対象読者の記載のほう、つまりプラス以上が必要という前提で見ておくのが安全です。

4つ目。スタッフのシフトや勤怠を扱いたいとき

比較表の「スタッフ管理」欄は、フリーとプラスがいずれも「含まれていない」で、プレミアムのみ「含まれています」です。中身は、Square アクセスプラス、勤怠管理、スケジュール管理、歩合給、売上高人件費比率レポートです。

つまり、勤怠管理とスケジュール管理を使いたいなら、月8,000円のプレミアムまで上がります。プラスの月3,000円からいきなり5,000円の差が付くので、ここは大きな段差です。しかも「店舗ごと」なので、2店舗なら月16,000円になります。

スタッフの指名まわりは段が分かれています。「スタッフの「指名なし」で予約するオプションを表示する」設定や、「オンライン予約サイトからスタッフを削除する」設定、「複数のサービスをオンライン予約できるようにする」設定は、プランの制限が明記されていません。一方で「1件の予約で複数のスタッフを予約できるようにする」は「このオプションは、Square 予約プラスまたはプレミアムのサブスクリプションでご利用いただけます。」と明記されています。1回の予約で違うスタッフによる複数のサービスを受けられるようにしたいなら、プラス以上です。

5つ目。決済を使うとき

ここが月額とは別に、毎月出ていく費用です。しかも金額の大きさでは月額を上回ることがよくあります。

対面決済は「2.5%〜*(決済ごと)」です。ただし注記に条件が付いています。「*年間キャッシュレス決済額3,000万円未満の方で、主要カードブランドによる対面決済の場合。それ以外の場合は3.25%〜あるいはカスタム手数料。」つまり2.5%は、年間のキャッシュレス決済額が3,000万円未満で、主要カードブランドで、対面、という3条件がそろったときの率です。

引き下げの経緯も記載があります。「VisaとMastercardは2024年11月1日より、JCB、American Express、Diners Club、Discoverは2025年1月16日より、3.25%から2.5%に引き下げられました。引き下げ後のカード決済手数料の適用をご希望の加盟店さまは、以下を含む特定の条件を満たすことが求められます。日本政府が定める「中小企業」の定義に当てはまる/上場企業や企業グループと関連性がない/事業におけるキャッシュレス決済の年間総取引額が3,000万円未満」という条件です。

オンライン決済(前払い)は3.6%です。対応カードブランドによるクレジットカード決済、Apple Pay、Google Payによる決済が対象と補足されています。カード情報の手入力または保存済みカード情報の利用(無連絡キャンセル手数料を含む)は3.75%、請求書は3.25%です。

大事な点として、手数料はプランによって変わりません。比較表の3列すべてに同じ率が入っています。プレミアムに上げても決済手数料は下がりません。カードブランド別の差もなく、「この手数料はすべてのクレジットカードが対象となり、どのカードブランドにも一律のレートが適用されます。」と記載されています。計算の対象は各取引の総額で、税金とチップを含みます。端数は四捨五入です。

総額で見るとどうなるか

具体的に数字を置いてみます。予約時に前払いを受ける形で、月50万円のオンライン決済がある店を考えます。オンライン決済は3.6%なので、手数料は月18,000円です。前払いポリシーの設定にはプラス以上が要るので、月額3,000円が加わります。合計で月21,000円ほどになります。

同じ50万円を対面で受けて2.5%が適用される場合は、手数料が月12,500円です。前払いを使わないならフリープランのままでもよく、合計は月12,500円です。同じ売上でも、受け方で月8,500円変わります。

決済をまったく使わず、当日に現金で受け取る商売なら、手数料はゼロです。この場合、費用は月額だけになります。自分がどの型かを先に決めてから料金表を読むと、判断が早く終わります。

入金の周期でも実質の負担が変わる

料金表には出ないものの、資金繰りに効くのが入金の周期です。

入金先は加盟店が登録した銀行口座で、Squareが売上金を預かり、手数料を差し引いて振り込む形です。「Squareの決済手数料は、ご登録の銀行口座に売上金が振り込まれる前に差し引かれます。」と記載されています。

周期は、登録した銀行によって変わります。三井住友銀行とみずほ銀行の口座なら「0:00から23:59の間に発生した売上は翌営業日に振り込まれます。」その他の金融機関なら「毎週水曜日に締め、同じ週の金曜日に合算で振り込まれます。」つまり、口座をどこにするかで、入金が翌営業日か週1回かに分かれます。

振込手数料はかかりません。「振込手数料はSquareが負担するため、加盟店さまに請求が発生することはありません。」と記載されています。土日祝日は銀行休業日なので振込は行われず、振込予定日が休業日と重なった場合は翌営業日になります。着金時刻の目安は15時までとされています。なお通知メールは「Squareが振込を行った段階で送信されます。加盟店さまの銀行口座への入金をお知らせするものではありません。」という点も押さえておいてください。

急いで受け取りたい場合は即時入金サービスがあり、手数料は送金額の1.5%、最低振込額は5,000円です。これを常用すると、決済手数料に1.5%が上乗せされる形になります。オンライン決済3.6%と合わせると5.1%です。資金繰りが厳しい時期に使うのは分かりますが、常用は割高です。

料金表に出てこない費用と、かからない費用

かからない費用も明記されています。「アカウントの有効化」「Square POSレジアプリのダウンロード」「チャージバックおよび支払い異議申し立ての管理」「Square サポート」「詳細レポートツール」「お取引がない状態でのアカウント維持」「PCI DSS準拠」「サポート」「アカウントの不正なりすまし対策」「エンドツーエンドの暗号化された決済」「能動的な不正利用対策」「翌営業日振込」「中途解約」の一覧が挙がっています。

取引が無い月にアカウントを維持するだけなら費用がかからない、という点は季節営業の商売に効きます。

一方、料金表には出てこないのに費用が発生する場所が1つあります。独自ドメインです。予約ページを自分のドメインで見せたい場合、独自ドメインの接続はSquare 予約ではなくSquare オンラインビジネスの機能で、そのヘルプの対象読者は「Square オンラインビジネスプラスまたはプレミアムの登録者さま。」と明記されています。つまり別サービスの有料プランが要ります。

予約ページとの繋ぎ方は「Square オンラインビジネスのサイトに予約ページを追加する/Square オンラインビジネスのサイトに予約リンクを追加する」の2通りで、「予約ページは、複数店舗をお持ちの場合に適しています。単一の店舗を経営している場合、または店舗ごとに別のページにしたい場合は、サイトに予約リンクを追加して、店舗の予約時間をポップアップウィンドウに表示させることが可能です。」と説明されています。Square以外のウェブサイトに予約ボタンやウィジェットを埋め込むこともできます。SSLは接続されたすべてのドメインに含まれます。

なお、Square 予約の専用予約サイトそのものに独自ドメインを割り当てられるかどうかは、公開資料では確認できませんでした。

どのプランを選ぶかの目安

ここまでの内容を、選び方の形にまとめます。

フリーで足りるのは、1店舗で、予約を受けて確定させ、リマインダーを送るところまでで完結する商売です。決済は対面で受け、前払いは求めず、クラス単位の定員制も使わない。この条件なら、無料のまま続けられます。スタッフアカウント数に上限が無いので、人が増えても無料の範囲は変わりません。

プラスに上げる理由になるのは、次のどれかです。2店舗目を出した。クラスを組んで定員制で受けたい。順番待ちを受け付けたい。前払いを求めたい、または無断キャンセル対策としてカード情報を保存したい。Googleカレンダーと予約を同期したい。1回の予約で複数のスタッフを指定させたい。予約の前に来店の確認を自動で取りたい。この7つのうち1つでも該当すれば、月3,000円を払う理由があります。

プレミアムまで上げる理由は、事実上2つに絞られます。勤怠管理とスケジュール管理を使いたいこと、そしてリソース管理を使いたいことです。この2つに用が無ければ、プラスからプレミアムへの月5,000円の差は回収しにくくなります。スタッフの勤務時間を別の道具で管理しているなら、プラスで止めておくのが素直です。

判断で迷ったら、決済の額を先に見てください。月100万円をオンラインで通す店なら、手数料だけで月36,000円です。この規模になると、月額の3,000円と8,000円の差は誤差に近くなります。逆に決済が月10万円程度なら、手数料は月3,600円で、月額の差のほうが大きく効きます。どちらの側にいるかで、気にすべき数字が変わります。

解約したときの締めと、審査の時間

費用の話の最後に、始めるときと止めるときの条件を書きます。

止めるときは、Square データにログインして[設定]の[アカウントと設定]から[料金とサブスクリプション]へ進み、対象のサブスクリプションで[サービスをキャンセル]を選ぶか、無料版があればダウングレードします。

課金の締めは月単位です。「サブスクリプションのサービスは毎月月初の時点でその月の利用分が課金されます。よって無料トライアルを含め、月の途中でキャンセルした場合、翌月のサービスから停止となります。キャンセルした月の最終日までは、引き続きサービスをご利用いただけます。」と記載されています。日割り返金の有無については、公開資料では確認できませんでした。月の途中で止めても、その月は使えるので、使い切ってから止めるのが合理的です。

ダウングレードすると「その月の請求サイクル末日に有料機能が削除され、一部のサービス機能が失われる可能性があります。」一時停止も可能で「ほとんどのサブスクリプションは、最長3か月間一時停止できます。」とあります。閑散期がはっきりしている商売では、この一時停止が効きます。以前終了したサブスクリプションに再度サインアップすることもできます。

料金ページには「余計な費用は一切かかりません。いつでもプランの変更・解約ができます。」と書かれており、中途解約も費用がかからない一覧に入っています。

アカウント自体の無効化は別の話で、一度無効化すると再度有効化できません。「Squareアカウントを無効にすると、支払い履歴やアカウント情報に一切アクセスできなくなり、スタッフはアカウントから削除されます。」と記載されているので、無効化の前にデータのエクスポートを済ませてください。公式も「アカウントを無効にする前に、取引履歴や商品ライブラリ、顧客リストなど、必要なデータを必ずエクスポートしてください。」と促しています。アカウントを維持するだけならコストはかからないので、急いで無効化する理由はあまりありません。

始めるときの時間も見ておきます。カード決済は審査が要り、「Squareアカウントの作成後、Visa、Mastercard、American Expressの決済の審査には通常1~3営業日かかります。最短の場合は、アカウントを作成した当日からご利用開始いただけます。」と記載されています。Squareの審査に加えて、Visa、Mastercard、UnionPayは三井住友カード株式会社、アメリカン・エキスプレスはAmerican Express International, Inc、JCB、Diners Club、Discoverは株式会社ジェーシービーによる審査が求められ、結果によっては一部のカードブランドが使えない場合もあります。

ほかのサービスと比べるときの物差し

最後に、比べ方の話をします。金額を横に並べるだけでは判断できません。刻み方の考え方がサービスごとにまったく違うからです。

Square 予約は「店舗ごとの月額」と「決済ごとの手数料」で費用が決まる型です。スタッフの人数でも予約の件数でも刻みません。スタッフアカウント数に上限が無く、月間の予約件数の上限も比較表には出てきません。一方で、件数やスタッフ数で刻む型のサービスもあります。この2つを金額だけで並べても意味がありません。

自分の数字を先に決めてください。店舗はいくつか、月に何件の予約が入るか、決済を月にいくら通すか、勤怠やシフトを扱いたいか。この4つを紙に書いてから料金のような料金表を開くと、どの列を見ればいいかが最初から決まります。決済の額が大きい店ほど、月額より手数料の率が効きます。決済を使わない店ほど、月額だけの勝負になります。

機能の名前ではなく、できることの単位で確かめるのも大事です。同じことができるのに呼び方が違うだけ、という場合が多いので、機能名で探すと見落とします。できることのような一覧を、自分の1日の流れに当てはめながら読んでください。複数のサービスの条件を横に並べたいときは他社との比較が、似た業態の店がどう組んでいるかを知りたいときは業種ごとの使い方が手がかりになります。

決済の持ち方も比べる価値があります。Squareは売上金をいったん預かり、手数料を差し引いて振り込む形でした。予約システムによっては、決済代行会社との加盟店契約を店舗が自分で結び、代金は店舗の口座に直接入り、返金も店舗が行い、運営は代金を預からない方式のものもあります。この形だと入金の時期は決済代行会社との契約で決まります。対応している決済の種類もサービスごとに違い、StripeやSquareに対応していないものもあるので、いまの決済をそのまま続けたいのかどうかを先に決めてください。

そもそも決済を使わない商売なら、この議論はまるごと切り離せます。当日に現地で払ってもらう形なら、手数料も入金の周期も関係ありません。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りの予約システムを選べば、決済の条件を背負わずに受付と再来店の設計だけに集中できます。

最後に、実際に触ってから決めてください。機能表で丸が付いていても、画面での操作の重さは表からは分かりません。1日に何十回も開く画面なので、そこが合うかどうかが長く効きます。デモを見るように試せる形が用意されているなら、自分のメニューを1つ登録して予約を1件通してみるところまでやると、判断がはっきりします。細かい条件が残ったら、よくある質問のようなページに答えが載っていることもあります。

Q1. Square 予約の月額はいくらですか?

フリーが無料、プラスが3,000円、プレミアムが8,000円で、どちらも「店舗ごと、月額」という表記です。税込か税抜かは料金ページに記載が無く、公開資料では確認できませんでした。年間取引高が3,000万円以上の場合は、カスタマイズされた料金プランの相談枠が案内されています。

Q2. 無料のフリープランで足りますか?

1店舗で、当日の受付が中心なら足りる可能性があります。専用予約サイト、SNS連携、自動リマインダー、レポートのエクスポートは無料で使えます。ただし複数店舗、クラス予約(定員制)、順番待ちリスト、前払いポリシー、Googleカレンダー同期、自動予約確認、勤怠とシフト管理は使えません。

Q3. 決済手数料はプランで変わりますか?

変わりません。比較表の3列すべてに同じ率が入っています。対面は2.5%からで、年間キャッシュレス決済額3,000万円未満、主要カードブランド、対面という3条件がそろった場合の率です。オンライン決済は3.6%、カード情報の手入力や保存済みカードの利用は3.75%、請求書は3.25%です。

Q4. 売上金はいつ入金されますか?

登録した銀行によって変わります。三井住友銀行とみずほ銀行なら翌営業日、その他の金融機関なら毎週水曜日締めで同じ週の金曜日にまとめて振り込まれます。振込手数料はSquareが負担します。急ぐ場合は即時入金サービスがあり、手数料は送金額の1.5%、最低振込額は5,000円です。

Q5. 途中で解約すると日割りで返金されますか?

日割り返金の有無は公開資料では確認できませんでした。ヘルプには「月の途中でキャンセルした場合、翌月のサービスから停止となります。キャンセルした月の最終日までは、引き続きサービスをご利用いただけます。」と記載されています。中途解約に費用はかからないため、その月は使い切ってから止めるのが合理的です。

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