他社との比較

STORES予約の無料の範囲|どこまで使えて、どこから有料か

2026年9月9日

「stores 予約 無料プラン」で調べている段階では、知りたいことはだいたい3つに絞られます。無料でどこまで受けられるのか、何をしようとした瞬間に有料になるのか、そして有料に上がるとしたら最小でいくらかかるのか。STORES 予約 のフリープランは月額0円で初期費用も0円ですが、無料で使える範囲は「機能が少し制限される」という程度ではなく、はっきりした線が引かれています。この記事では、公式のプラン比較表と料金ページに書かれている区分をそのまま並べ、どこで止まるのかを具体的に示します。

無料かどうかに関係なく、2026年に変わった条件がある

プランの中身に入る前に、フリープランを使っていても影響する変更を押さえておきます。無料で始めるつもりでも、事前決済を使うなら費用は発生します。

事前クレジットカード決済の料率が上がった

事前クレジットカード決済の手数料率が2026年8月3日に変更されました。変更前は「4.9%+99円」でしたが、以降は5.5%です。8月3日午前0時以降の決済から自動的に新しい料率が適用されています。フリープランでも事前決済は使えるため、この料率はそのままフリープラン利用者に効きます。

料率は加入状況で4段階に分かれます。フリーかつ通常料率が5.5%、フリーかつ中小特別料率が5.2%、STORES スタンダードプラン(月額3,300円・税込)に加入していて通常料率なら3.6%、加入していて中小特別料率なら3.3%です。

事前クレジットカード決済手数料は、フリープランの場合5.2%〜、スタンダードプラン加入の場合3.3%〜です(共に中小特別料率適用時) 出典: stores.fun

ここで注意したいのは、スタンダードプランが STORES 予約 の有料プラン(スモール、チーム、ビジネス、エンタープライズ)とは別枠だという点です。予約側はフリーのままでも、スタンダードプランに月3,300円を払えば料率が下がります。月の事前決済額が20万円を超えるなら、料率差の1.9%だけで3,800円になるため、加入したほうが安く収まる計算になります。つまり「無料プランだから決済まわりの費用はゼロ」という理解は成り立ちません。

中小特別料率のほうにも条件があります。中小企業基本法が定める中小企業者に該当する会社または個人であること、年間のキャッシュレス決済利用額が3,000万円未満であること、実店舗などの対面環境で来店客にサービスや商品を提供する際の決済であることが主な条件です。実店舗がないオンラインサービスは適用できません。当月10日までに申請すると翌月1日から適用されます。

振込手数料が発生するようになった

2026年8月25日の入金分より、それまで0円だった振込手数料が1回の振込につき275円(税込)発生するようになりました。入金額が10,000円未満の振込では事務手数料275円が追加され、合計550円になります。

この変更は、事前決済の額が小さい店ほど効き方が大きくなります。月の事前決済が2万円の店なら、決済手数料1,100円に振込手数料275円が乗り、合計1,375円が引かれます。フリープランで無料に見えていても、事前決済を使う限りここは避けられません。振込のタイミングは管理画面で「入金額が10,000円以上で振込」(初期設定)と「入金額が10,000円未満でも振込」から選べます。前者では10,000円に達するまで売上金が繰り越され、振込自体が行われず、振込手数料も発生しません。少額の店は初期設定のままにしておくほうが有利です。

なお、サービス自体の提供終了は告知されていません。公式FAQのリリース情報一覧に掲載されている直近の記事はいずれも機能追加または条件変更の告知で、終了に関する記載はなく、運営会社の公式サイトのサービス一覧にも現行サービスとして掲載されています。新規の申し込みも継続していて、公式料金ページには全プラン欄に「無料ではじめる」の登録導線が現在も置かれています。無料で始めること自体に、いま止まっている入口はありません。

予約サイトのURLとメールの送信元が移る

予約サイトのURLの形式が変わります。変更前は coubic.com のドメイン配下でしたが、変更後は各事業者のドメインIDを使った stores.jp 配下の形式です。2026年2月中旬以降、順次切り替えが実施されています。旧URLからの自動転送は続きますが、公式には「将来的に現在のURLでのご利用を停止し、URLの変更をお願いさせていただく場合がございます」と予告されています。予約者へ送信されるメールの送信元アドレスも、[email protected] から [email protected] に変更されます。無料で始めた店ほど、チラシやSNSに旧URLをそのまま載せていることが多いので、切り替えの案内が来たら差し替えを忘れないでください。

フリープランで実際にできること

制限の話より先に、無料でどこまでできるのかを正確に見ておきます。公式のプラン比較表でフリー欄に印がついているものは、想像より多いです。

予約ページは2タイプ使える

予約ページのタイプは全部で4種類ありますが、フリープランで使えるのは「レッスン・イベントタイプ」と「メニュータイプ」の2つです。レッスン・イベントタイプは定員のある回に人を集める形で、ヨガや料理教室、セミナーがこれに当たります。メニュータイプは施術や相談のように、1人ずつ時間枠で受ける形です。この2つがあれば、小さな店の受け方はたいてい成立します。

予約受付・キャンセル・変更期限の設定も全プランで使えます。前日の何時までキャンセル可、といった設定を無料のまま組めるということです。承認制の予約受付設定も全プランなので、入った予約を店が確認してから確定させる運用もできます。予約受付時のアンケート設定は、フリーとスモールが最大1項目までです。1問だけなら「初めてのご来店ですか」といった質問を置けます。

決済も回数券の販売もできる

意外に思われるところですが、現地支払いの予約受付とクレジットカード事前決済の予約受付は、どちらも全プランで利用できます。フリープランでも前金を取れるということです。回数券・月謝の販売も全プランで可能です。

ただしここには線が1本引かれていて、「回数券・月謝を利用した予約受付」はスモールプラン以上です。回数券を売ることはできても、その回数券を使って予約を取る流れはフリーでは組めません。回数券を売って現地で消し込む運用ならフリーで回りますが、予約時に自動で残回数を減らしたいならスモール以上が必要です。

顧客管理とアプリ、分析は使える

顧客管理と顧客情報の一括登録は全プランで利用できます。紙の台帳やエクセルから顧客を取り込むところまでは、無料でできるということです。QRコードセルフチェックイン機能、予約者向けアプリ、管理者向けアプリ、分析機能も全プランです。「Googleで予約」も全プランで利用でき、Google検索やマップの店舗情報から予約に入る導線を無料で作れます。ホームページやブログへの予約ボタンの埋め込みも全プランです。

つまり、月の予約が少なく、スタッフが1人で、メールでの販促をしない店であれば、フリープランはかなり広い範囲をカバーします。無料プランを「お試し用」と決めつける必要はありません。

フリープランで止まる3つの線

無料で使い続けられるかどうかは、次の3つの上限に当たるかどうかで決まります。

月50件を超えると新規の受付が止まる

フリープランの月間予約件数の上限は50件です。集計期間内に50件を超えると、新規の予約受け付けが停止されます。受け付けを再開するには有料プランへの変更が必須で、それ以外の方法はありません。50件以内の場合は次の集計期間の開始日に0件へリセットされ、あらためて50件まで受け付けられます。集計期間は月初1日から月末最終日までですが、カウント期間は契約したタイミングによって異なります。トライアルプランも上限は同じ50件で、超えたときの挙動も同じです。

ここが一番怖いところです。上限に達したときに起きるのは「警告が出る」ではなく「予約が受けられなくなる」です。月末に予約が集中する店では、25日あたりで止まって、そこから月末までの申し込みを取りこぼす形になります。予約1件の平均単価が5,000円の店なら、5件取りこぼすだけで25,000円です。件数が月40件を超え始めたら、その時点で有料に上げる算段をしておいたほうがいいです。

予約ページは2つまで

予約ページの公開数はフリーが2、スモールとチームが10、ビジネスが50、エンタープライズが100です。メニューが3種類あって、それぞれ別ページで受けたい場合、フリーでは足りません。1つのページの中でメニューを分ける組み方で回避できることもありますが、店舗が2つある、教室とイベントを分けたい、といった事情があると2枠はすぐ埋まります。

スタッフを登録できない

フリープランには登録スタッフ数の設定がありません。スタッフを登録する機能そのものが使えないということです。スタッフの指名予約はチームプラン以上、メニュータイプ(複数スタッフ登録)もチームプラン以上です。登録できるスタッフ数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。

したがって、担当者が2人以上いて、それぞれの空き枠を別々に管理したい店では、フリーもスモールも成立しません。指名を受け付けるならチーム以上が必要です。ここは無料かどうかの話ではなく、プラン設計そのものの線引きです。

無料では使えない機能を性質ごとに確かめる

公式のプラン比較表でフリー欄に印がついていないものを、性質ごとに分けて並べます。

予約の受け方の細かい設定

所要時間の自由入力と受付時間間隔の自由入力はスモールプラン以上、休憩時間の設定とオプションメニュー設定はチームプラン以上です。施術のあとに片付けの15分を挟みたい、といった調整はフリーではできません。グループ予約受付、キャンセル待ち設定、予約回数の制限設定、シークレットページの作成はビジネスプラン以上です。スクールタイプもビジネスプラン以上です。

メールと販促

メルマガ・DMの手動一斉配信と、メルマガ・予約リマインドメールの自動配信は、いずれもスモールプラン以上です。フリープランでは利用できません。ここは影響が大きい部分です。予約が確定したときの予約確定メールは自動で送られますが、前日のリマインドを自動で送る仕組みはフリーでは組めません。無断キャンセルを減らす最も効く手段が、無料の範囲には入っていないということになります。

予約通知メールの署名設定はスモールプラン以上、予約通知メールのカスタマイズはチームプラン以上です。SMSの手動・自動配信はビジネスプラン以上で月100件までで、追加は200通ごとに5,500円(税込)です。初回無料クーポン機能、レビュー受付可否の設定、顧客ブロック、問い合わせURLのカスタマイズも、フリーでは使えません。メールとSMSの保存期間は、フリーとスモールが1か月、チームとビジネスが3か月、エンタープライズが1年です。

外部連携と分析

Zoom連携はスモールプラン以上、Googleカレンダーとの双方向連携はチームプラン以上、API連携はビジネスプラン以上です。Google Analytics 4 連携はフリーが利用不可で、スモールとチームがオプション提供、ビジネスとエンタープライズが1タグまで無料です。コンバージョンタグの埋め込みもフリーは利用不可です。予約カレンダーの埋め込みはビジネスプラン以上で、フリーで埋め込めるのは予約ボタンまでです。オンラインで面談や講座を受け付けたい店は、この時点でスモール以上が必要になります。

データの持ち出し

「予約・顧客情報のCSVダウンロード」はビジネスプラン以上の機能として区分されており、フリー、スモール、チームには印がありません。顧客情報の一括登録は全プランでできるので、入れることはできても出せない形になります。フリー、スモール、チームの各プランで予約・顧客データを取り出す方法があるかどうかは、公式資料からは判断できませんでした。手段が存在しないと断定はできませんが、公開されている区分の上ではそうなっています。将来ほかの仕組みへ移る可能性があるなら、この点は先に問い合わせて確かめておく価値があります。

予約ページの見た目

フリープランでは予約受付ページ内に広告が表示されます。「予約受付ページ内の広告非表示」がスモールプラン以上の機能として区分されているためです。予約受付ページのロゴカスタマイズもスモールプラン以上、予約者向けカレンダーの色変更もフリーでは使えません。自分の店のページとして見せたい場合は、ここが最初の不満点になりやすい部分です。

見落としやすい細かい条件

比較表の行としては小さいのに、運用で効いてくる条件がいくつかあります。

1つはメールとSMSの保存期間です。フリーとスモールは1か月です。3か月前に送ったメールの内容を確認したくなっても、履歴が残っていません。トラブルの照会が来たときに「いつ何を送ったか」を示せない可能性があるので、重要な連絡は別の手段でも控えを残しておくのが安全です。

もう1つは独自ドメインの扱いです。公式FAQには、ネットショップでは独自ドメインを利用できるものの、予約サイトでは現在、独自ドメインの発行には対応していないと明記されています。ただし同じ事業者が STORES ネットショップ側で独自ドメインを設定している場合は、予約サイトにも自動的に適用されます。独自ドメインは事業者につき1つのみで、同じ会社内で事業ごとに別々のドメインを設定することはできません。予約サイトのURLに使う共通ドメインIDは、URL移行後に決済を伴う予約や回数券・月謝の購入が発生すると変更できなくなります。1回でもオンライン決済が発生したストアは変更できないため、最初に決めるIDは慎重に選んでください。

管理者権限機能はエンタープライズプランのみ、IP制限もエンタープライズプランのみです。複数店舗を1つのアカウントでまとめて管理したい場合は、フリーはもちろん、途中のプランでも組めません。フリープランとトライアルプランは、予約件数の上限も超過時の挙動も同じ50件です。トライアルから無料に落ち着く場合は、上限の感覚は変わらないと考えて差し支えありません。

有料に上げるときの、最小の費用

無料の次の段がいくらなのかは、比較の上で最も重要な数字です。

スモールプランの月額は、年契約・一括払いで9,790円、年契約・分割払いで10,890円、複数月契約・一括払いで12,980円です。すべて税込で、初期費用は0円です。チームプランは順に19,690円、20,790円、22,880円、ビジネスプランは28,600円、29,700円、31,790円、エンタープライズプランは66,000円、77,000円、77,000円です。

契約の形にも縛りがあります。契約期間は年契約と、最短3か月からの複数月契約から選べ、単月での契約はできません。複数月契約・一括払いの支払い方法は請求書のみです。契約は自動更新で、契約期間の途中で解約する場合でも残存期間分のプラン利用料の全額を支払う必要があります。つまり「今月だけ上げて、来月戻す」ができない設計です。利用開始までの時間は、クレジットカード払いなら登録後すぐ、請求書払いなら申し込み完了から最短1営業日から3営業日です。

予約件数の上限は、スモールが200件、チームが300件、ビジネスが2,000件、エンタープライズが5,000件です。有料プランで上限を超える場合は、50件ごとに1,078円(税込)で追加できます。フリーの50件から見ると、次の段で一気に200件まで増える代わりに、月あたり9,790円からという形です。

オプションの月額も把握しておきます。すべて税込で、LINEミニアプリ連携が4,400円でスモールプラン以上、かんざし連携が5,500円でチームプラン以上、RemoteLOCK連携が4,400円でチームプラン以上、タグの追加埋め込みが1個ごと5,500円でスモールプラン以上、入金サイクル短縮化が2,200円でスモールプラン以上、POSレジ連携が3,300円からでスタンダードプランへの加入が必要です。

無料のまま長く使うための工夫

上限に当たるまでは、工夫次第で無料の範囲を広く使えます。実際に効くのは次の4つです。

予約ページ2枠の割り振りを先に決める

公開できるページが2つしかない以上、この2枠をどう使うかが設計の中心になります。よくある割り振りは、片方をメニュータイプ(1人ずつ時間枠で受ける施術や相談)、もう片方をレッスン・イベントタイプ(定員のある回)にする形です。メニューが複数あっても、1つのページの中でメニューを並べれば1枠で収まります。ページを分けたくなるのは、受け方そのものが違うときか、営業時間が違うときだけです。先に「この2枠は何と何か」を決めておくと、あとから作り直す手間がなくなります。

アンケート1項目を、いちばん効く質問に使う

予約受付時のアンケート設定は、フリーとスモールが最大1項目です。1問しかないので、これを何に使うかで運用が変わります。多いのは「初めてのご来店ですか」「ご希望の担当者はいますか」「当日のご連絡先」の3つで、店の困りごとに直結する1問を選びます。初回と再訪で施術時間が変わる店なら前者、電話がつながらなくて困っている店なら後者です。残りの確認は予約確定メールの本文に書いて、返信で受ける形にすれば実質的に補えます。

リマインドを手作業で回す段取りをつくる

自動のリマインドが使えない代わりに、手作業の型を決めておけば実害はかなり減らせます。毎日決まった時刻に翌日の予約一覧を開き、初回の予約者と、キャンセル歴のある予約者にだけ連絡を入れる形です。全員に送ろうとすると続かないので、対象を絞るのが続けるコツです。予約確定メールに「前日のご連絡はいたしませんので、日時のお控えをお願いします」と一文入れておくと、そもそもの期待値がずれません。承認制の予約受付設定を使えば、確定の連絡そのものが接点になります。

Googleで予約とQRチェックインを使い切る

「Googleで予約」は全プランで使えます。Google検索やマップの店舗情報から直接予約に入れるため、ホームページを持っていない店ほど効果が大きい機能です。無料の範囲でできる集客の手段としては、これが最も費用対効果が高い部類に入ります。QRコードセルフチェックイン機能も全プランで使えるので、来店時の受付を予約者自身に任せられます。人手が1人の店では、この2つを入れるだけで当日の負担がはっきり変わります。

上げるとしたら、どのプランで止まるか

有料に上げると決めたあと、どこで止めるかの判断は上限とスタッフ数で決まります。

スモールプランは月200件、予約ページ10、登録スタッフ数の設定なしです。件数と予約ページの枠は増えますが、スタッフの指名は使えません。1人で回していて、件数だけが足りなくなった店の受け皿がここです。リマインドの自動配信、Zoom連携、ロゴのカスタマイズ、広告の非表示もこの段から使えるようになるため、見た目と手間の改善は大きいです。

チームプランは月300件、予約ページ10、スタッフ3名です。スタッフの指名予約とメニュータイプ(複数スタッフ登録)が使えるようになり、Googleカレンダーとの双方向連携、休憩時間の設定、オプションメニュー設定もこの段からです。担当が2人か3人いる店は、実質的にここが下限になります。逆に言うと、スモールとチームの差額は月あたり約1万円で、その大半は「スタッフを扱えるかどうか」に払う形です。

ビジネスプランは月2,000件、予約ページ50、スタッフ20名です。ここでCSVダウンロード、API連携、グループ予約受付、キャンセル待ち設定、スクールタイプ、予約カレンダーの埋め込みが使えるようになります。件数の飛び方が300件から2,000件と大きいため、月400件程度の店にとっては割高に感じられる段です。データの持ち出しがこの段からという点は、規模ではなく運用の要件で選ぶ理由になります。

無料のまま続けられる店と、続けられない店

ここまでの条件を、店の形に当てはめます。

無料のまま回るのは、月の予約が50件以内で、対応する人が1人で、メニューの構成が単純で、前日のリマインドを手作業で送っても負担にならない店です。個人でやっている整体やネイル、月に数回だけ開く教室、副業として週末に受けている相談業などが当てはまります。予約ページに広告が出ることを許容できるなら、費用はゼロで回ります。

無料では続けられないのは、次のどれかに当たる店です。月の予約が50件を超える。担当者が2人以上いて指名を受け付ける。前日のリマインドを自動で送りたい。回数券を予約と連動させたい。オンライン面談のURLを自動発行したい。予約データをCSVで持ち出したい。1つでも当たるなら、無料の範囲では組めません。

境目にいる店の見分け方は、直近3か月の予約件数を月ごとに並べてみることです。1か月でも50件に触れているなら、次に同じことが起きたときに受付が止まります。季節で波がある業種、たとえば発表会前に集中する教室や、年末に混む整体では、平均が30件でも繁忙月だけ60件になることがあります。平均ではなく最も多かった月で判断してください。逆に、3か月とも40件未満で伸びの兆しもないなら、当面は無料で問題ありません。

判断で迷いやすいのは、月40件前後の店です。上限に触れると受付が止まるため、余裕を見て早めに上げるか、件数の伸びが確実になるまで待つかの選択になります。ただし単月契約ができない以上、上げたら最低3か月は戻せません。この点は判断の前に必ず頭に入れておいてください。

無料の次の段を、別の形で見ておく

無料から有料への段差が大きいと感じたなら、段の刻み方が違う仕組みを並べて比べる価値があります。同じ「月300件受けたい」でも、月額がいくらになるかは仕組みによって変わるからです。

月あたりの上限件数とスタッフ人数でプランが分かれる料金の考え方は料金にまとめてあります。無料で月50件とスタッフ1名、月額3,300円で月300件とスタッフ1名、月額7,700円で月1,000件とスタッフ10名、月額19,800円で月3,000件とスタッフ無制限という4段階で、いずれも税込です。上限を超えた分は100件ごとに1,100円、年契約にすると月あたり2,750円、6,600円、16,500円になり、有料プランは最初の3か月が半額です。無料の上限が同じ50件でも、その次の段が3,300円なのか9,790円なのかで、月40件の店の判断は変わります。

機能の線引きも仕組みごとに違います。スタッフ指名とシフト管理、独自ドメイン、オンライン面談URL、GA4がどの段から使えるのかは、比較のときに必ず見るべき5点です。何がどの段で使えるのかはできることに整理してあります。他社の予約システムを横に並べて、どの条件で差が出るのかを整理した他社との比較も、判断の物差しづくりに使えます。

決済まわりは構造から見てください。予約システムには、代金を運営会社がいったん預かってから店に振り込む形と、店が自分で決済会社と加盟店契約を結んで代金が直接入る形があります。前者では振込サイクルと振込手数料が資金繰りに効きますが、後者では代金が店舗の口座に直接入り、返金も店舗が行うため、運営が代金を預かりません。決済会社としてテレコムクレジットを使い、店舗が自分で加盟店契約を結ぶ形がこれに当たります。Stripe と Square には対応していないため、すでにそのどちらかで決済を組んでいる店は、この点を先に確認しておく必要があります。

最後に、無料プランで判断するときは画面そのものを見てください。予約者が最初に見る画面と店側の管理画面の両方を触れるデモを見るを先に確認しておくと、機能の一覧だけでは分からない使い勝手の差が見えます。自分の業種でどう組むかの例は業種ごとの使い方にまとまっているので、近い形を見つけてから設定に入ると早いです。

Q1. STORES予約の無料プランは、月に何件まで予約を受けられますか?

月間予約件数の上限は50件です。集計期間内に50件を超えると新規の予約受け付けが停止され、再開するには有料プランへの変更が必須になります。50件以内であれば次の集計期間の開始日に0件へリセットされ、あらためて50件まで受け付けられます。集計期間は月初1日から月末最終日までですが、カウント期間は契約したタイミングによって異なります。トライアルプランも上限は同じ50件です。

Q2. 無料プランでもクレジットカードの事前決済は使えますか?

使えます。現地支払いの予約受付とクレジットカード事前決済の予約受付は、どちらも全プランで利用できます。ただし手数料は発生します。2026年8月3日以降の料率は、フリープランの通常料率で5.5%、中小特別料率の適用時で5.2%です。さらに2026年8月25日の入金分より振込手数料275円(税込)が1回の振込ごとに発生し、入金額が10,000円未満の場合は事務手数料275円が加わり合計550円になります。

Q3. 無料プランで前日のリマインドメールは自動で送れますか?

送れません。メルマガ・予約リマインドメールの自動配信はスモールプラン以上の機能で、フリープランでは利用できません。予約が確定したときの予約確定メールは自動で送信されますが、予約日の前に自動でリマインドを送る仕組みは無料の範囲には入っていません。無断キャンセルを減らしたい場合は、手作業で連絡するか、スモールプラン以上へ上げるかのどちらかになります。

Q4. 無料プランでスタッフの指名予約を受け付けられますか?

受け付けられません。フリープランには登録スタッフ数の設定そのものがなく、スタッフを登録する機能が使えないためです。スタッフの指名予約はチームプラン以上で、登録できるスタッフ数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。スモールプランにも登録スタッフ数の設定はないため、担当者が2人以上いて指名を受けたい店は、チームプラン以上が必要になります。

Q5. 無料から有料に上げると、最低いくらかかりますか?

最も安いスモールプランで、年契約・一括払いが月額9,790円、年契約・分割払いが月額10,890円、複数月契約・一括払いが月額12,980円です。すべて税込で初期費用は0円です。契約期間は年契約か最短3か月からの複数月契約で、単月契約はできません。契約は自動更新で、途中解約でも残存期間分のプラン利用料は全額支払う必要があるため、上げたら最低3か月は戻せない点に注意してください。

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