他社との比較

STORES予約の使い方|設定から受付を始めるまで

2026年9月9日

予約システムを入れると決めたあと、いちばん時間を取られるのは初期設定です。メニューをいくつ作るか、何分刻みで受けるか、キャンセルは何日前まで認めるか。決めるべきことが多いうえに、順番を間違えると後から直しづらい項目もあります。「stores 予約 使い方」で検索する人の多くは、管理画面を開いたところで手が止まっています。

この記事では、公式サイトと公式ヘルプに書かれている内容だけを使って、受付を始めるまでの流れを順に追います。あわせて、どの設定がどのプランで使えるのかも並記します。設定を進めていて「この項目が見当たらない」となる原因のほとんどは、契約しているプランの範囲外だからです。先に知っておけば、無駄に探す時間が減ります。

始める前に押さえておく3つの前提

手を動かす前に確認しておいたほうがよい前提が3つあります。

1つ目は、予約サイトのURLが移行の途中にあることです。変更前は coubic.com のドメインに店舗のIDを付けた形でしたが、変更後は事業者のドメインIDを使った stores.jp のドメインに切り替わります。切り替えは2026年2月中旬以降、順次実施されています。旧URLからの自動転送は続きますが、公式の告知に「将来的に現在のURLでのご利用を停止し、URLの変更をお願いさせていただく場合がございます」と明記されています。チラシや看板にURLを刷る予定があるなら、新しい形式のURLで用意してください。あわせて、予約者へ送るメールの送信元アドレスも [email protected] から [email protected] に変わります。

2つ目は、登録した時期によって操作画面が違うことです。公式ヘルプの退会手順が「2026年7月22日以前に登録した事業者向け」と「2026年7月22日以降に登録した事業者向け」の2本に分かれており、操作方法が異なると明記されています。検索して出てきた手順書が自分の画面と合わないときは、この違いを疑ってください。

3つ目は、無料のまま使える範囲です。フリープランは月額0円、初期費用も0円で、月間予約件数50件、予約ページ公開数2、スタッフ登録は利用できません。50件を超えると新規の予約受け付けが停止され、再開するには有料プランへの変更が必須です。まず無料で試すのは正しい進め方ですが、上限に当たると受付が止まる点は先に知っておいてください。

受付を始めるまでの全体の流れ

作業の順番はおおよそ次のとおりです。予約ページの型を選び、メニューと受付条件を決め、メールの設定を整え、必要ならスタッフと決済を追加し、最後にページを公開して自社サイトやSNSからつなぎます。

このうち、あとから変えづらいのは最初の2つです。予約ページの型は業態に合わせて選ぶもので、途中で変えると設定をやり直すことになります。URLに使うドメインIDも、決済を伴う予約や回数券や月謝の購入が発生した後は変更できなくなると明記されています。順番としては、型とURLを先に確定させ、そのあとで細かい条件を詰めるのが手戻りの少ない進め方です。

予約ページの型を選ぶ

予約ページのタイプは4種類です。レッスンやイベントタイプ、メニュータイプ、メニュータイプ(複数スタッフ登録)、スクールタイプ。このうちレッスンやイベントタイプとメニュータイプは全プランで使えます。メニュータイプ(複数スタッフ登録)はチームプラン以上、スクールタイプはビジネスプラン以上です。

時間を指定して受けるならメニュータイプ

整体、サロン、クリニックのように、1人ずつ時間を区切って受ける業態はメニュータイプです。ここで設定できる項目には、それぞれ必要なプランがあります。所要時間の自由入力と受付時間間隔の自由入力はスモールプラン以上、休憩時間の設定とオプションメニューの設定はチームプラン以上です。

つまりフリープランのメニュータイプは、あらかじめ決まった刻みでしか受けられません。施術のあとに片付けの時間を10分挟みたい、という設定を入れるにはチームプランが要ります。予約が連続して入ったときに現場が回らなくなるのは、たいていこの休憩時間の設定が無いときです。無料で試す段階では、意図的に受付間隔を広めに取っておくと事故が減ります。

なお、予約時間の短縮や延長がメニュータイプでできるようになった旨、予約開始時間をずらす設定、祝日の営業時間設定、予約ブロック時間帯をカレンダーで確認して表示を切り替える機能が、リリース情報として告知されています。

定員制ならレッスンやイベントタイプ

ヨガ教室、料理教室、セミナー、体験イベントのように、開始時刻と定員を決めて複数人を受け入れる業態はレッスンやイベントタイプです。こちらは全プランで使えます。

定員に関わる機能で、プランが必要なものがあります。グループ予約の受付とキャンセル待ちの設定は、どちらもビジネスプラン以上です。1人が家族3名分をまとめて申し込む形や、満席後に順番を待ってもらう形を使いたい場合は、上のプランが前提になります。定員制で回す業態にとってキャンセル待ちは売上に直結する機能なので、ここは早めに判断したほうがよい部分です。

継続で通う形ならスクールタイプ

決まった曜日や時間に継続して通う形にはスクールタイプがあります。ビジネスプラン以上での提供です。語学やピアノのように、毎週同じ枠を押さえる運用に向いた型ですが、使えるプランが限られる点に注意してください。

メニューと受付条件を決める

型が決まったら、メニューと条件を作ります。

予約受付、キャンセル、変更の期限設定は全プランで使えます。何日前まで予約を受けるか、何時間前までキャンセルを認めるかを決める設定です。ここは業態によって答えが大きく変わります。材料を仕入れる教室なら前日まで、席さえあれば受けられるサロンなら当日1時間前まで、といった具合です。キャンセル料を取る運用にするなら、この期限とキャンセル料の説明を揃えておかないと、あとで揉めます。

承認制の予約受付も全プランで使えます。予約が入った時点では確定せず、店舗が確認してから確定させる形です。初めての顧客だけ確認したい、条件に合うか見てから受けたい、という業態に向いています。

予約時に質問を聞くアンケート設定は、フリーとスモールが最大1項目、チーム以上が最大50項目です。予約受付時の予約者情報カスタマイズはチームプラン以上で最大20項目。予約回数の制限設定とシークレットページの作成はビジネスプラン以上です。

無料で始めた店舗が最初に不足を感じるのは、たいていアンケートの1項目という制限です。「初回か2回目以降か」「気になる部位」「持ち物の有無」といった質問を並べたくても、1つしか置けません。回避策としては、自由記述の1項目にまとめて書いてもらう形になりますが、集計はしづらくなります。

予約者へ送るメールを整える

予約が入ったあとの連絡は、そのまま無断キャンセルの率に効きます。ここは最初にきちんと設定してください。

予約が確定すると、予約者に自動で予約確定メールが送信されます。これは基本の動きです。

リマインドは「予約忘れないでねメール」という名称の機能で、予約日時の前に予約者へ自動でメッセージを送ります。メールでもSMSでも送れて、予約ページごとに配信設定ができます。送信のタイミングは予約日時の何時間前という形で指定でき、配信日は1日前を24時間前として換算します。設定した配信日を過ぎたあとに入った予約には配信されません。当日の朝に入った予約には前日リマインドが飛ばない、ということです。

来店後のフォローに相当するものとして「来店者向けメール」があります。誕生日や来店回数などの条件に応じて、予約者へメッセージを自動送信できる機能で、配信対象、件名、本文、配信時間を設定します。プランによって利用できない場合があると注意事項に記載されています。

一斉配信の機能もあります。プラン比較表では、メルマガやDMの手動と一斉配信、メルマガや予約リマインドメールの自動配信が、いずれもスモールプラン以上です。フリープランでは使えません。無料のまま運用する場合、リマインドの自動配信が無い状態になるので、予約数が増えたら手作業の連絡が積み上がります。

メールの見た目に関わる設定にもプランの区切りがあります。予約通知メールのカスタマイズはチームプラン以上、署名の設定はスモールプラン以上です。店舗の電話番号や任意のメッセージを挿入する設定、一部の予約者への自動配信メールを停止する設定があります。

SMSの手動と自動の配信はビジネスプラン以上で月100件までです。200通ごとに5,500円(税込)で追加できます。SMSは140文字以内で設定し、70文字以内なら1通、71文字以上なら2通に分けて配信されます。文字数で通数が変わるので、定型文は70文字に収める書き方を最初に決めておくと費用が抑えられます。

1つ制約があります。メールへのPDFなどの添付には対応しておらず、オンラインストレージを使ってURL形式で案内するよう公式に案内されています。同意書や事前の記入用紙を送りたい業態では、この手順を用意しておく必要があります。

メールとSMSの保存期間はプランで変わり、フリーとスモールが1か月、チームとビジネスが3か月、エンタープライズが1年です。過去のやり取りをさかのぼって確認したい業態は、ここも判断材料になります。

スタッフを登録して指名を受ける

複数人で回す店舗では、スタッフの設定が要ります。

登録できるスタッフ数はプランごとに決まっていて、フリーとスモールはスタッフ登録なし、チームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。スタッフの指名予約はチームプラン以上、メニュータイプ(複数スタッフ登録)もチームプラン以上です。

ここは費用の判断に直結します。フリーとスモールにはスタッフ登録そのものがありません。指名を受けたい、担当ごとに空き枠を分けたいとなった時点で、チームプランが必要になります。予約件数が少なくても、担当者が2人いる時点でチーム以上という判断です。

スタッフシフトの管理機能もあり、シフトをCSVで一括更新できるようになった旨がリリース情報として告知されています。公式ヘルプにはスタッフ機能のカテゴリがあり、スタッフの設定と予約管理、スタッフの追加と削除、スタッフアカウントと権限についての3つのセクションで構成されています。管理者権限機能はエンタープライズプランのみです。

シフトの具体的な設定単位、たとえば曜日別なのか日別なのか時間帯別なのかについては、公開資料では確認できませんでした。細かいシフトの組み方が導入の条件になっているなら、契約前に問い合わせて確かめてください。

事前決済を使うための手続き

事前にカード決済を受け取る運用にする場合、設定に加えて審査があります。

クレジットカード事前決済の予約受付は、フリープランを含む全プランで使えます。現地支払いの予約受付も全プランです。両方を用意して、予約者に選ばせる形にもできます。

代金の流れは、STORES 株式会社が受け取り、そこから事業者へ振り込まれる形です。2026年2月中旬以降の切り替えにより、決済サービスの提供主体が Stripe Japan, Inc. から STORES 株式会社に変更されました。加盟店契約は STORES 株式会社を通じて、株式会社クレディセゾンおよび株式会社ジェーシービーとの間で成立します。審査に通過しない場合もあると明記されているので、事前決済を前提に告知を出す前に、審査を通しておいてください。

変更後は事業者と STORES 株式会社の間で利用契約が成立し、STORES 株式会社を通じて株式会社クレディセゾンおよび株式会社ジェーシービーによる加盟店契約審査が行われる 出典: stores.fun

手数料は2026年8月3日以降、4段階に分かれています。STORES スタンダードプラン未加入かつ通常料率で5.5%、未加入かつ中小特別料率で5.2%、スタンダード加入かつ通常料率で3.6%、加入かつ中小特別料率で3.3%です。中小特別料率は、中小企業基本法が定める中小企業者に該当すること、年間のキャッシュレス決済利用額が3,000万円未満であること、実店舗などの対面環境での決済であることが条件で、当月10日までに申請すると翌月1日から適用されます。実店舗がないオンラインのみのサービスは適用できません。

入金は月次振込の場合、毎月25日です。2026年8月25日の入金分から振込手数料275円(税込)が1回の振込ごとに発生し、入金額が10,000円未満の場合は事務手数料275円が加わって合計550円になります。振込のタイミングは管理画面で「入金額が10,000円以上で振込」か「10,000円未満でも振込」かを選べます。前者が初期設定で、10,000円以上になるまで繰り越され、振込が行われなかった月は手数料も発生しません。

回数券と月謝の販売は全プランでできますが、回数券や月謝を使った予約の受付はスモールプラン以上です。券を売るところまでは無料でできても、その券で予約を取ってもらう運用にするには有料が要る、という区切りになっています。

予約ページを公開して、集客の導線につなぐ

設定が終わったら、予約ページを人が来る場所につなぎます。

自社サイトへの設置は2通りです。予約ボタンの埋め込みは全プラン、予約カレンダーの埋め込みはビジネスプラン以上です。外部サイトに設置した予約カレンダーは、URLの変更後も現在のコードのまま使えると案内されています。

Googleで予約は全プランで使えます。検索結果やマップから直接予約に入ってもらう導線で、店舗名で検索する顧客が多い業態では効果が大きい部分です。無料のまま使えるので、設定を後回しにしないでください。

LINEミニアプリ連携は月額4,400円(税込)のオプションで、スモールプラン以上が対象です。LINE経由での予約受付や、来店前日のリマインドなどのメッセージ配信ができます。LINEミニアプリ用のURLは予約サイトのURL変更後も変わりませんが、エンドポイントURLを新しいURLへ変更することが推奨されています。すでにLINE公式アカウントで顧客とつながっている店舗は、ここが有力な導線になります。

かんざし連携は月額5,500円(税込)でチームプラン以上が対象です。予約ポータルサイトやSNSとの予約情報とスタッフ情報を一元管理できます。かんざし連携でネイリーが使えるようになった旨も告知されています。

計測まわりでは、Google Analytics 4連携がスモールとチームでオプション提供、ビジネスとエンタープライズが1タグまで無料です。コンバージョンタグの埋め込みはスモールからビジネスまでがオプション提供、エンタープライズが3タグまで無料です。広告を出して予約数を測る運用をするなら、この費用を見込んでおいてください。

そのほかの連携として、Googleカレンダーとの双方向連携がチームプラン以上、Zoom連携がスモールプラン以上、API連携がビジネスプラン以上、RemoteLOCK連携が月額4,400円(税込)でチームプラン以上、POSレジ連携が月額3,300円(税込)からでスタンダードプランへの加入が必要です。セキュリティ関連ではIP制限がエンタープライズプランのみです。

独自ドメインについては、URL移行の案内に、独自ドメインを設定中の場合は予約サイトにも自動的に適用されると記載があります。共通ドメインの設定と予約店舗IDの設定はそれぞれ別の管理画面から行い、すでにネットショップやモバイルオーダーを使っている事業者はドメインIDの設定が不要です。ただし、独自ドメインが予約単体で使えるのか、他のサービスの契約が前提になるのか、対応プランはどれかについては、公開資料では確認できませんでした。

運用が始まってからの管理

受付が動き出すと、今度は溜まっていくデータの扱いが問題になります。

顧客管理と顧客情報の一括登録は全プランで使えます。既存の名簿を取り込むところまでは無料でできる形です。QRコードでのセルフチェックイン、予約者向けアプリ、管理者向けアプリ、分析機能も全プランです。スマートフォンから予約状況を確認して回す運用は、無料のままでも成立します。

一方で、予約や顧客情報のCSVダウンロードはビジネスプラン以上です。フリー、スモール、チームでは使えません。操作は管理画面の予約から顧客を開き、CSVダウンロードで出力形式を選んでリクエストし、ダウンロードページから取得する流れで、スマートフォンからも操作できます。制限として、各ファイルのダウンロードは管理画面の操作とあわせて1度のみ、12時間以内に行う必要があります。

顧客ブロックの機能はスモールプラン以上です。繰り返し無断キャンセルする相手を止める運用は、無料のままではできません。予約受付ページ内の広告非表示とロゴのカスタマイズもスモールプラン以上です。フリープランのまま使うと、自分の予約ページに他社の案内が出ます。

つまずきやすい場所と、その原因

設定の途中で手が止まる場面には、いくつか決まった型があります。

「探している設定項目が見当たらない」という詰まり方がいちばん多いはずです。原因のほとんどは、いま契約しているプランの範囲外であることです。休憩時間の設定、オプションメニュー、キャンセル待ち、グループ予約、顧客ブロック、予約カレンダーの埋め込み、CSVダウンロード。これらはすべて特定のプラン以上の機能として区分されています。設定画面を探し回る前に、プラン比較表でその機能がどの段階からなのかを確かめると早く済みます。

「手順書と画面が違う」という詰まり方も起きます。原因は2つあり、1つは登録した時期の違いです。2026年7月22日を境に手順が分かれている機能があります。もう1つはURL移行の進み具合で、切り替えが順次実施されているため、記事に載っている画面と自分の画面が一致しないことがあります。旧ヘルプサイトの faq.coubic.com はすでに到達できなくなっており、現行のヘルプは STORES 側のヘルプセンターに集約されています。古いブックマークが残っていると、そこで止まります。

「数字が記事によって違う」という詰まり方もあります。これは公式資料の中に古い記載が残っているためです。ヘルプの料金プランの記事には、クレジットカード決済手数料が全プラン一律「4.9%+99円」と書かれたままになっていますが、2026年8月3日以降の料率は別の記事と料金ページに載っています。手数料を確認するときは、新しい方を見てください。

「予約は入ったのに顧客に連絡が届いていない」という相談も出ます。確認する場所は3つで、リマインドの自動配信が使えるプランかどうか、配信日を過ぎたあとに入った予約ではないか、メールの保存期間を過ぎていないかです。フリーとスモールの保存期間は1か月なので、それより前のやり取りは残っていません。

アカウントを作ってから最初の1件を通すまで

初期設定で迷わないために、実際の順番を細かく書いておきます。

まずアカウントを作ります。公式の料金ページに「無料ではじめる」の導線があり、新規登録は現在も受け付けられています。登録後は、店舗の基本情報と営業時間を入れます。ここで祝日の営業時間を別に設定できるので、暦どおりに休む店舗は最初に入れておくと、あとで個別に閉める手間が減ります。

次に予約ページを1つ作り、型を選びます。メニューを1つだけ登録し、所要時間と料金を入れます。この段階で受付期限とキャンセル期限を決めます。値を入れないまま進むと、当日の直前まで予約が入る設定になっていることがあるので、必ず確認してください。

続いて自分で予約を1件入れてみます。予約者として実際に申し込み、確定メールが届くかを見ます。差出人アドレスと文面、店舗名の表記、キャンセルの案内文がそのまま顧客に届く内容です。ここで違和感があれば直します。署名の設定はスモールプラン以上なので、無料の段階では店舗名や連絡先を本文側に入れる形になります。

そのうえで、キャンセルと変更も自分で試します。顧客がキャンセルしたときにどんなメールが届くのか、店舗側にどう通知されるのかを見ておくと、実際に起きたときに慌てません。

最後に公開して、導線をつなぎます。Googleで予約は全プランで使えるので、店舗名で検索されたときに予約ボタンが出る状態にしておきます。自社サイトがあれば予約ボタンを埋め込み、LINE公式アカウントがあれば連携の要否を検討します。ここまでで、受付を始める準備が整います。

設定を始める前に決めておくと後戻りしない3つ

最後に、順番として先に確定させたほうがよい項目を整理します。

第一に、予約ページの型です。時間指定か定員制か継続通いか。ここを変えるとメニューの作り直しになります。加えて、複数スタッフやスクールタイプは上のプランが前提なので、型を決めた時点でプランもおおよそ決まります。

第二に、URLです。決済を伴う予約や回数券や月謝の購入が発生すると、共通ドメインIDは変更できなくなると明記されています。チラシや看板に載せる前に、新しい形式で確定させてください。

第三に、スタッフを登録するかどうかです。1人で回すのか、担当を分けて指名を受けるのか。指名を受けるならチームプラン以上が確定します。予約件数が少なくても、この一点で月額が決まる場合があります。

この3つが決まると、必要なプランと、初期設定にかかる時間の見当が付きます。逆に、この3つを決めずに管理画面を開くと、メニューを作っては消す作業を繰り返すことになります。紙に業態と担当者数と月の予約見込みを書き出してから始めるだけで、作業時間はかなり短くなります。あわせて、止めるときの条件も先に見ておいてください。契約は自動更新で、途中解約の場合は残期間分のプラン利用料を解約時に支払う必要があります。有料プランを使っているときのアカウント削除は、先に有料プランの解約手続きが要り、問い合わせフォームからの連絡が必要です。管理画面だけでは完結しません。

費用と設定の順番が違う予約システムもある

参考として、設定の区切り方が違う組み方も並べておきます。段階を4つに絞り、件数とスタッフ数と機能をその段階にまとめてしまう設計です。無料の段階が月50件でスタッフ1名、次が月額3,300円(税込)で月300件とスタッフ1名、その上が7,700円(税込)で月1,000件とスタッフ10名、いちばん上が19,800円(税込)で月3,000件とスタッフ無制限、という形です。年契約なら月あたり2,750円、6,600円、16,500円になり、上限超過は100件ごとに1,100円(税込)、有料の段階は最初の3か月が半額です。段階ごとの内訳は料金で確認できます。

この形では、スタッフの指名とシフト管理、独自ドメイン、オンラインの面談用URL、Google Analytics 4が真ん中の段階から使えます。オプションを1つずつ足していく手間が要らないぶん、設定の順番は単純になります。ただし制約もあり、事前決済はいちばん上の段階からです。決済の作りも違っていて、店舗が決済会社と自分で加盟店契約を結び、代金は店舗の口座へ直接入り、返金も店舗が行う形をとります。運営側は代金を預かりません。そのぶん決済会社は選べず、StripeやSquareにはつながりません。どの制約なら受け入れられるかで決める話になります。使える機能の一覧はできることに、設計の違いを横に並べたものは他社との比較にあります。

業種によって設定の重点は変わる

同じ手順でも、力を入れるべき場所は業態で変わります。サロンや整体は施術後の片付け時間と指名の設定が要になります。教室やスクールは定員とキャンセル待ちの扱いが売上に直結します。相談窓口や士業は、予約前に聞いておく項目とオンライン面談用のURLの案内が肝心です。飲食や物販は、予約と当日来店の合流をどう捌くかが課題になります。

業態ごとの受け方の型は業種ごとの使い方にまとまっています。設定を始める前に、実際の予約画面がどう動くのかをデモを見るから触っておくと、決めるべき項目の見当が付きます。細かい条件で迷ったときの確認先はよくある質問にも整理されています。

Q1. 無料プランのままどこまで設定できますか?

予約ページは2つまで、月間予約件数は50件までです。レッスンやイベントタイプとメニュータイプ、予約受付やキャンセルの期限設定、承認制の受付、顧客管理、Googleで予約、予約ボタンの埋め込み、事前決済の受付までは使えます。一方でスタッフ登録、リマインドメールの自動配信、アンケートの2項目目、予約ページの広告非表示は使えません。

Q2. 予約ページの型はあとから変えられますか?

型を変えるとメニューや受付条件の設定をやり直すことになるため、最初に業態へ合わせて選んでください。時間指定ならメニュータイプ、定員制ならレッスンやイベントタイプ、継続通いならスクールタイプです。複数スタッフ登録のメニュータイプはチームプラン以上、スクールタイプはビジネスプラン以上でないと選べません。

Q3. リマインドはどのタイミングで送れますか?

「予約忘れないでねメール」で、予約日時の何時間前という形で指定します。配信日は1日前を24時間前として換算し、設定した配信日を過ぎたあとに入った予約には配信されません。予約ページごとに設定でき、メールとSMSのどちらでも送れます。自動配信はスモールプラン以上で、フリープランでは利用できません。

Q4. スタッフの指名予約を使うには何が必要ですか?

チームプラン以上の契約が必要です。フリーとスモールにはスタッフ登録の機能がありません。登録できる人数はチームが3名、ビジネスが20名、エンタープライズが無制限です。複数スタッフを登録するメニュータイプもチームプラン以上で、シフトはCSVでの一括更新に対応しています。

Q5. 予約サイトのURLは変わりますか?

2026年2月中旬以降、coubic.com の形式から事業者のドメインIDを使った stores.jp の形式へ順次切り替わっています。旧URLからの自動転送は続きますが、将来的に旧URLの利用停止をお願いする場合があると公式に予告されています。決済や回数券の購入が発生した後は共通ドメインIDを変更できなくなるため、早めに確定させてください。

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