guide

占いの予約アプリに必要な機能|鑑定の受け方から逆算して選ぶ

2026年9月9日・Rizaflow編集部

占い 予約 アプリという調べ方をする人の多くは、いまの受け方に限界を感じています。SNSのメッセージで日程をやりとりして、手帳に書き写して、前日に確認の連絡を送る。件数が増えるほど、この往復が鑑定そのものより重くなります。ここでは、機能の一覧を見比べる前に決めるべきことを整理し、占いの予約に固有の条件から、要る機能と要らない機能を切り分けます。

機能表を見比べる前に決めること

予約の道具を探し始めると、たいていは機能の一覧表を見比べる作業になります。しかしその比較は、自分の受け方が決まっていないと意味を持ちません。同じ「予約管理」という言葉でも、飲食店の予約と占いの予約では必要なものが違うからです。

先に決めることは3つあります。1つ目は、鑑定をどこで行うかです。対面の店舗か、電話か、ビデオ通話か。この違いで、必要な項目も、当日の連絡手段も変わります。2つ目は、鑑定の長さを何種類持つかです。30分だけの店と、30分と60分と90分を持つ店では、枠の作り方が変わります。3つ目は、予約が入ったときに自分が返事をするのか、選ばれた時点で確定させるのかです。

この3つが決まっていないまま道具を選ぶと、使い始めてから設定が合わないことに気づきます。多機能なものを選んでも、自分の受け方と噛み合わなければ、結局は手帳との二重管理に戻ります。逆に、この3つが決まっていれば、必要な機能は5つほどに絞れます。以降の節では、その5つが何かを順に見ていきます。

占いの予約が他の業種と違う3つの点

美容室や飲食店の予約と比べたとき、占いの予約には固有の事情があります。ここを踏まえずに一般的な予約の道具を入れると、後から回避策を積み上げることになります。

1つ目は、予約の時点で個人的な情報を受け取る点です。生年月日、出生時刻、出生地、相談したい内容。命術を使う鑑定では、生年月日が無ければ準備そのものができません。予約と同時にこれらを受け取れるかどうかが、当日の段取りを左右します。

2つ目は、鑑定の長さが読みにくい点です。相談の内容によっては、30分の枠が実際には45分になります。次の予約を隙間なく詰めていると、遅れがその日の最後まで積み上がります。枠と枠の間に余白を入れられるかどうかが効いてきます。

3つ目は、来店の周期が読みにくい点です。悩みが動いたときに来る人が多く、決まった間隔での来店にはなりにくい。前回いつ来たか、何を相談したかが残っていないと、次に来たときに一から聞き直すことになります。予約の記録が来店の履歴として残る形かどうかを見る必要があります。

対面と電話とオンラインで、必要な機能が変わる

鑑定をどこで行うかによって、予約の道具に求めるものが変わります。同じ道具でも、使う機能が違います。

対面の場合は、場所と道順の案内が要ります。予約が確定した時点で住所と最寄り駅からの経路が伝わっていれば、当日の道案内の連絡が消えます。イベント出店やレンタルスペースを使う場合は、日によって場所が変わるので、枠ごとに場所を書ける形が便利です。

電話の場合は、どちらから掛けるかを決めて明示する必要があります。お客様から掛けてもらうなら番号の案内、こちらから掛けるなら電話番号を確実に受け取ることが要ります。番号の入力欄が任意になっていると、抜けたまま予約が確定します。

ビデオ通話の場合は、会議のURLを予約ごとに渡す必要があります。毎回同じURLを使い回すと、前の鑑定が終わらないうちに次の人が入ってくる事故が起きます。予約が確定したときに自動でURLが載る形にできるか、手作業で送る手間を許容するかを、先に決めてください。

枠を作る機能で見るべきところ

予約の道具の中心は、空いている時間を外に見せる部分です。ここが自分の働き方に合わないと、他の機能がどれだけ充実していても使えません。

見るべきは4点です。

・曜日ごとに営業時間を変えられるか。平日は夜だけ、土日は昼から、という形が多いため ・特定の日だけ休みにできるか。イベント出店や旅行の日を、毎週の設定とは別に落とせるか ・鑑定と鑑定の間に、片付けと記録のための時間を自動で挟めるか ・1日に受ける上限を決められるか。集中力の要る仕事なので、埋まるだけ埋めると質が落ちます

4つ目は見落とされがちですが、占いでは重要です。1日に6件まで、と決めておけば、空き時間があっても7件目は表に出ません。上限が設定できない道具の場合は、自分で枠を閉じる作業が毎週発生します。

間の時間についても、固定で15分を挟む設定ができれば、鑑定が押しても次の人を待たせずに済みます。この設定が無いと、枠を1つ飛ばして手作業で塞ぐことになり、その作業を忘れた週に事故が起きます。

鑑定メニューごとに所要時間を変える

占いのメニューは、長さで分かれていることがほとんどです。30分の単発相談、60分のじっくり相談、90分の総合鑑定。これをメニューとして登録し、選ばれた長さの分だけ枠を押さえる形が基本です。

ここで確認すべきなのは、メニューごとに違う設定を持てるかどうかです。長い鑑定ほど準備が要るので、締め切りを早めたい。命術を使う鑑定は生年月日が必須だが、タロットだけの相談では要らない。この差をメニュー単位で設定できないと、いちばん厳しい条件を全部のメニューに当てることになります。

その結果として起きるのは取りこぼしです。30分の軽い相談まで前日締め切りにしてしまうと、思い立って探している人が全部よそへ行きます。メニューごとの設定ができない道具を使うなら、その分の取りこぼしを覚悟したうえで選ぶことになります。

料金の見せ方も同じです。メニューごとに金額を出しておけば、予約の時点で認識が揃います。当日になって延長の相談が出たときも、30分あたりの追加料金を先に示しておけば、その場で金額の話をせずに済みます。

生年月日と相談内容を、どこまで受け取るか

予約の時点で何を聞くかは、当日の準備の質を決めます。同時に、預かる情報の重さも決めます。ここは軽く扱ってよい部分ではありません。

個人情報保護法は、書面や画面で本人から直接個人情報を受け取る場合について、次のように定めています。

個人情報取扱事業者は、前項の規定にかかわらず、本人との間で契約を締結することに伴って契約書その他の書面(電磁的記録を含む。以下この項において同じ。)に記載された当該本人の個人情報を取得する場合その他本人から直接書面に記載された当該本人の個人情報を取得する場合は、あらかじめ、本人に対し、その利用目的を明示しなければならない。 出典: laws.e-gov.go.jp

予約の画面は、まさにこの「本人から直接受け取る」場面にあたります。生年月日や相談内容を入力してもらう欄を置くなら、それを何に使うのかを画面上に書いておく必要があります。予約アプリを選ぶときは、入力欄を自由に増やせるかだけでなく、利用目的の文章を画面に置けるかも見てください。置き場所が無い道具だと、自分の案内ページへの導線で補うことになります。

相談内容の欄は、必須にせず任意にしておくのが無難です。深刻な悩みを書く人もいれば、当日話したい人もいます。任意にしておけば、書きたい人だけが書きます。

締め切りと当日予約の扱い

予約をいつまで受けるかは、設定ひとつで決まります。ここを決めないまま運用すると、鑑定の直前に予約が入って準備できないか、逆に受けられたはずの人を逃すかのどちらかになります。

現実的な線は、メニューによって変えることです。

・タロットなど、その場で始められる相談。3時間前まで受けても回る ・命術を使う鑑定で、事前に命式を出す必要があるもの。24時間前で締める ・複数の占術を組み合わせる長い鑑定。48時間前で締める

締め切りを短くする前に確認したいのは、予約が入ったことに気づける状態かどうかです。鑑定中はスマートフォンを見られません。60分の鑑定中に入った予約は、60分後まで気づけない可能性があります。返事を待たせる形のままで締め切りだけ短くすると、準備できていない予約が成立します。

対策は、選ばれた時点で確定する形にすることです。空き枠から選べば予約が成立するなら、手を止めずに済みます。予約が入ったことは、鑑定が終わってから確認すれば足ります。

リマインドを自動で送れるか

予約の道具を入れて最も効果が出るのは、たいていリマインドの部分です。手作業で前日に連絡している店ほど、削れる時間が大きくなります。

見るべきは3点です。何日前に送れるか、何回送れるか、文面を自分で書き換えられるか。占いの場合、前日の1回に加えて、2時間前にもう1回送る形が有効です。特に電話鑑定やオンライン鑑定は、直前の1通で当日の不通が減ります。

文面を書き換えられるかは軽視できません。既定の文面のままだと、店の雰囲気と合わない言葉遣いのまま送られます。占いは言葉の商売なので、機械的な文面が届いた時点で印象が下がります。

送る手段も確認してください。メールだけの道具、SNSの連携を持つ道具、電話番号あての短い連絡に対応する道具があります。予約を受けている経路に合わせるのが原則です。SNSで集客しているのにメールしか送れない構成だと、届かない相手が出ます。

キャンセルと変更を、本人ができる形にする

予約の変更とキャンセルを店側が全部手作業でやっていると、件数が増えるほど時間を取られます。しかも変更の連絡はたいてい営業時間外に来ます。

予約の確認画面へのリンクをお客様が持っていて、そこから自分で日時を変えられる形が理想です。この形にすると、変更の連絡が来なくなるだけでなく、空いた枠がその場で外に戻ります。誰かが手作業で枠を開ける必要がありません。

同時に、どこまで本人にやらせるかの線引きも要ります。鑑定の24時間前までは自由に変更でき、それ以降は連絡が要る、という形が扱いやすい線です。この時間の設定ができるかどうかを、道具を選ぶ段階で確認してください。

キャンセル料を設定している場合は、その条件が予約の画面に出ているかも見てください。予約の直前に画面へ出ていない条件は、後から請求しても納得されにくくなります。

電話予約と混ぜたときに起きること

多くの占い師は、画面からの予約だけで完結していません。常連からの電話、SNSのメッセージ、イベント会場での口約束が混ざります。この混ざり方が、二重予約を生みます。

二重予約が起きる仕組みははっきりしています。画面の外で受けた予約を、画面の側に入れ忘れるからです。入れ忘れた枠は空いたまま外に出ているので、別の人が取れてしまいます。

防ぐ方法は2つです。1つは、電話やメッセージで受けた予約も、その場で自分が画面に入れることを習慣にすることです。もう1つは、外の経路をそもそも減らすことです。予約の窓口を1つにして、そこへ誘導する。

現実には両方を組み合わせることになります。常連には電話を許し、新規は画面へ誘導する。その場合でも、電話で受けた分をその日のうちに入れる作業だけは崩さないでください。1日放置すると、その間に取られます。

オンライン鑑定に固有の機能

ビデオ通話で鑑定を行う場合、予約の道具に求めることが1つ増えます。会議の場所をどう渡すかです。

方法は3つあります。予約が確定したときに自動でURLが載る形、確定後に手作業で送る形、常設のURLを案内ページに置く形です。3つ目は運用が楽ですが、前の鑑定が終わる前に次の人が入る事故が起きます。占いの相談内容を考えると、この事故は起こしてはいけません。

自動で載せる形にする場合、会議の道具との連携が要ります。連携の有無は道具によって差があるので、いま使っている会議の道具の名前で確認してください。連携が無ければ、確定のたびに手作業で送ることになります。1日に数件なら手作業でも回りますが、件数が増えると抜けが出ます。

時差の扱いも確認してください。海外在住の相談者を受けるなら、予約の画面が相手の時間で表示されるかどうかが効きます。表示が日本時間のみなら、案内文に日本時間である旨を明記する運用で補います。

決済を必須にするかどうか

予約の道具には、予約と同時に前払いを求める形のものがあります。無断キャンセルは確かに減りますが、占いでは向き不向きが分かれます。

前払いにすると、初めての相談者が予約をためらう場合があります。悩みを抱えている人が、まだ会っていない相手に先に払うのは心理的な段差があります。一方で、電話鑑定やオンライン鑑定は当日に取りはぐれる危険があるため、前払いのほうが安全です。

現実的な線は、メニューによって分けることです。オンラインと電話は前払い、対面は当日払い。この分け方ができる道具かどうかを見てください。決済が必ず付いてくる作りだと、対面の相談まで前払いに揃えることになります。

決済を使わない場合でも、予約そのものは仕組みで受けられます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りであれば、支払いを当日にしたまま、予約とリマインドと次回の案内だけを仕組みに任せられます。

費用の形を、件数で考える

予約の道具の費用は、月額の定額、予約件数ごとの従量、機能ごとの追加という形に分かれます。どれが安いかは、自分の件数によって逆転します。

月に20件ほどの個人の占い師と、スタッフを抱えて月に300件受ける店では、有利な形が違います。件数が少ないうちは無料の枠で足りることもありますが、その無料枠が予約件数の上限で区切られている場合、伸びた月に急に足りなくなります。

見積もりを取る前に、自分の数字を出しておいてください。直近3か月の月間予約件数、そのうち変更とキャンセルの件数、スタッフの人数。この3つがあれば、どの料金の形が自分に合うかは自分で判断できます。

料金は改定されます。比較の記事や口コミで見た金額をそのまま信じず、契約する時点で公式の料金ページを見て、税抜か税込か、いつ時点のものかを確かめてください。

スマートフォンだけで運用できるか

占い師の多くは、事務所を持たずに動いています。イベント会場、レンタルスペース、自宅。パソコンの前に座る時間が短い働き方です。

そのため、店側の画面がスマートフォンで扱えるかどうかが実用性を分けます。確認したいのは、予約の一覧が見られるかではなく、次の3つがスマートフォンでできるかです。

・急な休みを入れて、その日の枠を閉じること ・電話で受けた予約を、その場で登録すること ・お客様に個別の連絡を送ること

この3つが画面の小ささでやりにくい道具は、結局パソコンを開くまで放置されます。放置されている間に二重予約が起きます。試用の期間があるなら、必ずスマートフォンだけで1週間使ってみてください。

予約の記録を、次の来店につなげる

予約を受けるところで終わる道具と、来店の履歴が残る道具では、半年後の使い方が変わります。占いは同じ人が形を変えて何度も来る仕事なので、履歴の価値が大きくなります。

残しておきたいのは、来店の日付、選んだメニュー、相談の大枠、次に触れてほしくない話題です。細かい鑑定の内容まで書く必要はありません。次に会ったときに「前回の件はその後どうなりましたか」と言えるだけの手がかりがあれば足ります。

この記録が予約の画面と別の場所にあると、見返されなくなります。予約を開いたときに前回の記録が同じ画面にある形が理想です。道具を選ぶときは、顧客ごとの記録欄があるか、その欄が予約の画面から見えるかを確認してください。

記録には配慮が要ります。相談の内容には、健康や家族に関わる重い情報が混ざります。書き残す範囲は必要最小限にとどめ、他人が見られない状態で保管してください。

乗り換えを想定して、持ち出せるかを見る

いま選ぼうとしている道具を、3年後も使っているとは限りません。事業の形が変われば合わなくなります。そのときに困らないよう、入る前に出口を見ておきます。

見るべきは2点です。顧客の一覧を書き出せるか、予約の履歴を書き出せるか。書き出せない道具を使うと、乗り換えの日に手作業で写すことになります。件数が500件を超えていれば、その作業だけで数日かかります。

もう1つ、予約ページのURLが変わることも想定してください。SNSの固定投稿やプロフィール欄に載せているURLは、乗り換えの日に全部書き換える必要があります。載せている場所の一覧を作っておくと、その日の作業が短くなります。

出口の確認は、契約前に問い合わせれば答えが返ってきます。書き出しの形式と、解約後にデータがいつまで残るか。この2つを聞いておけば足ります。書き出しが表計算の形式で取れるなら、乗り換え先の取り込みにそのまま使えることが多く、移行の日の作業が半日で終わります。逆に画面から目視で写すしかない場合は、件数が増えるほど乗り換えの決断そのものが重くなります。使い始める前の10分で確認できることなので、機能の比較と同じ列に並べて見ておいてください。

複数の占い師で店を回す場合の設定

1人で受けているうちは意識しなくてよいのですが、占い師が2人以上いる店では、指名の扱いが設定の中心になります。ここを外すと、予約の一覧が誰の予定なのか分からなくなります。

確認したいのは3点です。占い師ごとに勤務の曜日と時間を別々に持てるか、指名して予約できるか、指名なしの予約を後から割り振れるか。3つ目が意外と重要で、初めての相談者は誰を選べばよいか分からないため、指名なしで入ってくることがあります。

料金が占い師によって違う場合は、メニューと占い師の組み合わせで金額が変わる形にできるかも見てください。この設定ができないと、同じ名前のメニューを人数分作ることになり、予約の画面が読みにくくなります。

売上の分け方に関わる記録も要ります。誰の鑑定が何件で、そのうち指名が何件か。この数字が月ごとに出れば、シフトの組み方の判断材料になります。手作業で数えている店ほど、ここが自動になったときの効果が大きく出ます。

イベント出店と、普段の鑑定を分ける

占いの仕事には、常設の場所での鑑定に加えて、イベントへの出店や期間限定の出張鑑定が混ざります。この2つを同じ予約の枠で扱おうとすると設定が壊れます。

分けたほうがよい理由は3つあります。場所が違うこと、料金と時間の単位が違うこと、当日の飛び込みの比率が違うことです。イベントでは15分20分の短い鑑定を数多く回すことが多く、常設の60分とは設計が別になります。

扱い方は2つです。イベント用のメニューを別に作り、開催日だけそのメニューを開く形。もう1つは、イベントの日は通常の予約を全部閉じて、当日の受付だけにする形です。前者は事前に埋められる利点があり、後者は設定が単純です。

どちらにしても、イベントの日に通常の予約が入らないようにする作業だけは必要です。この作業を忘れると、会場にいる時間に店舗の予約が入ります。開催が決まった時点で枠を閉じる習慣にしてください。

無断キャンセルを、予約の画面で減らす

占いは相談者の気持ちが揺れやすい仕事なので、当日に来ない人が一定の割合で出ます。ここは仕組みで減らせる部分と、減らせない部分に分かれます。

仕組みで減らせるのは、忘れによる不来店です。予約から当日までの間隔が長いほど忘れられます。2週間先の予約なら、前日のリマインドに加えて、3日前にもう1通あると効きます。

予約の確定メールに、変更とキャンセルのリンクを入れておくことも有効です。行けなくなった人が連絡しづらくて放置するのが、無断キャンセルの典型的な流れです。押すだけで済む道を作っておけば、枠が事前に戻ります。

キャンセル料を設定する場合は、条件を予約の画面に出しておいてください。予約の時点で見えていない条件は、後から示しても納得されにくくなります。金額の決め方については、業種ごとの相場ではなく、その枠を空けたことで実際に失うものから考えるのが筋です。

数字を残して、受け方を見直す

予約の道具を入れる本当の効果は、時間が浮くことだけではありません。判断のための数字が自動で残ることです。手帳での管理では、この数字が出せません。

最低限、次の4つが月ごとに出る状態にしてください。

・予約の件数と、実際に来た件数 ・キャンセルと変更の件数、その連絡が来た時間帯 ・メニューごとの件数と、平均の所要時間 ・初めての人と、2回目以降の人の比率

4つ目が占いでは特に効きます。初めての人ばかりが並んでいる月は、集客はできているが再来につながっていないということです。逆に2回目以降が多いのに件数が伸びないなら、入口を広げる番になります。

数字が出たら、変えるのは一度に1つにしてください。締め切りとリマインドの時間を同時に変えると、どちらが効いたのか分からなくなります。2週間ごとに1つずつ試すのが、判断を誤らない進め方です。

受け方を仕組みに変えると、何が変わるか

ここまでの内容のうち、手作業のままだと必ず負担として残るのは次の3つです。

・空いている時間を、変更が出るたびに外へ反映すること ・前日と直前のリマインドを、件数の分だけ送ること ・生年月日や相談内容を、予約とは別の場所で受け取って突き合わせること

3つとも、予約を受ける仕組みの設定で消せます。枠は予約と同時に閉じ、変更が入れば自動で開きます。リマインドは時間を決めれば自動で出ます。入力欄を予約の画面に置けば、突き合わせる作業そのものが無くなります。

予約を受けるところで終わっている道具を使っていると、当日までは回っても、次の来店につなげる部分が別の管理になります。占いは同じ人が繰り返し来る仕事なので、ここが切れていると再来の機会を逃します。

標準で使える範囲はできることに一覧があるので、メニューごとの締め切り、入力欄の追加、リマインドの送信という3項目を先に確かめてください。費用の目安は料金にあり、予約件数とスタッフの人数でどう変わるかが分かります。

いま使っている道具の一部だけが合わない場合、乗り換えが答えとは限りません。条件をそろえた比較は他社との比較に公開情報だけを並べてあるので、困っている項目だけを見比べるのが早いです。占いのように所要時間が読みにくい業種の設定は業種ごとの使い方にまとまっており、近い形の運用を先に見ておくと設定が短く済みます。お客様から見た予約の画面は、登録なしで触れるデモを見るで確かめられます。移行の手順や解約時のデータの扱いはよくある質問にまとめてあります。

今日決められることを1つ挙げるなら、メニューごとの締め切りです。短い相談だけを3時間前まで受けるように変えて、2週間その結果を見てください。件数が動けば、そこが取りこぼしていた場所です。

Q1. 占いの予約アプリは無料のもので足りますか?

月の予約件数が少ないうちは足ります。判断の分かれ目は、予約件数の上限と、リマインドを自動で送れるかどうかです。無料の枠が件数で区切られている場合、伸びた月に急に受けられなくなります。前日と直前のリマインドを手作業で送っている時間が月に数時間を超えたら、有料の枠を検討する時期です。

Q2. 予約の時点で生年月日を聞いてもよいですか?

命術を使う鑑定では準備に必要なので、聞くこと自体に問題はありません。ただし、画面で本人から直接受け取る場合は、何に使うのかをあらかじめ示す必要があります。予約の画面か、そこから開ける案内ページに利用目的を書いてください。相談内容の欄は必須にせず、書きたい人だけが書ける形にするのが無難です。

Q3. オンライン鑑定の会議URLはどう渡すのがよいですか?

予約が確定したときに、その予約専用のURLが載る形が安全です。常設の同じURLを案内ページに置くと、前の鑑定が終わらないうちに次の人が入る事故が起きます。自動で載せられない場合は、確定後に個別で送る運用にして、送信の記録が残る手段を使ってください。

Q4. 予約と同時に前払いを求めたほうがよいですか?

メニューで分けるのが現実的です。当日に取りはぐれる危険がある電話鑑定とオンライン鑑定は前払いが向いています。対面の初回相談は、まだ会っていない相手に先に払う段差があるため、当日払いのほうが予約されやすい傾向があります。決済を使わなくても予約とリマインドは仕組みで受けられます。

ガイド一覧へ