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お店の予約アプリのおすすめ|来店1人あたりの費用で選ぶ 2026

2026年9月29日・Rizaflow編集部

お店の予約アプリのおすすめを探していると、名前の並んだ一覧はいくらでも出てきます。ところが、店を構えている側が本当に決めたいのは名前ではありません。来店1人あたりにいくら払うのか、電話が何本減るのか、そして客が迷わずに予約に到達できるのかの3つです。この記事では、掲載型のアプリ、自分の予約ページを持つ道、メッセージアプリ、地図からの予約という4つの道を、2026年9月時点の公式に公開されている料金で並べます。そのうえで、店の状況別におすすめの組み合わせと、選び方の軸を5つに絞って示します。

「お店の予約アプリ」には2つの意味がある

この言葉は、話している人によって別のものを指します。混ざったまま検討すると、比べる相手を間違えます。

1つめは、客が自分のスマートフォンに入れて店を探すアプリです。飲食店を探す大手のサービスや、美容の予約を扱うサービスが該当します。客の側はすでにそのアプリを持っていて、そこから店を見つけて予約します。店の側は、そのアプリに掲載してもらう立場です。

2つめは、店が予約を受けるために使う仕組みです。自分の店の予約ページを持ち、そこに客を連れてくる形です。客は新しいアプリを入れる必要がなく、ウェブページを開くだけで予約できます。店の側は、その仕組みの利用料を払います。

この2つは、費用の発生の仕方が根本的に違います。掲載型は来店した人数に比例して払う形が中心で、集客そのものを買っています。自分の予約ページを持つ道は月ごとの定額が中心で、買っているのは受付の手間の削減です。前者は客が増えないと払う額も増えませんが、増えたぶんだけ増え続けます。後者は客が増えても額が変わらない代わりに、客を連れてくる部分は自分でやることになります。

どちらか一方に決める必要はありません。実際に多くの店は、新規の客を掲載型から取り、2回目以降を自分の予約ページに移す形を取っています。ただしこの形にすると、予約の台帳が2つに分かれます。台帳が分かれた状態で同じ時間枠を両方に出していると、二重の予約が起きます。入口を増やす判断と、台帳を1つにまとめる判断は、同時に決める必要があります。

掲載型のアプリにかかる費用を、来店1人あたりで見る

掲載型のサービスは、掲載そのものを無料にして、予約から来店した人数に応じて課金する形が主流になっています。金額は公式のページで確認できます。

飲食店向けの大手のうち、ホットペッパーグルメのネット予約プランでは、掲載料と登録料が無料と案内されています。そのうえで、来店に応じてポイント付与料とネット予約手数料がかかります。2026年9月時点の公表では、15時から翌6時59分までの時間帯はポイント付与料が50ポイント(1ポイント1円)に来店人数を掛けた額、ネット予約手数料が150円(税抜)に来店人数を掛けた額です。7時から14時59分までの朝食の時間帯は、ポイント付与料が10ポイント、ネット予約手数料が40円(税抜)に下がります。同じページには、夕食の時間帯に3人で予約が入った場合、50円と150円を足した200円の3人分で600円になるという例が示されています。

食べログのネット予約も同じ考え方です。公式の案内では導入費用と固定費が0円とされ、ディナーは200円にネット予約人数を掛けた額、ランチは100円にネット予約人数を掛けた額と公表されています。対象になるのは実際に来店した人数で、予約が入っただけでは発生しないと書かれています。従量の料金の仕組みを説明したページでは、基本料金と従量料金の合計を毎月払う形と説明されており、消費税はサービスを提供する対象月の税率を適用するとされています。

美容の分野にも掲載型のサービスがあります。ただし、こちらは掲載の枠ごとに金額が決まる仕組みで、公開されているページからは一律の金額を読み取れませんでした。申し込みの窓口で、掲載する枠と地域を伝えて見積もりを取る形になります。飲食の従量の金額をそのまま当てはめて見積もると外れるため、自分の地域と枠で金額を確かめてから他の道と比べてください。公開資料で確認できない金額を前提に計画を立てると、契約のあとで予算が合わなくなります。

この2つを来店1人あたりに直すと、1回の来店で店が払う額は数十円から200円台に収まります。客単価が5,000円の店なら、売上に対する率は4%前後です。集客の費用として見れば安い水準ですが、注意すべき点が2つあります。

1つは、常連が同じ経路で予約し続けると、その人が来るたびに払い続けることです。2回目以降の客を自分の予約ページに移せていない店は、集客の費用を払う必要のない相手に対しても払い続けます。もう1つは、プランや時間帯の区分が変わることです。ここに挙げた金額は2026年9月時点の公表値で、契約の条件やプランによって変わります。申し込む前に必ず自分で公式のページを確認してください。

自分の予約ページを持つ道の費用

自分の予約ページを持つ仕組みには、無料で始められる段を用意しているものがあります。ここも公式の料金ページで確認できます。

Airリザーブの費用のページ(2026年9月時点)では、フリーが月額0円(税込)、ベーシックが5,500円(税込)、スタンダードが11,000円(税込)、プレミアムは問い合わせと案内されています。月間の予約件数はプランに関わらず無制限と書かれており、フリーでも予約管理、スマートフォンでの予約管理、顧客管理、オンライン決済、予約確認メールの配信、スタッフの店舗権限の登録が使えるとされています。フリーで使えないものとしては、リソース管理、予約項目の追加、Googleカレンダーとの連携、複数店舗の切り替えが挙げられています。

STORES 予約の料金ページ(2026年9月時点)では、フリープランが月額0円(税込)で、月間の予約件数の上限が50件、予約ページの公開数の上限が2ページと公表されています。決済の手数料はフリーで5.2%から(中小特別料率を適用した場合)、スタンダードに加入した場合の事前決済の手数料は3.3%からとされています。有料の段は年間契約でスモールが月額9,790円(税込)、チームが19,690円、ビジネスが28,600円、エンタープライズが66,000円です。3か月以上の複数月契約にすると、スモールが12,980円、チームが22,880円、ビジネスが31,790円、エンタープライズが77,000円と、月額が上がる形で公開されています。

この2つを並べると、無料の段の考え方が違うことが分かります。予約の件数は無制限にして機能を絞る形と、機能は使わせて件数と公開するページの数を絞る形です。月に30件しか予約が入らない店なら、件数の上限がある側でも足ります。月に200件入る店は、件数の上限がない側か、有料の段に上がることになります。

費用の比べ方は、掲載型との対比で見ると分かりやすくなります。月額5,500円の定額は、来店1人あたり150円の従量に換算すると約37人分です。ネット予約からの来店が月に37人を超えている店は、定額の側に移したほうが払う額が減る計算になります。ただし、掲載型が連れてきている新規の客をそのまま失う前提での計算なので、単純な置き換えにはなりません。判断は、常連の予約がどれだけ掲載型を経由しているかを数えてからです。

メッセージアプリを入口にする道

3つめの道は、日本で広く使われているメッセージアプリの公式アカウントを予約の入口にする形です。客が新しいアプリを入れなくてよい点が最大の強みになります。

LINE公式アカウントの料金プランのページ(2026年9月時点)では、月額固定費0円のコミュニケーションプランで無料メッセージが200通、月額5,000円(税別)のライトプランで5,000通、月額15,000円(税別)のスタンダードプランで30,000通と公表されています。スタンダードでは追加のメッセージが1通あたり3円(税別)までの範囲でかかり、配信の数によって単価が変わるとされています。コミュニケーションとライトでは追加のメッセージは送れません。

この料金の形で気をつけたいのは、通数が「友だちの数×配信の回数」で決まることです。友だちが500人いて月に2回配信すると1,000通です。無料の200通は、友だち200人に月1回で使い切ります。予約の確認や前日の案内を1通ずつ送る形にすると、配信の数はさらに増えます。友だちが増えていく店ほど、費用の段が上がる時期が早く来ます。

もう1つの注意は、予約の受付そのものをメッセージのやり取りで済ませると、手間が減らないことです。空いている時間を人が答え、客が返信し、また人が確認する形は、電話を文字に置き換えただけです。減るのは着信の回数で、増えるのは未読のやり取りです。メッセージアプリは、予約の入口として使いつつ、押した先は空き枠が見える予約ページにするのが手間の少ない形になります。

料金の段だけを見ると無料から始められますが、無料で続けられるのは友だちが少ない期間だけです。1年後に何人まで増える見込みかを先に置いて、そのときの通数と費用を計算してから始めてください。

地図から予約されるようにしておく

4つめの道は、費用がかからないうえに見落とされやすい入口です。地図と検索の結果に出る店の情報から、直接予約に進める形にしておくことです。

Google ビジネス プロフィールの案内ページでは、ビジネスプロフィールを作成してGoogleに店の情報を掲載するのに料金はかからないと明記されています。無料で作成から運用まででき、店名で検索した人や地図で近くの店を探している人に情報が出ます。予約の入口となるURLを登録しておけば、検索の結果からそのまま予約ページに進めます。

ここを整えていない店は、いちばん買う気のある客を落としています。店名を知っている人が検索する、というのは来店の意思が最も強い状態です。その画面に電話番号だけがあると、営業時間外の人は諦めます。予約ページへの入口が1つあるだけで、深夜でも予約が入ります。

整えるのは4つです。営業時間、電話番号、予約ページのURL、そして写真です。営業時間は臨時の休業も反映します。反映していないと、閉まっている日に来た人が悪い評価を残します。写真は外観と店内と施術やメニューの3種類があれば足ります。

もう1つ整えておきたいのが、店名で検索したときに出る情報と、予約ページに書いてある情報がそろっているかです。地図の側の営業時間が19時までなのに、予約ページでは20時の枠が取れる状態になっていると、客はどちらを信じるか迷います。迷った人は電話をかけてきます。せっかく無料の入口を整えても、情報が食い違っていると電話の本数は減りません。営業時間、定休日、最終の受付の時刻の3つは、地図と予約ページと店内の掲示で同じ数字にそろえてください。臨時の休業を決めた日は、この3か所を同じ日に直す手順にしておくと抜けません。

掲載型のサービスに月々の費用を払っていても、地図からの入口を整えていない店は珍しくありません。費用がかからない入口を先に整えてから、有料の入口を検討する順番のほうが無駄が出ません。

いまのままがよい店の条件

道具を変える話をする前に、変えなくてよい条件を先に置きます。次の3つに当てはまる店は、いま使っているものを続けたほうが手間もお金もかかりません。

1つめは、予約の大半が電話で入っていて、それを受けるのに困っていない店です。1日の予約が5件から10件で、営業時間中に必ず人が電話に出られる体制なら、予約の仕組みを入れても減る手間はわずかです。減るのは着信の回数ですが、代わりに管理画面を見る時間が増えます。差し引きでほとんど変わりません。

2つめは、掲載型のサービスから入る予約が新規の客ばかりで、常連は電話かメッセージで直接来る店です。この形は、費用のかかる経路を新規だけに使っている状態で、無駄がありません。自分の予約ページを増やす理由は、常連が掲載型を経由しているときに生まれます。

3つめは、予約を受けるメニューの構造が単純で、担当者の指名も設備の割り当てもない店です。1人で回している店、席が1つの店、メニューが3つ以内の店。この条件では、紙の予約帳が最も速く、最も壊れません。

逆に、切り替えを考えるべき条件も3つあります。営業時間外に着信の履歴が残っている、同じ時間枠に2件入ったことがある、そして予約の変更とキャンセルの連絡を受ける電話が1日に何本も鳴る。この3つのどれかが起きている店は、受け方の形が処理量に追いついていません。

おすすめの組み合わせを、店の状況別に3つ

おすすめは店の状況で変わります。3つの型に分けます。

1つめの型は、開業して1年以内で、新規の客を集めたい店です。おすすめは、掲載型のサービスと、費用のかからない地図からの入口の組み合わせです。掲載型は掲載料が無料で来店に応じた課金なので、客が来ない月に固定費が出ません。地図からの入口は費用がかかりません。自分の予約ページは、無料の段で1ページだけ作っておき、名刺と店内の掲示にそのURLを載せます。この段階で月額の費用を払う仕組みを入れる必要はありません。

2つめの型は、常連が半分を超えていて、予約の管理に手が取られている店です。おすすめは、自分の予約ページを主にして、掲載型を新規の入口として残す形です。常連には予約ページのURLを渡し、掲載型からの予約はそのまま受けます。この形にすると、掲載型に払う従量の額が新規のぶんだけに収まります。予約ページの側は、月額の定額で人数が増えても額が変わらないため、常連が増えるほど得になります。台帳を1つにまとめる設定は、この段階で必ず済ませてください。

3つめの型は、スタッフが3人以上いて、指名や設備の割り当てがある店です。おすすめは、自分の予約ページの有料の段です。無料の段で使えない機能は、たいていこの部分に集まっています。担当者ごとの空き枠、設備の数の管理、予約項目の追加、外部のカレンダーとの連携。これらが要る規模になったら、月額5,500円から11,000円の段は、スタッフ1人の30分ぶんの時給で回収できる水準です。

3つの型に共通しているのは、入口を1つに絞っていないことです。絞ると取りこぼします。増やすほど、台帳を1つにする必要が強くなります。

選び方の軸を5つに絞る

一覧を見ても決まらないのは、見る軸が多すぎるからです。次の5つで足ります。

第1の軸は、費用の形です。来店に応じた従量か、月ごとの定額か。予約の件数が月によって大きく振れる店は従量が向き、安定している店は定額が向きます。従量と定額の損益が分かれる点は、定額の月額を1人あたりの従量で割れば人数で出ます。

第2の軸は、客が新しいアプリを入れる必要があるかです。入れてもらう必要がある形は、来店の頻度が高い業態でないと定着しません。月に1回以上来る業態なら現実的で、年に数回の業態ではウェブページで完結する形にしたほうが取りこぼしが減ります。

第3の軸は、予約の構造に合うかです。担当者の指名、設備の数、複数のメニューの組み合わせ、所要時間の違い。この4つのうち自分の店に当てはまるものを数え、無料の段でそれが扱えるかを確認します。扱えないものが1つでもあれば、有料の段か別の仕組みになります。

第4の軸は、台帳を1つにできるかです。入口が2つ以上あるなら、両方の予約が1つの画面に並ぶかを確認します。並ばない仕組みを2つ使うと、二重の予約は時間の問題で起きます。外部のカレンダーとの連携があるかどうかは、この軸で見る項目です。

第5の軸は、来店の後まで続くかです。予約を受けるところで終わる仕組みと、来店の履歴が残って次の来店の案内まで出せる仕組みがあります。新規を集める段階では前者で足りますが、常連を増やす段階になると後者が要ります。乗り換えの手間を考えると、最初から後者を選んでおくほうが後が楽になります。

5つの軸に自分の店の答えを書き込むと、候補は2つか3つに絞られます。絞ってから、公式の料金ページで金額を確認してください。まとめの記事に載っている金額は古くなっている場合があります。

予約の入口を切り替えるときの手順

入口を足す判断が決まったら、切り替えの手順を先に決めます。順番を間違えると、切り替えの月に予約が落ちます。

第1に、いまの予約が何経由で入っているかを1か月数えます。電話、掲載型、メッセージ、飛び込みの4つに分けて件数を書きます。感覚では必ず外れます。電話が多いと思っていた店で、実際には掲載型が6割だったという食い違いはよく起きます。数えた結果によって、足すべき入口が変わります。

第2に、新しい予約ページを作って、身内だけで1週間通します。スタッフが客の立場で予約を入れ、確認のメールが届くか、変更とキャンセルができるか、管理画面にどう並ぶかを見ます。ここで見つかる不具合の大半は、所要時間の設定と休憩の時間の扱いです。90分のメニューに60分の枠を割り当てていると、詰まった日に前の施術が終わらなくなります。

第3に、切り替えの日を1日決めて、その日から両方の入口を開けます。古い入口をすぐ閉じないことが大事です。電話で予約していた常連は、予約ページの存在を知りません。閉じるのは、予約ページ経由の割合が半分を超えてからです。

第4に、同じ時間枠が2か所に出ていないかを、切り替えの初週に毎日確認します。ここで二重の予約が1件起きると、その1件の対応で数時間が飛びます。台帳を1つにまとめる設定が効いているかは、実際に片方で予約を入れてもう片方の枠が閉じるかを試して確かめます。設定したつもりで効いていない状態が、いちばん危ない形です。

失敗しやすい点は3つあります。1つは、予約ページのURLをどこにも載せないことです。作っただけでは誰も来ません。店内の掲示、名刺、レシート、メッセージアプリ、地図の情報の5か所に載せます。2つめは、案内の文面を作らずに始めることです。「ご予約の方法が増えました」の1本を出さないと、常連は電話をかけ続けます。3つめは、切り替えの月に掲載型を解約することです。新規の流入が止まった状態で新しい入口を育てることになり、その月の売上が落ちます。解約は、予約ページが回り始めてからです。

アプリの評価欄から読み取れる、店側が備えるべきこと

掲載型のアプリには、客が書いた評価が並んでいます。そこには店の側が備えておくべきことが書かれています。

たとえば、予約が取れたはずなのに消えていたという困りごとが、実際に相談として上がっています。

ホットペッパーグルメというアプリでお店を予約したのですが先程確認したらキャンセルされてました。この場合他のお店探すしかないですか? 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

客の側から見ると、予約が取れたかどうかは画面の表示だけで判断しています。店の側が確認して断った場合でも、その連絡が届かなければ、客は当日まで予約があると思っています。ここから導かれる備えは2つです。

第1に、予約が確定したのか、店の確認を待っている状態なのかを、客に分かる言葉で出すことです。「ご予約を承りました」と「ご予約のリクエストを受け付けました」は別の意味です。混ぜて使うと、当日に食い違いが出ます。

第2に、断るときは必ず連絡することです。掲載型の仕組みの中で処理を進めると、通知が届く形になっている場合もありますが、届いているかを店が確認できないこともあります。電話番号かメールアドレスが分かるなら、そこへ1本入れておくのが確実です。

評価欄には、仕組みそのものへの不満も並びます。掲載しているサービスの評判が悪いと、そのサービスに載っていること自体が印象に影響します。ただし、評価欄の声は不満を持った人が書く比率が高いため、全体の評価として読むのは適切ではありません。読み取るのは、どういう食い違いが起きているかという種類のほうです。

入口を増やすほど、台帳を1つにする必要が出る

ここまで4つの道を並べてきましたが、結論として効くのは道の選び方ではなく、増えた入口をどう1本にまとめるかです。

入口が2つになった時点で、同じ時間枠が2か所に出ている状態が生まれます。掲載型で18時が埋まったのに、自分の予約ページでは18時が空いたままなら、そこに予約が入ります。防ぐ手は2つで、時間枠を入口ごとに分けて割り当てるか、台帳を1つにして両方から参照するかです。前者は取りこぼしが増え、後者は設定の手間が1回かかります。件数が増えるほど後者が有利になります。

台帳を1つにすると、来店の履歴も1か所にまとまります。この状態になると、次の来店の案内を出す相手を選べるようになります。前回から2か月経っている人だけに案内を出す、初回の人にだけ2回目の予約の案内を出す、といった使い分けができます。入口が分かれたままだと、同じ人が2つの台帳に別人として記録され、この選び方ができません。

できることには、予約の受付から顧客の管理、来店後の連絡までをどう繋げるかが並んでいます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているため、事前の決済を必須にしたくない業態でも入口として使えます。飲食、美容、整体、教室のように予約の構造が違う業態ごとに向き不向きがあるので、業種ごとの使い方で近い形を見てから判断すると外しません。

費用を比べたい場合は料金に月の予約件数とスタッフ数で分かれる料金表があり、ここに挙げた他のサービスの月額と並べて見られます。判断の軸をそろえて比べたい場合は他社との比較に、何を基準に分けているかが書かれています。実際の画面で、客が見る予約ページと店の管理画面の両方を触ってから決めたい場合はデモを見るから、ログインなしで確認できます。細かい疑問はよくある質問にまとまっています。

最後に順番の話をします。まず費用のかからない地図からの入口を整えます。次に、いまいちばん取りこぼしている時間帯を特定します。営業時間外の着信が多いなら予約ページ、新規が足りないなら掲載型、常連への連絡が手作業なら顧客の履歴が残る仕組みです。この順番で1つずつ足していけば、払う額が増えすぎることはありません。逆に、おすすめの一覧を上から順に導入していくと、同じ役目のものが2つ並びます。

Q1. お店の予約アプリで、店側がいちばん安く始められるのはどれですか?

費用がかからないのは、地図と検索の結果から予約ページに進めるようにする形です。Google ビジネス プロフィールは作成と掲載に料金がかからないと案内されています。次に安いのは、掲載型のネット予約です。掲載料と登録料が無料で、来店した人数に応じた課金になるため、客が来ない月に固定費が出ません。

Q2. 掲載型のサービスは、来店1人あたりいくらかかりますか?

2026年9月時点の公表では、ホットペッパーグルメのネット予約プランは15時から翌6時59分の時間帯でポイント付与料50ポイントとネット予約手数料150円(税抜)に来店人数を掛けた額、朝食の時間帯は10ポイントと40円(税抜)です。食べログはディナー200円、ランチ100円にネット予約人数を掛けた額で、導入費用と固定費は0円とされています。プランで変わるため申し込む前に公式のページで確認してください。

Q3. 無料の予約システムと有料の段は、どこで分かれますか?

分かれ目は、担当者の指名、設備の数の管理、予約項目の追加、外部のカレンダーとの連携です。Airリザーブのフリーは月額0円(税込)で予約件数が無制限とされる一方、リソース管理やGoogleカレンダーとの連携は対象外と案内されています。STORES 予約のフリープランは月額0円(税込)で、月間の予約件数50件、予約ページ2ページが上限と公表されています。

Q4. 掲載型と自分の予約ページは、どちらか一方に絞るべきですか?

絞ると取りこぼします。新規を掲載型から取り、2回目以降を自分の予約ページに移す形が費用の面でも合理的です。ただし入口が2つになると同じ時間枠が2か所に出るため、台帳を1つにまとめる設定を同時に済ませてください。まとめておけば来店の履歴も1か所に集まり、次の来店の案内を出す相手を選べるようになります。

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