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EPARKの掲載料金をどう見るか|載せ続けるかの判断の目安
2026年9月30日・Rizaflow編集部
営業の担当者から資料をもらったけれど、金額の欄が空いている。ホームページを探しても料金表が出てこない。それで「epark 掲載 料金」と調べたとき、いちばん知りたいのは「いくらなのか」ですが、検索で出てくる金額は他店の事例か推測です。結論を先に書くと、EPARKは料金を公開しない方針を自社のサイトで明示しており、金額は業種と店の条件ごとの見積もりで決まります。したがって判断のしかたは「相場を調べる」ではなく「自分の店の数字で1件あたりいくらまで払えるかを先に決めて、見積もりをそこに当てる」形になります。この記事ではその計算のしかたと、見積もりの席で確かめる箇所を順に整理します。
掲載料金が公開されていない理由
EPARKの法人向けサイトには、導入費用と掲載料金がサイト内に表記されていない理由が、よくある質問の形で書かれています。挙げられている理由は2つです。
1つめは業種ごとの設計です。飲食店、病院、歯科、美容室、商業施設など約20以上の業種で20年以上にわたり利用されており、業種ごとに必要な機能や用途が違うことから業種特化の特別な仕様設計が施されている、と説明されています。さらに業種ごとに個別の販売会社が導入後の保守サポートを担い、それぞれの業種と業態にカスタマイズした見積もりを出す形になっています。そうすることで業種と業態と施設ごとに最適な価格で提供できるという考え方が示されており、全業種向けの汎用的な設計による一律の料金表示はしていないと明記されています。
2つめは問い合わせの仕分けです。無料や自作の順番待ちシステムだけを求める施設からの問い合わせを区分するため、という理由が書かれています。必要な情報を必要な企業だけに届けることをモットーとし、一律での料金掲載やウェブでの価格情報の開示は行っていないという方針です。
この方針からもう1つ分かることがあります。無料で試してから決めるという進め方は取れません。同じよくある質問の中で、フリープランや無料の順番待ちシステムは明確な理由のもと提供していないと書かれています。過去に他社の無料システムや自作の道具を導入した企業からの相談として、従量課金で結果的に高くなった、無料プランの標準の機能だけでは来店するお客さまを満足させられなかった、個人情報のセキュリティやサポートの体制が不十分だったという3点が挙げられています。
一方で、見積もりの段では条件によって幅を持たせる姿勢が示されています。
ご気軽にご相談ください。導入をご検討されている業種業態やご導入を予定されている店舗数など環境や条件面により掲載料金、導入費用面含めた柔軟な提案させて頂きます。まずはお気軽にお問い合わせください。 出典: epark.mbtn.jp
つまり店舗数と業態で金額が動く前提です。複数の店舗を運営している場合、EPARK接骨・鍼灸では別途特別割引の適用があるとされています。支払いの方法についても、審査は必要だがリースや分割払いを含めて柔軟に対応するという回答が出ています。
掲載料金の形は3通りある
金額そのものが出ていない状況では、どの形で課金されるかを先に確かめるほうが判断に効きます。集客サイトへの掲載の課金は、大きく3通りに分かれます。
1つめは固定の掲載料です。月額いくらで載せ続ける形で、予約が何件入っても金額は変わりません。予約が多い月は1件あたりの費用が下がり、少ない月は上がります。読みやすいのが利点で、繁忙期と閑散期の差が大きい業態では閑散期に重く感じます。
2つめは成果報酬です。掲載した広告から集客があったときに、その件数や金額に応じて費用を払う形です。予約が入らなければ費用も発生しないため、始めるときの心理的な負担は軽くなります。ただし予約が増えるほど費用も増えるので、単価の低いメニューで数を集めると利益が薄くなります。EPARKの成果報酬の仕組みについては、解説記事でも取り上げられています。
EPARKは成果報酬制を導入しています。掲載した広告から集客があった場合に、いくらかのマージンをEPARKへ支払う仕組みです。ただし、お客様都合によるキャンセルでも成果とみなされるケースがあり、その場合は料金が発生する点に注意が必要です。 出典: rsvia.co.jp
この指摘は、契約の前に確かめる箇所を示しています。何を成果と数えるのかは契約書に書かれている項目なので、見積もりの席で条文の場所を教えてもらいます。
3つめは併用です。基本の月額があり、そこに成果に応じた費用が乗る形です。この形だと総額の見通しが立ちにくいので、月ごとの上限が設けられているかを確かめます。上限が無い契約では、予約が伸びた月の請求が想定を超えます。
自分の店がどの形で契約するのかは、業種によって変わります。順番待ちの仕組みが中心の業種、検索サイトへの掲載が中心の業種、店内のシステムと機器が中心の業種で、課金の考え方が違います。まず自分の業種の窓口で、どの形なのかを1つ確かめるのが出発点です。
成果の定義を確かめる3か所
成果報酬が含まれる契約では、3か所を確かめると総額の予想が立ちます。
1か所めは、成果として数える起点です。予約が入った時点で数えるのか、来店した時点で数えるのかで、負担がまったく変わります。来店した時点で数える契約なら、無断キャンセルの費用は発生しません。予約が入った時点で数える契約では、来なかった予約にも費用がかかります。どちらなのかを契約書の条文で確かめます。
2か所めは、取り消しの扱いです。お客さまの都合で取り消された予約が成果に含まれるかどうか。含まれる契約では、取り消しの申し出があった時刻によって扱いが変わる場合があります。ここは口頭の説明ではなく、書面のどこに書かれているかを指してもらいます。
3か所めは、既存のお客さまの扱いです。以前から通っているお客さまが検索サイト経由で予約したとき、それが成果として数えられるかどうか。数えられる契約だと、掲載料の一部は新規ではなく既存のお客さまの予約に払っていることになります。この割合は掲載の管理画面で確かめられる場合が多いので、契約後は毎月見る数字に入れておきます。
この3か所を確かめずに始めると、請求書を見てから驚くことになります。逆にここが明確な契約なら、1件あたりの費用を自分で計算できるので、続けるかどうかの判断が数字で下せます。確かめる作業は面倒ですが、掲載を1年続ける前提なら十分に見合います。
無料の期間があるときの読み方
掲載の案内には、無料の期間が付いていることがあります。EPARK接骨・鍼灸のサイトには、初期費用が0円と表示され、月額費用が3か月無料、対象地域の施設に限り最大6か月無料という案内が出ています。対象地域外の施設は最低3か月無料で、条件によって異なるため問い合わせが必要とされています。
無料の期間は始めやすさを作りますが、判断を先送りにもします。読み方のこつは、無料の期間が終わったあとの月額を先に書面で確かめておくことです。3か月無料の条件で始めて、4か月目からの金額を聞いていなかったという状態になると、そこで判断する余裕がありません。あわせて最低の契約期間を確かめます。無料の期間が3か月で最低の契約期間が12か月なら、実質は9か月ぶんの費用を払う契約です。
もう1つ、無料の期間の効果をどう測るかを決めておきます。EPARK接骨・鍼灸のサイトには、掲載の初月で2件から5件の新規の受付数が増えたというデータがあるとされ、掲載の次月以降は提案や予約の状況により変動するが10件以上増えたという声もあると書かれています。つまり初月と次月以降で数字が動く前提です。1か月の結果で判断すると、早すぎる結論になります。無料の期間をまるごと使って、月ごとの新規の件数を並べてから決めます。
無料の期間中にやっておくと後で効くことが1つあります。掲載経由で来たお客さまの連絡先と来店の履歴を、自分の側の台帳や予約システムにも残しておくことです。掲載をやめる判断をしたときに、そのお客さまへ連絡できる状態を保てます。ここを掲載側だけに置いていると、やめた瞬間に繋がりが切れます。
掲載料に含まれるもの、含まれないもの
見積もりを受け取ったら、費用を役割で分けて書き出します。混ざったままだと比べられません。分ける項目は5つです。
1つめは掲載そのものの費用です。検索サイトに店のページが載り、そこから予約が入る部分にかかる費用です。2つめはシステムの利用料です。専用の管理画面で受付の状況を見て、営業時間や休業日を設定し、予約を処理する部分です。3つめは初期の設定費用です。EPARK接骨・鍼灸では、掲載するページの作成を専任のスタッフが担当し、施設側が文章を考える必要はないと明記されています。取材と写真撮影のために訪問があり、契約から掲載開始までは最短で5営業日から可能とされています。この作業が費用に含まれるのか別なのかを確かめます。
4つめは機器の費用です。業種によっては、再来受付機、院内のディスプレイ、クレジットカード決済の端末といった機器が組み合わされます。これは買い取りかリースかで扱いが変わり、月額に乗る場合と別の契約になる場合があります。5つめは保守のサポート費用です。業種ごとに個別の販売会社が導入後の保守サポートを担う形になっているため、その費用が月額に含まれるのか別なのかを確かめます。
含まれないものとして最初に確かめたいのが、自店のホームページの費用です。掲載サイトのページは作ってもらえても、自分のホームページは別の話です。掲載をやめる可能性を残すなら、自社の入口はいずれ必要になります。
この5項目に金額を入れた表が1枚あると、別のサービスと並べたときに同じ土俵で比べられます。表の作り方は単純で、縦に5項目、横に候補のサービスを並べるだけです。空欄が残った項目は、後日メールで回答をもらって書き足します。
載せることで得られるもの
掲載の費用を評価するには、得られる側も数えます。公開されている数字から見ると、規模が大きな材料になります。
EPARK接骨・鍼灸のサイトには、EPARK全体の会員登録者数が5,500万人を超えるという記載があり、EPARK接骨・鍼灸の利用施設数は延べ8,000件以上、1年間のユーザー数は523万人、1年間の閲覧回数は1,800万回以上と書かれています。いずれも2025年1月現在の数字としてサイトに示されています。医療機関向けの案内では、月間閲覧数が約4,000万回の医療機関検索サイトという表現が使われています。この規模の場所に店のページが載ることが、掲載料の対価です。
集客のほかに3つの副産物があります。1つめは、掲載ページの制作を任せられることです。文章と写真をプロが作るため、自分のホームページより整った見せ方になる場合があります。2つめは、予約フォームの提供です。EPARK接骨・鍼灸では施設ごとに24時間利用できる予約フォームが用意され、LINEアカウントやホームページと連携できると案内されています。3つめは、他の場所への露出です。登録済みのGoogleのビジネス向けアカウントと連携でき、連携先にYahoo!ロコもあると書かれています。
得られるものを数えるときの注意は、規模の数字をそのまま自分の店の集客量として読まないことです。1年間の閲覧回数1,800万回は全国の全施設の合計です。自分の店に効くのは、自分の商圏でその地域を探した人の数だけです。したがって判断に使う数字は、サイト全体の規模ではなく「自分の店のページが何回見られて、何件の予約になったか」です。これは掲載の管理画面で出せるので、契約後は毎月見ます。
負担に感じやすい点
費用の話をするなら、重く感じる場所も並べておきます。
1つめは、予約が増えるほど費用が増える構造です。成果報酬が含まれる契約では、繁盛すると請求も増えます。単価の低いメニューで数を集めると、1件あたりの利益が手数料に近づきます。対策は、掲載経由の予約で受けるメニューを利益の出るものに絞ることです。
2つめは、既存のお客さまの予約に費用がかかる可能性です。前に書いた成果の定義の3か所めで、ここが分かります。常連のお客さまが掲載サイト経由で予約する習慣になると、集客の費用ではなく受付の費用を払っていることになります。対策は、常連のお客さまには自店の予約の入口を案内して、そちらに移していくことです。
3つめは、やめにくさです。掲載サイトの予約フォームを受付として使っていると、解約した瞬間に受付の窓口が消えます。だから解約の前に自社の受付を立てる必要があり、その手間が取れないまま年が過ぎる形になります。実際に、集客サイトの費用を負担に感じながら抜けられない状況はよく語られます。掲載を続けるかどうかを毎年判断できる状態にしておくには、自社の受付を別に持っておくのが唯一の方法です。
4つめは、金額が比べにくいことです。料金が公開されていないため、同業の他店と比べようとすると口コミや伝聞に頼ることになります。条件が違えば金額も違うので、他店の金額は自分の判断材料になりません。使えるのは自分の店の数字だけです。
自店の数字で1件あたりの費用を計算する
判断を数字で下すための計算は、3行で終わります。
1行めは、掲載の月額の総額です。固定の掲載料、システムの利用料、保守の費用を足します。成果報酬が含まれる契約なら、前月の実績から1か月ぶんの見込みを出します。2行めは、その月に掲載経由で入った新規のお客さまの人数です。既存のお客さまの予約は除きます。3行めは、1行めを2行めで割った額です。これが新規1人を連れてくるのにかかった費用です。
この額を、自分の店の数字2つと比べます。1つめは初回の客単価です。1人あたりの費用が初回の客単価を超えていたら、初回では赤字です。2つめはリピートの回数です。初回のお客さまが平均して何回来て、合計でいくら使うか。これを生涯の売上と見て、そこから原価と人件費を引いた利益と、1人あたりの費用を比べます。利益のほうが大きければ、掲載は投資として成り立っています。
リピートの回数が分からない店では、この計算ができません。だから掲載の判断より先に、来店の履歴が残る仕組みが必要になります。初回来店日、最終来店日、来店の回数、キャンセルの回数が自動で溜まる予約システムなら、この数字が毎月出てきます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているタイプなら、リピートを増やす仕掛けまで同じ流れの中に入っています。どこまでが標準で付くかはできることのページで確かめられます。
計算の結果が境目に近いときは、掲載経由で受けるメニューを変えて1か月試します。単価の高いメニューを掲載側の入口に置くと、1人あたりの費用が同じでも利益が動きます。掲載をやめるかどうかの判断は、その調整を試したあとで下すほうが正確です。
口コミと掲載ページで結果が変わる部分
同じ掲載料を払っていても、予約の入り方には差が出ます。差が付く場所は3つです。
1つめは口コミです。検索サイトに並ぶ店の中から選ばれるとき、読まれるのは評価と口コミの本文です。件数が少ないと、内容の良し悪しより「情報が少ない」という理由で飛ばされます。来店したお客さまに口コミを書いてもらう声かけを仕組みにしている店と、していない店で、数か月後の差が大きくなります。声かけは来店の直後か、御礼の連絡の中に置くのが自然です。
2つめは掲載ページの中身です。専任のスタッフが作ってくれる場合でも、取材のときに何を伝えるかで仕上がりが変わります。伝えるべきは、他店と違う点、得意な症状や施術、初めての人が不安に思う点への答えです。料金とメニューを並べただけのページは、価格だけで比べられます。取材の前に紙1枚に要点を書いて渡すと、それが反映されます。
3つめは写真です。外観、内観、施術の様子、スタッフの顔が揃っているかで、予約の押しやすさが変わります。撮影のときに片付けと明るさを整えておくだけで、仕上がりが違います。撮り直しの機会は多くないので、最初の撮影に合わせて店の見栄えを作っておきます。
この3つはどれも掲載料を上げずに結果を変えられる部分です。掲載の効果が出ないと感じたとき、プランを上げる前にここを見直すと、費用をかけずに改善できる場合があります。
載せ続けるかの判断の目安
毎年の更新のときに見る数字を4つに決めておくと、判断が短時間で終わります。
1つめは、掲載経由の新規の人数です。前年と比べて増えているか、減っているか。減っているなら、掲載ページか口コミに手を入れる余地があるか、地域の競合が増えたのかを見ます。2つめは、新規1人あたりの費用です。前の節の計算で出た額を、月ごとに並べます。上がり続けているなら、掲載の効率が落ちています。
3つめは、掲載経由の予約のうち既存のお客さまが占める割合です。ここが高くなっているなら、集客ではなく受付に費用を払っている状態です。自店の予約の入口へ移す働きかけを強めます。4つめは、掲載経由で来たお客さまのリピート率です。他の経路から来たお客さまと比べて低いなら、そこには価格で選んだ層が多いということになります。低いこと自体が悪いのではなく、その層に合わせたメニューと接客の設計が必要という判断になります。
この4つを並べると、続けるか、プランを変えるか、やめるかが自然に決まります。決め方として避けたいのは、請求書の金額だけを見て高いと感じて解約することです。金額は成果と並べないと評価できません。逆に、成果が出ていない状態を「お付き合い」で続けるのも判断を先送りにしています。数字で決めると、どちらにも流れません。
料金を公開しているサービスと並べる
最後に、比べ方を1つ示します。掲載の費用を評価するには、受付の仕組みだけを買った場合の金額を知っておくと、差額が集客の費用として分離できます。
2026年9月26日時点で各社の料金ページを確かめると、自社のホームページやSNSから予約を受ける形の予約システムは金額を公開しています。RESERVAはフリープランが月額0円で月間予約件数50件、ブループランが年払で月額3,850円で月間予約件数200件、シルバープランが年払で月額6,600円で月間予約件数500件です。料金ページには掲載金額がすべて税込と明記されており、初期費用とサポート費用はどのプランでも0円とされています。Airリザーブはフリープランが月額0円で月間予約件数が無制限、ベーシックプランが月額5,500円(税込)、スタンダードプランが月額11,000円(税込)で、初期費用は0円です。STORES予約は年間契約のスモールプランが月額9,790円(税込)で月間予約件数200件です。
この水準を横に置くと、掲載の見積もりのうちいくらが集客の費用なのかが見えます。たとえば掲載の月額が2万円で、受付の仕組みだけなら月額6,000円で足りるなら、差額の1万4,000円が集客に払っている額です。その額で新規が5人来ているなら1人あたり2,800円で、初回の客単価とリピートの利益と比べて判断できます。
組み合わせ方は3通りあります。掲載と受付を両方とも掲載サイトに任せる形、掲載は残して受付を自社の予約システムに移す形、掲載をやめて自社の集客に切り替える形です。2つめの形は、掲載をやめる判断をいつでも下せる状態を保てるので、継続の判断を毎年できるようになります。機能の範囲を並べて確かめたいときは他社との比較のページ、プランごとの上限まで見たいときは料金のページが手がかりになります。自分の業態で必要な受け方は業種ごとの使い方で確かめられ、管理画面の操作の重さはログインなしで触れるデモを見るのようなページで判断できます。契約の前に出てくる細かい疑問はよくある質問にまとまっていることが多いので、先に目を通しておくと問い合わせの往復が減ります。
やめるときに困らない準備
いつか判断を変える可能性があるなら、続けている間にしておく備えが3つあります。どれも今日から始められます。
1つめは、お客さまの連絡先と来店の履歴を自分の側にも残すことです。掲載サイトの管理画面にしか記録が無い状態だと、解約した時点で連絡の手段が消えます。自店の予約システムや台帳に、氏名、連絡先、来店の日、選んだメニューを残します。掲載サイトの側で書き出しに対応しているなら、月に1度書き出して手元に置きます。書き出せる形式と項目、メールアドレスが含まれるかどうかは、契約の段で確かめておく項目です。
2つめは、自社の予約の入口を用意しておくことです。ホームページとGoogleビジネスプロフィールに予約の窓口を置き、来店したお客さまには次回からそちらを案内します。これがあれば、掲載をやめても受付は止まりません。用意にかかる時間は、メニューと営業時間の登録が中心で半日ほどです。
3つめは、解約の申し出の期限を控えておくことです。契約の更新の何か月前までに申し出が必要かは契約書に書かれています。この日付をカレンダーに入れておかないと、判断したのに1年延びるという事態になります。更新の3か月前に数字を見る日を決めて、そこで4つの数字を並べる形にしておくと、毎年の判断が習慣になります。
なお掲載でも自社の受付でも、お客さまの氏名と連絡先を預かる点は同じです。取得する項目を必要な範囲に絞ること、共有する相手を限ること、保管の期間を決めておくことは、どこに載せても店に残る責任です。考え方の整理は個人情報保護委員会が公開している資料で確かめられます。判断に迷う点は所管の窓口や専門家に確認するのが確実です。
問い合わせる前に用意する4つの数字
見積もりの前提が固まっていないと、出てくる金額も曖昧になります。問い合わせのフォームを送る前に、次の4つを紙に書いておきます。
1つめは店舗数と、今後1年で増やす予定の数です。店舗数で金額が動くと明記されているため、ここが最初の前提になります。2つめはスタッフの人数と、指名を受ける人が何人いるかです。3つめは月間の予約件数と、そのうち新規が何件かです。数えていない店は、直近1か月の台帳から数えます。4つめは初回の客単価と、リピートの平均回数です。この2つがないと、見積もりの金額を評価できません。
この4つを添えて問い合わせると、担当者の側も条件に合った提案を出しやすくなります。逆にこれが無いまま話を聞くと、標準的な案内を受けて持ち帰り、もう一度条件を伝えて再提案という往復になります。1回の面談で決められるかどうかは、この紙1枚で変わります。
Q1. EPARKの掲載料金はいくらですか?
公開されていません。EPARKの法人向けサイトには、業種ごとに必要な機能や用途が違い、業種ごとに個別の販売会社が業態に合わせた見積もりを出すため、全業種向けの一律での料金表示はしていないと明記されています。店舗数や業態などの条件で金額が動くため、自分の業種の窓口に問い合わせて見積もりを取る形になります。
Q2. 無料で試せる期間はありますか?
フリープランや無料の順番待ちシステムは提供していないと公式のよくある質問に書かれています。ただしEPARK接骨・鍼灸では初期費用0円で月額費用が3か月無料、対象地域の施設は最大6か月無料という案内が出ています。無料の期間が終わったあとの月額と最低の契約期間を、先に書面で確かめてください。
Q3. 成果報酬の「成果」には何が含まれますか?
契約の内容によります。予約が入った時点で数えるのか来店した時点で数えるのか、お客さまの都合による取り消しが含まれるのか、既存のお客さまの予約が含まれるのかで負担が変わります。解説記事では取り消しでも成果とみなされるケースがあると指摘されているため、契約書のどの条文に書かれているかを見積もりの席で確かめてください。
Q4. 掲載を続けるかどうかは何で判断すればよいですか?
4つの数字を毎年並べてください。掲載経由の新規の人数、新規1人あたりにかかった費用、掲載経由の予約のうち既存のお客さまが占める割合、掲載経由のお客さまのリピート率です。1人あたりの費用を初回の客単価とリピートで得られる利益と比べると、投資として成り立っているかが数字で出ます。