guide
美容院の予約システムを選ぶ|指名と担当をどう見せるか
2026年10月2日・Rizaflow編集部
美容院の予約システムを調べ始める店主の多くは、道具そのものを欲しがっているわけではありません。施術の途中で電話が鳴る、台帳の書き間違いで枠が重なる、無断キャンセルで夕方の1枠が空く、といった取りこぼしを止めたいはずです。ここでは、予約システムで何が変わり、何が変わらないのかを分けたうえで、指名と担当をどう見せるか、料金の相場はどのあたりか、無料で始めるならどこに上限が来るのかを順に整理します。
予約システムを入れると、受け方のどこが変わるのか
美容院の予約は、電話、来店時の次回予約、掲載サイト、公式アカウントのメッセージ、店のサイトのフォームと、入口がいくつも並びます。入口が多いこと自体は悪いことではありません。困るのは、入った予約が別々の場所に溜まり、最後は紙の台帳へ人の手で書き写す形になっているときです。転記が1か所でも抜けると、同じ枠に2人を入れてしまいます。
予約システムが変えるのは、この「入口と台帳の間」です。お客様が自分で枠を選んで送信した内容が、そのまま台帳の1行になります。人が写す作業が消えるので、書き間違いと写し忘れが原因の二重予約は起きなくなります。
美容室予約システムとは、美容室やヘアサロンの予約受付・予約台帳・顧客情報などをデジタル上で管理するシステムです。Webから24時間予約を受け付けられるため、施術中や営業時間外の電話対応を減らせます。 出典: it-trend.jp
24時間受け付けられることの効き方は、店の営業時間で変わります。夜19時に閉める店なら、お客様が予約を思い出す時間帯の多くは営業時間の外です。電話しかない店は、その時間に思い出した人を翌日まで待たせることになり、待っている間に別の店のネット予約が埋まります。
一方で、変わらないこともはっきりさせておきます。予約システムは新規のお客様を連れてきません。掲載サイトや検索や紹介で店を知った人が、最後に予約を完了するところを滑らかにする道具です。集客が足りていない店が予約システムを入れても、空いている枠が見やすくなるだけで終わります。取りこぼしを止める話と、来店を増やす話は分けて考えてください。
電話が減ることの意味は、件数以上に大きいです。カラー剤を塗っている最中に手を止めて受話器を取れば、施術の時間は延び、お客様を待たせます。1本の電話で止まるのは3分ほどでも、1日に5本鳴れば15分です。しかも電話中はその場でカレンダーを開き、空きを探しながら話す必要があります。ネットで受けた予約は、施術が終わってから一度に確認すれば済みます。
掲載サイト経由の予約が多い店では、自店の予約ページと掲載サイトの両方に枠を出す形になります。このとき問題になるのは、どちらかで埋まった枠がもう一方に残ってしまうことです。両方の枠を自動でそろえる仕組みを持たないなら、自店のページで受ける分の枠を先に決め、掲載サイトには残りだけを出す運用にすると事故が防げます。枠を分けておけば、埋まり方の違いから、どちらの入口がどれだけ効いているかも見えてきます。
美容院向けの予約システムでできること
機能の名前は各社で違いますが、美容院で実際に使う部分はおおむね次の7つに集まります。
・予約カレンダー:日別と週別で空き枠を見る。施術時間に応じて枠が自動で埋まる ・メニュー登録:カットやカラーごとに所要時間と料金を設定する ・スタッフ指名:担当ごとに予約を受け、シフトに合わせて枠を出す ・自動メール:予約完了、前日のリマインダー、来店後のお礼を自動で送る ・キャンセルと変更:お客様が自分の手で日時を変えたり取り消したりできる ・顧客管理:来店履歴とメモを残し、名前のよみがなで探せる ・会員のマイページ:2回目からは名前や連絡先を打ち直さずに予約できる
このうち、美容院で効きやすいのはメニューの所要時間の設定と、リマインダーです。カットだけなら60分、カラーとカットなら120分と決めておけば、お客様が選んだ時点で必要な枠が押さえられます。所要時間を設定できないフォームで受けていると、30分刻みの枠に2時間の施術が入り、あとから店側で組み替える手間が残ります。
リマインダーは、無断キャンセルの数に直接効きます。1か月前に取った予約を当日まで覚えている人は多くありません。前日に確認の連絡が届けば、行けなくなった人はその時点で取り消せます。取り消しが当日の朝ではなく前日の夜に来れば、空いた枠を別のお客様に出す時間が生まれます。
決済の扱いは店によって判断が分かれます。美容院は施術後に店頭で会計するのが普通なので、予約の時点でカードを求める必要はありません。事前決済が最初から組み込まれた仕組みを選ぶと、使わない機能の分まで月額に含まれることがあります。
会員のマイページは、2回目以降の予約にかかる手間を大きく減らします。名前、よみがな、電話番号、メールアドレスを毎回打つ形だと、スマートフォンでの入力に1分以上かかります。その1分が、予約をやめる理由になることがあります。登録済みのお客様が日時とメニューだけで完了できるなら、次回予約の敷居は電話より低くなります。
予約フォームの項目を絞れるかどうかも見ておきたい点です。美容院で本当に必要な項目は、名前、連絡先、メニュー、日時、そして初めてかどうかです。要望欄を用意するのは有効ですが、必須の項目を増やすほど途中でやめる人が増えます。アンケートのような項目を並べたい場合も、任意にしておき、答えなくても予約が完了する形にしてください。
自動メールは、文面を自分で書き換えられるかを確かめます。定型の文章そのままだと、店の雰囲気と合わないことがあります。前日のリマインダーに駐車場の場所や来店時の注意を1行足せるだけで、当日の問い合わせは減ります。
指名と担当の見せ方で、予約の入り方が変わる
美容院の予約システムで、いちばん設計に差が出るのが指名の扱いです。見せ方は大きく3つあります。
1つ目は、担当を選ばせない形です。お客様は日時とメニューだけを決め、誰が担当するかは店側で割り振ります。ひとりで営む店ならこの形で足ります。複数のスタイリストがいる店でも、新規のお客様には向いています。名前を知らない人にスタイリストの一覧を見せると、選べずに離脱することがあります。
2つ目は、担当を選ばせる形です。指名のあるお客様は、担当のシフトと空き枠だけを見て予約できます。指名料が発生する店では、選んだ時点で料金に反映される作りにしておくと、当日の会計で説明する手間がなくなります。
3つ目は、両方を併せる形です。最初の画面で「指名なし」と「スタイリストを選ぶ」を分け、指名なしを既定にしておきます。新規は迷わず進み、指名のあるお客様は自分の担当を選べます。実際の店で予約が最も素直に入るのはこの形です。
指名を受けるなら、シフトの登録が要ります。担当ごとの出勤日と休憩を入れていないと、休みの日に予約が入ります。スタッフ本人が自分のシフトだけを編集できる仕組みがあると、店主が全員分を入力し直す作業が消えます。スタッフが5人いる店で、月に一度シフトを入れ直すだけでも、店主の作業は毎回1時間近くかかります。
もう一つ見ておきたいのは、指名の解除です。担当が退職したり異動したりしたとき、そのスタイリストを指名していたお客様の予約をどう引き継ぐか。管理画面で担当だけを差し替えられるか、予約ごとに取り消して取り直すことになるかで、対応の手間が大きく変わります。
新規と再来で見せ方を分けるという考え方も有効です。店のサイトからは指名なしの入口を目立たせ、来店後に送るお礼のメールや会員のマイページからは、担当を選んだ状態の予約ページに入れます。一度担当が付いたお客様は、次回も同じ人に頼みたいことが多いので、選び直す手間を省いた形が向いています。
指名料を取る店では、料金の見せ方に注意してください。メニューの料金と指名料を別に表示するか、指名を選んだ時点で合計に含めるかで、当日の会計での説明の量が変わります。合計に含める形なら、お客様は予約の画面で支払う金額を把握できます。
アシスタントが入る施術の扱いも決めておきます。シャンプーやカラーの塗布を分担する店では、スタイリストの枠だけを見ていると、アシスタントの手が足りない時間に予約が重なります。同じ時間に受けられる組数を店の体制に合わせて制限できるかどうかを、管理画面で確かめてください。
料金の相場と、費用がどこにかかるか
美容院向けの予約システムの料金は、無料のプランから月額数万円まで幅があります。値段の差はおおむね、受けられる予約の件数、登録できるスタッフの数、決済やレジとの連携の有無で決まります。
公開されている料金表で確かめられる例として、STORES 予約は年間契約の場合、月50件までのフリープランが0円、月200件までのスモールが税込9,790円、月300件でスタッフ3名までのチームが税込19,690円、月2,000件でスタッフ20名までのビジネスが税込28,600円です(2026年9月25日時点の公式の料金ページ)。複数月契約にすると同じプランでも月あたりの金額は上がります。
この並びから分かるのは、費用が「予約の件数」と「スタッフの数」の2つの軸で上がることです。自分の店の数字を先に出してから料金表を見てください。1日に8人を施術して月25日営業する店なら、月の予約は約200件です。1日5人なら約125件です。件数が分かれば、どのプランの上限に当たるかはすぐ判断できます。
上限を超えたときの扱いも確かめる価値があります。予約の受付が止まる仕組みと、追加の料金を払ってそのまま使える仕組みがあります。STORES 予約は50件ごとに税込1,078円で追加できると料金ページに書かれています。繁忙期だけ件数が伸びる店は、この一文の有無で使い勝手が変わります。
事前のカード決済を使うなら、月額とは別に決済手数料がかかります。STORES 予約の場合はフリープランで5.2%から、スタンダードプラン加入時で3.3%から(いずれも中小特別料率適用時)と記載されています。店頭で会計する美容院なら、この手数料は払わずに済みます。
支払い方を年契約にするか月ごとにするかでも金額が変わります。同じSTORES 予約のスモールは、年間契約で税込9,790円、複数月契約では税込12,980円と料金ページに並んでいます。差は月あたり3,190円で、1年で約38,000円です。ただし年契約は途中で解約しても月割りで戻らないことが多いので、まず短い契約で試してから年契約に移すほうが安全です。
レジや外部サービスとの連携を足すと、その分の月額が乗ります。STORES 予約の場合、POSレジとの連携が月額3,300円(税込)から、予約ポータルサイトやSNSと予約情報をまとめる連携が月額5,500円(税込)と記載されています。物販の売上も一緒に管理したい店には意味がありますが、施術だけの店には要りません。基本の月額だけを見て比べると、この部分で差がつきます。
もう一つ数えておきたいのが、今かかっている費用です。掲載サイトの月額、紙の台帳とカルテ、電話対応で止まる時間。予約システムの月額が7,000円でも、電話対応で毎日15分止まっているなら、時給に換算すればそれだけで見合うことがあります。
無料で始められるものと、その上限
無料のプランがあるサービスは複数あります。ただし「無料」の中身は同じではないので、上限がどこに置かれているかを見てください。よくある上限は次の4つです。
| 上限の置き場所 | 実際に困る場面 |
|---|---|
| 月の予約件数 | 繁忙期に上限へ届き、月末の予約が受けられない |
| スタッフの数 | 2人目を雇った時点で有料へ移る必要が出る |
| 自動メールの種類 | リマインダーが有料プランにしかない |
| 予約ページの表示 | 提供元の名前がページの下に残る |
このうち、美容院で早く当たるのは月の予約件数です。月50件は、1日2人ほどの計算です。開業したばかりの店や、週に3日だけ営業する店なら収まりますが、通常の営業では数か月で超えます。
見落としやすいのは3つ目です。無料のプランで予約は受けられても、前日のリマインダーが有料プランにしか付いていないことがあります。無断キャンセルを減らすために予約システムを入れるなら、その機能が無料の範囲に入っているかどうかが判断の分かれ目になります。
無料で始めることには、上限に当たるまでに管理画面の使い勝手を確かめられるという利点があります。メニューを登録し、実際に自分のスマートフォンから予約を入れてみて、何回タップすれば完了するかを数えてください。資料では分からない部分がここに出ます。
予約ページのURLと表示の扱いも確かめてください。無料のプランでは、提供元が用意したドメインの下に店名が付く形のURLになり、ページの下に提供元の名前が残ることがあります。店のサイトから案内する分には困りませんが、名刺やチラシに載せるなら、独自ドメインを使えるプランに上げるか、店のサイト側にリンクを置く形にします。
無料で試すときの手順は決めておくと早く判断できます。まずメニューを3つだけ登録し、所要時間と料金を入れます。次に自分のスマートフォンから新規のお客様として予約を入れ、完了メールが届くかを見ます。その予約を自分で取り消してみて、キャンセルの連絡が店側に届くかを確かめます。最後に管理画面でその1件を開き、顧客の記録が残っているかを見ます。ここまでで30分もかかりません。この4つが素直に通る仕組みなら、日々の運用でも詰まりません。
選び方の軸を5つに絞る
比較の表を作り始めると項目が20を超え、どれも似て見えてきます。美容院に限れば、次の5つで足ります。
1つ目は、指名とシフトを扱えるか。ひとりの店なら不要ですが、2人以上いるなら最初から使える形を選びます。あとで人を増やしたときにプランの移動で済むかも見ておきます。
2つ目は、リマインダーとお礼の連絡が標準で入っているか。予約を受けるだけの仕組みは無料のフォームでも作れます。受けたあとの取りこぼしを止める部分に、月額を払う価値があります。
3つ目は、顧客の記録が予約とつながっているか。予約が入った時点で来店履歴が残る作りなら、台帳と顧客カルテの二重管理が消えます。別々の仕組みを併せて使うと、そこに転記が生まれます。
4つ目は、決済が任意になっているか。事前決済が必須の設計だと、店頭会計の美容院では使わない機能に払うことになります。回数券や月謝を売る店だけが必要になる機能です。
5つ目は、乗り換えと持ち出しができるか。今の仕組みから顧客の一覧をCSVで取り込めるか、そして将来やめるときに自分のデータを書き出せるか。入口だけが整っていて出口が無い仕組みは、あとで選び直せなくなります。
無料の期間や無料のプランで実際に触れるサービスから試すのが、遠回りに見えて早い進め方です。おすすめの1つを最初から決めようとせず、自分の店の件数とスタッフ数を当てて2つか3つに絞り、管理画面を触って決めてください。
比較の記事やランキングを読むときは、書いている人の立場を見てください。掲載の順番が広告の枠で決まっている記事もあります。役に立つのは、各社の公式ページの記載を並べた表と、いつ時点の情報かが書かれている記事です。料金は変わるので、最後は必ず公式の料金ページで確かめます。
口コミを読む場合は、自分の店と条件が近い人の書き込みだけを見ます。スタッフが20人いる店の不満と、ひとりで営む店の不満は別のものです。「操作が難しい」という感想も、何の操作が難しかったのかが書かれていなければ判断の材料になりません。
候補が2つか3つに絞れたら、同じ手順で触って比べます。メニューを登録し、自分で予約を入れ、リマインダーを確かめる。同じ作業を順にやれば、画面の作りの差がはっきり出ます。
切り替えのときに気をつける点
予約システムの導入でつまずく場所は、機能ではなく切り替えの段取りに集まります。注意したい点が4つあります。
まず、切り替えの日を1日に決めることです。紙の台帳とネット予約を並行させる期間を作ると、両方を見比べる手間が増え、二重予約の危険がかえって上がります。「この日からは台帳に書かない」と決め、それ以降は管理画面だけで受けます。
次に、先の予約の移し替えです。すでに3か月先まで入っている予約は、新しい仕組みに入れ直す必要があります。件数が多い店は、切り替え日以降の予約だけを先に入れ、それより前は紙を残して照合します。
3つ目は、お客様への伝え方です。予約の入口が変わることは、店のサイト、公式アカウント、店頭の掲示、次回予約のときの一言で伝えます。電話をすぐ止めず、しばらくは受けながら、電話をくれたお客様にネット予約の場所を案内する形が無理がありません。
4つ目は、顧客情報の扱いです。予約システムには名前と連絡先が入ります。個人情報保護委員会は、取り扱う個人情報の利用目的をできるだけ特定するよう求めています。施術にも連絡にも使わない私的な情報は、最初から項目に作らないのが安全です。
スタッフへの周知も忘れやすい点です。店主だけが管理画面を使える状態にすると、店主が休みの日に予約の変更が止まります。スタッフ本人がログインして自分の予約とシフトを見られる仕組みなら、電話を受けた人がその場で対応できます。誰がどこまで触れるかを決めてから公開してください。
公開の前に、テストの予約を必ず入れます。確かめるのは4つです。営業時間外の枠が出ていないか、休みの日が閉じているか、施術時間に応じて枠が埋まるか、完了メールとリマインダーが実際に届くか。メールは店のアドレスだけでなく、携帯のキャリアメールと無料のメールサービスの両方に送って、迷惑メールに入らないかも見ておきます。
公開した後は、予約の入口を1か所にまとめます。検索したときに出るGoogleビジネスプロフィールにも予約のリンクを置ける欄があるので、そこも新しいページに向けます。古いフォームや旧ページが残っていると、そこに入った予約に誰も気づきません。
掲載サイトと自店の予約ページをどう併せるか
美容院の多くは、掲載サイトからの予約と自店の予約ページを併せて使っています。どちらかに寄せる必要はありません。役割が違うからです。掲載サイトは店を知らない人に見つけてもらう場所で、自店の予約ページは一度来た人がもう一度来るための場所です。
掲載サイトの費用は、店の場所と掲載の大きさで変わります。公開された一律の価格表がないため、自分の店の条件で見積もりを取るしかありません。ここで判断の材料になるのは、掲載サイト経由で来た新規のお客様が、2回目以降にどこから予約しているかです。2回目も掲載サイトから予約されていると、来るたびに手数料や掲載の費用がかかり続けます。自店の予約ページに移ってもらえれば、2回目以降の予約にその費用はかかりません。
そのためには、初回の来店時と来店後の連絡で、自店の予約の入口を伝えることが要ります。会計のときに次回予約を取るのが最も確実で、取れなかった人には来店後のお礼のメールに予約ページへのリンクを置きます。会員登録を済ませたお客様なら、次からは日時とメニューだけで予約が終わります。
枠の出し方も決めておきます。指名の入っていない時間だけを掲載サイトに出し、指名の予約は自店のページで受ける形にすると、指名のお客様の枠を新規で埋めてしまう事故が減ります。どちらの入口からどれだけ入っているかは、毎月数えてください。掲載サイトからの新規が月に5人で、その費用が月に3万円なら、1人あたり6,000円です。その数字を持っていれば、掲載の大きさを上げるか、来店後の連絡に手をかけるかの判断ができます。
予約の受付から次の来店までを一続きにした形で見ると
ここまでの5つの軸を、決済を必須にしない作りの予約システムに当てて具体的に見ていきます。できることのページには、予約カレンダー、スタッフ指名、曜日別と個別のシフト設定、所要時間と料金を持つメニュー、予約フォームの項目の絞り込み、予約完了と前日のリマインダーとお礼の自動メール、お客様自身が変更と取り消しをできるキャンセルURL、来店履歴とメモをカナで探せる顧客管理、そしてスタッフ本人が自分のシフトだけを編集できるログインが並んでいます。上の5つの軸のうち、1つ目から3つ目がここに収まります。
4つ目の決済については、料金のページで扱いが分かります。フリープランは月額0円で月50件・スタッフ1名、予約完了とリマインダーとお礼のメール、キャンセルURL、会員マイページ、顧客管理とメール開封計測まで含まれます。ひとりで営む店向けのライトは月額3,300円(税込)で月300件、複数スタッフの店向けのスタンダードは月額7,700円(税込)で月1,000件・スタッフ10名までとなり、スタッフ指名とシフト管理はここから使えます。事前決済は上位のプロだけに付く任意の機能で、決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているという設計が、店頭で会計する美容院の運営と噛み合います。上限を超えても予約は止まらず、100件ごとに1,100円(税込)の追加で続けられると明記されています。
5つ目の乗り換えは、今使っている仕組みから書き出した顧客のCSVを管理画面から取り込む形です。予約ページを公開するまでは今の運用を続けられるので、切り替え日を決めて移す段取りが取りやすくなります。他社と料金や上限を並べて確かめたいときは、他社との比較のページに各社の公式ページの記載を日付と税込の表示付きでまとめた表があります。「記載なし」は確認できなかったという意味で、機能が無いという意味ではない点も書かれています。
美容院での具体的な使い方は業種ごとの使い方で確かめられ、お客様が見る予約ページと店側の管理画面はデモを見るからログインなしで触れます。導入前の細かい疑問はよくある質問にまとまっています。予約システムを選ぶ作業は、機能の数を数えることではありません。自分の店の月の予約件数とスタッフの数を先に出し、指名の見せ方を決め、リマインダーが標準で入っているかを確かめる。この3点が済めば、候補は2つか3つに絞れます。
Q1. 美容院の予約システムは月額いくらぐらいが相場ですか?
無料のプランから月額数万円までの幅があり、金額は受けられる予約件数とスタッフ数で決まります。公式の料金ページで確かめられる例では、月200件までで税込9,790円、月300件でスタッフ3名までで税込19,690円という水準があります。自分の店の月の予約件数を先に数えると、当たるプランがすぐ絞れます。
Q2. 無料の予約システムだけで美容院の運営は回りますか?
上限の置き場所によります。月の予約件数が50件までの無料プランは、1日2人ほどの計算なので、通常の営業では数か月で超えます。前日のリマインダーが無料の範囲に入っているかも確かめてください。無断キャンセルを減らす目的なら、その機能が有料プランだけの場合は効果が出ません。
Q3. 指名の予約はどう見せるのが良いですか?
最初の画面で「指名なし」と「スタイリストを選ぶ」を分け、指名なしを既定にする形が素直に入ります。店を知らない新規のお客様にスタイリストの一覧を先に見せると、選べずに離脱することがあります。指名を受けるなら、担当ごとの出勤日と休憩をシフトに登録しておく必要があります。
Q4. 紙の台帳から予約システムへ切り替えるとき、いつまで台帳を残しますか?
切り替えの日を1日に決め、その日以降は台帳に書かないのが基本です。並行させる期間を作ると、両方を見比べる手間で二重予約の危険がかえって上がります。すでに入っている先の予約は、切り替え日以降の分だけを新しい仕組みに入れ直し、それより前の分は照合用に紙を残します。