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美容室のポイントカードの作成|次の来店に繋げる組み方
2026年10月3日・Rizaflow編集部

美容室のポイントカードを作ろうとすると、デザインより先に決めることが3つあります。何回でいくら分を返すのか、有効期限をどうするのか、紙で持たせるのか画面で持たせるのか。ここを決めずに印刷に出すと、配り始めてから数字が合わなくなり、途中でやめることになります。この記事では、作成の順番を決めるところから、マスの数の計算、載せる情報、運用で壊れる場所、効いているかの測り方までを並べます。結論を先に置くと、ポイントカードは印刷物ではなく、次の来店日を決めるための道具です。
ポイントカードを作る前に決める3つのこと
先にデザインから入ると必ず戻ります。順番は、返す金額を決めて、たまる速さを決めて、それから紙の形を決める、です。
1つめは、1回の来店でいくら返すかです。カット料金が4,500円の店で、10回目に1回無料にすると、10回の来店で4,500円を返すことになり、来店1回あたり450円の原価がかかります。これを高いと感じるなら、10回目のトリートメント無料のように、原価が低くて価値が伝わるものに替えます。金額を返す形と、物や施術を返す形では、店に残る利益がまったく違います。
2つめは、たまる速さです。速すぎると特典の重みが消え、遅すぎるとカードが忘れられます。1人の来客が年に何回来ているかを先に数えます。2か月に1回の店なら年6回で、10マスは1年8か月かかります。これは長すぎます。来店の周期に合わせて、1年ほどでゴールに届く数にするのが扱いやすい形です。
3つめは、誰に配るかです。全員に配ると印刷の枚数が増え、渡すだけで使われないカードが増えます。2回目の来店で渡す形にすると、配る枚数が減り、渡すこと自体が次に来た合図になります。初回で渡す店は、来店の記録を別に持っておかないと、渡した枚数と戻ってきた枚数の差が読めません。
この3つを決めた紙を1枚作って、スタッフ全員が同じ答えを言える状態にしてから印刷に進みます。決まっていないまま配ると、受付で「これは使えますか」と聞かれた時に人によって答えが変わり、その場で信用が落ちます。
マスの数と特典の釣り合いを数字で決める
マスの数は好みではなく計算で出せます。使う数字は3つです。1人が年に来る回数、1回の平均の支払い額、返してよい割引率です。
割引率の目安から入ると決めやすくなります。美容室の販促でよく置かれる上限は売上の3パーセントから5パーセントの範囲です。平均の支払いが6,000円で、割引率を3パーセントに置くと、1回の来店で返せるのは180円までになります。10マスなら1,800円、20マスなら3,600円の特典が上限になります。
ここから特典を選びます。1,800円の枠なら、前髪カット無料、シャンプーの小さいものを進呈、次回の施術から500円引きを3回に分ける、といった形が収まります。4,500円のカット無料を10マスで置くと割引率が7.5パーセントになり、上の枠を大きく超えます。超えてはいけないわけではありませんが、超えるなら、増えた分を客単価か来店回数で取り戻す計画が要ります。
マスの数は、10、15、20、25、30あたりが紙のカードでよく使われる並びです。市販の二つ折りカードは50マスの品も多く、来店周期が1か月の店や、1回の来店で複数のスタンプを押す店に向いています。50マスを2か月周期の店で使うと8年かかり、誰も最後まで行きません。
途中の区切りを1つ置くと、離脱が減ります。20マスのカードなら10マスめで小さい特典を挟みます。半分まで来た人が、残り半分を捨てにくくなるためです。区切りを置く位置は、来店周期から逆算して半年ぐらいで届くところに合わせます。
カードに載せる情報を落とさない
デザインが整っていても、載せる情報が抜けたカードは持ち歩かれません。必要なのは次の7つです。
店名、電話番号、住所、営業時間と定休日、予約の入口、有効期限の決まり、特典の中身です。このうち落ちやすいのは予約の入口と有効期限の2つです。
予約の入口は、電話番号だけでなく、予約のページを開ける形で載せます。二次元コードを1つ置けば、カードを財布から出した人がその場で次の予約を取れます。ここが無いと、カードを見た人は「そろそろ行こう」と思ったまま、開く場所を探して止まります。
有効期限は、最終来店日からの期間で書くのが扱いやすい形です。発行日から1年と書くと、途中で来た人の期限が縮みます。最終来店日から1年と書けば、来ている人の期限は自動で伸びます。書き方は「最後にご来店いただいた日から1年間有効」のように、店側が計算できる言葉にします。
紛失時の扱いも小さく書いておきます。書いていないと、その場の判断になり、人によって答えが変わります。来店の記録が別にあるなら「ご来店の記録から再発行いたします」と書けます。記録が無い店は「再発行はいたしかねます」と書くしかありません。この一文の差は、記録を持っているかどうかで決まります。
裏面には、次回の予約日を書く欄を1つ作ります。カードを渡すときに日付を書き込む動作が入るだけで、次の予約が決まる率が変わります。カードは特典を配る紙ではなく、次の日付を書き込む紙として設計すると、効き方が変わります。
デザインで迷ったときに決める順番
見た目は最後に決めます。それでも決められなくなる店が多いので、判断の順番を置いておきます。
最初に決めるのは、大きさです。名刺と同じ大きさにすると、財布のカード入れに収まります。一回り大きくすると、マスを大きく取れて押しやすくなる代わりに、財布に入らず家に置かれます。押しやすさより持ち歩かれることを取るほうが、結果が良くなります。持ち歩かれないカードは存在しないカードと同じです。
次に決めるのは、色の数です。2色までに抑えると、印刷代が下がり、スタンプのインクの色とぶつかりません。店の看板や内装に使っている色を1色取って、もう1色は文字用の濃い色にします。3色以上にすると、スタンプを押した後に紙面が騒がしくなり、何マスまで来たのかが読みにくくなります。
3つめは、文字の大きさです。営業時間と電話番号は、老眼の人が読める大きさにします。目安として、本文の文字は9ポイント以上を確保します。小さくしてまで載せたい情報があるなら、その情報は載せないほうが良い情報です。カードの裏面いっぱいに文を詰めた店のカードは、読まれずに財布の奥に入ります。
4つめは、写真を入れるかどうかです。入れるなら、店内か施術後の髪の写真を1枚だけにします。人物の顔を入れると、担当が替わった時に刷り直しが必要になります。写真を入れない選択も普通です。文字と色だけで整えたカードのほうが、長く使えます。
最後に、マスの並べ方です。横に5つ、縦に2段の10マスは、押した数が一目で分かる形です。円を並べる形は見た目が柔らかくなる代わりに、残りの数を数えにくくなります。数えやすさを優先すると、「あと3回」という会話が自然に出ます。
無料で作る道具と、印刷に出す場合の分かれ目
作り方は3つに分かれます。手元の道具で作って自分で印刷する形、無料のデザインの道具で作って印刷所に出す形、テンプレートを買って印刷まで任せる形です。
自分で印刷する形は、名刺用の用紙を使います。1枚に10面のものが多く、100枚で用紙代は数百円に収まります。良いところは、作り直しが当日できることです。特典を変えたい、電話番号が変わった、という時にその日から新しいカードを配れます。悪いところは紙の質です。財布に入れて半年持つ厚さにはなりにくく、角から折れます。
無料のデザインの道具を使う形は、名刺やショップカードの型が最初から入っているものを選ぶと速く終わります。文字の位置を動かすだけで形になり、印刷用の書き出しもできます。ここで作ったものを印刷所に出せば、紙の厚さと角の丸みは市販品と同じになります。
印刷所に出す形は、100枚から500枚の単位で頼むのが小さい店には合います。二つ折りで50マスの市販の台紙を買って、表に店名の判子を押す形も現役です。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている形で予約を受けているなら、二次元コードの出力先は予約のページに向けます。
紙で作る前に確かめる点が3つあります。財布に入る大きさか、スタンプのインクが乾く紙か、押す場所が印刷の線と重ならないか。特に3つめは、刷ってから気づくことが多い落とし穴です。試し刷りを1枚してから、実際に使うスタンプを押して確かめます。
結論から言うと、メンバーズカードはきちんと作って上手に活用することがオススメです。今回は、作成例も含めてメンバーズカードを作成するポイントをご紹介していきます。 出典: colmodesign.com
スタンプと判子は、押す場所から選ぶ
カードが決まっても、押す道具を適当に選ぶと運用でつまずきます。選ぶ順番は、インク、大きさ、絵柄です。
インクは、浸透印と呼ばれる形のものが扱いやすいです。本体にインクが入っていて、朱肉やスタンプ台を使わずに押せます。会計の流れの中で押す動作を1つに減らせるため、押し忘れが減ります。スタンプ台を別に置く形は、台の蓋を開ける動作が1つ増え、混んでいる日にそこで飛びます。
大きさは、マスの中に収まる寸法を先に測ってから選びます。直径6ミリから9ミリぐらいが、名刺の大きさのカードに並べた10マスにちょうど収まる範囲です。マスより大きい判子を買ってしまうと、隣のマスにはみ出し、何マスまで来たのかが分からなくなります。注文する前に、刷り上がったカードのマスを定規で測ります。
絵柄は、店の頭文字か、はさみのような業種が伝わる形にします。日付が入る判子を選ぶ店もあります。日付が入ると、いつ来たのかがカードの上に残り、前回からどれくらい経ったかを相手と一緒に確認できます。ただし日付の入る判子は毎月の送り替えが要るので、送り替えを忘れると前の月の日付が押されます。
インクの色は1色に決めます。担当ごとに色を変える運用にしている店もありますが、そうすると誰が押したかは分かる代わりに、インクの本数が増え、切れた時に代わりが無くなります。担当を残したいなら、判子ではなく手書きの頭文字を添える形のほうが続きます。
予備を1本持っておくと止まりません。インクが切れるのは必ず混んでいる日です。同じものを2本買って、1本は引き出しに入れておきます。数百円の話ですが、切れた日に押せなかったカードは、次の来店まで宿題として残ります。
紙のカードが壊れる4つの場所
配り始めて3か月ぐらいで、必ず同じところが壊れます。先に手を打てる場所です。
1つめは、持参の忘れです。来たのにカードが無い人が毎日出ます。ここで「次回にまとめて押します」と言うと、次も忘れます。来店の記録に印を残して、次に来た時に押す形にしておけば、対応が1つに決まります。記録が紙の台帳なら、その日の行に「スタンプ未」と書きます。
2つめは、押し忘れです。混んでいる日の会計で飛びます。飛んだことに気づくのは次の来店で、そこで「前回押されていない」と言われます。防ぎ方は1つで、スタンプを会計の動作の中に組み込むことです。釣り銭を渡す手とカードを返す手を同じ流れにすると、忘れにくくなります。
3つめは、紛失です。財布を変えた、家に置いた、洗濯した。ここは事前に書いた決まりの通りに処理します。再発行の基準が書かれていれば10秒で終わり、書かれていなければ3分の相談になります。
4つめは、二重の管理です。紙のカードと、来店の記録の両方にマスの数を書き始めると、必ずずれます。正しいのはどちらかを先に決めます。紙を正とするなら、記録側には書きません。記録を正とするなら、紙は控えとして扱い、ずれた時は記録に合わせると決めます。
この4つを先に決めておくと、受付での判断が消えます。判断が消えると、新しく入ったスタッフでも同じ答えを返せます。ポイントカードの運用で本当に手間になるのは、押す動作ではなく、その場で決めなければならない場面の数です。
紙で持たせるか、画面で持たせるか
紙のままでよい店と、移したほうがよい店があります。分かれ目は、来店の記録をすでに画面で持っているかどうかです。
紙のままでよいのは、来客のほとんどが顔と名前で分かる規模で、スタッフが1人か2人、予約も電話と店頭が中心の店です。この規模なら、紙のカードのほうが速く、相手にも伝わります。道具を増やすと、押す動作の代わりに画面を開く動作が増えるだけになります。
移したほうがよいのは、来客が数百人の単位になり、スタッフが3人以上になり、誰が何回来ているのかを人の記憶で追えなくなった店です。紙のカードは、店側から見えません。渡した枚数は分かっても、誰が何マスまで来ているのかを集計できません。3か月おきに「ポイントが効いているか」を知りたくなったら、そこが紙の限界です。
画面で持たせる方法は3つあります。会員向けの案内と一緒に来店回数を記録する形、予約を受ける仕組みの会員機能で回数を持つ形、専用のスタンプの仕組みを別に入れる形です。専用の仕組みを別に入れると、予約の記録と会員の記録が2か所に分かれます。同じ人が2つの台帳に別々に載る形は、あとで必ず突き合わせの作業を生みます。
予約を受ける側に来店回数が入っていれば、回数と予約が同じ場所にあります。予約が入った時点で来店回数が1つ増え、特典に届いた人には次の案内を出せます。仕組みでどこまで持てるのかはできることで確かめられます。業種ごとにどの項目を使うかは業種ごとの使い方に並んでいます。
移すと決めた時に持っていくのは、名前と連絡先と現在のマスの数の3つだけです。過去の履歴は紙のカードに残します。全部を移そうとすると初日で止まります。
有効期限と払い戻しで気をつける点
ここは決まりを作る前に確かめる場所です。無償で配るスタンプと、代金を前払いで受け取る回数券は、法律上の扱いが違います。
スタンプは、施術の対価として無償で付けるものです。有効期限を店が決めることに大きな制約は生まれにくい種類です。一方で、10回の施術の代金を先に受け取って回数券として渡す形は、前払いで預かったお金にあたります。有効期限の設定や、途中でやめる人への扱いに決まりが関わる場合があります。どちらの形で作るのかによって書くべき文が変わるため、回数券の形にするなら、始める前に所管の窓口か専門家に確かめてください。表示の仕方については消費者庁のページ(https://www.caa.go.jp/)で公開されている資料が入口になります。
スタンプの形で作る場合でも、書いておく決まりは4つあります。有効期限の起点、期限が切れたスタンプの扱い、特典の併用ができるかどうか、他の割引との重複です。特に4つめは現場で毎回聞かれます。「このクーポンとポイントは一緒に使えますか」への答えを、カードの裏に1行で書いておくと、受付での相談が消えます。
期限切れの扱いは、厳しくしすぎないほうが結果が良くなります。1年で全部消える形にすると、期限の直前に駆け込みが出る代わりに、切れた人がそのまま戻らなくなります。「期限が切れた場合も、次回のご来店で半分を引き継ぎます」のような書き方にすると、切れた人が戻る余地が残ります。
もう1つ、途中で特典を変えるときの決まりも先に書きます。「特典の内容は変更する場合があります。変更後も、お持ちのカードのスタンプは同じ数で引き継ぎます」の一文があるだけで、変更のときに揉めません。無い状態で変えると、古いカードを持っている人との相談が全部個別対応になります。
渡すときの言葉を1つに決めておく
同じカードでも、渡すときの言葉で使われる率が変わります。ここはデザイン以上に効く場所なので、店の言葉を1つに決めておきます。
やってしまいがちなのは、「よろしければお持ちください」と添えて渡す形です。相手は断る余地を渡されたと受け取り、財布に入れずに鞄の底に入れます。渡すときは、いま何ができるカードなのかを1文で伝えます。「本日の分を1つ押しました。10個で前髪カットが無料になります」と言えば、カードの意味と残りの数が同時に伝わります。
次に、次回の日付に触れます。「だいたい2か月ほどで整えるのがちょうど良い時期です」と添えて、裏面の欄に日付を書きます。書いた日付は約束ではなく目安なので、相手に負担を与えません。それでも、日付が書かれたカードは、白紙のカードより高い率で戻ってきます。
3つめは、忘れた時の扱いをその場で伝えることです。「お忘れでもご来店の記録から押しますので、ご心配なくお持ちください」と一言添えると、カードを持ち歩く心理的な負担が下がります。逆に「お忘れの場合は押せません」と伝えると、忘れそうな人は最初から受け取りません。
この3つを合わせても20秒で終わります。20秒で終わる説明を、全員が同じ言葉でできる状態にしておくのが、印刷物の出来より効きます。スタッフが3人以上いる店なら、渡すときの言葉を紙に書いて、受付の引き出しに貼っておきます。
そして、渡した記録を残します。誰にいつ渡したかが分かると、2回目のスタンプが押された率を後から数えられます。紙の台帳なら「カード渡」と書くだけで十分です。この1文字が、数か月後に「このカードは効いているのか」を判断する材料になります。
効いているかを測る4つの数字
配ったあとに測らないと、続けるか止めるかの判断ができません。見る数字は4つで、どれも難しい集計は要りません。
1つめは、渡した枚数に対して2回目のスタンプが押された枚数の割合です。ここが低いなら、カードの問題ではなく、2回目の来店そのものが起きていません。カードを直しても改善しません。
2つめは、来店の周期です。カードを配る前と後で、同じ人が何日おきに来ているかを比べます。60日から50日に縮めば、年間の来店回数が1回増えます。平均の支払いが6,000円なら、1人あたり年間6,000円の売上が増える計算になります。
3つめは、特典に到達した人の数です。到達した人は、店にとって最も戻ってくる可能性が高い層です。到達の直後に何を渡したかで、次の1年が変わります。到達した瞬間に「次のカードをお渡しします」と言えるかどうかは、事前に次のカードを刷ってあるかどうかで決まります。
4つめは、原価です。返した特典の合計を、その期間の売上で割ります。事前に決めた3パーセントから5パーセントの枠に収まっているかを見ます。枠を超えているなら、マスの数を増やすか、特典を原価の低いものに替えます。数字を見ずに続けると、割引の総額が静かに増えていきます。
この4つのうち、2つめと3つめは紙のカードだけでは出せません。誰が何回来ているかを記録していないと計算できないためです。測りたいと思った時が、記録を画面に移す時期です。
予約の受け方と繋げると、カードは配るだけで終わらない
ポイントカードが効かない店に共通しているのは、カードのデザインではなく、次の来店日が決まらないまま帰ってもらっていることです。
カードのマスは、来ないと埋まりません。そして来店は、予約が入らないと起きません。だからポイントカードの本当の役割は、特典を配ることではなく、「次はいつ来るか」を会話に出す口実を作ることです。会計のときにカードを渡す動作があるだけで、「次はだいたい2か月後ですね」という一言が自然に入ります。
ここを仕組みで支えると、取りこぼしが減ります。予約を受ける側に来店の履歴が入っていれば、前回から日数が経った人に案内を出せます。その案内に、いま何マスまで来ているかを添えると、開く理由が生まれます。「あと2回で前髪カットが無料になります」という案内は、割引の案内よりも動かす力があります。到達まであと1回の人だけに絞って出すと、送る通数が少ないまま反応が上がります。
紙のカードのまま続けるなら、来店の記録を別に持つだけでも同じことができます。台帳に来店日とマスの数を書いておけば、2か月を超えた人を目で探せます。人数が100人を超えると目で探すのが難しくなり、そこが仕組みに移す線です。
道具を選ぶときに見る点は3つです。来店の履歴が1人ずつ残るか、履歴を条件にして案内を出せるか、予約の入口と同じ場所にあるか。3つめが揃っていないと、案内を見た人が別の場所で予約を取ることになり、どの案内が効いたのかが分からなくなります。他の仕組みとの違いは他社との比較に並べてあり、費用の形は料金で確かめられます。実際の画面で自分の店の項目に置き換わるかを見たいならデモを見るから予約と履歴の流れを通すのが早く、判断に迷う点はよくある質問に近い状況の回答があります。
最後に1つ、紙のカードを作る前にやっておくと後で助かることがあります。いまの来客が年に何回来ているかを、直近3か月の記録から数えることです。この数字が無いままマスの数を決めると、根拠が好みになります。数字が出れば、10マスか20マスかは自動的に決まります。
Q1. ポイントカードのマスの数は何マスにするのが良いですか?
来店の周期から逆算して、1年ほどでゴールに届く数にします。2か月に1回の店なら年6回なので10マス前後、1か月に1回の店なら20マス前後が収まりやすい形です。50マスの市販の台紙は、来店周期が短い店か、1回で複数のスタンプを押す店に向いています。
Q2. 美容室のポイントカードの特典は、どれくらいの金額まで返してよいですか?
売上の3パーセントから5パーセントの範囲に収めるのが扱いやすい目安です。平均の支払いが6,000円で3パーセントなら、1回の来店で返せるのは180円までになり、10マスで1,800円の特典が上限になります。それを超える特典にするなら、客単価か来店回数で取り戻す計画を先に立てます。
Q3. ポイントカードを無料で作る方法はありますか?
名刺用の用紙と、無料で使えるデザインの道具を組み合わせれば、印刷代だけで作れます。名刺の型が最初から入っているものを選ぶと速く終わります。ただし紙の厚さは市販品に届かないため、半年持たせたいなら台紙を買うか印刷所に出す形が向いています。
Q4. 紙のポイントカードから画面での管理に移すべきタイミングはいつですか?
誰が何回来ているかを人の記憶で追えなくなった時です。具体的には、来客が100人を超えてスタッフが3人以上になった頃です。紙のカードは渡した枚数しか分からず、来店周期や特典への到達人数を集計できないため、効果を測りたいと思った時点が移す時期になります。