compare

ホットペッパーの掲載料をどう見るか|自前の予約受付と並べて考える 2026年版

2026年10月4日・Rizaflow編集部

ホットペッパーの掲載料を調べている人が最初にぶつかるのは、公式サイトに金額の一覧表が無いという事実です。検索すると「月10万円から」と書いた記事と「月2万円」と書いた記事が並んで出てきて、どちらが自店の話なのか分かりません。 先に結論を書きます。掲載料は1つの値段ではなく、エリアと業種と枠と契約時期で決まる見積りです。そして掲載料だけを見ても総額は分かりません。予約が成立した分に応じた費用と、写真やクーポンのオプション料金が別に乗るためです。 この記事では、掲載料が何で決まるのか、月の総額をどう数えるのか、自前の予約受付と並べたときにいくら違うのか、掲載を続ける場合に何を確かめるのかを順に整理します。金額はすべて2026年9月26日時点で公開されている情報です。

掲載料の一覧表は公開されていない

まず前提を押さえます。2026年9月26日に飲食店向けの公式な掲載案内ページを開いて確かめたところ、金額の一覧表はなく、問い合わせと資料請求、そして電話での受付の案内まででした。美容系についても、サロン向けの管理システムの案内ページに掲載料の一覧はありません。 つまり、掲載料は見積りで決まります。担当者が自店のエリアと業種と希望する枠を聞いて金額を出す形です。エリアの競合数によって同じ枠の値段が変わるため、一覧表を出すことに意味がないという構造でもあります。 この構造から出てくる帰結が2つあります。1つ目は、他店から聞いた金額を自店の前提にできないことです。同じ業種で同じ枠でも、エリアが違えば金額が違います。2つ目は、解説記事に出ている金額は幅で読むしかないことです。実際に、公開されている解説のあいだでも金額の規模はかなり違います。

ホットペッパービューティーの料金は、月額掲載費だけでなく手数料やオプション費用も含めて考える必要があり、実際には毎月10万〜30万円以上、エリアによってはそれ以上のコストがかかるケースもあります。 出典: beauty-pos.jp

一方で、飲食系では月額2万円前後で掲載しているという声も公開の場に出ています。業種と枠と店の規模で、桁が1つ違うことがあるということです。 自店の掲載料を知る方法は1つしかありません。担当者に見積りを出してもらうことです。そのときに、月額だけでなく、オプションの内訳と、予約が成立した分に応じた費用の率と対象範囲まで書面でもらってください。口頭の説明だけで進めると、あとで請求書と突き合わせられなくなります。

掲載料が何で決まるのか

見積りの前に、金額を動かす要素を知っておくと質問ができます。大きく5つです。 1つ目はエリアです。同じ業種でも、掲載を希望する店が多いエリアでは枠の値段が上がります。都市部と地方で差が出るのはここです。 2つ目は業種です。美容系と飲食系ではサービスの作りが違い、費用の呼び名も体系も違います。美容系ではさらに、ヘアサロン、ネイルとまつげ、リラク、エステ、クリニックで扱いが分かれます。 3つ目は枠です。検索結果でどの位置に出るか、写真を何枚掲載できるか、クーポンをいくつ掲載できるかが枠で決まります。上位の枠ほど月額が上がります。 4つ目は契約期間です。一定期間の契約を前提にした条件が用意されている場合があります。長く契約するほど月あたりが下がる形は、他の広告でも一般的です。 5つ目はオプションです。写真の追加枠、掲載順位に関わる項目、メッセージ配信の機能などが、掲載料とは別に加算されます。請求書で「オプション料金」として並んでいる行がこれです。 この5つのうち、店が動かせるのは枠とオプションです。エリアと業種は動かせません。だから交渉の話は、実質的に枠とオプションの話になります。

掲載料だけでは総額が分からない

ここが最も誤解されている点です。月額のプラン料金を払えばそれで終わりだと考えていると、請求書を見て驚きます。費用が二階建てになっているためです。 一階が掲載料で、これは枠に対して毎月かかる固定費です。予約が1件も入らない月でも同じ額が請求されます。 二階が、予約が成立した分に応じた費用です。美容系については、次のように説明されています。

美容クリニックを除いた4業態(ヘアサロン、ネイル・まつげサロン、リラクサロン、エステサロン)では、掲載費とは別に「共通ネット予約利用料」が発生します。これは、一定の条件を満たしたホットペッパービューティー経由での予約に対して発生する費用で、店舗側が提供するサービス料金の1%をホットペッパービューティーに支払うことになります(SSプランを含む一部プランでは、共通ネット予約利用料の割合が異なる場合もあります)。 出典: squareup.com

注意が必要なのは、この率について公開されている記述が一致していないことです。施術代金の2%と書いている解説記事もあります。プランと契約時期で割合が変わると但し書きが付いているため、どちらかが間違いというより、条件が違うのだと読むのが妥当です。自店に当てはまる率は、契約書と請求書でしか確かめられません。 この二階建ての意味は、予約が増えるほど二階の費用も同じ方向に伸びるという点にあります。固定費だけの契約なら、予約が増えたときに1件あたりの負担は薄まります。成果に応じた費用が乗る契約では、1件あたりの負担は薄まりません。売上に対する比率のまま、ずっと付いてきます。 掲載料の見直しを検討するときに、プランの月額だけを並べて比べると判断を誤ります。比べるべきは、月額とオプションと成果に応じた費用を足した実際の支払総額です。

月の総額を数える手順

自店の数字で計算してください。手順は4つです。 1つ目に、直近3か月の請求書を並べて、科目名を書き写します。プラン料金、オプション料金、ネット予約に関わる利用料が、それぞれ別の行として並んでいるはずです。 2つ目に、どの行が予約件数で動き、どの行が動かないのかを分けます。動かない行の合計が固定費、動く行が変動費です。 3つ目に、同じ3か月のポータル経由の予約件数を出します。管理画面の予約一覧を書き出せば取れます。 4つ目に、支払総額を件数で割ります。これが予約1件あたりの支払額です。 例として、掲載料が月8万円、オプションが2万円、成果に応じた費用が1万2,000円で、ポータル経由の予約が月60件だったとします。支払総額は月11万2,000円、1件あたり1,866円です。年間では134万4,000円になります。 ここで止めずに、もう1段掘ってください。その60件のうち、新規客は何件だったのかです。新規が15件で再来が45件なら、新規1人を連れてきてもらう費用は1件あたり7,466円です。 この2つの数字は同じ請求書から出てくるのに、意味がまったく違います。1,866円だけを見ていれば妥当だという結論になります。7,466円を見ると、再来の45件を自店の受け口に移すだけで費用の構造が変わることが分かります。 感覚で「ポータルからの新規が多い」と思っている店でも、実際に数えると再来が過半になっていることは珍しくありません。数える前に判断しないでください。 新規と再来の区別が管理画面で取れない場合は、来店時に口頭で確かめて予約一覧に書き足すやり方で足ります。1か月分あれば比率は出ます。判断に必要なのは小数点以下まで正確な数字ではなく、再来が過半かどうかという分かれ目だけです。 この4つの数字は、毎月同じ形で出しておくと使い道が増えます。掲載の効果が落ち始めた月にその場で気づけますし、値上げの通知が来たときも、その日のうちに返事の材料が揃います。集計に必要な時間は、慣れれば月に15分ほどです。

掲載料を払う価値があるのはどういう場合か

掲載料が高いか安いかは、金額では決まりません。何を買っているかで決まります。 掲載料で買えるものは主に3つあります。1つ目は、店を探している人の目に触れる機会です。ポータルの利用者はそのアプリの中で店を探し、その中から選びます。自店のサイトを作っても、この人たちには届きません。 2つ目は、24時間の予約受付です。営業時間外に予約が入るので、電話の取りこぼしが減ります。 3つ目は、ページを作る手間の省略です。専門知識がなくても、写真とメニューを入れれば見せられるページができます。 この3つのうち、2つ目と3つ目は自店の予約システムでも手に入ります。掲載料でしか買えないのは1つ目、つまり「そのアプリを使っている人に見つけてもらう機会」です。 だから判断は単純になります。新規客をそこから連れてきてもらえているなら、掲載料は集客費として機能しています。連れてきてもらえていないなら、24時間の受付とページ作成の手間のために高い固定費を払っていることになります。その2つは、はるかに安い方法で手に入ります。 利用者側から見ると、このアプリの立ち位置ははっきりしています。

ホットペッパービューティーはもともと2000年に新潟と長岡、高松で創刊されたフリーペーパーで、現在はポータルサイトとアプリの両方でサロン情報を掲載しています。ポータルサイトでは24時間いつでもネット予約ができるほか、ヘアスタイルやネイルの豊富なサンプル写真、スタイリストに関する情報や利用者の口コミが見られる点などが主な特徴です。 出典: squareup.com

写真と口コミを見て店を比べる場所だということです。つまり、掲載しているだけでは選ばれません。写真とメニューとクーポンを更新している店と、放置している店では、同じ枠でも結果が変わります。掲載料を払っているのに成果が出ていない店は、枠の値段ではなく中身を先に点検してください。

自前の予約受付と並べるといくら違うか

比べる相手がないと、掲載料の妥当性は判断できません。自店で予約を受けるシステムの相場を、公開されている金額で並べます。いずれも2026年9月26日時点の公式サイトの表示です。 リクルートのAirリザーブは、フリーが月額0円、ベーシックが月額5,500円(税込)、スタンダードが月額11,000円(税込)で、プレミアムは問い合わせになっています。初期費用とサポート費用は0円、解約金もなく、月の予約件数はプランに関わらず無制限と書かれています。オンライン決済の手数料率は3.24%です。 月50件までなら0円で、有料プランが月額3,300円(税込)から、複数のスタッフを扱う段でも月額7,700円(税込)というサービスもあります。 メッセージアプリの公式アカウントを併用する場合、アカウント自体の費用は配信する通数で決まります。月額0円で200通、月額5,000円(税別)で5,000通、月額15,000円(税別)で30,000通という3つのプランが公開されています。 掲載料が月8万円の店にとって、この金額差は無視できません。ただし、ここで結論を急がないでください。金額の差は、買っているものの差です。予約システムは受付の手間を減らしますが、新規客を連れてはきません。掲載をやめて予約システムだけにすると、費用は下がって新規の流入も下がります。 実際に効くのは、両方を並行して動かして経由別の件数を実測することです。実測が取れれば、枠を落とす判断も、オプションを外す判断も、数字でできます。 条件ごとに並べた整理は他社との比較にあります。比べる項目は、月額、予約件数の上限、上限を超えたときの扱い、決済手数料の有無、顧客データの書き出しができるかの5つです。この5つが、あとから効いてくる項目です。金額の考え方は料金にまとまっています。

見積りをもらうときに聞くこと

掲載料は見積りで決まるので、聞き方で得られる情報の質が変わります。問い合わせの段階で押さえておく項目を7つ挙げます。 1つ目は、希望する枠での月額と、その1段下と1段上の月額です。3つ並べてもらうと、差額がいくらで何が変わるのかが見えます。1つだけ提示されると、高いか安いかを判断できません。 2つ目は、月額に含まれているものの一覧です。写真の掲載枚数、クーポンの掲載数、更新の回数に上限があるかを具体的に聞いてください。 3つ目は、オプションの品目と単価です。あとから追加する可能性が高いものだけでも、先に金額を知っておくと総額の見通しが立ちます。 4つ目は、予約が成立した分に応じた費用の率と、その対象範囲です。率が売上に対する比率なのか予約人数あたりの定額なのか。対象がその経路からの新規だけなのか、同じ経路からの再来も含むのか。この2点で月の総額が数万円変わります。 5つ目は、表示が税抜か税込かです。見積書の合計欄だけを見て判断すると、数%ずれます。 6つ目は、契約期間と、期間内に枠を変更できるかどうかです。更新のタイミングでしか変更できない契約もあります。 7つ目は、同じエリアで同じ枠の店が何店あるかです。この数が多ければ、上位の枠を取っても埋もれます。答えが返ってくる質問なので、遠慮せず聞いてください。 この7つを1枚にまとめてから連絡すると、話が早く進みます。逆に、この7つを聞かずに申し込むと、請求書が来た月に初めて総額を知ることになります。

掲載料と一緒に付いてくる仕組みの扱い

掲載料には、集客以外の仕組みが付いてくることがあります。ここを把握しておくと、乗り換えや併用の判断がしやすくなります。 飲食系では、予約台帳のアプリが無料で使える形になっていて、掲載経由の予約が自動で反映されます。美容系では、サロン向けの管理システムが予約と顧客と会計を扱い、掲載と完全に連携する作りになっています。予約の一元管理、来店履歴の参照、メッセージ配信、レジと会計、集計と分析といった機能が並びます。 これが意味するのは、掲載料を払っているあいだは受付と管理の仕組みも一緒に手に入っているということです。だから掲載をやめる判断は、集客をやめる判断であると同時に、その仕組みを手放す判断にもなります。 乗り換えを考えるときに見るべきなのは、いま実際に使っている機能がどれかです。予約の受付と控えの連絡とリマインダーだけを使っているなら、置き換えは簡単です。レジと会計と在庫まで繋いでいるなら、置き換えの範囲が広くなります。 現実的な進め方は、まず予約の受付だけを並行させることです。会計とレジはそのまま残し、予約の経路だけを2つにします。数か月動かして、自店の受け口から入る予約が増えてきた時点で、残りをどうするかを考えれば足ります。 一度に全部を入れ替えようとすると、繁忙期に止まります。入れ替えるのは、閑散期に、1つずつです。

掲載料を下げる方法と、それぞれの副作用

負担を軽くする道は4つあります。どれも副作用があるので、両方書きます。 1つ目は、枠を1段落とすことです。副作用は、検索結果での表示位置と掲載できる情報量が下がることです。落とす前に、上位の枠から入った予約が枠の差額に見合っているかを経由別の件数で確かめてください。担当者には「検索結果の何ページ目に出るのか」「同じエリアで同じ枠の店が何店あるのか」の2点を聞いてください。どちらも答えが返ってくる質問です。 2つ目は、オプションを整理することです。写真の追加枠、クーポンの掲載数、掲載順位に関わる項目が請求書に並んでいるはずです。それぞれから何件の予約が入ったのかは、管理画面の集計で追える範囲があります。追えないものは担当者に集計を依頼してください。副作用は、外した項目の効果が事前には分からないことです。1つずつ外して翌月の件数を見るのが安全です。 3つ目は、再来の予約を自店の受け口に移すことです。成果に応じた費用は予約が成立した経路に対して発生するので、経路が変われば発生しません。副作用は、店側の手間が増えることです。 4つ目は、集客の経路を掲載以外に増やすことです。メッセージアプリの公式アカウント、地図の店舗情報、自店のサイトのどれかから予約が入る状態を作ると、掲載の枠を落とす判断ができるようになります。副作用は、立ち上がりに数か月かかることです。 順番が大事です。まず再来の経路を移す、次に新規の入口を別に作る、最後に掲載の枠を見直す。この順番を逆にすると、入口が無い状態で掲載を削ることになります。

掲載をやめるときに確かめること

掲載をやめる判断をするなら、その前に確かめる項目が4つあります。 1つ目は、契約期間と解約の申し出の期限です。自動更新なら、何日前までに申し出る必要があるかが決まっています。この期限を過ぎると、次の期間も同じ月額で走ります。 2つ目は、掲載ページに蓄積した口コミと写真の扱いです。掲載を終えた時点で見えなくなります。写真は手元に残っていても、口コミは移せません。ここは掲載を続ける理由になり得る項目です。 3つ目は、顧客の連絡先です。掲載経由で来たお客様の連絡先が自店の側に残っているかを確かめてください。残っていないなら、掲載を続けているうちに書き出して保存してください。書き出せる範囲は管理画面によって違います。 4つ目は、代わりの入口が動いているかです。予約ページを公開して、実際にそこから予約が入っていることを確かめてからにしてください。代わりの入口がない状態で止めると、翌月から新規の流入が消えます。 飲食系に掲載している店は、業種に固有の事情も見ておいてください。公開の場には、掲載を続けながら別の手を探している声も出ています。

ホットペッパーグルメに毎月2万円近くの掲載料を払っています。何年か前からリクルートさんが以前より集客に対してあまり力を入れてくれてないように感じています。セットでついてくるホームページもお店の雰囲気とミスマッチに感じています。 出典: detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

付いてくるページが店の雰囲気と合わないという話は、業種を問わず出てきます。掲載ページはそのポータルの型に沿った見せ方になるため、店の世界観をそのまま出したい場合は自店のページが必要になります。この2つは目的が違うので、どちらかを選ぶ必要はありません。

業種によって掲載料の意味が変わる

同じ金額の掲載料でも、業種によって回収の仕組みが違います。 担当者を指名して予約が入る業種では、掲載経由で来たお客様が特定の担当者に付きます。付いたお客様は再来しやすく、そこを自店の受け口に案内できれば、以降は成果に応じた費用がかかりません。掲載料の回収は速い側です。 時間枠だけで予約が入る業種では、お客様は店ではなく空いている時間で選びます。再来に繋げるには、来店中の案内を仕組みにする必要があります。掲載料の回収は遅い側です。 単価が高く来店の間隔が長い業種では、1人あたりの回収は大きいものの、判断に時間がかかります。3か月の数字では足りず、半年から1年で見る必要があります。 客単価が低く回転が速い業種では、1件あたりの支払額が客単価に対して重く効きます。ここは成果に応じた費用の率が定額なのか比率なのかで、負担が大きく変わる領域です。 自店がどの型に当てはまるかで、掲載料を判断する期間も変わります。業種別の受け方の整理は業種ごとの使い方にあります。実際の操作感を先に見ておきたい場合はデモを見るから試せます。

掲載料が効いていないときに先に触る5か所

掲載料の額を動かす前に、同じ額から取れる成果を上げられる場所があります。どれも追加の費用はかかりません。 1つ目は、一覧に出る1枚目の写真です。ここで選ばれるかどうかが決まるため、店内の全景よりも、実際の仕上がりや料理が伝わる1枚が効きます。半年以上入れ替えていない店は、まずここです。 2つ目は、メニュー名と価格の刻み方です。同じ内容でも、名前が長すぎるメニューは一覧で読み飛ばされます。所要時間と仕上がりが名前から分かる形に整えるだけで、問い合わせの質が変わります。 3つ目は、クーポンの条件です。誰でも使える大きな割引は、単価を下げて件数を増やすだけで終わることがあります。平日の空いている時間帯に限定する、初回だけに限定するといった絞り方に変えると、埋めたい枠を埋める形になります。 4つ目は、口コミへの返信です。返信が付いている店とそうでない店では、同じ点数でも読み手の受け取り方が変わります。掲載料を増やさずにできる数少ない打ち手です。 5つ目は、担当者ごとの情報です。誰が担当するのかが分かる状態にしておくと、指名の予約が入ります。指名で入った予約は再来に繋がりやすく、そのお客様を自店の受け口に案内できれば、以降は成果に応じた費用がかかりません。 この5つを触らずに枠だけ下げると、下げた分そのまま件数が落ちたように見えてしまい、次の判断を誤ります。順番としては、中身を整えて2か月分の件数を見てから、枠の話に進んでください。

予約の出どころから掲載料を捉え直す

掲載料の話は、金額の高い安いの話ではなく、予約の出どころの話です。 経路を数え上げてみると、店ごとに形がはっきり分かれます。新規の割合が高い店では、掲載料は集客費として働いています。再来の割合が高い店では、同じ費用が自力で取れる予約への支払いに変わっています。後者の店ほど、受け口を1つ増やすだけで効果が出ます。 重要なのは、既存の掲載を止めないまま並行して動かせることです。並行して動かせば、経由別の件数が実測で取れます。実測が取れれば、枠を落とす判断も抜ける判断も数字でできます。受け口が1つしかない状態では、比べる相手がいないままの判断になります。 もう1つ見ておくべきなのは、予約が入ったあとの流れです。予約を受けた時点で止まっている仕組みでは、控えの連絡もリマインダーも御礼の連絡も手作業になり、再来の経路を自店に移す手が続きません。受付から次の来店までが繋がっているかどうかが、半年後の経由別の比率を決めます。 3か月で組むなら、順番はこうなります。1か月目は数えることに使い、同時に自店の予約ページを用意して公開だけしておきます。2か月目は来店中の案内を3つ変えて再来を移します。会計のときに自店の予約URLを渡す、次回の候補日をその場で押さえる、御礼の連絡から次の予約に進めるようにする。3か月目に経由別の件数をもう一度出せば、枠を落とす判断もオプションを外す判断も根拠を持ってできます。このあいだ掲載は止めないでください。並行して動かすことが、実測を取るための条件です。 細かい条件はよくある質問に整理されています。掲載料をゼロにすることが目的ではありません。払う理由がある費用だけを残すことが目的です。

Q1. ホットペッパーの掲載料は月いくらですか?

公式サイトに金額の一覧表はありません。2026年9月26日時点で確かめられたのは、飲食店向けの掲載案内が問い合わせと資料請求の受付までという点です。金額はエリアと業種と枠と契約時期で決まる見積りになります。公開されている解説では、美容系で毎月10万円から30万円以上という記述もあり、飲食系では月額2万円前後という声も出ています。自店の金額は担当者の見積りで確かめてください。

Q2. 掲載料以外にかかる費用はありますか?

あります。写真の追加枠や掲載順位に関わるオプション料金と、予約が成立した分に応じた費用が別に乗ります。美容系については、美容クリニックを除いた4業態で掲載費とは別に共通ネット予約利用料が発生し、サービス料金の1%と説明されています。一部のプランでは割合が異なるとの但し書きがあり、施術代金の2%と書いている解説もあります。自店の率は契約書と請求書で確かめてください。

Q3. 掲載料が高いか安いかは何で判断すればよいですか?

金額ではなく、予約1件あたりの支払額と、そのうち新規客が何件かで判断します。支払総額をポータル経由の予約件数で割り、さらに新規の件数だけで割り直してください。新規1人あたりの支払額が客単価の1割から2割に収まっていれば、集客費として機能しています。客単価を超えているなら枠の見直しの段です。

Q4. 自店で予約を受けると月にいくらかかりますか?

公開されている例では、リクルートのAirリザーブがフリー月額0円、ベーシック月額5,500円(税込)、スタンダード月額11,000円(税込)で、初期費用と解約金はなく予約件数は無制限です。月50件までなら0円で、有料プランが月額3,300円(税込)からのサービスもあります。ただし予約システムは受付の手間を減らすもので、新規客を連れてはきません。掲載をやめる前に、別の入口から予約が入ることを確かめてください。

ガイド一覧へ