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LINEで予約を無料で受ける方法と、無料で済む範囲
2026年9月25日・Rizaflow編集部
LINEで予約を無料で受けたい、という探し方をする人の多くは、すでにLINE公式アカウントを開設していて、お客さまとのやり取りもLINEで済んでいる状態にあります。電話とDMの往復に時間を取られていて、予約表への書き写しも自分の手で続けている。それなら予約までLINEで完結できないか、しかもお金をかけずに、という順番です。結論から言えば、LINEで予約を受けること自体は無料で始められます。ただし無料で収まる範囲には、通数、自動化、二重予約の防ぎ方という3つの境目があります。ここでは無料でできる4つの受け方を具体的に並べたうえで、どこまでが無料で足りて、どこから手間や取りこぼしに変わるのかを、判断できる形で扱います。
無料で予約を受けたい店が増えた背景
予約の入口は、この10年で電話からネットへ大きく移りました。営業時間外に予約したい人、電話をかけること自体に負担を感じる人が増え、受け手の側も施術中や接客中に電話を取れないという事情があります。そこで選ばれているのがLINEです。新しいアプリを入れる必要がなく、友だち追加だけで繋がり、お客さまの側に会員登録の手間が生まれません。
一方で、小さなお店が予約のために月々払える金額は限られています。大手の集客サイトに掲載すると月額の掲載費と予約1件ごとの費用がかかり、席数の少ない店では固定費の重さが先に立ちます。予約の受け方だけを改善したいのに、集客の費用まで抱き合わせになってしまう。この構造から抜けたいというのが、無料という条件で探す人の本音です。
実際、無料で始められる道はいくつもあります。予約の受付、リマインドの送信、顧客の履歴管理といった機能は、以前なら有料のシステムでしか手に入らなかったものですが、いまは無料の枠が用意されているサービスが珍しくありません。LINE予約を扱う解説でも、まず無料の枠で効果を確かめる進め方が勧められています。
まずは無料プランで「予約の自動化」や「リマインドによるキャンセル防止」を実際に体験し、手応えに合わせて少しずつ機能を広げていくといった運用がおすすめです。 出典: lme.jp
大事なのは、無料の枠が「何を無料にしているのか」を先に見分けることです。予約の受付が無料なのか、通知の送信が無料なのか、予約の件数に上限があるのか。ここを取り違えると、運用を始めてから月末に費用が乗ってきます。
LINE公式アカウントの料金は3つ、無料は月200通まで
LINEで予約を受ける話の土台は、LINE公式アカウントの料金です。2026年9月の時点で、LINEヤフーが公開している料金プランは3つあります。月額固定費が0円のコミュニケーションプラン、月額5,000円(税別)のライトプラン、月額15,000円(税別)のスタンダードプランです。無料メッセージの通数はそれぞれ月200通、5,000通、30,000通で、追加メッセージを従量で送れるのはスタンダードプランだけです。アカウントを開設した時点ではコミュニケーションプランに設定されていて、有料プランにするには開設後の変更が必要になります。
| プラン | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ | 追加メッセージ |
|---|---|---|---|
| コミュニケーション | 0円 | 月200通 | 不可 |
| ライト | 5,000円 | 月5,000通 | 不可 |
| スタンダード | 15,000円 | 月30,000通 | 1通あたり3円まで |
ここで効いてくるのが通数の数え方です。1回の配信で送れるのは最大3吹き出しまでで、「メッセージを送った回数」に「送った友だちの数」を掛けたものが通数として数えられます。友だちが200人いるアカウントで一斉配信を1回打てば、それだけで200通に届きます。つまり無料の200通は、販促の配信に使うと1回で消えます。
救いは、すべての送信が通数に数えられるわけではない点です。LINEチャットの送受信、あいさつメッセージ、応答メッセージは通数に数えられません。予約の受付をチャットで返す運用や、友だち追加時に予約方法を案内するあいさつメッセージは、無料の枠を減らしません。予約の受付そのものは無料で回せて、こちらから思い出してもらうための一斉配信だけが有料の対象になる、という切り分けになります。
チャットを本格的に使う場合は、月額3,000円(税別)のチャットProオプションがあります。チャット履歴の保存期間が6か月から5年に伸び、タグは最大5個から300個に、ノートやカスタムフィルターも増えます。無料の基本機能でもチャットは使えるため、まず無料で始めて、履歴とタグが足りなくなったら検討する順番で問題ありません。
無料でLINE予約を受ける4つの方法
無料という条件でLINE予約を実現する道は、大きく4つに分かれます。手間の量と取りこぼしの起きやすさが違うので、自分のお店の予約件数に当てて選びます。
トークでそのまま受ける
最も手軽なのは、友だち追加してもらったお客さまとトークでやり取りし、予約を確定させる方法です。追加の費用は一切かからず、LINEチャットの送受信は通数にも数えられません。予約表への記入は自分の手で行います。
限界がはっきりしているのも、この方法です。空き枠を聞かれてから答えるまでのあいだ、お客さまは待たされます。施術中や接客中は返せないため、返信が数時間後になることも起こります。同じ時間帯に2人から問い合わせが来て、両方に「空いています」と返してしまう二重予約も、この方法でいちばん起きやすい事故です。予約が1日数件までなら回りますが、それを超えると返信の遅れが取りこぼしに変わります。
あいさつメッセージと応答メッセージを組む
友だち追加の直後に自動で送られるあいさつメッセージに、予約できる曜日と時間、予約に必要な情報(希望日時の第1候補と第2候補、メニュー、お名前)を書いておく方法です。決まった言葉に自動で返す応答メッセージも設定でき、どちらも通数に数えられません。
お客さまが最初から必要な情報を送ってくれるようになるので、やり取りの往復が2回から3回減ります。一方で、空き枠の確認と確定の連絡は人の手に残ります。自動化されるのは案内だけで、予約の管理そのものは手作業のままです。
リッチメニューに予約フォームを置く
トーク画面の下に固定表示されるリッチメニューは、無料の基本機能です。ここに外部の入力フォームへのリンクを置けば、お客さまは希望日時とメニューを自分で入力して送れます。無料のフォーム作成サービスを使えば費用はかかりません。
ただしフォームは、送られてきた内容を並べてくれるだけです。すでに埋まっている枠を隠せないため、埋まった時間に申し込みが入り、断る連絡が増えます。前日のリマインドも自動では飛びません。予約を受けるところまでは無料で作れて、その後ろの調整が全部残る形になります。
無料プランがある予約システムをLINEと繋ぐ
4つめが、無料の枠を持つ予約システムを用意して、その予約ページのURLをリッチメニューやあいさつメッセージから案内する方法です。空き枠の自動計算、予約完了とリマインドの自動送信、顧客の来店履歴までが、無料の範囲に含まれているものがあります。月間の予約件数が50件までなら無料、という形の上限設定が各社に共通して見られます。
この方法を選ぶと、LINE側は入口の案内だけを担い、予約の管理はシステムが受け持ちます。手作業として残るのは、電話や店頭で受けた予約を管理画面に写す操作だけです。導入の前に、実際の予約画面と管理画面を触って確かめられると判断が早くなります。業種ごとに作られた見本を触れるデモを見るのページでは、お客さまが見る予約ページとお店側の管理画面の両方をログインなしで操作でき、自分の予約の受け方に当てはめて考えられます。
「LINEで予約」は飲食店向けの仕組み
検索していると「LINEで予約」というLINEヤフーのサービス名に出会います。LINE公式アカウントのプロフィールから、アプリを切り替えずに予約を完結できる仕組みで、公式ページには「LINE公式アカウントからの予約手数料0円」と書かれています。手数料が0円と聞くと、すべての店で使えるように見えます。
ここは正確に読む必要があります。このサービスの案内は飲食店を対象としており、連携できるサービスとして挙げられているのは飲食店の予約台帳や飲食のグルメメディアです。サロン、整体、教室、相談業といった業態は、この仕組みの対象に入っていません。手数料0円という言葉だけを持ち帰ると、話が合わなくなります。
美容室と理容店に限れば、LINEヤフーはLINEビューティープラスという別のパッケージを用意しています。予約、顧客カルテ、セグメント配信までをLINE公式アカウントの管理画面で扱えるもので、こちらも予約手数料は0円です。ただし月額の費用はかかります。公開されている料金は、初期サポート費用が30,000円(税別)、月額費用は年契約で14,000円、月契約で17,500円、スタッフが2名以上在籍する場合は複数スタッフ利用料が11,000円/月です。無料トライアルは用意されていないと明記されており、申し込みから利用開始までは5週間から6週間が目安とされています。無料で始めたい段階の選択肢ではなく、LINEに寄せきる判断をしたあとの選択肢と考えるのが自然です。
無料のまま続けると出てくる手間
無料で始めるのは正しい順番です。そのうえで、無料のまま続けたときにどこが痛くなるかを先に知っておくと、切り替える時機を逃しません。現場でよく挙がるのは次の4点です。
1つめは、リマインドが手作業になることです。前日に一人ずつメッセージを送る運用は、件数が増えるほど時間を食います。しかも一斉配信でまとめて送ると通数を消費するため、無料の200通ではすぐ足りなくなります。予約に紐づく通知が自動で飛ぶ仕組みを持つかどうかで、ここは大きく変わります。
2つめは、二重予約です。LINE、電話、店頭、ほかの予約サイトと入口が複数あるのに、埋まった枠を1か所で管理していないと、同じ時間に2件入る事故が起きます。お客さまに断りの連絡をする負担と、信用の損失は、費用に換算しにくいだけに見落とされがちです。
3つめは、顧客の情報が残らないことです。トークの履歴をさかのぼれば前回の内容は分かりますが、来店の間隔、使ったメニュー、担当したスタッフを横に並べて見ることはできません。次の来店を促す声かけは、この情報がないと当てずっぽうになります。
4つめは、自分が休めないことです。予約の返信が人の手に残っている限り、営業時間外も通知を気にすることになります。無料で運用するための人件費は請求書に出てきませんが、確かに支払われています。
無料で足りるか、有料に移るかの判断
判断の軸は3つに絞れます。月の予約件数、スタッフの人数、そして一斉配信を使うかどうかです。
月の予約件数が50件を下回り、自分ひとりで施術していて、配信は月に1回程度なら、無料の範囲で十分に回ります。無料プランのある予約システムを入口にすれば、リマインドまで自動で回り、費用は0円のままです。
予約が月100件を超えたあたりから、無料枠の上限に当たり始めます。スタッフが2名以上になると、担当ごとの空き枠の計算が必要になり、ここは手作業で埋められません。指名とシフトを扱えるプランに移るのが早い段面です。配信を毎週打ちたいなら、LINE公式アカウント側をライトプラン以上にする判断も同時に必要になります。
費用の考え方としては、予約1件を取りこぼしたときの損失と並べるのが分かりやすいです。単価が8,000円のメニューで月に3件の取りこぼしが消えるなら、24,000円ぶんの回収になります。月額3,000円前後のプランで通知と枠の管理が自動になるなら、1件の取りこぼしを防いだ段階で釣り合います。予約の受付から次の来店までを1つの流れとして設計できているかどうかが、この差を生みます。プランごとに何が使えるかを並べた料金のページでは、無料のまま使える範囲と、有料で増える機能の線引きが件数とスタッフ数で示されています。
無料で始めるときの4つのステップ
無料の範囲で予約の受付を組むときの手順は、次の4段階に分けると迷いません。所要時間の目安も添えます。
ステップ1 LINE公式アカウントを開設する
個人のLINEアカウントかメールアドレスがあれば開設できます。月額0円のコミュニケーションプランから始まるため、支払い情報の登録も不要です。店名は正式名称で登録します。認証済みアカウントの申請をすると、LINEアプリ内の検索に出るようになり、友だちを集める導線がひとつ増えます。認証の審査では、個人名だけのアカウント名は通らないため、店舗の名前で申請します。
ステップ2 予約の入口を1か所に決める
ここが運用の成否を分けます。トークで受けるのか、フォームで受けるのか、予約ページで受けるのかを決め、そのうえで電話と店頭の予約をどこに集めるかを決めます。入口が3つあっても構いませんが、埋まった枠を確認する場所は1つにします。予約表が2つある状態は、必ず二重予約を生みます。
ステップ3 あいさつメッセージとリッチメニューを整える
友だち追加の直後に送られるあいさつメッセージには、予約の受付時間、予約に必要な情報、キャンセルの連絡先を入れます。リッチメニューには「予約する」「営業時間」「アクセス」の3つがあれば足ります。どちらも通数を消費しないため、無料の枠は減りません。画像の用意が難しい場合、LINEヤフーが無料で配布しているリッチメニューとクーポンのテンプレートを使う手もあります。
ステップ4 前日の通知だけは自動にする
手作業のまま残す工程を選ぶなら、前日の通知は最後まで残さないほうがよいものです。無断キャンセルに直接効くうえ、毎日発生するため、人の手に残すと毎日の負担になります。無料プランのある予約システムでは、予約完了と前日リマインドの自動送信が無料の範囲に含まれていることが多いので、ここだけをシステムに任せる形から始められます。
LINEで予約を受けることのメリットを整理する
無料という条件を満たすうえで、LINEを入口にする利点は3つに整理できます。
1つめは、お客さまの手間が少ないことです。新しいアプリを入れる必要がなく、会員登録もなく、友だち追加だけで繋がります。予約のためにパスワードを思い出す必要がないため、予約の途中で離脱する人が減ります。
2つめは、2回目以降の予約が早いことです。トーク画面に予約の入口が固定されているため、お客さまは前回と同じ経路で予約できます。集客サイトを経由して予約していたお客さまが、直接の予約に移ってくれれば、1件あたりの費用は下がります。
3つめは、連絡が届くことです。メールは開かれないまま埋もれることがありますが、LINEの通知は見られやすい場所に出ます。前日のリマインドや空き枠の案内は、届くかどうかで効果が変わります。
注意点も同じ数だけあります。ブロックされると届かなくなること、通数の上限があること、LINEを使っていないお客さまを取りこぼすことです。3つめは見落としやすく、年齢層の高いお客さまが多い業態では、LINE以外の入口を1つ残しておく判断が要ります。予約ページのURLを電話での案内やホームページからも使える形にしておけば、LINEを使わない人も同じ予約表に入ります。
通知にかかる費用を抑える考え方
無料の枠で運用していて最初に当たるのが、通数の壁です。友だちが増えるほど、一斉配信1回で消える通数は増えます。ここを抑える考え方は3つあります。
1つめは、配信の対象を絞ることです。全員に送るのをやめて、前回の来店から60日が経った人だけに送る、といった絞り込みをすると、1回の通数は数分の一になります。
2つめは、予約に紐づく通知を配信と分けることです。予約の完了、変更、前日のリマインドは、お客さま一人に向けた連絡です。これを一斉配信の仕組みで送ると通数を消費しますが、予約システム側からメールで送れば通数はかかりません。LINEを入口にしながら、通知はメールで出す組み合わせが、費用の面ではいちばん軽くなります。
3つめは、LINEミニアプリのサービスメッセージを使う方法です。予約の完了やリマインドを、一斉配信とは別の枠で届けられる仕組みで、通数を消費しません。ただしミニアプリの開発と審査が前提になるため、個人のお店が自力で用意するものではなく、対応している予約システムを選ぶ形になります。
予約システムを比べるときの5つのチェックポイント
無料プランがある、という一点だけで選ぶと、あとで動かせなくなります。比較するときは次の5つを、各社の料金ページで確かめます。
1つめは、無料の範囲に何が含まれているかです。予約の受付だけが無料で、リマインドメールは有料プランからというサービスがあります。無断キャンセルを減らしたいなら、ここが有料側にあるかどうかで意味が変わります。
2つめは、予約件数の上限と、超えたときの扱いです。上限に達した時点で予約が止まる設計なのか、追加料金を払えば続けられるのかは、繁忙期に効いてきます。追加が100件ごとにいくらなのか、金額まで見ます。
3つめは、スタッフの人数です。ひとり運営では問題になりませんが、2人目を入れた瞬間に上のプランへ移る設計のサービスが多くあります。将来の人数を含めて月額を比べます。
4つめは、決済です。事前決済が標準で付いているサービスでは、決済を使わない店も料金にその分を含めて払うことになります。現金、振込、電子マネーで完結しているなら、決済が任意のサービスのほうが月額は下がります。決済手数料の料率も、決済会社の料率のみか、上乗せがあるかで差が出ます。
5つめは、乗り換えのしやすさです。顧客の一覧をCSVで取り込めるかどうか、予約ページを公開するまで今の運用を続けられるかどうかを確かめます。並行して動かせるなら、切り替え日を決めるだけで移れます。公開情報だけで各社の料金と機能を並べた他社との比較のページには、無料プランの範囲、ひとりで使うときの月額、スタッフ指名とリマインドを使うときの月額が、同じ条件で表にまとめられています。
有料に移ったときの相場を、公開されている金額で見る
無料で足りるかを決めるには、足りなくなったときにいくらかかるのかを先に知っておくほうが早いです。LINE連携をうたうサービスのうち、公式サイトに金額を載せているものから、2026年9月時点の公開情報を並べます。
LINE公式アカウントを使った予約システムのリピッテは、初期費用が9,800円(税別)で、月額はフリーランスや1名で運営する個人利用が1,980円、スタッフが2名以上いる店舗利用が7,980円と公開されています。個人利用は同時間帯に1予約のみという条件が付き、店舗利用は予約受付の上限がありません。注意したいのは、機能の多くがオプションとして別立てになっている点です。チャット機能が個人1,000円、WEB予約機能が個人2,000円、大手予約サイトとの連携が個人1,000円、カルテ機能が個人1,000円、というように月額に積み上がります。店舗利用ではそれぞれ2倍の金額です。無料お試し期間は最大1か月と案内されています。
美容室と理容店に限れば、LINEヤフーのLINEビューティープラスが選べます。初期サポート費用30,000円(税別)、月額は年契約で14,000円、月契約で17,500円、スタッフが2名以上なら複数スタッフ利用料11,000円が加わります。無料トライアルは用意されていません。
この2つを並べると、月額の幅が1,980円から28,500円まで開くことが分かります。差を生んでいるのは機能の数ではなく、オプションの立て方と、スタッフ人数の扱いです。見積もりを取るときは、月額の表示だけでなく、いま必要な機能をすべて足した金額で比べます。無料で続けるか有料に移るかの判断も、この合計額と、防げる取りこぼしの金額を並べて決めるのが確実です。
受け方を変えると、どこから手が空くか
予約の受け方を変えて効果が出やすいのは、集客が増えたときではなく、いま来ているお客さまの取りこぼしが減ったときです。順番としては、無料で自動の受付とリマインドを作り、空いた時間を接客に戻し、そのうえで配信や集客に手をつけるのが無理のない進み方です。
自動化の効き方は業態で変わります。1枠に1人を迎えるサロンや整体では、前日のリマインドが無断キャンセルに直接効きます。教室や相談業では、日時の確定までの往復が減ることが効きます。レンタルスペースや出張サービスでは、空き枠の自動計算が二重予約を消します。業態ごとの予約の受け方をまとめた業種ごとの使い方のページでは、占い、コーチング、美容、整体、教室、医療、施設、出張など12の分類で、どの機能が要るかが整理されています。
機能の名前だけで選ぶと、使わないものを抱えることになります。予約カレンダー、スタッフ指名、シフト管理、自動メール、キャンセルURL、会員マイページ、顧客管理という並びのうち、いまの困りごとに直接効くのはたいてい2つか3つです。標準機能でどこまでまかなえるかを整理したできることのページでは、受ける、逃さない、また来てもらうという3つの流れに機能が割り当てられています。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている設計であれば、決済の料率を気にせず予約の流れだけを整えられます。
無料のまま運用を続ける場合も、切り替える場合も、決めておくとよいことが3つあります。予約の入口をどこに集めるか、確定の連絡を誰が出すか、前日の通知を自動にするか。この3つが決まっていれば、LINEを入口に使う運用は破綻しません。逆に、入口が増えたまま管理が1か所に集まっていない状態が、取りこぼしと二重予約の原因になります。契約や解約の条件、データの扱いといった細かい疑問はよくある質問のページに集まっているので、運用を決める前に目を通しておくと、あとで戻る手間が減ります。
Q1. LINEで予約を受けるのに、本当に費用はかかりませんか?
LINE公式アカウントはコミュニケーションプランなら月額0円で、トークの送受信、あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニューは無料で使えます。無料メッセージは月200通までで、この枠を使うのは一斉配信です。予約の受付と返信は通数に数えられないため、受けるところまでは費用をかけずに運用できます。
Q2. 無料のままだと、どこで困りますか?
前日のリマインドを一人ずつ手で送ることになり、件数が増えると時間を取られます。LINE、電話、店頭と入口が複数あると、埋まった枠に予約が入る二重予約も起きます。来店の間隔やメニューの履歴も横に並べて見られないため、次の来店を促す声かけが当てずっぽうになります。
Q3. LINEヤフーの「LINEで予約」はサロンでも使えますか?
公式ページの案内は飲食店を対象としており、連携先として挙がっているのも飲食店向けの予約台帳やグルメメディアです。サロンや整体、教室は対象に入っていません。美容室と理容店にはLINEビューティープラスという別のパッケージがあり、初期サポート費用30,000円と月額14,000円(年契約・税別)から利用できます。
Q4. 無料から有料に移る目安はどこですか?
月の予約件数が50件を超えたとき、スタッフが2名以上になったとき、一斉配信を毎週打ちたくなったときの3つが目安です。単価8,000円のメニューで月に3件の取りこぼしが消えるなら24,000円ぶんの回収になるので、月額3,000円前後のプランなら1件防いだ時点で釣り合います。