guide

ラインで予約を受けるやり方|個人の店で始める手順

2026年10月6日・Rizaflow編集部

「ライン 予約 やり方」と調べる店主の多くは、すでにLINE公式アカウントを開設したか、開設しようとしている段階にいます。友だちは少しずつ増えている。トークで「明日18時空いてますか」と聞かれるようになった。ところが返信のたびに手帳を開いて空き枠を探し、確定の返事を書き、あとで台帳に写す作業が発生していて、その往復が1日に何度も積み上がっている。この記事では、ラインで予約を受けるやり方を3通りに分け、それぞれの手順と、無料でできる範囲、費用が発生する境目、そして受付をどこまで自動にするかの決め方を順に並べます。読み終えたとき、自分の店がどの方法を選ぶべきかが決まっている状態を目指します。

予約の入口がLINEに移ってきた背景

まず、いま何が起きているのかを押さえます。個人の店の予約は、長いあいだ電話が主役でした。次にホットペッパーやぐるなびのような集客サイトが入り、そこからの予約が増えました。そして現在、店と客のあいだの連絡手段としてLINEが定着し、予約の入口もそこへ寄ってきています。理由は単純で、お客さまが1日に何度も開くアプリの中で完結するからです。新しいアプリを入れる必要がなく、会員登録もいらず、検索して店のページを探す手間もありません。

この流れは、店側の負担の置き場所を変えました。集客サイト経由の予約には送客手数料がかかりますが、予約が入るところまではサイト側が面倒を見てくれます。LINE経由の予約は手数料の負担がない代わりに、受付の作業が店の手元に戻ってきます。トークに届いた希望日時を読み、空きを探し、返事を書き、台帳に写す。この4動作が1件ごとに発生します。1日3件なら気になりませんが、1日10件になると、営業時間の1時間近くが受付作業に消えます。

ここで判断が2つに分かれます。手数料を払って外部サイトに任せ続けるか、LINEからの予約を自前で受けられる形に整えるか。多くの店が後者に動いているのは、リピートのお客さまとの連絡がすでにLINEに移っているからです。再来店のお客さまに対して、わざわざ集客サイトを経由してもらう理由はありません。新規は集客サイト、リピートはLINEという住み分けに落ち着く店が増えています。

そして、この住み分けが成り立つかどうかは、LINE側の受付をどこまで自動にできたかで決まります。トークで人が返している限り、受けられる件数に上限があり、営業時間外は止まります。ここを超える手段が、この記事で並べる3通りのやり方です。

ラインで予約を受けるやり方は3通りある

ラインで予約を受ける方法は、大きく3つに分かれます。区別があいまいなまま調べ始めると、飲食店だけが使える仕組みの解説を読んで、サロンなのにできないと誤解したり、逆に月額のかかる外部ツールの話を先に読んで、無料でできることを見落としたりします。まず地図を持ってから手順に入るほうが早く終わります。

1つ目は、トークで受ける方法です。LINE公式アカウントの「LINEチャット」を使って、お客さまからの問い合わせに人が返信して予約を確定させます。追加の道具は一切いりません。LINEチャットの送受信は課金対象のメッセージ通数に数えられないため、何往復しても配信料は発生しません。始めるのが最も早く、いちばん確実に動きます。

2つ目は、LINEヤフーが提供する「LINEで予約」を使う方法です。LINE公式アカウントのプロフィールや店舗情報のページから、お客さまがLINEの中だけで予約を完結できます。

「LINEで予約」は、「LINE」上で簡単に店舗の予約ができるサービスです。店舗が持つLINE公式アカウントのプロフィールやLINEが提供するサービス上の店舗情報ページから、オンラインでの即時予約やLINEのトークを通じた予約が可能で、ユーザーはアプリを切り替えることなく、LINEの中で予約を完結することができます。 出典: lycbiz.com

ただし注意が必要です。公式の案内ページには「飲食店対象」と明記されており、提供会社との連携が前提になっています。サロン、整体、教室、クリニックでは、この仕組みそのものには乗れません。

3つ目は、外部の予約システムを用意して、その予約ページのURLをLINEのリッチメニューやあいさつメッセージから開いてもらう方法です。業種を問わず使え、空き枠の計算、リマインダー、キャンセルの受付までを自動にできます。月額が発生する範囲がありますが、無料のまま始められるものもあります。どの機能がどこまで無料なのかは料金のページで並べて確かめられます。

この3つは排他ではありません。実際には、予約ページで受けつつ、細かい相談だけトークで受ける形に落ち着く店が多くあります。

トークで予約を受ける手順と、限界が来る場所

いま何も用意がないなら、最初に固めるのはトークでの受付です。手順は4段です。

第1段は応答モードの切り替えです。LINE公式アカウントの管理画面で応答モードを「チャット」にします。ここが「Bot」のままだと、お客さまが送ったメッセージに人が気づけません。開設直後は自動応答が前に出る設定になっているため、ここを変えないまま「反応がない」と悩む店が少なくありません。

第2段はあいさつメッセージの書き換えです。友だち追加した直後に自動で届く1通に、予約の受け方を全部書いておきます。あいさつメッセージも課金対象の通数には数えられないため、何人追加されても配信料はかかりません。書く内容は、希望日時を第2希望まで、施術メニュー、指名の有無、所要時間の目安、返信できる時間帯の4点です。ここを書いておくだけで、往復の回数が目に見えて減ります。

第3段はリッチメニューの用意です。トーク画面の下に固定で出る枠に「予約する」「メニューと料金」「アクセス」を並べます。予約の入口が常に指先にある状態を作るのが目的です。

第4段は返信の型を決めることです。日時の候補を2つ出し、所要時間とキャンセル規定を添えて、最後に「この内容でよろしければご予約を確定します」で閉じます。型を決めておかないと、人によって文面が変わり、キャンセル料の説明が抜けます。

トークで受ける方法の限界は、はっきりした場所に来ます。予約が1日8件を超えたあたりから、空き枠の確認と返信の順番待ちが追いつかなくなります。施術中はスマートフォンを触れないため、返信が2時間後になり、その間にお客さまは別の店を予約しています。さらに、スタッフが2名以上いると、誰がどの枠を押さえたかが手帳の上で衝突します。二重予約が起きる典型がここです。トークは入口としては最良ですが、台帳の代わりにはなりません。

「LINEで予約」を使える店と、使えない店

「LINEで予約」は、LINE公式アカウントから予約を受けられる公式の仕組みです。強みとして、LINE公式アカウントからの予約手数料が0円であること、予約数を管理画面で確認できること、プッシュ通知やリッチメニュー、予約フォームから予約を促せることの3点が挙げられています。手数料の扱いは連携パートナーの契約プランによって異なる可能性があると但し書きが付いています。

使い始めるまでは3段です。LINE公式アカウントを作成し、連携サービス側の管理画面でLINE公式アカウントとの紐付けを行い、両方の設定が終われば利用が始まります。紐付けの手順は連携するサービスごとに異なるため、実際の操作はそのサービスのマニュアルに従います。

ここで押さえておきたいのが、対象業種です。公式の案内ページは「LINEで予約(飲食店対象)」という見出しで始まり、連携各社の説明にも「飲食店様のみ対応」という注記が繰り返し付いています。連携できるサービスとして挙げられているのも、予約台帳や飲食店向けの予約システムが中心です。つまり、これは飲食店の来店予約を前提に設計された仕組みです。

したがって、次のように整理できます。飲食店で、すでに予約台帳や飲食店向けの予約システムを使っているなら、「LINEで予約」を足すのが最短です。新しい道具を増やさずに、LINEからの予約経路が1本増えます。連携済みのサービスがまだ無い飲食店は、どの予約サービスを入れるかを先に決める順番になります。

一方で、美容室、ネイル、エステ、整体、パーソナルトレーニング、教室、士業の面談といった業態は、この仕組みの対象外です。この場合の選択肢は、トークで受け続けるか、業種に合った予約システムを用意してLINEから開いてもらうかの2つになります。自分の業態でどこまでできるかは業種ごとの使い方に業種別の受け方がまとまっているので、そこで当てはまる形を探すのが早いです。

外部の予約システムをLINEにつなぐ手順

業種を問わず使えて、受付を自動にできるのがこの方法です。手順を6段に分けます。

第1段は予約ページを作ることです。メニュー名、所要時間、料金、受付できる曜日と時間帯、同時に受けられる人数を登録します。所要時間を正しく入れることが要点です。所要時間が入っていれば、空き枠の計算が自動になり、施術が重なる組み合わせを機械が弾きます。

第2段は聞く項目を絞ることです。予約フォームの項目は、氏名、電話番号、メールアドレス、希望メニュー、希望日時までで足ります。ここに職業や生年月日や来店動機を足すと、入力途中で離脱されます。初回だけ聞きたいことがあるなら、来店当日にカウンセリングシートで受ける形に分けます。

第3段は自動メールの文面を整えることです。予約完了、前日のリマインダー、来店後の御礼の3通を用意します。リマインダーは無断キャンセルを減らす手として、最も費用がかからず効きます。前日の夕方に1通届くだけで、忘れていたお客さまが自分で連絡を入れてくれます。

第4段はキャンセルと変更の受付を自分でできるようにすることです。予約完了メールに変更用のURLを入れておくと、お客さまが自分で日時を移せます。ここを人が受けていると、営業時間外に届いた変更依頼が翌日まで止まり、空いた枠を売れません。

第5段はLINEへのつなぎ込みです。予約ページのURLを、リッチメニューの「予約する」ボタン、あいさつメッセージ、プロフィールの3か所に置きます。3か所に置く理由は、お客さまがどこから入ってくるか読めないからです。

第6段は自分で通し稽古をすることです。自分のLINEで友だち追加し、リッチメニューから予約ページを開き、実際に1件入れて、メールが届くかを見ます。ここを飛ばして告知すると、届かない設定のまま数日が過ぎます。どの機能が標準で付いてくるかはできることに一覧があり、実際の画面はデモを見るからログインなしで触れます。

無料でできる範囲と、費用が発生する境目

無料で始めたい店が知りたいのは、どこまでが0円で、どこから費用が出るのかの線です。線は2本あります。

1本目は、LINE公式アカウント側の線です。料金プランは3つあり、月額固定費0円のコミュニケーションプラン(無料メッセージ200通、追加メッセージ不可)、月額固定費5,000円(税別)のライトプラン(無料メッセージ5,000通、追加メッセージ不可)、月額固定費15,000円(税別)のスタンダードプラン(無料メッセージ30,000通、追加メッセージは1通あたり3円(税別)から)です。開設時はコミュニケーションプランに設定されています。プランによって使える機能に差はなく、変わるのは無料で配信できるメッセージ数と、追加メッセージを配信できるかどうかです。初期費用はかかりません。

重要なのは、何が通数に数えられるかです。カウントされるのはメッセージ配信(絞り込み配信とステップ配信を含む)で、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージはカウントされません。つまり、予約のやりとりをトークで行い、一斉配信をしないのであれば、コミュニケーションプランのままでも運用できます。費用が出るのは、お知らせを全員に送り始めてからです。通数は「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」で数えられ、1回に送れるのは最大3吹き出しまでです。友だちが200人いるなら、全員への一斉配信は月1回で200通に達します。

2本目は、予約システム側の線です。無料のまま使える範囲は、月あたりの予約件数とスタッフ人数で区切られていることが多く、ひとりで営む店なら無料の範囲で収まる場合があります。費用が出始めるのは、スタッフの指名やシフト管理が必要になったとき、独自ドメインで予約ページを出したいとき、事前決済を使いたいときです。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている設計であれば、決済を使わない店が決済の手数料や審査に巻き込まれずに始められます。

2本の線は独立しています。LINE公式アカウントを無料のまま使いながら、予約システムだけ有料にすることもできますし、逆もできます。まず無料の組み合わせで1か月回し、詰まった場所にだけ金額を当てるのが無駄が出ません。

受付を変える前に決めておく5つの項目

道具を選ぶ前に、店の側で決めておくことがあります。ここが決まっていないと、どの方法を選んでも同じ手間が残ります。

1つ目は、受付を締める時刻です。当日予約をどこまで受けるかを決めます。開店1時間前で締めるのか、前日の営業終了までにするのか。ここを決めていないと、開店直前に入った予約に気づけず、お客さまを待たせます。

2つ目は、キャンセル料の扱いです。いつから発生し、いくらで、どう払ってもらうのかを文章にします。予約完了メールと予約ページの両方に同じ文言を置きます。口頭で伝えた話は、当日になると双方の記憶が違っています。

3つ目は、指名の扱いです。スタッフが複数いる店では、指名ありで受けるのか、店側で割り振るのかを決めます。指名ありで受けるなら、スタッフごとのシフトを入れる必要があり、道具の選び方が変わります。

4つ目は、所要時間の実測値です。メニュー表に書いてある時間ではなく、片付けと次の準備を含めた実際の占有時間を測ります。カットが60分でも、後片付けに10分かかるなら枠は70分です。ここを短く入れると、機械が枠を詰めすぎて当日に破綻します。

5つ目は、返信できる時間帯です。トークで受ける部分を残すなら、返信する時間帯をあいさつメッセージに書いておきます。「施術中は返信が遅れます。当日のご予約はお電話でお願いします」の1行があるだけで、返信が遅いという不満がほとんど消えます。

この5つを紙に書き出してから道具を触ると、設定が1回で終わります。逆順でやると、設定を入れ直すことになります。よく聞かれる論点はよくある質問にまとまっているので、迷った項目があればそこで先に確かめておくと手戻りが減ります。

取りこぼしが起きる場所と、その場で打てる手

予約の受け方を変える目的は、手間を減らすことよりも、取りこぼしを止めることにあります。どこで落ちているかを4か所に分けて見ます。

1か所目は、営業時間外です。トークだけで受けていると、閉店後に届いた予約希望は翌朝まで止まります。夜に調べて夜に決める人は多く、その時間に返事が返らない店は選択肢から外れます。24時間、空き状況を見て自分で確定できる状態を作れるかが分かれ目です。公式アカウントの運用事例としても、24時間いつでも予約と空き状況の確認ができるようになった結果、それまでほとんどいなかった当日予約が増えたという報告があります。

2か所目は、返信の待ち時間です。施術中に届いたメッセージへの返事が2時間後になると、その間に他店で決まります。ここを埋める手は2つです。予約ページで自動確定にするか、あるいは自動応答で「ご予約は次のページからお願いします」とURLを返す形にするかです。

3か所目は、入力の途中です。予約フォームの項目が多いほど、入力の途中で離脱します。聞く項目を削る、会員登録して2回目以降は入力なしで予約できるようにする、この2つで通過率が変わります。

4か所目は、来店後です。来店したお客さまが次にいつ来るかを決めていないまま帰ると、再来店の確率が落ちます。ここは御礼メールと次回のご案内で拾います。来店の翌日に1通届くだけで、次の予約を入れる人が出ます。

4か所を並べると分かるのは、受付の入口だけを直しても半分しか取り戻せないという点です。入口、待ち時間、入力、来店後の4つを同じ1つの流れとして扱えるかで、月末の数字が変わります。

始めたあとに起きる4つのつまずきと、その直し方

受付の形を変えた直後には、決まったつまずきが出ます。先に知っておくと、1日で直せます。

1つ目は、予約ページのURLがどこにも置かれていないことです。ページを作った満足で手が止まり、リッチメニューに入れ忘れたまま数日が過ぎます。お客さまから見ると、店は何も変わっていません。作った日のうちに、リッチメニューとあいさつメッセージの両方に置いてしまうのが安全です。置いたら自分のLINEから押して、正しいページが開くかを見ます。

2つ目は、受付できる時間帯が広すぎることです。初期設定のまま公開すると、休憩時間や仕込みの時間に予約が入ります。曜日ごとの受付時間、休憩、定休日を先に登録します。加えて、受付を締める時刻も入れておきます。当日の予約を開店1時間前で締めるだけで、駆け込みの取りこぼしと、準備が間に合わない事故の両方が消えます。

3つ目は、メールが届いていないことです。予約完了メールが迷惑メールに入る、携帯のキャリアメールで弾かれる、この2つはよく起きます。対策は3段です。自分の携帯アドレスで1件テスト予約を入れて受信を確かめる、予約フォームの注記に「確認メールが届かない場合は迷惑メールフォルダをご確認ください」と入れる、予約ページの完了画面にも予約内容を表示させる。メールに頼り切らない作りにしておくのが要点です。

4つ目は、電話とLINEと予約ページの3経路が同じ枠を取り合うことです。電話で受けた予約を予約システムに入れ忘れると、同じ枠がもう一度売れます。直し方は単純で、電話で受けた予約もその場で予約システムに入れる運用に統一することです。台帳を2つ持たないという一点だけを守れば、二重予約はほぼ起きません。逆に、紙の手帳を併用し続ける店では、どれだけ良い道具を入れても衝突が残ります。

つまずきの4つはどれも、公開した当日か翌日に見つかる種類のものです。告知を打つ前に、自分で1件通してみる時間を30分だけ取っておくと、全部まとめて潰せます。

予約をLINEで受けるときの注意点

便利さの裏側で、気をつける点が3つあります。

1つ目は、個人情報の置き場所です。トークで氏名や電話番号を受け取ると、その情報はトーク履歴の中に散らばります。誰がどこまで見られるのかを決めておかないと、退職したスタッフの端末に残ります。予約フォームで受け、管理画面の中だけに置く形に寄せておくほうが整理できます。基本機能でのチャット履歴の保存期間は6か月間で、有料の「チャットProオプション」(月額3,000円・税別)に入ると5年間の保存とダウンロードができます。履歴を証跡として残す必要がある業態は、ここを確かめてから運用を決めます。

2つ目は、ブロックされると届かなくなることです。友だちがブロックしている場合、メッセージは配信されません。予約の確認をLINEの配信だけに頼ると、届いていないことに気づけません。予約完了とリマインダーはメールでも送る二重化が安全です。

3つ目は、キャンセル料の根拠です。ラインのトークで口頭に近いやりとりだけを交わした場合、規定を伝えた証拠が残りにくくなります。予約ページと予約完了メールの両方に同じ文言を置き、予約の時点で読める状態にしておきます。金額の設定や請求の可否については、業態ごとに考え方が違うため、判断に迷うときは所管の窓口や専門家に確認してください。

どの方法を選ぶかの判断軸

最後に、選び方を判断軸の形で並べます。軸は3本です。

1本目の軸は業種です。飲食店なら「LINEで予約」が使える立場にあり、すでに予約台帳を入れているなら足すだけで済みます。飲食店以外なら、この仕組みは対象外なので、トークで受けるか、業種に合った予約システムを使うかの2択になります。他の道具と何が違うのかを横並びで見たい場合は他社との比較に軸ごとの違いが整理されています。

2本目の軸はスタッフの人数です。ひとりで営む店は、トークで受ける方法でかなり長く回ります。無料のまま始めて、予約が増えてから移るのでも遅くありません。スタッフが2名以上いる店は、指名とシフトの管理が必要になるため、最初から予約システムを入れたほうが結果的に早く終わります。二重予約は、起きてから直すと信用の損が大きい種類の失敗です。

3本目の軸は、自動にしたい範囲です。予約を受けるところだけ自動にしたいのか、リマインダーとキャンセルの受付、来店後の御礼まで含めて自動にしたいのかで、必要な道具が変わります。予約を受けるだけの道具は数多くありますが、受けた後の流れまで面倒を見る設計になっているかどうかは、機能一覧を並べて確かめる必要があります。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているものを選べば、リマインダーのために別の道具を足す作業が要りません。

おすすめの進め方は、段階を踏むことです。まずLINE公式アカウントの応答モードとあいさつメッセージを整え、トークで受ける形を1週間回します。そこで何件の予約が入り、何往復かかり、どの時間に届いているかを数えます。往復が多い、時間外の希望が多い、二重予約が起きた、のいずれかが出た時点で、予約ページを用意する判断に進みます。順番を守ると、要らない機能に月額を払わずに済みます。

数字で見る目安を置いておきます。予約が週20件を超え、スタッフが2名以上いるなら、手帳とトークの組み合わせは限界に近いと考えて差し支えありません。逆に、週の予約が10件前後でひとりで営んでいるなら、無料の範囲で当面は足ります。自分の店がどちらに近いかを先に判定してから、道具の話に進むのが遠回りになりません。

Q1. ラインで予約を受けるのに費用はかかりますか?

LINE公式アカウントは月額固定費0円のコミュニケーションプランから始められ、初期費用もかかりません。トークでの予約のやりとりは課金対象の通数に数えられないため、一斉配信をしなければ0円のまま運用できます。費用が出るのは、全員への配信を始めたときと、外部の予約システムで有料機能を使うときです。

Q2. 「LINEで予約」は美容室やサロンでも使えますか?

公式の案内ページは「LINEで予約(飲食店対象)」と明記されており、連携各社の説明にも飲食店のみ対応という注記が付いています。美容室やサロン、整体、教室では、この仕組みそのものには乗れません。トークで受けるか、業種に合った予約システムの予約ページをリッチメニューから開いてもらう形になります。

Q3. トークで予約を受けるとき、最初に設定すべきことは何ですか?

応答モードを「チャット」に切り替えることです。ここがBotのままだと、お客さまのメッセージに人が気づけません。次にあいさつメッセージへ、希望日時を第2希望まで、メニュー、指名の有無、返信できる時間帯の4点を書いておきます。往復の回数がこれだけで目に見えて減ります。

Q4. 二重予約を防ぐにはどうすればよいですか?

所要時間を正しく登録した予約システムで空き枠を自動計算させるのが確実です。手帳とトークの組み合わせは、スタッフが2名以上いると枠の押さえ方が衝突します。予約が週20件を超えてスタッフが複数いるなら、台帳を機械に持たせる段階に来ていると考えて差し支えありません。

ガイド一覧へ