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ラインで予約を受けるやり方|お客さまに迷わせない流れ

2026年10月6日・Rizaflow編集部

ラインで予約を受けるやり方を調べている店主が困っているのは、方法が1つではないという点です。トークでやり取りする形、公式アカウントに予約フォームを置く形、外部の予約システムに繋ぐ形が混ざって説明されていて、どれが自店の話なのか分かりません。 先に結論を書きます。やり方は4つあり、業種によって取れる選択肢が変わります。特に、運営会社が提供している「LINEで予約」という仕組みは飲食店が対象なので、美容系や治療院では別の方法を選ぶことになります。 この記事では、4つのやり方の中身と手順、費用、業種による向き不向き、そしてお客さまが迷わない流れの作り方を順に整理します。金額と仕様はすべて2026年9月26日時点で公式サイトから確かめたものです。

ラインで予約を受けるやり方は4つに分かれる

まず全体像を押さえます。呼び名が似ているので混同しやすいところです。 1つ目は、トークでやり取りして予約を受ける形です。お客さまが希望の日時を送り、店が台帳を見て返す。公式アカウントを作るだけで始められます。費用はかかりません。 2つ目は、公式アカウントの予約フォームを使う形です。メッセージやリッチメニューから予約フォームを開き、そこで日時を選んでもらいます。ただしこの仕組みは飲食店が対象です。 3つ目は、外部の予約システムをリッチメニューからリンクする形です。予約の受付はそのシステムで行い、ラインは入口として使います。業種を問わず使えます。 4つ目は、業種に特化した仕組みを使う形です。美容系向けのサービスや、店舗用の小さなアプリを載せる仕組みが用意されています。 この4つのうち、どれを選ぶかで手間と費用がまったく違います。予約の件数が月に数件なら1つ目で足ります。月に数十件を超えると、1つ目では回らなくなります。 運営会社は、ラインの中で予約が完結する形の利点をこう説明しています。

「LINEで予約」は、「LINE」上で簡単に店舗の予約ができるサービスです。店舗が持つLINE公式アカウントのプロフィールやLINEが提供するサービス上の店舗情報ページから、オンラインでの即時予約やLINEのトークを通じた予約が可能で、ユーザーはアプリを切り替えることなく、LINEの中で予約を完結することができます。 出典: lycbiz.com

アプリを切り替えなくてよいという点が、この方法の核心です。ブラウザで別のページを開く手間が1回減るだけで、予約の途中でやめる人が減ります。だから、どのやり方を選ぶにしても、お客さまが押す回数を減らすことが設計の目標になります。

トークでやり取りするやり方の限界

いちばん始めやすいのはトークでのやり取りですが、続けられる件数には上限があります。どこで詰まるのかを具体的に書きます。 1つ目の詰まりは、二重予約です。お客さまから「明日の14時は空いていますか」と届いた時点で、その枠はまだ確保されていません。返事を書いているあいだに電話で同じ枠が埋まると、二重に受けてしまいます。 2つ目の詰まりは、営業中の返信です。手が離せない時間帯に届いたメッセージは、数時間後の返信になります。その間にお客さまは他の店を探します。 3つ目の詰まりは、聞き漏らしです。希望の日時、メニュー、担当者、人数を1往復で全部揃えるのは難しく、3往復も4往復もかかります。 4つ目の詰まりは、記録が残らないことです。トークの履歴は流れていくので、月末に件数を数えることも、誰がいつ来たかを追うこともできません。 5つ目の詰まりは、リマインダーです。来店の前日に連絡しようと思っても、手作業では漏れます。 目安として、予約が月に20件を超えたあたりから、トークのやり取りが営業時間を削り始めます。50件を超えると、返信の遅れが取りこぼしに変わります。この段になったら、フォームか外部の予約システムに移す判断です。 注意しておくと、トークでのやり取りを完全にやめる必要はありません。フォームで受けたうえで、変更や相談だけトークで受ける形が実務では最も回ります。予約の受付だけを機械に任せて、会話は人が担当するという分け方です。

公式アカウントを作るまでの手順

どのやり方を選ぶにしても、公式アカウントは必要です。作る手順は簡単で、費用もかかりません。 1つ目に、アカウントを作ります。個人のラインのアカウント、またはメールアドレスから登録できます。店名、業種、店舗の所在地を入れれば、その時点で友だちを集められる状態になります。 2つ目に、プロフィールを整えます。店名、営業時間、住所、電話番号、そして予約の入口を置きます。プロフィールは検索やラインの中の店舗情報から見られるので、ここに予約の入口がないと機会を逃します。 3つ目に、あいさつメッセージを設定します。友だちになった直後に自動で届くメッセージです。ここに予約の入口を書いておくと、追加した流れでそのまま予約に進む人がいます。 4つ目に、リッチメニューを設定します。トーク画面の下に固定で表示されるボタンの並びです。ここに「予約する」を置くのが、最も押されやすい形です。運営会社は、すぐに使えるリッチメニューとクーポンの画像のテンプレートを無料で配布しています。 5つ目に、応答メッセージを設定します。営業時間外に届いたメッセージに自動で返す設定です。「予約はこちらから」と予約の入口を返すようにしておけば、返信できない時間帯の取りこぼしが減ります。 この5つを整えるのに必要な時間は、画像を用意する時間を除けば2時間ほどです。順番を守ってください。リッチメニューを先に作っても、プロフィールに予約の入口がなければ、友だちになっていない人は予約できません。

「LINEで予約」は飲食店が対象

ここは誤解が多い点なので、はっきり書きます。運営会社が提供している「LINEで予約」は、2026年9月26日時点の公式ページで飲食店対象と明記されています。 この仕組みの利点は3つ挙げられています。1つ目は、公式アカウントからの予約手数料が0円であること。ただし連携パートナーの契約プランにより異なる可能性があるという但し書きが付いています。2つ目は、公式アカウントからの予約数を管理画面で確認できること。3つ目は、プッシュ通知とリッチメニューと予約フォームで予約を促せることです。 利用までの流れは3段階です。公式アカウントを作り、連携するサービス側の管理画面で紐付けを行い、両方の設定を終えれば使い始められます。 重要なのは、2段目に連携サービスが必要だという点です。公式ページに挙げられている連携先は、飲食店向けの予約台帳や予約サイトを提供している会社です。つまり、この仕組みを使うには、すでにそのどれかを使っているか、新しく契約する必要があります。手順の詳細は連携先ごとに違うため、そのサービスに問い合わせる形になります。 飲食店で、すでに予約台帳や予約サイトを使っているなら、この仕組みを足すのが最も手数が少ない方法です。使っていないなら、連携先の契約から始まるので、外部の予約システムをリッチメニューから繋ぐ方法と手間は変わりません。 美容系、治療院、教室、士業といった業種では、この仕組みは選べません。予約フォームを使いたい場合は、次に説明する方法になります。

外部の予約システムをリッチメニューから繋ぐ

業種を問わず使えて、手間が少ないのがこの方法です。仕組みは単純で、予約の受付は外部のシステムが担い、ラインは入口として働きます。 手順は3つです。1つ目に、予約システムで予約ページを作ります。メニュー、所要時間、受付可能な時間帯、スタッフの割り当てを設定すれば、予約ページのURLができます。2つ目に、そのURLをリッチメニューのボタンに割り当てます。3つ目に、あいさつメッセージと応答メッセージにも同じURLを入れます。 これで、トーク画面の下のボタンを押すと予約ページが開き、日時を選んで送信すれば予約が成立します。お客さまが押す回数は2回から3回です。 この方法の良いところは4つあります。1つ目、予約が台帳に自動で入るので二重予約が起きません。2つ目、営業中も営業時間外も受け付けられます。3つ目、予約の控えとリマインダーが自動で送られます。4つ目、月末に件数を数えられます。 正直に書いておくべき弱点も2つあります。1つ目は、予約ページがラインの外のページとして開くため、1回だけ画面が切り替わることです。アプリの中で完結する形に比べると、ここで離脱する人がいます。2つ目は、予約システムの月額がかかることです。 離脱を減らす工夫は3つあります。ボタンの文字を「予約する」のように短くする。予約ページの最初の画面で入力を求める項目を減らす。ログインを必須にしない。この3つで、押してから完了までの離脱は目に見えて減ります。

お客さまに迷わせない流れの作り方

やり方を決めたら、次は画面の並びです。ここで押す回数が1回増えるだけで、予約をやめる人が増えます。 最初に決めるのは、入口をどこに置くかです。置く場所は4か所あります。プロフィール、あいさつメッセージ、リッチメニュー、そして配信するメッセージの中です。4か所すべてに同じ入口を置いてください。お客さまがどこから来るかは店側では決められません。 次に、リッチメニューの並びを決めます。押されやすいのは左上です。ここに「予約する」を置きます。残りの枠には、メニューと料金、営業時間と場所、店への連絡を置くのが基本の形です。6分割にして全部の機能を並べると、どれを押せばよいか分からなくなります。予約を主役にするなら、大きな枠を1つと小さな枠を数個にする配置が効きます。 3つ目に、応答メッセージの文面を決めます。営業時間外に届いたメッセージへの返信です。「ただいま営業時間外です」で終えると、お客さまはそこで止まります。「ご予約はこちらから受け付けています」と入口を添えてください。 4つ目に、予約ページの最初の画面を点検します。日時を選ぶ前に会員登録を求める作りだと、そこで半分が離れます。名前と連絡先だけで予約が成立する形にして、会員登録は任意にしてください。 5つ目に、実際に自分のスマートフォンで通してみてください。友だちを追加する画面から予約の完了まで、押した回数を数えます。5回以内なら合格です。7回を超えるなら、どこかに余計な画面があります。 この点検を、月に1回は行ってください。リッチメニューを差し替えたときや、予約ページのメニューを増やしたときに、押す回数は静かに増えていきます。 文面についても1つだけ。予約の入口に添える言葉は「24時間受付」よりも「空いている時間が見られます」の方が押されます。前者は店の都合の説明で、後者はお客さまの得になることだからです。同じボタンでも、添える一言で押される率が変わります。 もう1つ、予約の入口を押した先で「電話でお問い合わせください」に戻る作りは避けてください。ラインで予約しようとした人は、電話をかけたくないからその経路を選んでいます。相談が必要なメニューがあるなら、そのメニューだけをトークでの相談に振り分けて、他は予約ページで完結させてください。

配信の費用はメッセージの通数で決まる

ラインで予約を受けること自体に費用はかかりませんが、こちらから配信するときの費用は通数で決まります。公式に公開されている料金は3つのプランです。いずれも2026年9月26日時点の表示です。 コミュニケーションプランは月額0円で、無料メッセージが200通まで、追加の配信はできません。ライトプランは月額5,000円(税別)で5,000通まで、追加の配信はできません。スタンダードプランは月額15,000円(税別)で30,000通まで、追加の配信は1通あたり3円(税別)からの従量制です。開設時はコミュニケーションプランに設定されているので、配信を増やすなら開設後に変更します。 通数の数え方を知っておくと、費用の見通しが立ちます。1回に配信できるメッセージは最大3吹き出しまでで、「メッセージを送った回数」に「送った友だちの数」を掛けた数が通数になります。友だちが300人いる店が月に1回配信すると300通です。無料の200通では足りません。 ここが実務で効く点です。チャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは通数にカウントされません。つまり、予約の受付に伴うやり取りだけなら、月額0円のままで回ります。費用が発生するのは、こちらから一斉に配信するときです。 だから費用の判断は単純になります。予約を受けるだけなら0円。販促の配信をするなら、友だちの数から必要な通数を計算してプランを選ぶ。この2つを分けて考えてください。予約の受付を始める段でいきなり有料のプランにする必要はありません。

予約が入ったあとの連絡を仕組みにする

予約を受ける仕組みを作ったら、次は予約が入ったあとです。ここを手作業のままにすると、受付を楽にした分の時間が別のところで消えます。 必要な連絡は4つです。1つ目は、予約が成立した時点の控えです。日時、メニュー、所要時間、場所、そして変更と取り消しの方法を書きます。2つ目は、前日のリマインダーです。3つ目は、来店後の御礼です。4つ目は、次回の来店を促す連絡です。 この4つのうち、1つ目と2つ目は来店率に直接効きます。予約が成立した時点で控えを送り、前日にリマインダーを送る。この2通があるだけで、来店の忘れは目に見えて減ります。 さらに、お客さま自身で日時の変更と取り消しができるURLを控えに入れておくと、連絡しづらさから生まれる無断キャンセルが減ります。電話で断るのは気が重いという理由で、そのまま来ない人が一定数います。前日までに取り消しが入れば、その枠は予約ページ上で空きに戻り、他のお客さまが押さえられます。 実際に、予約をラインで受けられるようにした事例では、受付時間の制約が外れた効果が報告されています。

24時間いつでも予約・空き状況の確認ができるようになった結果、それまでほとんどいなかった当日予約の患者様が増加し、不定期の日曜営業をLINEで告知すると一気に予約が埋まるケースも生まれました。 出典: linestep.jp

当日の予約が増えるという変化は、受付の形を変えたときに起きやすいものです。電話でしか受けていない店では、営業中の電話に出られないので当日の予約は取りこぼれます。空き状況が見える形にすると、その枠が埋まります。 不定期の営業日を告知して埋めるという使い方も、配信と予約の入口が繋がっているからこそできます。告知だけして予約の入口がなければ、電話が鳴るだけで終わります。

無料で始めるときに気をつけること

費用をかけずに始めたいという相談は多いので、無料の範囲でどこまでできるかを整理します。 公式アカウントの開設は0円で、トークでのやり取り、あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニュー、クーポンの配布は無料で使えます。月200通までの配信も無料です。ここまでは費用をかけずに揃います。 無料の範囲でできないことは4つあります。1つ目は、予約枠の管理です。空いている枠を自動で出し、埋まったら閉じるという動きは、公式アカウントの機能だけではできません。2つ目は、予約の控えとリマインダーの自動送信です。3つ目は、予約の件数と顧客の履歴の記録です。4つ目は、月200通を超える配信です。 予約システム側を無料の範囲で使う選択もあります。公開されている例では、月50件までなら0円で使えて、有料プランは月額3,300円(税込)からというサービスがあります。リクルートのAirリザーブにもフリーのプランがあり、月額0円で予約管理と顧客管理と予約確認メールの配信が使えます。ベーシックは月額5,500円(税込)、スタンダードは月額11,000円(税込)で、初期費用と解約金はなく、予約件数はプランに関わらず無制限と書かれています。 無料で始めて、予約の件数が増えてから有料に移るという順番で問題ありません。避けるべきなのは、無料で回らなくなったあとも手作業で埋め続けることです。営業時間を削って費用を節約していることになります。 費用の考え方は料金にまとまっています。月の予約件数と、スタッフの人数の2つで段が決まる形が一般的です。

友だちを増やさないと予約は増えない

ラインの経路は、友だちの数が上限になります。入口を整えても、友だちが10人なら予約は増えません。増やす手を5つ挙げます。 1つ目は、会計のときに案内することです。レジの横にQRコードを置き、次回の予約がここからできると一言添える。これが最も確率が高い方法です。すでに来店している人なので、追加する理由があります。 2つ目は、予約の控えに追加の案内を入れることです。他の経路から予約が入ったお客さまに、次回はこちらからという形で案内します。 3つ目は、店の外と中の掲示です。入口、待合、施術中に見える位置に置きます。待ち時間のあいだに追加してもらう形が効きます。 4つ目は、名刺やショップカードへの印字です。渡したその場では追加されなくても、あとから探すときに使われます。 5つ目は、ポータルサイトのページからの案内です。ここは規約で書ける範囲が決まっているため、掲載しているサービスの規定を確かめてから行ってください。書けない場合もあります。 追加してもらったあとに大事なのは、すぐに配信を送らないことです。追加した直後に販促の配信が届くと、そのまま解除されます。あいさつメッセージで予約の入口を伝えるところまでで止めて、配信は月に1回か2回に抑えてください。 友だちの数が増えると、配信の通数も増えます。友だちが300人なら1回の配信で300通なので、月200通の無料枠では足りません。友だちを増やす手を打つ前に、配信のプランをどうするかを決めておいてください。

やり方の選び方

4つのやり方のうちどれを選ぶかは、3つの条件で決まります。 1つ目は業種です。飲食店なら、運営会社の仕組みが選べます。すでに予約台帳や予約サイトを使っているなら、それを連携させるのが最短です。それ以外の業種では、外部の予約システムをリッチメニューから繋ぐ形になります。 2つ目は予約の件数です。月に20件までならトークでのやり取りで回ります。20件から50件で手間が目立ち始め、50件を超えるとフォームが必要です。 3つ目は、指名や担当者の割り当てがあるかどうかです。担当者ごとに枠が分かれる業種では、トークでのやり取りは早い段階で破綻します。誰の枠が空いているかを頭の中で管理することになるためです。 迷ったときの順番はこうなります。まず公式アカウントを作って、リッチメニューと応答メッセージを整える。次に無料の範囲で予約ページを作って繋ぐ。件数が増えたらプランを上げる。この順番なら、どの段でも費用は最小です。 何ができるかを具体的に見たいときはできることに機能の一覧があり、他のサービスとの違いは他社との比較に並んでいます。比べる項目は、月額、予約件数の上限、上限を超えたときの扱い、スタッフごとの枠を扱えるか、顧客データの書き出しができるかの5つです。

ラインが主な経路になる店もある

導入の効果は店によって幅がありますが、ラインが予約の主な経路になる例も報告されています。

その結果、オープン初月からLINE経由の予約数が350件に達し、現在も月間予約の9割以上がLINEから入っています。 出典: linestep.jp

この数字をそのまま自店に当てはめることはできません。開店の時点から入口をラインに集めた店の例であり、すでに他の経路で回っている店とは条件が違います。ただし、示していることは1つあります。お客さまの側にとって、ラインで予約できるなら他の経路を使う理由がないということです。 なぜそうなるかを考えると、手順の数に理由があります。ポータルのアプリを開いて店名を検索して予約画面に進むには、押す回数が5回から7回かかります。トーク画面の下のボタンを押して日時を選ぶだけなら3回です。この差が、再来のお客さまの行動を変えます。 ここで注意したいのは、経路が1つに寄ることの副作用です。月間予約の9割以上が1つの経路から入る状態は、その経路が止まったときに予約も止まるという意味でもあります。アカウントに何かあったとき、配信のプランを変えたとき、仕様が変わったときに影響を受けます。 現実的な形は、電話と自店の予約ページとラインの3つを残しておくことです。3つとも同じ台帳に予約が入る作りにしておけば、経路が増えても手間は増えません。逆に、経路ごとに別の台帳があると、経路を増やすたびに二重予約の危険が増します。経路を増やす前に、台帳が1つになっているかを確かめてください。

予約の経路の分布から受け方を捉え直す

ラインで予約を受ける話は、道具の話ではなく、予約の経路の話です。 経路を数え上げてみると、店ごとに形が分かれます。電話だけの店では、営業中に鳴った電話の一部が取りこぼれています。ポータル経由だけの店では、再来にも成果に応じた費用がかかり続けています。ラインの経路を1本作ると、この2つの取りこぼしが同時に減ります。 効き方が大きいのは再来の側です。すでに来たことがあるお客さまは、店を探す必要がありません。友だちになっていれば、トーク画面のボタンを押すだけで予約できます。ポータルのアプリを開いて店名を検索する手順より、押す回数が少ないです。この差が経路の分布を変えます。 重要なのは、既存の受け方を止めないまま並行して動かせることです。電話もポータルもそのまま続けて、ラインの入口を足す。数か月動かせば、経路別の件数が実測で取れます。実測が取れれば、掲載の枠を落とす判断も、電話の受付時間を短くする判断も、数字でできます。 もう1つ見ておくべきなのは、予約が入ったあとの流れです。予約を受けた時点で止まっている仕組みでは、控えの連絡もリマインダーも御礼の連絡も手作業になり、ラインの経路を太くする手が続きません。受付から次の来店までが繋がっているかどうかが、半年後の経路の分布を決めます。 業種別の受け方の整理は業種ごとの使い方にあり、実際の操作感はデモを見るから試せます。細かい条件はよくある質問に整理されています。ラインで受けることが目的ではありません。お客さまが迷わずに予約を終えられることが目的です。

Q1. ラインで予約を受けるのに費用はかかりますか?

公式アカウントの開設は0円で、トークでのやり取り、あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニュー、クーポンの配布は無料で使えます。予約に伴うチャットの送受信や自動応答は通数にカウントされません。費用が発生するのは、こちらから一斉に配信するときです。月200通までは無料で、ライトプランが月額5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランが月額15,000円(税別)で30,000通です。

Q2. 「LINEで予約」はどの業種でも使えますか?

2026年9月26日時点の公式ページでは飲食店対象と明記されています。利用には飲食店向けの予約台帳や予約サイトなど、連携サービスとの紐付けが必要です。美容系、治療院、教室などの業種では、外部の予約システムで予約ページを作り、そのURLをリッチメニューやあいさつメッセージに置く方法になります。

Q3. トークでやり取りするやり方は、いつまで続けられますか?

目安として、予約が月に20件を超えたあたりから営業時間を削り始め、50件を超えると返信の遅れが取りこぼしに変わります。担当者ごとに枠が分かれる業種では、それより早い段階で回らなくなります。予約の受付だけをフォームに移し、変更や相談はトークで受ける形が実務では最も回ります。

Q4. 予約フォームを使うと、予約の途中でやめる人が増えませんか?

ラインの外のページが開くため、1回画面が切り替わります。押してから完了までの離脱を減らす工夫は3つあります。ボタンの文字を「予約する」のように短くする。予約ページの最初の画面で入力を求める項目を減らす。ログインを必須にしない。この3つで離脱は目に見えて減ります。

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