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公式LINEの一斉送信|送る時機と文面の組み方
2026年10月6日・Rizaflow編集部

公式LINEの一斉送信について調べる店主が困っているのは、送り方の操作ではありません。操作そのものは数分で終わります。困るのはその手前と後ろです。何人に送ると費用が出るのか、いつ送ると読まれるのか、何を書くとブロックされるのか、そして送った結果が予約に繋がっているのかどうか。この記事は、その4つを順に埋めます。通数の数え方を先に押さえ、手順を並べ、時機と文面の組み方を具体的な型で示し、最後に送った配信を予約に結び付けるところまで進みます。
店の告知手段がLINEに寄ってきた理由
一斉送信の話に入る前に、いまどういう状況にあるかを押さえます。個人の店がお客さまに何かを知らせる手段は、この20年で何度も入れ替わりました。折込チラシとダイレクトメールが主役だった時期があり、次にメールマガジンが来て、その後にSNSの投稿が来ました。そして現在、再来店を促す連絡手段としてはLINEの配信が中心になっています。
理由は届き方の違いです。SNSの投稿は、表示されるかどうかがサービス側の仕組みに左右されます。フォロワーが1,000人いても、投稿が実際に表示されるのはその一部です。メールは受信箱に届きますが、販促の区分に振り分けられて開かれないことが多くなりました。これに対してLINEの配信は、トークリストの上に未読として並びます。開くかどうかは相手が決めますが、少なくとも目には入ります。この差が大きいため、来店を促す連絡はLINEに寄りました。
ただし、目に入るという強さには裏があります。相手の生活の中に入り込む手段なので、要らないものを送ればブロックされて終わりです。SNSの投稿は無視されるだけで関係が切れませんが、LINEの配信は嫌われると回線が閉じます。この非対称性が、一斉送信を扱うときに最も重要な前提です。
もう1つ、費用の構造が変わったことも押さえます。チラシは刷った枚数に金額がかかり、届いたかどうかは分かりませんでした。LINEの配信は送った通数に金額がかかり、届いた人数と開かれた傾向が数字で見えます。つまり、効いていない配信を続けている状態が可視化されます。可視化されているのに直さないのは、紙の時代より損が大きい行為です。だから、送り方の前に数え方と測り方を先に押さえる順番になります。
一斉送信ができるのは公式アカウントだけ
最初に、混同しやすい点を整理します。手元の個人のLINEアカウントには、同じ内容を複数の相手へまとめて届ける機能がありません。グループを作って投げる、あるいは1人ずつ転送する以外に手がなく、どちらもお客さま相手の連絡には使えません。
LINEの一斉送信とは、複数の相手へ同じ内容のメッセージをまとめて届けることです。ただし個人のLINEアカウントには一斉送信(同報配信)機能はなく、この機能を正式に使えるのはLINE公式アカウントのブロードキャスト配信です。企業の集客やリピーター育成では、この公式アカウントの一斉送信が基本施策になります。 出典: blog.cresclab.com
つまり、お店として一斉送信をしたいなら、LINE公式アカウントを開設するのが前提です。開設は無料で、初期費用もかかりません。開設した時点では月額固定費0円のプランに設定されているため、まず作ってから考えることができます。
公式アカウントで送れるものは、テキストだけではありません。画像、音声、動画、スタンプも使えます。年齢層、性別、地域を指定した絞り込みも可能で、全員に同じものを送る以外の選択肢があります。ここを知らないまま全員配信だけを続けると、費用も反応も悪いほうへ寄っていきます。
もう1つ押さえておきたいのが、配信と会話の区別です。LINE公式アカウントには、一斉に送る「メッセージ配信」と、1人ひとりと会話する「LINEチャット」があります。この2つは費用の扱いが違います。配信は通数に数えられ、チャットは数えられません。予約のやりとりのように1対1で往復する用途は、チャットの側で受けるのが正解です。この区別が頭に入っていないと、配信の通数をやりとりに使い、月末に上限に当たります。
通数の数え方を先に押さえる
費用の話を後回しにすると、送り始めてから止まります。先に数え方を固めます。
料金プランは3つです。月額固定費0円のコミュニケーションプランは無料メッセージ200通で、追加メッセージは配信できません。月額固定費5,000円(税別)のライトプランは無料メッセージ5,000通で、こちらも追加メッセージは配信できません。月額固定費15,000円(税別)のスタンダードプランは無料メッセージ30,000通で、スタンダードプランだけが従量課金で追加メッセージを配信でき、単価は1通あたり3円(税別)からとなっています。プランによって使える機能に差はありません。変わるのは無料で配信できる通数と、追加配信ができるかどうかだけです。なお、追加メッセージの料金は2026年10月1日に改定が予定されています。
数え方は「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」です。1回の配信で送れるのは最大3吹き出しまでで、3吹き出し使っても1通として数えられます。ここが重要です。テキストと画像とクーポンを3つ並べて送っても、通数は友だちの人数分にしかなりません。逆に、日を分けて3回送れば3倍になります。
具体的に計算します。友だちが180人の店が全員に配信すると、1回で180通です。月額固定費0円のプランは200通なので、月に1回送れて終わりです。同じ180人で週1回送ると月に720通となり、5,000通のプランの範囲に収まります。友だちが1,000人になって週1回送ると月4,000通で、まだ5,000通の中です。友だちが1,500人で週2回送ると月12,000通となり、30,000通のプランに上げる必要が出ます。
そして、数えられないものを知っておくと無料の範囲が広がります。カウントされるのはメッセージ配信(絞り込み配信とステップ配信を含む)です。カウントされないのは、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージです。友だち追加の直後に届くあいさつメッセージは何人に届いても0通なので、伝えたいことの中心をここに置くのが合理的です。予約の受け方、営業時間、定休日、キャンセル規定といった変わらない情報は、あいさつメッセージに書いておけば配信の通数を1通も使いません。
年払いには対応しておらず、支払いは月払いのみです。見積書の発行はできず、請求書での支払いは認証済アカウントのみが利用できます。この3点は経理の都合で先に知っておくと手戻りが出ません。
一斉送信の手順
操作の流れを段に分けます。Web版の管理画面を前提にします。
第1段は配信先の選択です。「メッセージ配信」から「メッセージを作成」を開き、配信先を「すべての友だち」か「絞り込み」のどちらかにします。「すべての友だち」を選んだ場合、対象になるのは配信した時点で対象に含まれるユーザーです。作成した時点の人数ではありません。
第2段は絞り込みの設定です。属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。ここに届いていない段階では、全員配信しか選べません。絞り込みを使う場合、作成したオーディエンスを配信先に設定でき、上限は10個までです。
第3段は配信日時の設定です。「今すぐ配信」の選択を外すと、日時を指定した予約配信ができます。ただし、混雑状況などにより設定した時間どおりに配信されないことがあると明記されています。開店時刻と同時に届かせたい場合は、少し前の時刻に設定しておくほうが安全です。
第4段は本文の作成です。形式を選ぶと他の形式は選べなくなるため、テキストと画像を混ぜたい場合は吹き出しを分けます。吹き出しは最大3つまで追加できます。作成した内容はプレビューで確認でき、トークルームとトークリストの両方の見え方をタブで切り替えられます。
第5段はテスト配信です。管理者と運用担当者のうちLINE連携したアカウントへ試し送りができます。ここを飛ばして本番配信すると、画像の端が切れていたりリンクが間違っていたりしても取り返せません。配信したメッセージは取り消せないため、テスト配信は必ず通します。
第6段は下書き保存の活用です。下書きは1,000件まで保存できます。定番の文面をいくつか下書きに置いておけば、毎回書き起こす手間が消えます。
注意点として、短縮URLの使用は非推奨とされています。予約ページのURLは短縮せず、そのまま貼るのが安全です。また、テキストの内容について、規定により配信や設定ができない語があります。過度な効能の表現や、医療や美容の分野で使えない言い回しは弾かれることがあるため、弾かれたら文言を言い換えます。
絞り込み配信で無駄な通数を減らす
全員配信は、通数をいちばん早く使い切る送り方です。減らす手は3つあります。
1つ目は地域での絞り込みです。店の商圏の外に住む友だちに、当日の空き枠の案内を送っても来店には繋がりません。旅行先で1度だけ来店した人、オンラインの案内だけを見て追加した人は、店舗に来る見込みが低い層です。地域で絞れば、同じ内容を半分の通数で届けられる場合があります。
2つ目は年齢と性別での絞り込みです。メニューの対象が限られる場合に効きます。ただし、属性情報は概ね3日前の情報を元に絞り込みが行われるため、配信時に使われる属性は概ね3日前のものになります。前日に追加された友だちは絞り込みの対象から漏れる可能性があります。
3つ目はオーディエンスの活用です。特定の条件に当てはまる友だちをまとめた集合を作り、そこへ送ります。オーディエンスを利用する場合、推計値への反映に3日程度かかることがあると案内されています。金曜に作って土曜に送るような使い方は避け、余裕を持って作ります。
絞り込みを使うときに忘れやすい点が1つあります。ブロックしている友だちにはメッセージが配信されません。したがって、友だちの人数と、実際に届く人数は一致しません。配信数を見て「思ったより少ない」と感じたら、ブロックされた分が抜けていると考えるのが自然です。この差は通数の節約になりますが、同時に、届いていない層が積み上がっていることの表れでもあります。
絞り込みと並行してやる価値があるのは、配信の頻度を落として1通の中身を濃くすることです。週2回の薄い配信を週1回の濃い配信に替えると、通数は半分になり、開封の質は落ちません。通数は削るだけでは意味がなく、1通あたりの成果で見る必要があります。
送る時機の決め方
いつ送るかは、業種と客層で変わります。決め方を型にします。
まず、来店の意思決定がいつ行われるかを考えます。飲食店の当日利用なら、意思決定は当日の夕方です。サロンや整体の予約なら、意思決定は週末の夜か、平日の通勤時間です。教室や講座なら、月初や月末に予定を組む人が多くなります。配信は、意思決定の少し前に届くように置きます。
次に、避けるべき時間帯を決めます。深夜と早朝は、通知音で起こすことになるため避けます。昼の12時台は通知が集中して埋もれます。夕方の17時から19時は移動中で開かれやすい時間帯です。
そのうえで、業種別の当たりを試します。飲食店の当日集客は当日11時前後、サロンの予約促進は火曜か水曜の夜、物販は給料日の直後。これらは出発点であって答えではありません。自分の店の反応を2か月ほど記録して、時刻を動かします。記録するのは、配信した日時、内容の種類、配信数、開封の傾向、そしてその後3日間の予約件数の4項目です。4項目を並べると、どの時刻が効いているかが2か月で見えます。
頻度についての目安を置きます。月に1回では忘れられ、週に3回では鬱陶しくなります。多くの店は週1回か隔週1回に落ち着きます。ただし、頻度を決めたら守ることのほうが重要です。不定期に思い出したときだけ送る店の配信は、内容が良くても読まれません。「この店は金曜の夜に何か送ってくる」と覚えられている状態を作ると、通知を開く癖ができます。
予約配信を使って、送る作業を前倒しにしておくのも有効です。月初に4週間分の下書きを作り、予約配信で置いておけば、忙しい週に送り忘れることがありません。
文面の組み方とコツ
開かれる文面には型があります。4つの要素を順に置きます。
1つ目は1行目です。LINEはトークリストに冒頭の数十字が表示されます。ここに用件を置きます。「いつもありがとうございます」で始めると、リストの上では何も伝わりません。「10月の土曜、残り枠のお知らせ」のように、開く理由を1行目に置きます。
2つ目は本文です。伝えることを1通に1つだけにします。新メニューと臨時休業と求人を1通に詰めると、どれも読まれません。1通1用件が原則です。長さは、スマートフォンで2画面に収まる程度が上限です。
3つ目は行動の指定です。「ご予約お待ちしております」では動けません。「次のボタンから空いている枠が見られます」のように、次に何をするかを1つだけ書きます。リンクは1本に絞ります。2本置くと、どちらも押されません。
4つ目は締めです。差出人が誰か分かる形で閉じます。店名と、必要なら担当者名を入れます。
やってはいけないことを3つ挙げます。1つは画像だけで送ることです。画像の中に文字を入れると、トークリストのプレビューには「画像を送信しました」としか出ず、開く理由が伝わりません。画像を使うならテキストの吹き出しを添えます。2つは全員に同じ敬称のない呼びかけをすることです。「皆様」で始まる文章は広告として処理されます。3つは絵文字を多用することです。3個を超えると読みにくくなります。
文面の作り方で迷う場合、管理画面のテンプレートが出発点になります。営業時間の案内、キャンペーンやセールの宣伝、予約受付(美容サロン向け)といった目的別のテンプレートが用意されており、一度もメッセージ配信を行っていないアカウントではメッセージリストから選べます。テンプレートを土台に、自分の店の言葉へ直していくのが早いです。
ブロックを増やさない注意点
一斉送信で最も避けたいのはブロックです。ブロックされると以後は届かず、取り戻す手段がありません。ブロックが増える原因は4つに集まります。
1つ目は頻度です。週3回を超えると離脱が出ます。2つ目は用がない配信です。買う理由も来る理由もない挨拶だけの配信が続くと切られます。3つ目は時刻です。深夜の通知は一発で切られます。4つ目は、友だちになった理由と配信の中身がずれていることです。クーポンが欲しくて追加した人に、企業の理念や社内の様子だけを送っても関心が繋がりません。
予防の手は3つです。1つ目は、友だちになる時点で何が届くかを伝えることです。あいさつメッセージに「月に2回、空き枠とお得な情報をお送りします」と書いておけば、想定と実際がずれません。2つ目は、1通ごとに受け取る側の得を必ず1つ入れることです。得は割引だけではなく、空き枠の情報、混む日の予告、駐車場の案内でもかまいません。3つ目は、配信の反応を見て減らす判断をすることです。管理画面の分析でブロック数の推移が見られます。配信の翌日にブロックが増えている配信は、内容を変える合図です。
一斉送信を減らして、代わりに1対1のやりとりを増やすのも正しい方向です。LINEチャットの送受信は通数に数えられず、ブロックもされにくくなります。全員に同じことを言う回数を減らし、その人にだけ必要なことを言う回数を増やすと、友だちの質が上がります。
送る前に整えておく3つの設定
一斉送信の効き方は、配信ボタンを押す前の準備で決まります。準備ができていないアカウントから配信すると、開いた人が次に進む場所を見つけられずに離れます。整える設定は3つです。
1つ目はあいさつメッセージです。友だち追加した直後に自動で届く1通で、通数には数えられません。ここに置くのは、変わらない情報です。営業時間、定休日、予約の受け方、予約ページのURL、キャンセル規定、駐車場の案内。この6つを入れておけば、追加した瞬間に必要なことが全部伝わります。加えて、これから何がどのくらいの頻度で届くのかを1行書きます。「月に2回、空き枠とお得な情報をお送りします」と先に宣言しておくと、配信が始まっても想定とずれません。ブロックの予防としてこれが最も効きます。
2つ目は応答モードとリッチメニューです。応答モードを「チャット」にしておくと、配信を読んだお客さまがその場で質問を返せます。ここが自動応答のままだと、質問が来ても人が気づけず、返事のない店として記憶されます。リッチメニューはトーク画面の下に固定で表示される枠で、「予約する」「メニューと料金」「アクセス」の3つを並べておくのが基本形です。配信を読んだ直後にお客さまの指先がある場所なので、予約の入口をここに置かない理由がありません。
3つ目は分析画面の見方を覚えることです。管理画面の分析には、友だちの追加数、ブロック数、属性、友だち追加経路が出ます。配信のたびにブロック数の推移を見る習慣を作ると、どの内容が嫌われたかが分かります。友だち追加経路が分かれば、店頭のポスターとオンラインのどちらが効いているかも判断できます。配信の改善は、感覚ではなくこの画面を根拠に進めます。
3つの設定はどれも1度やれば終わります。合わせて30分程度の作業で、その後の配信すべての効き方が変わります。
一斉送信でよくある失敗と直し方
実際に送り始めてから出る失敗は、種類が限られています。先に知っておけば避けられます。
1つ目は、配信を取り消せないことを知らずに送る失敗です。配信したメッセージは取り消せません。誤った日付、誤った金額、誤ったリンクを送ってしまった場合、できるのは訂正の配信を出すことだけで、その訂正にも通数がかかります。防ぎ方は1つで、テスト配信を必ず通すことです。管理者と運用担当者のうちLINE連携したアカウントへ試し送りができ、テスト配信先を自分だけにするか、すべての管理者と運用担当者にするかを選べます。自分のスマートフォンで実物を見て、リンクを押して、開くページを確かめてから本番を押します。
2つ目は、予約配信の時刻がずれる失敗です。混雑状況などにより設定した時間どおりに配信されないことがあると明記されています。開店と同時に届かせたい配信は、少し前の時刻に置きます。同じ時刻に複数の配信を予約した場合、一覧画面で保存した順に番号が付き、その順に配信されます。
3つ目は、配信対象が想定と違う失敗です。「すべての友だち」を選んだ場合の対象は、配信した時点で対象に含まれるユーザーです。作成した日の人数ではありません。前日に友だちが50人増えていれば、その50人にも届き、通数もその分増えます。月末に上限が近いときは、この差で超えることがあります。
4つ目は、リンクが機能しない失敗です。短縮URLの使用は非推奨とされています。短縮サービス側の都合でリンクが切れることがあるため、予約ページのURLはそのまま貼ります。また、テキストの内容について規定により配信や設定ができない語があります。効能を断定する表現や、医療や美容の分野で使えない言い回しは弾かれることがあるので、弾かれたら言い換えます。
5つ目は、送ったあとを測らない失敗です。開封されたかどうかだけを見て満足すると、次の配信が改善しません。配信した日と、その後3日間に入った予約件数を並べる表を1枚作ります。表が3か月ぶん溜まると、効く型が自分の店の言葉で分かります。
配信を予約に繋げる組み方
送ることそのものが目的になると、数字は動きません。配信を予約に繋げる設計を3段で考えます。
第1段は、着地点を作ることです。配信に貼るリンクの先が、店のトップページや電話番号だけだと、そこで止まります。空いている日時が見えて、その場で確定できるページへ着地させると、配信から予約までが1回の操作で終わります。着地点にどんな機能が必要かはできることに一覧があり、実際の画面はデモを見るからログインなしで確かめられます。
第2段は、配信の後を自動にすることです。予約が入ったら完了メールが出て、前日にリマインダーが飛び、来店後に御礼が届く。この流れが自動になっていないと、配信のたびに事務作業が増え、送る回数を自分で絞ってしまいます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りであれば、配信を増やしても店側の手は増えません。配信を増やせるかどうかは、受け皿の自動化で決まります。
第3段は、測ることです。配信した日と、その後3日間の予約件数を並べます。この表を3か月続けると、効く配信と効かない配信が分かれます。分かれたら、効く型だけを繰り返します。ここで注意したいのは、配信の開封率だけを見ないことです。開封率が高くても予約が増えていない配信は、内容が面白いだけで動機になっていません。見る数字は予約件数です。
業態ごとに繋げ方の当たりは違います。飲食店なら当日の空席、サロンなら週末の残り枠、教室なら次の開講日。自分の業態で何を配信して何に着地させるかは業種ごとの使い方に整理されているので、近い業種の形を借りるのが早道です。配信の道具と受け皿の道具を分けるか1つにまとめるかで運用の手間が変わるため、選ぶ段階では他社との比較で軸ごとの違いを見ておくと判断しやすくなります。費用の線引きは料金、運用で出やすい疑問はよくある質問にまとまっています。
最後に、優先順位を1つだけ挙げます。配信の頻度や文面を磨く前に、着地点を直すほうが効きます。文面を10%良くするより、着地点を「電話してください」から「その場で予約が取れる」に変えるほうが、予約件数は大きく動きます。順番を間違えると、良い文面を書いても受け皿がこぼします。
Q1. 公式LINEの一斉送信は無料でできますか?
月額固定費0円のコミュニケーションプランで無料メッセージ200通まで配信できます。友だちが180人なら全員配信は月1回で上限に近づきます。週1回送りたい場合は月額5,000円(税別)のライトプラン(5,000通)が目安です。あいさつメッセージと応答メッセージ、LINEチャットの送受信は通数に数えられません。
Q2. 通数はどのように数えられますか?
「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」で数えます。1回の配信で吹き出しは最大3つまで使えて、3つ使っても1通です。テキストと画像とリンクを1回にまとめれば通数は増えません。日を分けて3回送ると3倍になるため、頻度を落として中身を濃くするほうが通数の効率が上がります。
Q3. 絞り込み配信はいつから使えますか?
年齢層や性別、地域といった属性で絞り込むには、ターゲットリーチ数が100人以上必要です。それ未満の段階では全員配信のみになります。属性情報は概ね3日前のものを元に絞り込まれ、オーディエンスは推計値への反映に3日程度かかるため、配信日の直前に作るのは避けてください。
Q4. ブロックを増やさずに送る頻度はどのくらいですか?
週1回か隔週1回に落ち着く店が多く、週3回を超えると離脱が出やすくなります。頻度よりも、決めた曜日と時刻を守ることのほうが効きます。あいさつメッセージに「月に2回お送りします」と書いて想定を揃え、1通ごとに空き枠や混む日の予告など受け取る側の得を1つ入れてください。