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LINE公式アカウントで予約システムを組む|設定の順番
2026年10月6日・Rizaflow編集部

LINE公式アカウントで予約システムを組みたいと考えて調べ始めると、開設の手順を説明した記事と、予約システムを並べて比べた記事が別々に出てきて、結局どの順番で何を決めればよいのかが分かりません。この2つは順番があります。先にアカウントを作り、料金プランを決め、そのうえで予約の受け口をどこに置くかを選び、最後にリッチメニューで入口を作る形です。ここでは、その4つの段を順番どおりに、公式の案内で確かめられる数字だけを使って整理します。
LINE公式アカウントを開設しただけでは、予約は受けられない
最初に押さえておきたいのは、LINE公式アカウントそのものに予約の受付機能は付いていない、という点です。標準で使えるのは、メッセージの配信、1対1のLINEチャット、あいさつメッセージ、応答メッセージ、リッチメニュー、クーポン、ショップカードといった連絡と販促の機能です。日時の枠を持ち、空いているかどうかを判定し、二重予約を止めるところは別の仕組みが受け持ちます。
つまり「LINE公式アカウントで予約システムを組む」という言い方が指しているのは、LINE公式アカウントを入口にして、その奥に予約の仕組みをつなぐ作業のことです。ここを取り違えると、アカウントを開設して友だちを集めたところで手が止まります。届いたメッセージを人が読んで、台帳を見て、空いているかを返す運用は、アカウントを作る前と何も変わりません。
裏を返せば、予約の仕組みの側を先に決めてしまえば、LINE公式アカウント側でやることはそれほど多くありません。予約の受け口が決まれば、リッチメニューにその入口を置き、通知をどちらから送るかを決めるだけです。作業量の大半は、アカウントの開設ではなく「受け口をどこに置くか」の判断に集まります。
全体の段取りは4つに分かれる
順番を先に置きます。逆にすると、作り直しが出ます。
第1段はLINE公式アカウントの開設です。ビジネスIDを作り、アカウントを作り、基本情報を登録します。ここは当日中に終わります。
第2段は料金プランの決定です。ただし最初に決め切る必要はなく、開設時は自動でいちばん下のプランに設定されるため、配信の量が見えてから上げる形で構いません。ここで押さえるのは金額そのものより、通数の数え方です。
第3段は予約の受け口をどこに置くかの決定です。トークの中で完結させるのか、外部の予約ページへ送るのか、予約の受付は今のままで通知だけLINEに寄せるのか。3つのうちどれを選ぶかで、この後の設定と費用が変わります。
第4段はリッチメニューの作成です。決めた受け口への入口を、トーク画面の下に固定で置きます。ここまで終わると、友だちになってくれた人がいつでも予約に進める状態になります。
この順番で進めると、第3段の判断だけに時間をかけられます。第1段と第4段は手順どおりに進める作業で、迷う余地がほとんどありません。
第1段の手順。開設は当日中に終わる
開設の手順は3つです。まず「LINE公式アカウントをはじめる」からビジネスIDを登録します。登録には個人のLINEアカウント、もしくはメールアドレスを使えます。次にアカウント作成フォームに必要事項を記入します。最後に管理画面にログインできれば完了で、そこから基本情報を登録します。公式の案内では、ビジネスIDを登録後すぐにアカウントを作成できるため、当日中に利用を開始することも可能だと説明されています。審査の待ち時間を見込む必要はありません。
開設時に決めておくとよいことが3つあります。
1つ目は、未認証アカウントと認証済アカウントのどちらにするかです。認証済アカウントを申請する場合は、アカウント作成フォームで必要事項を記入します。支払い方法に違いがあり、未認証アカウントはクレジットカード払いになります。請求書での支払いを希望する場合は、認証済アカウントの申請が必要です。
2つ目は、IDです。アカウントを開設すると、英数字がランダムに並んだベーシックIDが自動で発行されます。これは0円です。希望の文字列で取りたい場合はプレミアムIDを購入する形になり、月額100円(税別)または年額1,200円(税別)です。文字数はアットマークを除いて4文字以上18文字以内、大文字は使えず、半角の英数字と「.」「_」「-」の記号だけが使えます。なお公式の案内には、2026年12月1日にプレミアムIDの料金改定を行う旨の記載があります。金額は2026年9月26日時点のものです。
3つ目は、アカウントを何個作るかです。未認証と認証済を問わず、1つのビジネスIDにつき100アカウントまで作成できます。店舗が複数ある場合に店ごとに分けるか、1つにまとめるかは、友だちの重複と配信の通数に効いてきます。管理画面はパソコン用のWeb版とスマートフォン用のアプリ版があり、複数の端末から同時にログインできます。ただしアプリ版では一部の機能が使えないため、最初の設定はパソコンから進めるほうが早く終わります。
第2段。無料で始められる範囲と、通数の数え方
料金プランは3つです。金額はいずれも2026年9月26日時点で公式の料金ページに掲載されている内容で、税別の表示です。
コミュニケーションプランは月額固定費が0円で、無料メッセージが月200通、追加メッセージは配信できません。開設時はこのプランに設定されています。ライトプランは月額固定費が5,000円(税別)で、無料メッセージが月5,000通、こちらも追加メッセージは配信できません。スタンダードプランは月額固定費が15,000円(税別)で、無料メッセージが月30,000通、追加メッセージは1通あたり3円(税別)からの従量課金です。なお公式の料金ページには、2026年10月1日に追加メッセージ料金の改定を行う旨の記載があるため、実際に申し込む前に同じページで確かめてください。
金額よりも先に理解しておきたいのが、通数の数え方です。
LINE公式アカウントで1回に配信できるメッセージは最大3吹き出しまで、「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」を「通数」としてカウントします。 出典: lycbiz.com
友だちが300人いる店が一斉配信を1回打つと、それだけで300通です。無料プランの200通は1回の配信で使い切ります。ここを見落とすと「無料で始められる」という言葉を、配信し放題だと受け取ってしまいます。
一方で、すべてのメッセージが課金の対象になるわけではありません。公式の案内では、カウントされるものとして、メッセージ配信(絞り込み配信・ステップ配信を含む)と、Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」が挙げられています。カウントされないものとして、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIの「Reply API」が挙げられています。
この区分が、予約の運用にそのまま効きます。お客様からの問い合わせにチャットで答える往復は、通数を気にせず使えます。友だち追加の直後に送るあいさつメッセージも無料です。反対に、予約の確認や前日のリマインドを配信の機能で個別に送ると、送った件数がそのまま積み上がります。月に100件の予約があって1件につき3通を送るなら月300通で、無料プランの枠を超えます。
支払いの時期も押さえておきます。月額固定費は月初の前払い、追加メッセージ料金は月末締めで翌月10日頃の後払いです。またブロックしている友だちにはメッセージが配信されないため、友だちの数と実際に届く数は一致しません。
第3段。予約の受け口を3つから選ぶ
ここが判断の要です。3つの形を、手数と台帳の置き場所で比べます。
1つ目は、トークの中で予約を完結させる形です。お客様はトーク画面に出る選択肢を押していくだけで、アプリを移りません。
予約可能な時間と定員を設定することで予約の重複を防止。顧客側はトーク画面に表示される選択肢を押すだけなので、直感的で迷うことなく予約可能。 出典: aspicjapan.org
手数が最も少ないのが利点です。弱点は2つあり、予約の前に友だち追加が必要になる点と、扱える項目が少なくなりがちな点です。メニューが多く、所要時間も担当も選ぶ必要がある業態では、選択肢の階層が深くなって途中で離脱します。
2つ目は、LINEから外部の予約ページへ送る形です。リッチメニューのボタンから予約ページを開き、入力して送信すると、確認の通知が届きます。項目の数に制限がなく、複数のスタッフと複数のメニューを扱えます。予約の一覧が1か所に集まるため、台帳が分裂しません。弱点は、画面が1回切り替わることです。
3つ目は、予約の受付は今のままにして、通知だけをLINEに寄せる形です。導入がいちばん軽く、いまの運用を壊しません。メールが迷惑メールのフォルダに入って読まれない問題だけを先に解けます。
選び方は、来る人の顔ぶれで決まります。売上の大半がリピーターで、メニューが3つ程度なら1つ目。初回の来店を増やしたい段階で、担当とメニューを選ばせる必要があるなら2つ目。いまの予約ページに不満がないなら3つ目から手を付けます。自分の業態でどの形が回っているかは、業種ごとの使い方のページで近い業種を見ると判断が早くなります。
3つの形を同じ物差しで比べる
判断に迷ったときは、次の4点だけで並べ替えると決まります。
お客様の手数で比べると、トークの中で完結させる形がいちばん少なく、外部の予約ページへ送る形が1画面ぶん多く、通知だけ寄せる形は今と変わりません。扱える項目の数で比べると、順番が逆になります。予約ページへ送る形は項目を自由に増やせて、担当もメニューも所要時間も選べます。トークの中で完結させる形は、選択肢の階層が深くなると離脱が増えます。
台帳がどこに集まるかで比べると、予約ページへ送る形が最も安全です。トークの中で受ける形は、トークを遡って確認する運用が残りがちで、電話の予約と混ざったときに二重予約が出ます。月に受ける件数が30件を超えるなら、この点だけで形が決まります。
費用で比べると、通知までLINEに寄せる形が最も高くなりやすいところです。通知の数がそのまま通数として積まれるためです。4点のうちどれを重く見るかは業態で変わりますが、台帳の集まり方を最優先にして外さない店が、結果として長く続いています。
第4段の手順。リッチメニューで入口を作る
受け口が決まったら、トーク画面の下に固定の入口を置きます。リッチメニューは、トーク画面の下部に固定で表示されるメニューです。画面を大きく占めるため目に入りやすく、外部サイトや予約ページへの誘導に使えます。
リッチメニューは、デスクトップ版(macOS、Windows)のLINEでは表示されません。 出典: developers.line.biz
Web版の管理画面での手順は次のとおりです。まず「トークルーム管理」から「リッチメニュー」を選び、画面右上の「作成」を押して新規作成の画面に進みます。管理用のタイトルを入れます。これはお客様には表示されません。次に表示する期間を設定します。未来の期間を設定して保存すると「予約」として扱われます。
続いてテンプレートを選びます。ここで押さえておきたいのは、テンプレートが分割するのは「リンク領域」であって、デザインの領域ではないという点です。見た目の区切りは画像の側で描く必要があります。テンプレートに合わせた画像作成用の型紙を画面からダウンロードできるので、これを使うとずれません。
画像は、アップロードする形と、画面上で編集して作る形の2つから選べます。アップロードできる画像のサイズはテンプレートごとに決まっており、6つのパターンから選ぶ形です。アプリ版の管理画面から背景画像を設定する場合は、形式がJPG・JPEG・PNG、ファイルサイズが1MB以下、画像サイズが2500ピクセル×1686ピクセルまたは2500ピクセル×843ピクセルと案内されています。
最後に、分割した領域ごとにアクションを設定します。URLやクーポンを選んだ場合はアクションラベルの入力が必須で、最大20文字まで入ります。このラベルはOSの音声読み上げ機能に使われるため、「予約する」「料金を見る」のように中身が分かる言葉を入れます。すべての領域を「アクションなし」にすることはできません。あわせて、メニューバーに表示される文言と、お客様がトークルームを開いたときにリッチメニューを自動で開くかどうかを設定して、保存します。
なお設定の反映には時間がかかる場合があり、かかる時間は混雑の状況とアカウントの友だちの人数によって変わります。公開した直後に自分の画面で変わっていなくても、慌てて作り直さないことです。
リッチメニューを外部の仕組みから設定するときの注意
リッチメニューは、LINE Official Account Managerからでも、Messaging APIからでも設定できます。ただし1つのリッチメニューの取得と編集に、2つのツールを使うことはできません。管理画面で作ったものは管理画面でしか編集できず、Messaging APIで作ったものには管理画面を使えません。
表示の優先順位も決まっています。優先度が高い順に、Messaging APIで設定するユーザー単位のリッチメニュー、Messaging APIで設定するデフォルトのリッチメニュー、LINE Official Account Managerで設定するデフォルトのリッチメニューです。予約システムの側からリッチメニューを設定する機能を使うと、管理画面で作ったものが表示されなくなることがあります。管理画面の一覧には、外部の管理ページから設定したリッチメニューは表示されません。「設定したはずのメニューが管理画面に出てこない」ときは、壊れたのではなく、別のツールで設定されている状態です。
変更が反映されるタイミングも違います。ユーザー単位のものは即時、Messaging APIのデフォルトはトーク画面に再入室したときで、反映まで1分程度かかる場合があります。管理画面のデフォルトもトーク画面に再入室したときです。表示期間が重複するリッチメニューは保存できないため、入れ替える日をまたぐ運用では、先に期間をずらしてから保存します。
予約の仕組みを選ぶときに見る5つの項目
第3段で「外部の予約ページへ送る形」を選んだ場合、次は予約の仕組みそのものを選びます。見る項目は5つです。
1つ目は、リマインダーがどのプランから使えるかです。会社によっては、リマインドメールが中位のプラン以上でしか使えません。無料で試したときにいちばん欲しい機能だけ試せない形になります。
2つ目は、スタッフの指名とシフトを扱えるかどうかと、その上限です。スタッフ数の上限はプランで区切られていることが多く、人を増やしたときに一段上がります。
3つ目は、事前決済が必須かどうかです。現金、振込、コード決済で完結している業態では、決済の機能は要りません。決済が前提のプランを選ぶと、使わない機能に月額を払い、さらに決済手数料の分だけ受け取りが減ります。
4つ目は、月に受けられる予約の件数と、超えたときの扱いです。止まるのか、追加の料金を払って続けられるのかで運用が変わります。
5つ目は、いま使っている顧客の一覧を持ち込めるかどうかです。CSVで取り込めるなら、電話帳の作り直しから始める必要がありません。
どこまで標準で入っているかはできることのページに一覧があり、プランごとの区切りは料金のページで確かめられます。同じ使い方でそろえて会社ごとに並べたものは他社との比較のページにあり、リマインドメールが全部のプランで使えるのか、中位以上なのかも項目として並んでいます。
無料で組める範囲と、有料になる分かれ目
無料で組める範囲をはっきりさせます。LINE公式アカウントの側は、コミュニケーションプランのまま0円で使えます。リッチメニューの作成、あいさつメッセージ、応答メッセージ、1対1のLINEチャットは、この無料のプランでも使えて、しかもチャットとあいさつメッセージと応答メッセージは通数に数えられません。つまり「トーク画面の下に予約への入口を置き、問い合わせにはチャットで答える」ところまでは、費用をかけずに組めます。
有料になる分かれ目は2つです。1つは、友だち全員に向けた一斉配信を月に何度も打ちたくなったときです。友だちが200人を超えたあたりから、無料の200通では1回も配れません。もう1つは、予約の件数が増えて、確認とリマインドを人の手で送るのが回らなくなったときです。
予約の仕組みの側にも、無料で使える範囲を用意しているものがあります。予約を月50件まで、スタッフ1名までという区切りで、予約カレンダーと予約フォーム、予約完了とリマインダーと御礼のメール、キャンセル用のURL、会員のマイページ、顧客管理までが無料のプランに入っている形です。有料のプランは月額3,300円(税込)から、複数のスタッフを指名で受けるプランが月額7,700円(税込)で、いずれも2026年9月26日時点の公開情報です。実際の画面はデモを見るから、ログインなしでお客様側の予約ページと店側の管理画面の両方を触れます。
あいさつメッセージと応答メッセージを先に仕込む
リッチメニューを作る前に、5分で終わって効果が大きい設定が2つあります。どちらも通数に数えられないため、無料のプランのままで使えます。
1つ目は、あいさつメッセージです。友だち追加をした直後に自動で届くメッセージで、ここに予約ページへのURLと、営業時間、予約の受付時間を書いておきます。友だち追加の直後は関心がいちばん高い瞬間なので、ここで予約に進める人が最も多くなります。反対にここが初期設定のままだと、追加した人はトーク画面で何をすればよいのか分からず、そのまま離れます。
2つ目は、応答メッセージです。特定の言葉を受け取ったときに自動で返す設定で、「予約」「料金」「場所」「休み」の4つを用意しておくと、営業中に手を止める問い合わせが目に見えて減ります。返す文面には、予約ページのURLだけでなく、変更と取り消しの方法も入れておきます。
この2つを入れてから友だちを集め始めると、集めた人数がそのまま予約につながりやすくなります。順番を逆にして先に友だちを集めると、案内が整う前に来た人を取りこぼします。
業態ごとのおすすめの組み方
同じ手順でも、業態によって置きどころが変わります。よく相談が集まる4つの形を挙げます。
美容室やネイル、まつげのサロンのように、リピーターが売上の大半を占める業態では、トークの中で完結させる形か、リッチメニューから予約ページへ送る形のどちらかになります。担当を指名する運用があるなら、後者が確実です。指名とシフトを扱えるプランが必要になるため、スタッフ数の上限は先に確かめます。
整体や鍼灸、カウンセリングのように、来ていること自体を知られたくない業態では、友だち追加を予約の前提にしないほうが取りこぼしが減ります。予約は予約ページで受け、通知はメールで送り、LINEは問い合わせと2回目以降の案内に使う形が落ち着きます。
教室やスクールのように、同じ人が繰り返し通う業態では、会員のマイページが効きます。2回目からは入力なしで予約でき、来た回数が履歴に残ります。グループでの連絡と1人ずつの予約を分けて、予約は必ず1対1の通知に寄せます。
レンタルスペースや貸会議室のように、初回の利用者が多い業態では、友だち追加を求めない道が基本です。検索から来た人がそのまま予約できる形にして、LINEは利用後の案内に使います。どの形が近いかは業種ごとの使い方のページで確かめられます。
つまずきやすい注意点を4つ
1つ目は、友だち追加の壁です。予約の前に追加を求めると、そこで離れる人が出ます。予約を受けてから追加を案内する順にすると取りこぼしは減りますが、LINEで通知を送れない相手が残ります。どちらを取るかは、リピーターの比率で決めます。
2つ目は、ブロックです。ブロックしている友だちにはメッセージが配信されません。売り込みの配信が続くとブロックされ、そのあと予約のリマインドも届かなくなります。配信の目的を「予約を確実に成立させること」に絞ると、この事故は起きにくくなります。
3つ目は、台帳の分裂です。トークで受けた予約、電話で受けた予約、予約ページから入った予約が別の場所に溜まると、二重予約が出ます。1日に数件なら回りますが、それを超えたら必ず1か所に集めます。
4つ目は、パソコン版LINEの画面です。リッチメニューはデスクトップ版のLINEでは表示されません。自分がパソコンでLINEを見ている店主は、作ったメニューを自分の画面で確認できないため、スマートフォンの実機で必ず見ます。設定の手順で分からないところはよくある質問に並んでいます。
費用を予約の件数で見るか、友だちの人数で見るか
最後に、費用の形の違いを整理します。ここを取り違えると、組み終わったあとに想定外の請求が来ます。
LINE公式アカウント側の費用は、友だちの人数に連動します。通数は「送った回数」に「送った友だちの数」を掛けたものなので、友だちが増えるほど、同じ配信でも通数が増えます。友だちが1,000人になれば、一斉配信1回で1,000通です。無料メッセージが5,000通のライトプランでも、月に5回打てば上限に届きます。
予約の仕組み側の費用は、予約の件数に連動します。友だちが何人いても、予約が月50件なら無料の枠で収まる作りのものがあります。上限を超えた場合の扱いも会社ごとに違い、100件ごとに1,100円(税込)を足してそのまま使える形もあります。予約が止まらない設計かどうかは、申し込む前に必ず確かめる項目です。
この2つを踏まえると、費用を抑える組み方が見えてきます。個別の通知は予約の仕組み側から送り、LINE公式アカウント側は入口と問い合わせの窓口として使う形です。個別の通知を予約の仕組み側に寄せれば通数は増えず、問い合わせのチャットは無料で、リッチメニューも無料です。友だちを増やして一斉配信を打ちたくなった段階で、初めてプランを上げればよいことになります。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているツールを選ぶと、通知のためだけに別の月額を持つ必要がなくなります。
反対に、通知までLINEに寄せると、通知の数がそのまま通数として積まれます。予約が月200件あって1件に3通送るなら月600通で、コミュニケーションプランでは収まりません。LINEで送ることに意味があるのは、メールが読まれない層が多い業態です。年齢層や顧客の顔ぶれを見て、寄せる範囲を決めます。
Q1. LINE公式アカウントだけで予約を受け付けられますか?
標準の機能には予約の受付がありません。日時の枠を管理して二重予約を止めるところは、予約システムの側が受け持ちます。LINE公式アカウントは入口と連絡の窓口として使い、リッチメニューから予約ページへ送る形か、予約システムと連携させる形のどちらかを選びます。
Q2. 無料のままでどこまで組めますか?
コミュニケーションプランは月額0円で、リッチメニューの作成、あいさつメッセージ、応答メッセージ、1対1のLINEチャットが使えます。チャットとあいさつメッセージと応答メッセージは通数に数えられないため、入口を置いて問い合わせに答えるところまでは費用なしで組めます。
Q3. メッセージの通数はどう数えますか?
1回に配信できるのは最大3吹き出しまでで、「送った回数」に「送った友だちの数」を掛けた数が通数です。友だちが300人いれば一斉配信1回で300通になります。LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージは数えられません。
Q4. 開設からどれくらいで予約を受け始められますか?
アカウントの開設は当日中に終わります。公式の案内でも、ビジネスIDの登録後すぐにアカウントを作成できると説明されています。時間がかかるのは予約の受け口を決める判断と、リッチメニューの画像の用意です。画像の型紙は管理画面からダウンロードできます。