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LINEのリマインくんをお店で使う|向く用途と足りない点

2026年10月6日・Rizaflow編集部

無断キャンセルを減らしたくてLINEのリマインくんを調べ始めた店主は、少なくありません。無料で、友だち追加だけで使えて、日本語で話しかけるだけで予定を覚えてくれる仕組みですから、まず候補に挙がるのは自然です。ただし、これを自分の予定管理に使うのと、お客様への予約のリマインドに使うのは、まったく別の話になります。ここでは、リマインくんで実際にできることと使い方の手順を押さえたうえで、お店の業務に載せる前に必ず読む場所と、予約のリマインドとして見たときに足りない点を順に整理します。

無料のリマインダーbotが探される理由

予約を受けている店が最初に手を付けたくなるのは、前日の連絡です。来なかった人の理由を後から聞くと、腹を立てて来なかったのではなく、単純に忘れていた、という答えが大半を占めます。だから前日に一声かける仕組みを入れれば、空いた枠のいくらかは埋まります。

問題は、その一声を人が送っていると続かないことです。1日に3件なら手で送れますが、10件を超えると営業中に手が止まります。しかも送る相手は毎日入れ替わるので、送り忘れが必ず出ます。ここを自動にしたい、けれど月額は払いたくない。この条件で探すと、LINEの中で動く無料のリマインダーbotに行き着きます。

リマインくんはその代表格です。公式サイトには友だちの数が200万人を超えたと書かれています。お知らせのページには、2017年1月13日に生まれたこと、2020年6月に100万人を超えたこと、テレビ番組で紹介された際にアクセスが集中して反応しなくなり、その後サーバーを増強して解消したことが並んでいます。個人が公開しているサービスでこの規模まで使われているものは、そう多くありません。

リマインくんでできることの全体

仕組みは単純です。LINEの友だちに追加して、いつものトークと同じように話しかけると、言った内容を覚えていて、指定した日時に知らせてくれます。

リマインくんは,あなたのパーソナルリマインダーbotです。LINEの友だちに追加して,あとは話しかけるだけ♪「打ち合わせ」「明日の15時から」「燃えるごみ」「毎週水曜日の朝8時」「歯医者さん」「2月20日 10:00」「カップラーメン」「3分後」これでもう,締切りや予定を忘れることはありません。 出典: reminekun.com

注目したいのは、日時の指定の幅です。「明日の15時から」のような相対の指定、「2月20日 10:00」のような絶対の指定、「毎週水曜日の朝8時」「毎月25日」のような繰り返しの指定、「3分後」のような短い指定まで、話し言葉のまま通ります。カレンダーのアプリで同じことをすると、画面を開き、日付を選び、時刻を回し、タイトルを打ち込む手順が必要です。トークに1行書くだけで済むところが、この道具の本質的な強みです。

登録したものは一覧で確かめられます。下のメニューのボタンを押すか、「一覧」「確認」と伝えると、時計とカレンダーの表示付きで並びます。何を登録したか忘れても、聞き直せば出てきます。

使い方の手順。1対1の場合

手順は3つで終わります。

第1段は友だち追加です。公式サイトのQRコードか、掲載されているリンクから追加します。アカウントを作る必要も、メールアドレスを登録する必要もありません。

第2段は登録です。トークに予定の名前と日時を伝えます。「エントリーシートを送る」「28日の15時」のように、2行に分けても1行に続けても通ります。

いつものLINEのトークと同じように,リマインくんに話しかけるだけ♪「エントリーシートを送る」「28日の15時」「朝ごみすて」「明日の朝9時」「給料日」「毎月25日」 出典: reminekun.com

第3段は確認です。「一覧」と伝えて、登録されたものが意図した日時になっているかを見ます。話し言葉を解釈する仕組みなので、「来週の火曜」のような言い方で取り違えが起きることがあります。登録した直後に一覧で見る習慣を付けておくと、当日に気付く事故を避けられます。

使い方が分からなくなったら、「リマインくん」と呼びかけると案内が返ります。説明書を探す必要がない作りになっています。

グループで幹事役をさせる手順

グループでも同じ手順で使えます。普通の友だちと同じようにグループへ招待するだけです。

仲のいい友だちのグループや,会社の打ち合わせのグループにリマインくんをいれよう。普通の友だちと同じように招待するだけです。「リマインくん 金曜日の19時からパーティ」のように呼びかけると、しっかりと覚えておいてくれます。幹事にピッタリ♪ 出典: reminekun.com

グループの場合は、名前を先に呼んでから予定と日時を伝えます。グループの会話すべてに反応されると困るため、呼びかけが合図になっている作りです。公式サイトには、トークに日付が出てきたら自動で反応し、その日に知らせてくれるという説明もあります。

社内の打ち合わせ、サークルの練習、保護者どうしの連絡のように、日時が参加者全員で1つに揃っている連絡では、この形がよく効きます。幹事が一人ずつ声をかける手間が消えて、当日の朝には全員の画面に通知が出ます。

メリットを4つに分けて整理する

この道具の良さは、4つに分けると見通しがよくなります。

1つ目は、導入の手間がほぼゼロであることです。友だち追加だけで始まり、登録も設定もありません。新しいアプリを覚える必要がなく、パソコンも要りません。

2つ目は、費用がかからないことです。利用規約では、本サービスの利用は原則として無料と定められています。予算の決裁も要りません。

3つ目は、入力の速さです。前述のとおり、話し言葉のまま通ります。予定を思い出した瞬間にトークへ1行書くだけなので、記録する前に忘れる事故が起きません。

4つ目は、通知が読まれやすいことです。ふだん使っているLINEの通知として届くため、メールのように受信箱の下へ流れません。自分の予定を自分に思い出させる用途では、これで十分に足ります。

この4つは、いずれも「自分の予定」を「自分に」思い出させる場面で効きます。相手がお客様に変わると、話が変わります。

口コミで褒められている点と、引っかかっている点

評判を調べると、褒めている声と困っている声が同じくらい出てきます。読むときは3つに切り分けます。

褒められているのは、ほぼ入力の手軽さに集まります。カレンダーを開かずに登録できること、繰り返しの指定が通ること、一覧で確認できること。ここは実装の思想がそのまま評価されている部分で、他の道具に置き換えにくい良さです。

引っかかりとして挙がるものの1つ目は、話し言葉の解釈です。日時の言い方によっては、意図と違う日に登録されます。これは自然な言葉を受け付ける仕組みの裏返しで、避けるには登録後に一覧で見る以外の方法がありません。

2つ目は、止まったときの話です。公式のお知らせに、テレビで紹介された際にアクセスが集中して反応しなくなったことが書かれています。原因を公表して増強したことまで説明しているのは誠実な対応ですが、無料で公開されているサービスに可用性を求めるのは筋が違います。仲間どうしの集まりなら笑い話で済み、お客様の予約で止まると謝罪から始まります。評価の高さと、業務に載せてよいかは別の話として読む必要があります。

3つ目は、通知が届かないという声です。これはbotの側ではなく、LINEの通知設定やグループでの呼びかけ方に原因があることが多いところです。まず自分の端末の通知設定と、呼びかけの言葉を確かめます。

お店の業務に載せる前に読む3つの条文

ここが本題です。無料で便利だから、という理由だけでお客様への連絡に組み込む前に、利用規約を読みます。

第1に、利用の目的です。第2条で次のように定められています。

本サービスは、ユーザーが私的に使用する目的のみで利用するものとします。 出典: reminekun.com

あわせて第3条の禁止事項には、本サービスによって得られた情報を商業的に利用する行為が挙げられています。つまり、自分の予定を管理する使い方や、仲間の集まりで幹事役をお願いする使い方は想定されていますが、お客様の予約を管理して業務の連絡に使う形は、規約が想定している範囲の外側になります。ここを踏み越えたまま運用を続けるのは、道具の良し悪しとは関係なく、筋の通らない選択です。

第2に、サービスが止まる可能性です。第4条では、システムの保守点検や更新を行う場合、地震や落雷、火災、停電などの不可抗力により提供が困難となった場合、通信回線等が事故により停止した場合などに、ユーザーへ事前に通知することなくサービスの全部または一部の提供を停止または中断できると定められています。止まった日の予約が飛んでも、その責任はどこにも置かれていません。

第3に、免責です。第8条では、安全性、信頼性、正確性、完全性、特定の目的への適合性などについて、明示的にも黙示的にも保証しないこと、サービスに起因してユーザーに生じたあらゆる損害について一切の責任を負わないことが定められています。個人が公開しているサービスとしては標準的な内容で、非難する話ではありません。ただし、店の売上に直結する連絡をここに預けてよいかどうかは、この条文を読んだうえで判断する必要があります。

データの扱いも確認しておきます。第7条では、サービス提供のために、トークルームやbotが参加しているグループでの入力内容の一部をサーバーに保存すること、LINEのプロフィール情報としてユーザーIDを取得することが説明されています。プロフィール名と写真は保存も利用もしていないと明記されています。お客様の氏名や来店予定をトークに書き込めば、その文字列は自分の手元だけには留まりません。個人情報の扱いの考え方は個人情報保護委員会の資料で確かめられますが、自分の事業にどう当てはまるかは所管の窓口や専門家に確認してください。

予約のリマインドとして見たときに足りない5つの点

規約の問題を脇に置いても、仕組みとして届かない部分があります。5つ挙げます。

1つ目は、届く相手です。通知が届くのは、botを友だち追加している本人と、botが参加しているグループの中です。予約したお客様に届けるには、そのお客様自身がbotを友だち追加している必要があります。店の側から一方的に届けることはできません。

2つ目は、登録の手間です。予約が1件入るたびに、人が日時と内容を打ち込む必要があります。自動にしたかったのは、まさにこの部分です。予約が月に30件あれば30回の入力が要り、しかも予約が変わったら直す作業が加わります。前日の連絡を手で送る手間が、登録する手間に移っただけになります。

3つ目は、差出人です。届く通知はbotからの通知で、店の名前では届きません。お客様が受け取ったときに、どの店の予約なのかを本文で説明する必要があります。

4つ目は、通知に付けられるものです。予約の変更や取り消しのためのURL、持ち物の案内、地図、キャンセル料の決まりを差し込む仕組みがありません。前日の連絡でいちばん効くのは「都合が悪ければここから変えられます」という一文なので、これが入らないのは大きな差です。

5つ目は、記録です。誰にいつ送ったか、開かれたかどうかが店の側に残りません。来なかった人が出たときに、通知が届いていたのかどうかを確かめられません。

お店でリマインくんを使ってよい場面

足りない点を並べましたが、使い道が無いわけではありません。相手が「自分」か「身内」である連絡には、そのまま向きます。

仕入れの発注日、家賃や税金の支払日、免許や資格の更新、保健所への届出の期限、機材の点検日。これらは繰り返しの指定が効き、忘れると損が出て、しかも相手は自分だけです。「毎月25日」と1行で登録すれば、それ以上の管理は要りません。

スタッフとの連絡も、社内のグループなら問題になりにくい部分です。棚卸しの日、朝礼の時間、シフトの提出期限。参加者全員が同じ日時を共有する連絡なので、グループに招待して幹事役をさせる形が素直に効きます。

線引きは単純です。相手がお客様なら別の仕組みに持たせ、相手が自分か身内ならこのままでよい。この切り方を覚えておけば迷いません。

似た役割の道具を4つ並べて位置を確かめる

リマインくんの位置を正しく見るために、同じ「思い出させる」役割の道具を並べます。

1つ目が、LINEに標準で入っている共有カレンダーです。トークルームごとに予定を作り、リマインダーを設定できます。ただし通知の時刻は、終日の予定なら前日の正午、時刻を指定した予定ならその1時間前の2つからしか選べません。通知が届くのは「参加」と回答した人と、招待されていて出欠が未回答の人だけで、招待していない人や「不参加」と答えた人には届きません。全員に自動で届く前提で使うと取りこぼします。

2つ目が、リマインくんのようなbotです。入力の速さと繰り返しの指定に強く、時刻も自由に決められます。相手が自分か身内である連絡に向きます。

3つ目が、スマートフォンに入っているカレンダーのアプリです。通知の時刻を細かく決められて、繰り返しも扱えます。入力に手数がかかる代わりに、記録として長く残ります。店の定期業務はここに置くのが素直です。

4つ目が、予約の受付ツールに入っているリマインダーです。予約が入った時点で通知の予定が自動で決まり、人が登録する作業がありません。差出人は店の名前になり、変更と取り消しのURLを差し込めて、送った記録と開封が残ります。相手がお客様である連絡は、ここに置く以外の道がありません。

4つを見比べると、リマインくんが狙っている位置がはっきりします。入力の速さで1番、費用で1番。その代わり、相手に届ける役と記録を残す役は担っていません。担っていないものを求めるのは、道具の使い方を間違えている状態です。

無断キャンセルの理由を切り分けてから道具を選ぶ

前日の連絡を入れる前に、来なかった理由を切り分けておくと、必要な道具が変わります。

1つ目は、忘れていた場合です。ここは前日の通知が効きます。1回送るだけで相当な割合が埋まります。

2つ目は、予定が変わったのに連絡する手段がなかった場合です。電話をかけるのが気まずくて黙って来ない人は、想像よりも多くいます。ここに効くのは通知ではなく、通知の中に入れる変更用のURLです。押せば自分で日時を動かせる状態にすると、黙って来ない人が「変更した人」に変わります。空いた枠は他の人に回せます。

3つ目は、そもそも来る気がなかった場合です。無料の相談や体験の枠で起きやすく、ここは通知では動きません。事前の意思確認、キャンセル料の明示、枠の数を絞るといった別の手当てが要ります。

4つ目は、予約したことを店の側が取り違えていた場合です。電話で受けた予約とトークで受けた予約が別の場所に溜まっていると、この事故が出ます。台帳を1か所に集めるまでは、通知を増やしても解決しません。

どの理由が自分の店で多いかは、来なかった人に後から聞けば分かります。4つのうち2番目が多いなら、無料のbotをいくら丁寧に運用しても埋まりません。変更用のURLを送れる仕組みが必要だ、という結論が先に立ちます。

前日の連絡でいちばん効く一文を決める

前日の通知の文面は、店によって変える必要がありません。効く要素は決まっています。

最初に置くのは、日時と場所です。次に所要時間。ここまでは誰でも書きます。差が出るのは、そのあとの3つです。

1つは、持ち物と準備です。爪を切ってこない、着替えを持ってこない、書類を忘れる。これらは当日の施術や授業の時間を削るので、前日に書くだけで所要時間が安定します。

2つは、遅れたときの連絡先です。番号を書いておくと、無言の遅刻が減ります。遅刻の連絡が入れば、次の枠を前にずらせます。

3つは、都合が悪くなったときの案内です。「ここから日時を変えられます」の一文とURLを置きます。取り消しの期限とキャンセル料の決まりも、同じ場所に短く添えます。キャンセル料の考え方は事業者ごとに決める事柄で、表示の仕方については消費者庁の資料が参考になりますが、自分の店の条件が適切かは専門家に確認してください。

この3つを入れた通知は、ただの確認から「相手が動ける通知」に変わります。無料のbotで送る通知には、このうち3つ目を入れられません。文面で差を付けたいなら、道具の側にURLを差し込む仕組みが必要になります。

お客様へのリマインドを持たせる先を決める4つの段

お客様への前日の連絡は、予約を受け付けた時点で自動で送る形に移します。人の手を1回も挟まないところまで持っていくのが目標です。段取りは4つです。

第1段は、予約をどこで受けるかを決めることです。予約の受付と通知が同じ場所にあれば、予約が入った瞬間に通知の予定も決まります。受付と通知を別のサービスで持つと、予約が変わったときに片方が古くなります。

第2段は、送る時刻を決めることです。持ち物の準備が必要な教室は前々日、当日の行き先を確認するだけなら前日が素直です。迷ったら前日に置いて、来なかった人が出た曜日と時刻を記録して後から動かします。

第3段は、文面を決めることです。日時と場所だけの通知は読み飛ばされます。所要時間、持ち物、遅れたときの連絡先、取り消しの期限、そして変更用のURLまでを1通に入れると、問い合わせの電話が減ります。名前や日時を差し込める仕組みがあるかは、先に確かめる項目です。

第4段は、届かなかったときの手当てを決めることです。通知を切っている人、メールを見ない人は必ず出ます。開かれていない相手だけを目で確認する運用にすれば、全員に電話をかける必要はなくなります。開封を確かめられるかどうかは、道具の側の機能で決まります。

どこまで標準で入っているかはできることのページに一覧があり、実際の画面はデモを見るからログインなしで触れます。業態ごとの置きどころは業種ごとの使い方のページで近い業種を見ると早く決まります。

スタッフに任せるときに決めておくこと

前日の連絡を人が送る運用を続ける場合は、任せ方を決めておきます。決めないまま任せると、送った送らないの行き違いが必ず出ます。

まず、送る時刻を固定します。「前日の夕方」ではなく「前日の17時」と決めます。時刻が決まれば、送ったかどうかを後から確かめられます。次に、送った印を残す場所を決めます。台帳の欄に丸を付けるのでも構いませんが、送る人と印を付ける人が同じであることが条件です。最後に、送らない相手の条件を決めます。当日中に入った予約、通知を断られている相手、法人からの予約。この3つは例外として扱う店が多いところです。

この3つを決めても、件数が増えると崩れます。崩れる目安は1日10件で、そこを超えたら人に任せる前提を降りて、自動で送る形に移すほうが早く落ち着きます。自動にすれば、送る時刻も印も例外の条件も設定として1度決めるだけで済み、引き継ぎの手間が消えます。

通知を入れたあとに見る数字は2つだけ

道具を入れ替えたら、効いたかどうかを確かめます。見る数字は2つで足ります。

1つ目は、来なかった件数です。月ごとに数えます。通知を入れる前の3か月と、入れた後の3か月を並べます。1か月だけで比べると、季節や曜日の並びで上下するので判断を誤ります。ここが減っていなければ、来なかった理由が「忘れていた」ではなかった、ということです。前の節で挙げた4つの理由に戻って切り分け直します。

2つ目は、日時の変更の件数です。こちらは増えるのが正解です。通知に変更用のURLを入れると、黙って来なかった人が変更する人に移ります。変更が増えて、来なかった件数が減っていれば、狙いどおりに効いています。変更も増えず来なかった件数も減らない場合は、通知そのものが届いていない可能性が高いところです。開封の記録を見て、開かれていない相手の割合を確かめます。

この2つ以外は、最初のうちは見なくてよい数字です。開封率の絶対値、配信の総数、通知を送った時刻の分布。どれも後から効いてきますが、最初の3か月は上の2つだけを月ごとに書き留めます。

見直す時期は3か月後で構いません。それより早く動かすと、送る時刻を変えたせいなのか、季節のせいなのかが分からなくなります。記録の付け方が決まらないうちは、紙のノートに月と件数を2列書くだけでも足ります。

無料のbotと、月額を払う仕組みを同じ物差しで並べる

最後に、費用と手間を同じ表に載せて比べます。無料と有料を金額だけで比べると、判断を誤ります。

無料のbotに予約の連絡を載せると、費用は0円ですが、予約1件ごとに登録の手間が残ります。予約が月30件で、1件の登録に1分かかるなら月30分です。予約の変更が月に5件あれば、そのたびに直します。加えて、規約が想定していない使い方であること、止まったときに誰も責任を負わないこと、記録が残らないことが積み上がります。

予約の受付ツール側にリマインダーを持たせる形では、費用がかかる代わりに手間が0になります。予約が入った時点で通知の予定が決まり、予約が変わったら通知も自動で付いていきます。無料のプランでも予約を月50件まで受けられて、予約完了と前日のリマインダー、来店後の御礼メール、キャンセル用のURL、会員のマイページ、顧客管理、メールの開封計測までが同じプランに入っている作りのものがあります。ここまで無料の枠に入っているなら、月30件の店は費用をかけずに手間もゼロにできます。

件数が増えたときの金額は、あらかじめ見ておきます。有料のプランは月額3,300円(税込)から、複数のスタッフを指名で受けるプランが月額7,700円(税込)で、いずれも2026年9月26日時点の公開情報です。プランごとにリマインダーが使えるかどうかは会社によって違い、中位のプラン以上でしか使えない形もあります。同じ使い方でそろえて並べたものは他社との比較のページにあり、プランごとの区切りは料金のページで確かめられます。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしているものを選ぶと、通知のためだけに別の月額を持つ必要がなくなります。判断に迷う点はよくある質問に並んでいます。

無料のbotは、自分の予定を忘れないための道具として、今も十分によくできています。お店の売上に直結する連絡を預ける先としては、作られた目的が違う。そう整理すれば、どちらも正しく使えます。

Q1. リマインくんは無料で使えますか?

利用規約では、本サービスの利用は原則として無料と定められています。友だち追加だけで使い始められ、アカウントの作成もメールアドレスの登録も要りません。ただし同じ第2条で、私的に使用する目的のみで利用することも定められているため、お店の業務連絡に使う前提では作られていません。

Q2. お店の予約リマインドに使ってよいですか?

規約の想定外になります。第2条で私的利用に限られ、第3条では得られた情報を商業的に利用する行為が禁止されています。加えて第4条で事前の通知なくサービスを停止できること、第8条で損害の責任を負わないことが定められているため、売上に直結する連絡を預ける先には向きません。

Q3. グループでも使えますか?

使えます。普通の友だちと同じ手順でグループに招待し、「リマインくん 金曜日の19時からパーティ」のように名前を呼んでから予定と日時を伝えます。日時が参加者全員で1つに揃っている連絡に向いており、1人ずつ日時が違う予約の連絡には使えません。

Q4. お客様への前日連絡は何に持たせればよいですか?

予約の受付ツール側のリマインダーに持たせます。予約が入った時点で通知の予定が決まるため、人の手が1回も入りません。選ぶときは、リマインダーが全部のプランで使えるか、変更と取り消しのURLを通知に差し込めるか、開封を確かめられるかを先に確認してください。

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