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公式LINEのリッチメッセージの作り方|画像から予約へ導く

2026年10月6日・Rizaflow編集部

「公式 line リッチ メッセージ」と調べる人の多くは、店や教室のLINE公式アカウントを持っていて、文字だけの配信に反応が無いことに気づいた段階にいます。画像で送れば見てもらえるのではないか、というところまでは掴めていて、あとは画像のサイズと作り方、そして押した先をどこにするかで止まっています。この記事では、公式の資料に載っているサイズと上限を確かめたうえで、作る手順、予約の受付へ繋ぐ組み方、配信にかかる通数と費用、そして押されないときに見る箇所を順に並べます。

リッチメッセージは何が違うのか

リッチメッセージは、画像とテキストをひとつのビジュアルにまとめて配信する形のメッセージです。公式のマニュアルでは、その狙いがはっきり書かれています。

リッチメッセージとは 画像やテキスト情報を一つのビジュアルにまとめ、簡潔で分かりやすい訴求を実現できる機能です。 通常のテキストメッセージよりも高い誘導効果が見込めます。 出典: lycbiz.com

文字だけの配信と比べたときの違いは3つあります。1つ目は、トークの画面での面積です。文字の配信は数行の吹き出しで終わりますが、リッチメッセージは正方形の画像として表示されるため、スクロールの中で目に留まります。2つ目は、押せる範囲の広さです。文字の配信でURLを載せると、押せるのはリンクの文字の部分だけです。リッチメッセージは画像そのものが押せるため、指がどこに当たっても行き先に飛びます。3つ目は、行き先を複数持てることです。画像を分割して、上半分と下半分で別々の行き先を設定できます。

誘導の効果が高いと書かれている理由は、押すまでの手数が少ないことにあります。文字の配信では、読む、リンクを見つける、指で正確に当てる、という3つの動作が必要です。リッチメッセージでは、見る、押す、の2つで済みます。動作が1つ減るだけで、最後まで進む人の数は変わります。予約の受付のような、相手に何かをしてもらう目的の配信では、この差がそのまま件数に出ます。

向いていない使い方もあります。細かい条件や注意書きを伝える配信には向きません。画像の中に小さな文字を詰め込むと、スマートフォンの画面では読めなくなります。営業時間の変更や料金の改定のように、文章で正確に伝える必要がある内容は、文字の配信のほうが確実です。押してほしい行き先が1つあり、その行き先を1行で言い表せる配信のときに、この形がいちばん効きます。

画像のサイズと容量の上限

作る前に決めるのはサイズです。公式のマニュアルには、管理画面の中で画像を作る機能と外部の作成ツールの対応サイズが示されています。リッチメッセージの正方形は1040×1040ピクセルです。あわせて記載されているリッチメニューのサイズは、大が2500×1686ピクセル、小が2500×843ピクセルです。リッチメッセージとリッチメニューは別の機能なので、ここを混ぜないように気をつけます。トークの下に固定で出るメニューがリッチメニュー、配信として届く画像がリッチメッセージです。

容量にも上限があります。アップロードした画像を1枚そのまま使う場合、ファイルサイズは10MB以下の画像に限られると記載されています。写真をそのまま載せると超える場合があるため、書き出す時点で容量を落としておきます。正方形の1040ピクセルであれば、JPEGで書き出せば数百KBに収まります。

画像の用意には3つの道があります。1つ目は、手元の道具で作った画像をアップロードする形です。使い慣れたアプリがあるなら、この形がいちばん速いです。2つ目は、管理画面のイメージメーカーで作る形です。テンプレートに合わせた画像を、切り抜きや拡大縮小、テキストや背景色の追加といった編集で組み立てられます。複数の画像を組み合わせることもできます。3つ目は、LINE Creative Labで作る形です。テンプレートに沿った画像を作れるツールで、利用にはアドビアカウントが必要と記載されています。登録は無料です。

注意点が1つあります。管理画面で編集した画像は、適用した後に再編集ができず、ファイルへの保存もできません。適用する前にファイルに保存しておく操作が案内されています。作り直しが効かない前提で、元の画像は手元に残しておきます。

タップエリアを分けて行き先を変える

テンプレートを選ぶ画面では、初期の状態で正方形かつ分割なしのテンプレートが選ばれています。ここで分割ありのテンプレートに変えると、画像の中のエリアごとに別々のアクションを設定できます。押した位置によって行き先が変わる形です。

設定できるアクションは3種類です。1つ目はリンクで、入力したURLに移動します。予約のページ、メニューの一覧、地図、フォームなど、URLがあるものはすべてここに入れられます。2つ目はクーポンで、管理画面で作ったクーポンに移動します。設定できるのは有効と有効期間前のクーポンだと記載されています。3つ目はテキストで、押すとその文字がトークに送信されます。この3つ目は使い道が読みにくいのですが、応答メッセージのキーワードと一致するテキストを設定しておくと、押した人へ自動で返信が返る形が作れます。

入力の上限も決まっています。アクションラベルは最大100文字までで、行き先の説明や概要を入れる欄です。ここは音声読み上げに使われ、対応していない端末では文字として表示されると記載されています。押す前に何が起きるか分かる言葉を入れておきます。1アクションごとのURLは1,000文字までです。長い計測用の文字列を付けたURLでも、この範囲であれば通ります。

分割の使い方で迷ったら、まずは分割なしで1つの行き先だけを設定する形から始めます。上下に分けて「予約する」と「メニューを見る」を並べると、どちらも押されずに終わることがあります。選ばせる数を増やすほど、決めずに閉じる人が増えます。押してほしい行動が1つに絞れているなら、画面の全面を1つの行き先にしたほうが反応が出ます。

作る手順を画面の順に追う

Webの管理画面での手順は5つです。1つ目に、メッセージアイテムからリッチメッセージを選び、作成をクリックします。2つ目に、アイテム名を入力します。この名前はプッシュ通知とトークリストに表示されるため、社内の管理用の記号ではなく、お客様が読んで意味が分かる言葉にします。ここを「配信20260926」のようにすると、通知の一覧にその文字が並びます。3つ目に、テンプレートを選びます。4つ目に、画像を設定します。そのまま適用するか、編集して適用するかを選べます。5つ目に、エリアごとの誘導アクションを設定して保存します。作ったものはリストに並び、タイトルを選べば後から編集できます。

スマートフォンの管理アプリでも作れます。ホームからリッチメッセージを選び、作成をタップして、テンプレートを選び、画像をアップロードして次へ進み、アクションを設定して保存する流れです。アプリの側にはプレビューのボタンがあり、トークルームとトークリストでの表示イメージを確認できます。端末やOSによって実際の表示と異なる場合があるという注記も付いています。

作ったリッチメッセージは、それ自体では届きません。メッセージ配信の画面で、作成したリッチメッセージを選んで配信する形になります。ここを忘れて「作ったのに届かない」と迷う人がいます。作成と配信は別の操作だと覚えておきます。配信の前に、自分の端末へテスト配信をして、通知のタイトルと画像の見え方を確かめておくと安心です。

配信にかかる通数と費用

配信のたびにかかるのは通数です。2026年9月26日時点の公式の料金ページでは、3つのプランが示されています。コミュニケーションプランは月額固定費0円で無料メッセージが200通、追加メッセージは配信できません。ライトプランは月額固定費5,000円(税別)で無料メッセージが5,000通、こちらも追加の配信はできません。スタンダードプランは月額固定費15,000円(税別)で無料メッセージが30,000通、追加メッセージは1通あたり3円(税別)までの従量課金です。

数え方の理解が費用を決めます。公式の説明では、送った回数に送った友だちの数を掛けたものを通数として数えます。友だちが400人いて月に3回配信すれば1,200通です。1回の配信で送れる吹き出しは最大3つまでで、リッチメッセージもその中の1つとして数えます。つまりリッチメッセージ1枚と文字の吹き出し2つを同時に送っても、1回の配信として通数は同じです。画像だから高くなるという仕組みではありません。

数えられないものもあります。公式の料金ページの表では、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIのReply APIはカウントされないと記載されています。ここを使うと費用を抑えられます。たとえば、お客様が「予約」と送ったときにリッチメッセージを返す形を応答メッセージで組めば、一斉配信の通数を使わずに同じ画像を見せられます。押してもらえる回数は減りますが、費用は動きません。友だちの数が増えてプランの上限が近づいたときは、この形に寄せる判断が効きます。プランごとの上限と月額を並べて総額を掴みたい場合は、料金のページのように、月額と受けられる予約の件数が同じ表に載っている資料と見比べると、1件の予約にいくらかけているかが出せます。

予約の受付へ繋ぐときの組み方

リッチメッセージを予約に繋げる場合、行き先の作り方で結果が変わります。行き先として使われる形は3つあります。1つ目は、店のホームページのトップページです。これは最も反応が落ちます。押した人がそこから予約のページを自分で探す必要があるため、途中で閉じます。2つ目は、予約のページです。日時を選ぶ画面に直接飛ばす形で、押してから予約が完了するまでの操作が最短になります。3つ目は、LINEのトークで会話を続ける形です。テキストのアクションで「予約したい」を送らせ、応答メッセージで希望の日時を聞く流れです。会話としては自然ですが、やりとりの回数が増え、スタッフが返す手間が残ります。

反応を出したいのであれば、2つ目を選びます。押した先が日時の一覧になっていれば、お客様はその場で枠を選べます。ここで大事なのは、飛んだ先で空いている枠がすぐ見えることです。飛んだ先が問い合わせのフォームだと、送ってから返事を待つ形になり、待っているあいだに他の店で予約が済みます。予約を受ける画面が何を出しているかで、同じ画像を送った結果が変わります。予約の受付の画面で何ができるかを具体的に確かめるなら、できることのページのように、予約の受付から通知、御礼、次の来店の案内までが1つの流れで並んでいる一覧を見ておくと、繋ぎ先に何を置くべきかが決まります。実際の画面の動きを先に見ておきたい場合は、デモを見るから管理画面と予約の画面を触れる形もあり、押した先でお客様が何回タップするかを数えられます。

繋ぎ方をもう一段整えるなら、配信のあとにお客様がどこで止まったかを見ます。画像は押されているのに予約が入らない場合、止まっているのは予約の画面です。画像が押されていない場合、止まっているのは画像か通知のタイトルです。この切り分けをせずに画像だけ作り直すと、何度作っても結果が変わりません。

画像を自分で作るときの決めごと

デザインの経験が無い状態で作ると、情報を詰め込む方向に寄ります。避けるための決めごとを4つ置いておくと、迷う時間が減ります。

1つ目は、文字の数です。1枚に入れる言葉は、見出しに当たる1行と、補足の1行までに収めます。日付や価格を入れる場合はそこで打ち止めにして、細かい条件は画像に入れず、押した先のページに書きます。画像の中の文字は検索にも引っかからず、後から直せません。2つ目は、写真の面積です。正方形の下半分に文字を置き、上半分を写真にする形が破綻しにくいです。写真の上に文字を重ねると、写真の柄によって読めなくなります。重ねる場合は、文字の背後に半透明の帯を敷きます。

3つ目は、色の数です。背景、文字、ボタンの3色までに絞ります。店の看板や名刺で使っている色をそのまま使えば、届いた瞬間にどこからの連絡か分かります。毎回違う配色にすると、誰からの通知か認識されるまでに一手間かかります。4つ目は、ボタンの位置です。押す場所として認識される位置は下寄りです。画像の下から4分の1のあたりに、角の丸い四角と「予約する」の文字を置くと、押す動作に繋がります。

作り方の速さも考えておきます。毎回ゼロから作ると、配信の頻度が落ちます。写真と日付だけを差し替えれば使い回せる形を1つ作っておくと、次回からは10分で用意できます。イメージメーカーで組んだ画像は適用後に再編集ができないため、元のデータは手元の道具の側に残しておくと差し替えが効きます。

リッチメニューとの使い分け

リッチメッセージと並んでよく検討されるのがリッチメニューです。名前が似ているため混ざりやすいのですが、役割は反対です。リッチメッセージは、こちらから送って気づいてもらうためのものです。リッチメニューは、トークを開いた人がいつでも押せるように置いておくものです。前者は押す機会が届いた瞬間だけで、後者は開くたびにあります。

費用の扱いも違います。配信は通数を消費し、プランの上限に当たります。トークの下に固定で出るメニューは、置いておくだけでは通数を消費しません。つまり、予約の入り口として常に置いておくならメニュー、季節のお知らせや空き枠の案内として送るなら配信、という分け方になります。

組み合わせ方には型があります。メニューには「予約する」「メニューと料金」「アクセス」のように、いつ押されても意味が変わらない項目を置きます。配信には「今週の空き枠」「今月のキャンペーン」のように、その時だけ意味を持つ内容を載せます。ここを逆にすると、固定のメニューに古い情報が残り続け、配信で毎回同じ案内を送ることになります。

どちらを先に用意するかで迷った場合は、メニューが先です。メニューを置けば、配信をしなくても予約の入り口ができます。友だちの数が少ない段階では、配信の効きが小さいため、まず入り口を固定で作るほうが効率がよくなります。友だちが増えて、空き枠を早く埋めたい必要が出た段階で配信を足します。

この2つを混ぜないための線引きは、情報の寿命で決めます。半年後も同じ文で通る内容は固定のメニューへ、2週間で意味を失う内容は配信へ。この基準で仕分けると、どちらに置くかで迷う場面がほとんど無くなります。料金の改定のように、寿命は長いけれども告知が必要な内容は、配信で1回知らせてからメニューの側の文を差し替える、という二段の扱いにします。

配信の前に確かめる5つの点

送ってしまうと取り消せないため、配信の前に確かめる順番を決めておきます。1つ目は、テスト配信です。自分の端末に送り、通知に出る文字と画像の見え方を確かめます。2つ目は、行き先のURLです。押して実際に開き、予約の画面が正しく出るかを見ます。URLの打ち間違いは、配信してからでは直せません。3つ目は、画像の中の日付です。前回の画像を流用したときに、日付だけが古いまま残る事故がいちばん多く起きます。

4つ目は、配信の相手です。全員に送るのか、絞り込んで送るのかを確かめます。すでに来店が決まっているお客様に「空き枠のお知らせ」が届くと、丁寧さを欠いた印象になります。5つ目は、時刻です。深夜に届く通知は、内容と関係なく印象を悪くします。予約の受付をしていない時間帯に送ると、押した人がその場で予約できずに離れます。営業時間の内側で、かつ相手が画面を見ている時間帯に寄せます。

この5つを紙に書いて管理画面の横に置いておくと、配信のたびの確認が10秒で終わります。確認の手順を頭の中だけに置くと、忙しい日に飛ばされます。飛ばされた回の配信でURLが間違っていた場合、その回の通数はすべて無駄になります。

押されないときに見る4つの箇所

配信したのに反応が無い場合、見る箇所は4つに絞れます。1つ目は、プッシュ通知に出る文字です。アイテム名がそのまま通知とトークリストに表示されるため、ここが「お知らせ」だけだと開かれません。何の話かが分かる言葉にします。2つ目は、画像の中の文字の量です。正方形の1040ピクセルは、スマートフォンの画面では手のひらに収まる大きさで表示されます。文字が5行以上入ると読めません。伝える言葉は1行か2行に絞り、残りは余白と写真にします。

3つ目は、押す場所が分かるかどうかです。画像の中にボタンの形が描かれていないと、押せるものだと気づかれません。画像の下のほうに「予約する」と書いたボタンの絵を入れておくと、押す動作が誘発されます。4つ目は、配信の時刻です。通知は届いた瞬間に見られるかどうかで結果が変わります。飲食であれば昼前や夕方、サロンや教室であれば平日の夜が開かれやすい時間帯です。自分の店のお客様がいつ画面を見ているかは、過去の予約が入った時刻を並べれば見当がつきます。予約が21時台に多く入っているなら、配信も夜に寄せるのが理にかないます。

4つを直しても動かない場合は、配信の頻度を見ます。月に何度も同じ形の画像が届くと、内容を読まずに閉じる癖がつきます。反応が落ちてきたと感じたときに回数を増やすのは、逆の方向です。回数は増やさず、行き先を1つに絞り、通知のタイトルを具体的にする。この3つの順で直すほうが結果が出ます。業態によって効く時間帯や頻度は変わるため、同じ業態の受け方を先に見ておくと迷いが減ります。業種ごとの使い方のページのように、サロンや整体、教室といった業態別に受け方の型が並んでいる資料があれば、自分の店に近い型から始められます。

友だちの数が少ないうちにやっておくこと

リッチメッセージの効きは、届く相手の数に比例します。友だちが30人の段階では、どれだけ画像を磨いても入る予約は1件か2件です。この段階で時間をかけるべきは画像ではなく、友だちが増える仕組みのほうです。

増やし方は3つに絞られます。1つ目は、来店したお客様にその場で追加してもらう形です。会計の場所にQRコードを置き、次回の予約がLINEからできることを一言添えます。紙のカードを渡すより、その場で読み取ってもらったほうが追加まで進みます。2つ目は、予約の完了画面に友だち追加の案内を置く形です。予約が取れた直後は、お客様がその店の情報を受け取る気持ちになっている時点なので、追加してもらいやすい場面です。3つ目は、既存の連絡手段から移ってもらう形です。メールで案内を送っているなら、その本文に追加のリンクを入れます。

同時に整えておくのが、あいさつメッセージです。友だち追加をした直後に自動で届くメッセージで、公式の料金ページの表では通数にカウントされないものとして挙げられています。ここに店の名前、予約の入り口、営業時間の3つを入れておくと、追加した人がその場で予約まで進めます。配信を1回もしていない段階でも、この1本があるだけで予約が入ります。

順番をまとめると、あいさつメッセージ、トークの下に固定で出すメニュー、そのあとに配信です。この順で作ると、友だちが増えるたびに予約の入り口が働きます。逆に配信から始めると、送る相手が少ないまま画像を作り直す時間だけが増えます。

反応を残して次に活かす記録の付け方

配信は1回ごとに独立した出来事ではなく、積み上げて判断する材料です。記録として残す項目は4つで足ります。配信した日と時刻、送った人数、画像の押された回数、その日に入った予約の件数です。管理画面の分析で見られる数字と、予約の側で数えた件数を、同じ表に並べます。

この4項目を3か月分並べると、自分の店の傾向が出ます。よくある形は3つです。1つ目は、時刻で差が出る形です。同じ画像でも、夜に送った回だけ押された回数が2倍になることがあります。この場合、直すのは画像ではなく送る時刻です。2つ目は、内容で差が出る形です。空き枠の案内は押されるが、季節の挨拶は押されない、という分かれ方をします。この場合、押されない種類の配信をやめるだけで、同じ通数でより多くの予約が入ります。3つ目は、どちらでも差が出ない形です。この場合は押した先の画面に原因があるため、配信の工夫をいったん止めて、予約の画面を直します。

記録を付けるうえでの注意が1つあります。押された回数と予約の件数を、同じ日で結び付けすぎないことです。配信を見た人が、その日の夜ではなく3日後に予約を入れることは普通にあります。日ごとに厳密に結び付けるのではなく、配信をした週と、しなかった週で予約の合計を比べるほうが実態に近づきます。週の単位で並べると、配信が予約の総数をどれだけ動かしているかが見えます。

配信の設計を予約の流れに合わせる考え方

リッチメッセージは配信の道具ですが、成果が出るかどうかは配信の外側で決まります。押した先で予約が完了するまでの操作が何回か、その途中で入力を求めるものが何個あるか、完了したあとに確認の連絡が自動で届くか。この3つが整っていない状態で画像を良くしても、押した人が最後まで進みません。

判断の材料は数字で出せます。1回の配信で400人に届けて、画像が押された回数が20回、そのうち予約が完了したのが4件だとします。押された率は5%、押してから完了した率は20%です。ここで直すべきは画像ではなく、押した先の画面です。逆に、押された回数が2回であれば、直すのは通知のタイトルと画像です。同じ配信でも、どちらの数字が低いかで打つ手が反対になります。

もう1つの観点は、配信に頼らない導線を持っておくことです。配信は通数を消費し、プランの上限に当たります。トークの下に固定で出るリッチメニューや、ホームページの予約のボタンは、通数を使わずに予約を受け付けられます。配信で知らせて、固定の導線で受ける。この2つを分けて置くと、費用を抑えたまま予約の入り口を増やせます。他社の仕組みと並べて検討する段になったら、他社との比較のページのように、決済が必須かどうかや通知の種類の違いが表になっているものを見ると、自分の業態で要らない機能に払っていないかを確かめられます。細かい条件が残る場合はよくある質問に同じ疑問が載っていることも多く、問い合わせる前に片付く場合があります。

Q1. リッチメッセージの画像のサイズは何ピクセルですか?

公式のマニュアルに記載されている対応サイズでは、リッチメッセージの正方形は1040×1040ピクセルです。同じ表にあるリッチメニューは大が2500×1686、小が2500×843ピクセルです。アップロードした画像を1枚そのまま使う場合、ファイルサイズは10MB以下に限られます。

Q2. リッチメッセージの配信にお金はかかりますか?

月額固定費とは別に、配信すると通数を消費します。2026年9月26日時点で、コミュニケーションプランは月額0円で200通、ライトプランは5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは15,000円(税別)で30,000通です。通数は送った回数に友だちの数を掛けて数えます。

Q3. 1枚の画像に複数の行き先を設定できますか?

できます。タップエリアが分割されたテンプレートを選ぶと、エリアごとにリンク、クーポン、テキストのいずれかを設定できます。ただし選択肢を増やすと決めずに閉じる人が増えるため、押してほしい行動が1つなら分割なしで全面を1つの行き先にするほうが反応が出ます。

Q4. 画像が押されているのに予約が入らないのはなぜですか?

止まっているのは画像ではなく、押した先の画面です。飛んだ先がトップページや問い合わせのフォームだと、そこから日時を選ぶまでに操作が増えて離脱します。日時の一覧が最初に見える画面へ直接飛ばすと、押した人がその場で枠を選べます。

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