guide
LINEのステップ配信の組み方|来店のあとに送る順番を決める
2026年10月6日・Rizaflow編集部

「line ステップ 配信」と調べる人は、LINE公式アカウントを持っていて、一斉配信だけでは反応が落ちてきたと感じている段階にいます。友だち追加のあとに順番を決めて送れば、読まれるうちに関係を作れるのではないか、というところまでは掴めています。この記事では、公式のマニュアルに載っている設定の上限と挙動を確かめたうえで、店や教室が実際に組める形、予約の日付を起点にできない理由、通数のかかり方、そして送る順番と文面の決め方までを順に並べます。
ステップ配信は何をする機能なのか
ステップ配信は、友だち追加をした人に対して、あらかじめ用意した内容とタイミングと期間でメッセージを自動で送る機能です。公式のマニュアルには、機能の説明と課金の扱いがあわせて書かれています。
友だち追加したユーザーに対して、あらかじめ用意しておいた内容・タイミング・期間でメッセージを自動配信できる機能です。 友だち追加した経路に応じて、追加してからの日数やユーザーの属性情報にあわせてメッセージ配信を設定しておくことができます。 ※配信されたメッセージは課金対象のメッセージとしてカウントされます 出典: lycbiz.com
一斉配信との違いは、時間の起点です。一斉配信は、送る日をこちらが決めて全員に同時に届けます。ステップ配信は、相手が友だち追加をした日を起点にして、そこから何日後という形で届けます。つまり、いつ追加した人でも、追加から3日後に同じ1通目を受け取ります。新しく増えた友だちに同じ案内を毎回手で送る手間がなくなるのが、この機能の役割です。
もう1つの違いは、作る手間の置き場所です。一斉配信は、送るたびに文面を作ります。ステップ配信は、最初に一度作れば、その後は仕組みが送り続けます。作る手間を先にまとめて払う形です。友だちが毎月少しずつ増える店では、この先払いが効きます。反対に、友だちの数がほとんど増えていない店では、ステップ配信を組んでも送る相手が現れません。いま月に何人が新しく追加しているかを先に数えておくと、労力をかける価値があるかどうかが判断できます。
設定できる範囲と上限
作れる数と組める深さには上限があります。公式のマニュアルに記載されている数字は4つです。ステップ配信そのものは50件まで作れます。上限に達した状態で新規作成をしようとするとエラーが表示されます。ステップは、1つの経路につき10個まで、1つのステップ配信につき100個までです。次のステップまでの待ち時間は1日から30日の範囲で設定します。タイトルは最大50文字までです。
有効期間も設定できます。開始日と終了日の片方だけ、あるいは両方を決められます。注意が必要なのは期間が過ぎたあとの挙動です。有効期間を過ぎるとユーザーの追加は止まりますが、すでに追加済みのユーザーには引き続きメッセージが送られると記載されています。期間を終わらせたつもりでも、途中まで進んでいた人には最後まで届きます。季節のキャンペーンを組む場合は、この点を織り込んで文面を書きます。
配信数の上限も設定できます。上限を超えるとそのステップ配信が停止します。ここにも注意書きがあり、ステップ配信を作ったあとに上限を設定した場合、配信数は上限を設定した時点からではなく、そのステップ配信が作られた時点から数えられます。途中で上限を足すと、想定より早く止まる場合があります。
配信する時間帯の設定もあります。指定した時間内に配信できなかった場合は、翌日の同じ時間に配信されると記載されています。配信数が多い場合は指定の時間にすべて送れないことがあるため、3時間以上の範囲で設定することが推奨されています。「19時ちょうどに届く」という前提で文面を書かないほうがよい仕様です。
開始のきっかけは2つだけ
ここが、店や教室で使う場合にいちばん重要な点です。ステップ配信の開始条件として選べるのは、友だち追加とオーディエンスの2つです。予約の日付や来店の日付を起点にすることはできません。
友だち追加を選んだ場合は、指定した日付以降に追加された友だちが対象になります。追加の経路を絞ることもできます。ただし2020年3月14日以前に追加したユーザーには経路の情報が無いため、その人たちを対象に含めたい場合はすべての経路を選ぶ必要があると記載されています。オーディエンスを選んだ場合は、作成済みのオーディエンスに含まれるユーザーが対象です。開始の時点で含まれている人と、開始後に新しく含まれた人が配信の対象になります。利用中のステップ配信に設定したオーディエンスが使えなくなると、その流れは停止します。
進行のずれについても明記されています。実際の友だち追加日と、システムが友だち追加と判定して配信を開始する日が異なることがあるため、同じ日に追加した人でも進行が1日前後ずれる場合があります。設定の内容やタイミングによっては、指定した日付に追加した人が対象にならない場合もあると書かれています。「追加の翌日ちょうどに1通目」という前提で運用すると、ずれた人からの問い合わせが発生します。
過去の日付を追加日に設定するときの注意もあります。過去にさかのぼって追加日を設定した場合、開始条件はそのステップ配信を設定した時点で判定され、そこから待ち時間が数えられます。過去の友だち追加日から待ち時間が数えられるわけではありません。「3か月前に追加した人に、追加から7日後の文面を今から送る」という使い方はできない作りです。
予約の前日連絡には使えない理由
前の節を踏まえると、答えは自動的に決まります。ステップ配信では、個々の予約日に合わせた前日の連絡は送れません。起点が友だち追加であって予約ではなく、待ち時間の単位が日であって、しかも1日前後ずれる可能性があるからです。
前日の連絡を自動にしたい場合に必要なのは、予約の日時を持っている仕組みです。予約を受け付けた時点でシステムが日時を記録しているため、そこから逆算して前日や当日の朝に送れます。同じ「LINEで自動に届く」という見た目でも、起点が違えば作れるものが違います。ここを混ぜたまま検討すると、ステップ配信を組んでから前日の連絡が送れないことに気づく、という遠回りになります。
つまり2つを役割で分けます。予約に紐づく連絡、たとえば受付の確認、前日の案内、当日の道順は、予約を受け付ける仕組みの側が送ります。予約に紐づかない連絡、たとえば友だち追加のお礼、初回来店の案内、しばらく来ていない人への声かけは、ステップ配信が送ります。この分担にすると、どちらの道具も無理のない使い方になります。予約に紐づく通知が何をどこまで自動で出せるのかを具体的に見るなら、できることのページのように、予約の受付から通知、御礼、次の来店の案内までが1つの流れで並んでいる一覧を見ておくと、ステップ配信に残す役割が決めやすくなります。
公式のテンプレートで型を掴む
ゼロから組むより、用意されている型を見たほうが早く決まります。公式のマニュアルには、目的別のテンプレートが4つのタブに分かれて紹介されています。
1つ目はフォローアップです。何から始めたらよいか迷っているアカウント向けとされ、短期は友だち追加された3日後にアカウントやお店の紹介を送る形、長期は30日後にお礼としてクーポンを送る形です。2つ目は再来店の促進です。店にあるQRコードで友だち追加を促しているアカウント向けとされ、短期は店で追加された5日後に次回無料クーポンや友だち紹介クーポンを送る形、長期は30日後に再来店を促すクーポンを送る形です。3つ目はレビューやチャットの依頼です。リマインドのメッセージを送って、感想をチャットで送ってもらう形です。4つ目はサービスや商品の宣伝の段階型で、コラムやお役立ち情報を3段階で配信する形です。美容やサロン系のアカウントに向いていると説明されています。
店や教室が最初に組むなら、2つ目の再来店の促進が噛み合います。店頭のQRコードで追加してもらう流れがすでにあるなら、そのまま当てられます。3日後、5日後、30日後という間隔も、公式が例として置いている数字なので、迷ったらそこから始めて、あとで自分の店の再来の周期に合わせて動かします。
条件分岐は属性とオーディエンスで切る
分岐も設定できます。ステップを追加するときに条件を選ぶと、経路が枝分かれします。条件名は最大50文字まで付けられます。条件として選べるのは、属性とオーディエンスです。属性は性別、年齢、OS、エリアが挙げられています。
分岐を入れる価値があるのは、扱っているメニューが層で分かれている場合です。たとえばメンズのメニューとレディースのメニューを別に持っている店では、性別で文面を分けると内容が具体的になります。エリアで分けられるのは、複数の店舗を持っている場合に効きます。反対に、分岐を増やしすぎると、どの人にどれが届いたのかを追えなくなります。最初は分岐なしの1本道で組み、反応を見てから必要な場所にだけ足すのが無理のない進め方です。
文面に相手の名前を差し込む機能もあります。本文中に友だちの表示名やアカウント名を挿入できますが、注記があり、表示名を含むメッセージは友だちでないユーザーやプライバシーポリシーに同意していないユーザーには送信されないことがあります。テスト配信では表示名とアカウント名が反映されません。名前の差し込みを前提にした文面は、届かない人が出る可能性を踏まえて書きます。
通数と費用のかかり方
ステップ配信は課金の対象です。公式の料金ページの表では、カウントされるものとしてメッセージ配信(絞り込み配信とステップ配信を含む)が挙げられています。カウントされないものは、LINEチャットの送受信、応答メッセージ、あいさつメッセージ、Messaging APIのReply APIです。ステップ配信を組むと、送られたぶんが毎月の通数に積まれます。
2026年9月26日時点のプランは3つです。コミュニケーションプランは月額固定費0円で無料メッセージが200通、追加メッセージは配信できません。ライトプランは月額固定費5,000円(税別)で無料メッセージが5,000通、こちらも追加の配信はできません。スタンダードプランは月額固定費15,000円(税別)で無料メッセージが30,000通、追加メッセージは1通あたり3円(税別)までの従量課金です。通数は、送った回数に送った友だちの数を掛けて数えます。
見積もりの立て方は単純です。月に新しく追加される友だちの数に、ステップ配信で送る通数を掛けます。月に50人が追加され、3通の流れを組んでいるなら、月150通です。ここに一斉配信の通数が加わります。友だちが500人いて月に2回一斉配信をするなら1,000通なので、合計1,150通です。コミュニケーションプランの200通では足りず、ライトプランの範囲に入ります。
上限を超えたときの挙動には特に注意します。公式のマニュアルには、当月のメッセージ配信の通数の上限を超えた場合、利用中のすべてのステップ配信で配信が停止すると書かれています。再開するにはプランを変えるか追加メッセージの上限を変えて、再開のボタンを押す必要があります。しかも再開の操作をすると、利用中のステップ配信がすべて再開します。止めておきたい流れがある場合は、事前に個別に停止しておく必要があると案内されています。一斉配信で通数を使い切ると、来店のお礼まで止まる構造です。通数の余裕は、この点を見て決めます。プランごとの上限と月額を並べて総額を掴みたい場合は、料金のページのように、月額と受けられる予約の件数が同じ表に載っている資料と見比べると、1件の予約にいくらかけているかが出せます。
運用で詰まる場面と挙動の決まり
組んだあとに迷いやすい挙動が、マニュアルの末尾に並んでいます。5つ押さえておくと、問い合わせる前に解決します。
1つ目は、途中でブロックされた場合です。配信は停止します。ブロックを解除した場合は新規の追加とみなされると記載されています。つまり最初から流れがやり直される形になります。2つ目は、配信中にステップを削除した場合です。次に設定されていたステップが、条件を満たしたタイミングで実行されます。3つ目は、分岐やメッセージ配信を追加または削除した場合です。変更ごとにバージョンとして記録され、分析の画面で確認できます。ただしメッセージの内容を変えただけではバージョンは更新されません。
4つ目は、開始後に内容を変えた場合です。変更の時点でまだトリガーが発動していないユーザーには変更後のメッセージが送られ、すでに発動しているユーザーには変更前のメッセージが送られます。文面を直した直後に届いた1通が古い内容だったとしても、仕様の範囲内です。5つ目は、一度停止して再開した場合です。停止の前に開始条件に一致していて次のステップの待ち日数が0の人には、再開時に即座に送られます。待ち日数が1以上の人には、残りの日数が経ってから送られます。停止と再開を繰り返すと、届く時期が人によってばらつきます。
来店のあとに送る3通の型
ここまでの制約を踏まえて、店や教室が組みやすい形を1つ示します。友だち追加を起点にした3通です。
1通目は、追加の当日から3日後に送ります。内容は、店の紹介と、予約の入り口の案内です。ここで「予約はこちらから」の導線を必ず入れます。追加した直後の人は、まだ予約を取っていない場合があります。2通目は、7日後から10日後に送ります。内容は、よく聞かれる質問への回答です。所要時間、持ち物、駐車場の有無、初めての人向けのメニュー。ここで不安を消しておくと、迷っていた人が予約に進みます。3通目は、30日後に送ります。内容は、次回の案内です。すでに来た人には再来の声かけ、まだ来ていない人には別の入り口の紹介になります。
この3通で意識するのは、売り込みの量です。3通すべてに割引を付けると、割引が無いと来ない関係になります。1通目と2通目は情報だけにして、3通目にだけ特典を置く形が扱いやすいです。公式のテンプレートも、3日後や5日後に紹介やクーポン、30日後にお礼のクーポンという配分になっています。
来店の頻度が業態で違うため、30日という間隔は自分の店に合わせて動かします。1か月に1回来る業態なら30日、3か月に1回なら90日に寄せます。待ち時間の上限は30日なので、90日後に送りたい場合は30日の待ち時間を3つ並べる形になります。同じ業態の店がどの間隔で声をかけているかを見ておくと決めやすくなります。業種ごとの使い方のページのように、サロンや整体、教室といった業態別に受け方の型が並んでいる資料があれば、自分の店に近い型から始められます。
文面を書くときの3つの決めごと
型が決まったら、あとは文面です。反応が落ちる文面には共通の特徴があるため、避ける形を先に決めます。
1つ目は、長さです。1通に入れる話題は1つに絞ります。店の紹介と料金の案内と予約の案内を1通に詰めると、どれも読まれません。話題が3つあるなら、3通に分けます。ステップ配信は分けて送るための機能なので、分けるほうが素直です。文の量はスマートフォンの画面で1画面に収まるくらい、目安として300文字までにしておくと最後まで読まれます。
2つ目は、行動を1つだけ置くことです。文の最後に押してほしいものを1つ置きます。「予約する」と「メニューを見る」と「インスタを見る」を並べると、どれも押されません。1通目は予約の入り口、2通目は質問への回答、3通目は次回の案内と、通ごとに行動を1つに割り当てます。
3つ目は、最初の1行です。トークのリストに表示されるのは冒頭の部分なので、ここで中身が分かるかどうかで開かれるかが決まります。「いつもありがとうございます」から始めると、何の連絡か分からないまま流されます。「所要時間のご案内です」「次回のご予約について」のように、要件を先に書きます。
書いたあとは、必ずテスト配信で自分の端末に送って読みます。画面で読むと、パソコンで書いたときには気づかない改行の崩れや、長すぎる段落が見えます。テスト配信では友だちの表示名が反映されない点も覚えておきます。
途中でやめるときと作り直すとき
始めたステップ配信を止める場面は、必ず来ます。季節のキャンペーンが終わったとき、メニューが変わったとき、通数が足りなくなったときです。止め方には3つの選択肢があり、結果が違います。
1つ目は、停止です。利用中の状態から止めると、途中まで進んでいた人の配信も止まります。ただし再開すると、待ち日数が0の人には即座に届き、1以上の人には残りの日数の経過後に届きます。止めている期間が長いと、忘れられたあとに突然届くことになります。2つ目は、有効期間の終了です。終了日を設定すると新しいユーザーの追加が止まりますが、すでに追加済みの人には引き続き送られます。途中の人には最後まで届けたい場合はこちらが向きます。3つ目は、アーカイブです。使い終わった流れを整理するために使います。
作り直すときの注意もあります。文面だけを変えた場合は、すでにトリガーが発動している人には変更前の文が届きます。切り替えを確実にしたいのであれば、古い流れを終了させて、新しい流れを別に作るほうが混ざりません。ただしその場合、両方が動いている期間ができないように、開始の日付を調整します。
もう1つ、作りすぎに注意します。上限は50件ですが、実際に運用できる数はそれよりはるかに少ないです。3件を超えると、どの人にどれが届いているのかを把握しきれなくなります。まずは1件、効いていることが確かめられたら2件目、という増やし方が現実的です。
効果をどう測るか
組んだあとに見る数字は3つです。1つ目は、各通の開封に近い指標として、リンクが押された回数です。1通目より2通目のほうが押されているなら、内容の順番が合っています。逆に1通目だけ押されて以降が落ちるなら、2通目と3通目の内容が相手の関心から外れています。2つ目は、ブロックの数です。ステップ配信を始めてからブロックが増えたなら、間隔が短すぎるか、売り込みの量が多すぎます。3つ目は、予約の件数です。ステップ配信を組んだ月と組む前の月で、新しく追加した友だちのうち何人が予約に進んだかを比べます。
測るうえでの注意が1つあります。ステップ配信の効果は、組んだ月にはほとんど出ません。3通目が届くのは追加から30日後なので、効果が形になるのは2か月目からです。1か月で判断してやめてしまうと、いちばん効く3通目の結果を見ないまま止めることになります。最低で60日は同じ形で回して、それから直します。
分析の画面ではバージョンごとの記録も見られます。文面や分岐を変えた記録が残るため、どの版で反応が上がったのかを後から追えます。変えるときは1度に1か所だけにしておくと、どの変更が効いたのかが分かります。
友だちの増え方が先に決まる
ステップ配信は、友だちが増えなければ1通も送られません。ここを飛ばして文面を練っても、結果は動きません。月に何人が新しく追加しているかを先に数えて、その数が少ないなら、増やす側に手を入れます。
増やし方は3つに絞られます。1つ目は、来店したお客様にその場で追加してもらう形です。会計の場所にQRコードを置き、次回の予約がLINEからできることを一言添えます。公式のテンプレートに「店舗で友だち追加された5日後」という型があるのは、この流れが前提にあるからです。2つ目は、予約が完了した画面で追加を案内する形です。予約が取れた直後は情報を受け取る気持ちになっている時点なので、追加まで進みやすい場面です。3つ目は、いま使っている別の連絡手段から移ってもらう形です。メールで案内を送っているなら、その本文に追加のリンクを入れます。
追加の経路を分けて記録しておくと、あとで効きます。ステップ配信では追加の経路で対象を絞れるため、店頭で追加した人とホームページから追加した人に別の文面を送れます。店頭で追加した人はすでに来店しているので次回の話から始められ、ホームページから追加した人はまだ来ていないので初回の案内から始めます。同じ1通目を送るより、この分け方のほうが噛み合います。
月の追加が10人を下回っている段階では、ステップ配信を組むより、追加してもらう場面を作るほうが先です。組むのは、月に20人から30人が追加するようになってからでも遅くありません。
予約の受付と役割を分けて考える
ステップ配信を組むと決めた段階で、あわせて整えておくべきものが2つあります。1つは、あいさつメッセージです。友だち追加をした直後に自動で届くもので、公式の料金ページの表では通数にカウントされないものとして挙げられています。ここに店の名前と予約の入り口と営業時間を入れておけば、ステップ配信の1通目が届く前に予約まで進む人が出ます。もう1つは、トークの下に固定で出るメニューです。こちらも置いておくだけでは通数を消費しません。
この2つを整えたうえでステップ配信を足すと、費用の効率がよくなります。通数を使わない場所で受けられる予約は、通数を使わずに受ける。通数を使う配信は、相手が忘れている頃に思い出してもらうことに使う。この分け方をすると、プランを上げずに予約の件数を増やせます。
最後に、判断の材料を数字で持つ方法を置いておきます。月に新しく追加される友だちの数、そのうち予約に進んだ人の数、1件の予約から得られる金額。この3つが分かれば、ステップ配信に使う通数の費用が見合っているかを計算できます。月に50人が追加され、5人が予約に進み、1件の平均が6,000円なら、月の売上は30,000円です。ステップ配信で使う通数が150通で、プランがライトプランの5,000円(税別)であれば、判断は明らかです。この計算を先にしておくと、通数の上限に近づいたときにプランを上げる判断も即座に付きます。他社の仕組みと並べて検討する段になったら、他社との比較のページのように、通知の種類や決済の要否が表になっているものを見ると、自分の業態で要らない機能に払っていないかを確かめられます。実際の画面の動きを先に見ておきたい場合はデモを見るから確かめられ、細かい条件が残る場合はよくある質問に同じ疑問が載っていることも多くあります。
Q1. ステップ配信は無料で使えますか?
機能そのものは追加の料金なしで使えますが、配信されたメッセージは課金の対象として通数に数えられます。2026年9月26日時点で、コミュニケーションプランは月額0円で200通まで、ライトプランは5,000円(税別)で5,000通、スタンダードプランは15,000円(税別)で30,000通です。
Q2. 予約の前日にステップ配信でお知らせを送れますか?
送れません。開始のきっかけは友だち追加かオーディエンスで、予約の日付を起点にはできません。待ち時間の単位も日で、進行が1日前後ずれる場合があると公式に記載されています。前日の連絡は、予約の日時を持っている予約システムの自動通知で送る形になります。
Q3. ステップ配信はいくつまで作れますか?
公式のマニュアルでは、ステップ配信の作成上限は50件です。ステップは1つの経路につき10個まで、1つのステップ配信につき100個までです。次のステップまでの待ち時間は1日から30日の範囲で設定します。上限に達した状態で新規作成をするとエラーが表示されます。
Q4. 月の通数の上限を超えるとどうなりますか?
利用中のすべてのステップ配信で配信が停止します。再開するにはプランを変えるか追加メッセージの上限を変えて、再開のボタンを押します。再開すると利用中の流れがすべて動き出すため、止めたままにしたい流れは事前に個別に停止しておく必要があります。