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メンズエステの予約システム|指名と個室の枠を分けて受ける

2026年10月7日・Rizaflow編集部

セラピストの出勤が日替わりで、個室の数は限られ、指名と指名なしで枠の埋まり方が変わる。「メンズ エステ 予約 システム」と調べる人の多くは、汎用の予約サービスを試したあとで、この業態の枠の数え方に合わないことに気づいた段階にいます。結論を先に置くと、この業態で詰まるのは機能の数ではなく、セラピストと個室という2つの枠を別々に数えられるかどうかです。業態に絞ったサービスは月額2,980円から、汎用のサービスは無料から使えます。この記事では、指名と個室の枠を分けて受ける組み方を軸に、いまの受け方のどこを変えればよいかを順に見ていきます。

予約が店舗サイトと電話に分かれたまま残る理由

この業態の予約は、店舗サイトの出勤表と電話、それにメッセージアプリで回っている店が今も多くあります。理由は3つあります。

1つめは、出勤情報が毎日変わることです。誰が何時から何時まで入るかが日替わりで、しかも当日に変わります。店舗サイトの出勤表を毎朝書き換える作業がすでに日課になっているため、予約の受付だけを別の仕組みに移すと、同じ出勤情報を2か所に入れることになります。二重の入力を嫌って、結局サイトと電話のままにする。この流れが起きやすい業態です。

2つめは、予約の内容が細かいことです。コース、指名の有無、指名料、オプション、延長。受けたあとに計算するものが多く、汎用の予約サービスでは金額の欄が1つしかないことがあります。合計を電卓で出して手で入れるくらいなら、紙のほうが速い、という判断になります。

3つめは、断りたい相手がいることです。過去に問題があった相手からの予約を、受付の段で気づけるかどうかは現場の負担に直結します。受付を担う人が名簿を記憶している状態は、その人が休んだ日に破綻します。汎用の予約サービスには、こうした名簿を持って予約のときに知らせる仕組みがないものも少なくありません。

この3つが揃うと、予約の記録は店舗サイト、電話のメモ、メッセージアプリの3か所に分かれます。分かれた時点で、売上の集計もセラピストへの支払いの計算も、月末に人が突き合わせる作業になります。業態に絞ったサービスが謳っているのは、この分断を1画面にまとめる部分です。

メンズエステ向け予約管理システム。予約サイト・タイムテーブル・勤怠・顧客・売上を、ひとつの管理画面で。 出典: royalbase.jp

汎用の予約サービスで組みにくい4つの点

汎用の予約サービスは作りがよくできていますが、この業態で試すと同じところで止まります。4点に整理します。

1つめは枠の単位です。多くの汎用サービスは、スタッフ1人につき同時に1件という前提で枠を作ります。この業態では、セラピストの人数と個室の数が別々に上限を作ります。セラピストが5人出勤していても個室が3室なら、同じ時間に受けられるのは3件です。逆に個室が5室あってもセラピストが3人なら3件です。この2つの上限を同時に見て枠を計算できるかが最初の分かれ目になります。

2つめは指名の扱いです。セラピストを選んで予約する形と、選ばずに店側が割り当てる形が同時に存在します。指名には料金が付き、指名の種類によって金額が変わる店もあります。予約を受けた時点で指名料が自動で乗り、合計が出る作りかどうかで、受付後の手間が変わります。

3つめは出勤情報です。汎用サービスのシフト管理は、月単位で決まった勤務を入れる前提で作られているものが多くあります。当日に出勤が増えたり減ったりする運用では、シフトの入力が最も回数の多い作業になるため、その画面の軽さが効いてきます。店舗サイトの出勤表と自動で揃える仕組みを持つサービスもあり、royalbaseでは店舗サイトの出勤情報を毎朝取り込むオプションが月額3,000円で公開されています。

4つめは集計です。セラピストごとの売上、バックの金額、待機の保証、予約の経路ごとの売上。この業態で見たい数字は、汎用サービスの標準のレポートには入っていないことが多く、結果として表計算ソフトを並走させることになります。

汎用の予約 SaaS を導入したものの、業界特有の KPI が集計できずに Excel を並走させている、というケースは業界で一般的に報告されています。 出典: tasteck.tech

汎用のままがよい場合もあります。セラピストが1人か2人で個室も1室、指名の概念が実質ないなら、汎用の無料プランで足ります。上の4点が全部当てはまらないなら、業態に絞ったサービスに月額を払う理由は薄くなります。どの業態でどの単位が枠になるかは、業種ごとの使い方のページで型を見比べると違いが掴めます。

指名と個室の枠を分けて受ける

枠の組み方には型があります。順に見ていきます。

まず、上限を2つ用意します。1つはセラピストの出勤で、もう1つは個室の数です。予約を受け付けるかどうかの判定は、両方に空きがあるときだけ通す形にします。この判定をサービス側が自動でやってくれるなら、受付の人が頭の中で計算する必要がなくなります。設定画面の用語は、リソース管理、設備管理、同時対応人数など、サービスによって呼び方が違います。名前ではなく、2つの上限を同時に見られるかで判断してください。

次に、指名の受け方を決めます。取り方は3通りあります。1つめは、セラピスト別の予約ページを作る形です。セラピストごとに専用のURLを発行し、その人の出勤表から直接予約に入れます。セラピストが自分で案内を出している店では、この形が最も噛み合います。2つめは、店の予約画面で日時を選んだあとにセラピストを選ばせる形です。3つめは、指名なしの枠だけをネット予約に出し、指名は電話とメッセージで受ける形です。

3通りのうちどれが正解かは、店の集客の入口によって決まります。セラピスト側から予約が入る店は1つめ、店の名前で探される店は2つめが向きます。指名を受け付ける場合は、指名料が予約の時点で自動で乗るかどうかを確かめてください。履歴から指名料を自動で登録する作りを持つサービスもあります。

最後に、コースの前後の間隔を入れます。施術の時間そのものに加えて、片付け、清掃、着替えの時間が要ります。次の予約を受け付けない間隔を設定できないと、個室が物理的に空いていない時間に予約が入ります。この設定はコースごとに変えられる形が望ましく、90分のコースと60分のコースで要る間隔は違います。

セラピストのシフトが日替わりでも崩れない組み方

出勤の入力は、この業態でいちばん回数の多い作業です。ここが重いサービスを選ぶと、使い続けられません。

確かめる点は4つあります。1つめは、入力の画面がカレンダーで、1週間分を一度に入れられるかどうかです。1日ずつ開いて保存する作りだと、毎朝の作業が積み上がります。2つめは、セラピスト自身がログインして出勤を入れられるかどうかです。店側が全員分を代わりに入れる形と、各自が入れる形では、店側の手間が大きく変わります。セラピストが管理画面にログインして予約とスケジュールを登録できる作りを持つサービスもあります。

3つめは、店舗サイトの出勤表との関係です。サイトの出勤表と予約システムの両方に同じ情報を入れる状態は、必ずどこかでずれます。ずれたまま予約が入ると、出勤していないセラピストへの予約が成立します。避ける方法は2つで、予約システム側の出勤表を店舗サイトに表示させるか、店舗サイトの出勤情報を予約システムへ自動で取り込むかです。後者のオプションを持つサービスもあるので、どちらの向きで揃えるかを先に決めてください。

4つめは、当日の変更です。急な欠勤が出たとき、そのセラピストに入っている予約をどう扱うかを決めておきます。予約の担当を別のセラピストへ付け替えられるか、その際に指名料の扱いをどうするか。この操作が管理画面でできるかどうかは、試用のうちに一度やってみる項目です。

出勤の管理と予約の管理が同じ画面にあることの利点は、入力が1回で済むことに尽きます。勤怠の管理まで含めて1つにまとめる作りを持つサービスが業態向けに複数あるのは、この手間が現場で重いからです。できることの一覧で、出勤と予約と売上がどこまで繋がっているかを確かめてください。

入れて変わること、そのかわり増える手間

効果が先に出るのは、受付の手間です。1つめは、予約の電話とメッセージが減ることです。日時とコースとセラピストを決めるだけのやり取りがネット予約に移ると、受付を担う人の拘束時間が落ちます。2つめは、二重予約が消えることです。サイト、電話、メッセージの3か所が1つの台帳になれば、突き合わせの作業そのものがなくなります。3つめは、断りたい相手を仕組みで弾けることです。名簿に入れておけば、予約のときに知らせが出る作りのサービスがあります。受付の人の記憶に頼る状態から抜けられます。

4つめは、合計金額の計算が自動になることです。コース、オプション、指名料を足した総額が自動で出る作りなら、受付後の計算が消えます。セラピストへのバックを率で登録しておけば、その計算も自動で積み上がります。5つめは、月末の集計です。日別と月別の売上、セラピストごとの売上、決済手段ごとの金額、予約の経路ごとの売上が画面で見られると、月末の表計算ソフトの作業が要らなくなります。

増える手間も挙げます。1つめは初期の設定です。コース、オプション、指名料、間隔、セラピスト、個室の数を入れる作業に半日から1日かかります。2つめは並行運用の期間です。1週間から2週間は今までの受け方と併走させる必要があり、その間の手間は確実に増えます。3つめはセラピスト側の慣れです。各自がログインして出勤を入れる形にするなら、入れ方の案内を作る手間が生まれます。4つめは固定費で、月額は使わない月も発生します。

無断キャンセルへの手当ても、この段で一緒に組めます。個室の枠は1つ空くとその時間がそのまま失われ、翌日に回せません。効くのは前日のリマインドと、客側でキャンセルと変更ができる形にすることの2つです。電話でしか変更できない状態は、言いにくさが働いて連絡なしの不来店になります。予約完了のメールに変更とキャンセルのリンクを入れ、来店の何時間前までなら客側で操作できるかを店が決める。この形にすると、空いた枠が早く分かり、待機しているセラピストの時間の使い方も変えられます。キャンセル料を設けるなら、金額といつから発生するかを予約画面に書いておいてください。表示の仕方に迷う点は消費者庁の案内を確かめ、必要なら所管の窓口や専門家に確認してください。

比較の材料として、いま何にどれだけ時間を使っているかを1週間だけ数えてみてください。予約の電話とメッセージの件数、出勤表の書き換えにかかる時間、月末の集計にかかる時間。この3つが数字で出ると、月額に見合うかどうかを自分の店の数字で判断できます。

料金の相場と、公式ページで確かめた条件

2026年9月27日時点で公式のページに載っている条件を並べます。プランは変わるので、契約の前に必ず自分で確かめてください。

業態に絞ったサービスでは、royalbaseが4段のプランを公開しています。FREEが0円で利用期間10日間、セラピスト30名まで、管理者1名、過去の予約の保存が90日間。BASICが月額2,980円で利用期間は無制限、セラピスト30名まで、管理者1名、過去の予約の保存は1年間。STANDARDが月額5,980円で、セラピスト60名まで、管理者は無制限、過去の予約の保存は3年間、顧客管理は1,000名まで。PROが月額11,800円で、セラピスト、管理者、顧客管理、保存期間のすべてが無制限です。初期費用は0円、店舗サイトの勤怠の自動同期が月額3,000円のオプションで、カード決済の代行を使う場合の店舗側の手数料は決済金額の1%と案内されています。税込か税抜かの記載は料金ページに見当たらないため、この点は問い合わせで確かめる項目になります。

Caskanは3段の構成です。無料お試しが0円で利用期間10日、キャスト登録10人、管理者1アカウント。ベーシックプランが月額15,000円(税込16,500円)、HPプランが月額20,000円(税込22,000円)で、どちらもキャスト登録数と管理者数が無制限です。HPプランはベーシックにホームページが付く形として案内されています。機能の一覧には、重複予約の防止、要注意の顧客への知らせ、指名料の自動登録、総額の自動計算、キャストへのバックの自動計算、待機保証の登録、予約の経路ごとのレポートが並びます。

汎用のサービスを使う場合の目安も置きます。Square 予約はフリープランが無料で1アカウントにつき1店舗、プラスが店舗ごと月額3,000円、プレミアムが8,000円です。個室を枠の単位として扱うリソース管理はプレミアムにのみ含まれると公式の表に並んでいます。相場として整理すると、業態に絞ったものは月額3,000円から2万円台、汎用は0円から1万円弱という帯になります。プランごとの条件は料金のページでも確かめられます。

選ぶときに見る6つの軸

比較表を作る前に軸を絞ります。この業態では次の6つで足ります。

1つめは枠の上限の数え方です。セラピストと個室の2つを同時に見られるか。2つめは指名です。セラピスト別の予約ページが作れるか、指名料が自動で乗るか、指名なしの枠を残せるか。3つめは出勤の入力です。1週間分を一度に入れられるか、セラピスト自身が入れられるか、店舗サイトとどちらの向きで揃えるか。

4つめは顧客の扱いです。新規かリピートかが予約の時点で分かるか、断りたい相手への知らせが出るか、過去の予約をいつまで保存するか。保存期間はプランで区切られていることがあるので、何年分を残したいかを先に決めてください。5つめは集計です。セラピストごと、決済手段ごと、予約の経路ごとの数字が標準で出るか。ここが足りないと表計算ソフトが残ります。

6つめは費用の増え方です。セラピストの人数で増えるのか、店舗の数で増えるのか、予約の件数で増えるのか。店を増やす予定があるなら、2店目と3店目のときの金額を先に計算します。この6つを並べ、いま使っているものとの差だけを見ると決めやすくなります。他社との比較のページでは同じ軸で並べた差が確かめられます。

予約の入口をどこに置くか

予約システムを入れても予約が増えない店があります。原因はほぼ1つで、客が予約画面にたどり着いていないからです。入口の置き方は4通りあり、この業態では置く場所の優先順位が他の業態と違います。

1つめは店舗サイトです。出勤表のすぐ横に予約の案内を置くのが基本形です。出勤表を見て誰に入るかを決める流れなので、決めた直後に押せる位置にないと客は電話に戻ります。セラピストの紹介ページにも、その人の予約ページへのリンクを置きます。予約画面のヘッダーやテーマの色を店舗サイトに合わせられる作りなら、移動したときの違和感が減ります。色やロゴをプレビューを見ながら変えられるサービスもあります。

2つめはセラピスト自身の発信です。この業態では、セラピストが自分で情報を出し、そこから客が来る流れが大きな割合を占めます。セラピストごとに専用の予約ページのURLが発行できる作りなら、各自がその1本を案内に置けます。店の予約画面に入ってから人を探させる形より、直接その人の空き時間に着くほうが離脱が少なくなります。

3つめはメッセージアプリです。すでに個別のやり取りで予約を受けているなら、そこに予約画面のリンクを置きます。やり取りをやめる話ではなく、日時とコースを決めるだけの往復を減らす話です。

4つめは検索です。店名や地名で探して店舗サイトに来た客が、そのまま予約に進める流れを作ります。どの入口からの予約が多いかは月に1度見てください。予約の経路ごとの売上を出せるサービスなら、画面で確かめられます。入口ごとの件数が分かれば、力を入れる先が数字で決まります。

顧客の記録と匿名性の折り合い

この業態では、客が自分の情報を出したがらない傾向があります。予約のときに何を必須にするかは、取りこぼしと運用の安定のどちらを取るかの判断になります。

必須項目を増やすと、予約の途中でやめる客が出ます。逆に減らすと、連絡が取れない予約が残ります。実務では、連絡手段を1つだけ必須にする形が落ち着きます。メールアドレスか電話番号のどちらか1つがあれば、確認の通知もリマインドも送れます。両方を必須にする必要はありません。入力が必須の項目を店側で選べる作りかどうかは、設定画面で確かめてください。未入力なら予約が完了しない形にできるサービスもあります。

新規かリピートかの判別は、記録の側で自動にできます。予約の履歴から来店の回数を出す作りなら、受付の人が名簿を探す必要がありません。要注意の相手への知らせも同じ仕組みに乗ります。ここを人の記憶に置いている店は、担当者が変わったときに同じ失敗を繰り返します。

保存の期間も確かめる項目です。royalbaseでは過去の予約の保存期間がプランごとに区切られており、FREEが90日間、BASICが1年間、STANDARDが3年間、PROが無期限と公開されています。前年の同じ月と比べたいなら1年では足りません。何年分を残したいかを先に決めてから、プランを選んでください。

客から預かる情報は、保管の場所と期間、誰が見られるかを決めておく必要があります。扱いの判断に迷う点は個人情報保護委員会の案内を確かめ、必要なら専門家に確認してください。

導入の手順

移行は4段に分けると止まりません。

第1段は棚卸しです。予約が入ってくる入口を全部書き出します。店舗サイト、電話、メッセージアプリ、セラピストの発信。あわせてコースの一覧、オプション、指名料の体系、セラピストへのバックの率、個室の数を紙に書き出します。この一覧が設定の設計図になります。バックの率をセラピストごとに登録できるサービスなら、ここで整理した内容がそのまま集計に効きます。

第2段は設定です。コース、所要時間、次の予約までの間隔、オプション、指名料、セラピスト、個室の数、営業時間を入れます。半日から1日を見ておきます。この業態向けのサービスは、商談や契約書のやり取りを挟まずにその日から触れる形のものが複数あるため、試用のうちに自分の店のコース構成をそのまま登録してみるのが確実です。機能一覧で足りているように見えても、実際に組むと間隔が設定できないといった噛み合わなさが出ます。

第3段は並行運用です。1週間から2週間、今までの受け方と新しい画面を両方維持します。目的は、設定と現場の動きがずれている箇所を見つけることです。間隔が足りない、指名料が乗っていない、出勤の反映が遅れる、といった穴はここで出ます。惜しんで一斉に切り替えると、最初の混乱を客が受け取ります。

第4段は入口の切り替えです。店舗サイトとメッセージアプリのリンクを予約画面に差し替え、セラピストにも各自の予約ページのURLを渡します。既存の顧客の情報は、CSVで取り込める作りのサービスなら一括で移せます。移行の可否とデータの形式は店ごとに違うので、申し込みのときに相談する項目です。

店の規模ごとに、おすすめできる組み合わせ

同じ業態でも、人数と部屋数で向くものが変わります。3つの型に分けて整理します。

1つめは、セラピスト2人か3人で個室が1室か2室の店です。ここで要るのは台帳とネット受付、それに出勤の入力だけです。無料のプランか、月額2,980円程度の下のプランで足ります。指名料の自動計算やバックの集計は、人数が少なければ手でも回ります。この規模で高いプランに入ると、使わない機能が残ります。まず下のプランで始めて、必要になったら上げる形が無駄になりません。プランを変えても入力した予約とセラピストと顧客のデータがそのまま引き継がれる作りかどうかは、先に確かめておく項目です。

2つめは、セラピストが10人を超えて個室が3室以上の店です。ここからは集計が効いてきます。セラピストごとの売上、バックの金額、待機の保証、予約の経路ごとの売上。手で集計していた月末の作業が自動になる分だけで、月額に見合う場合があります。管理者を複数持てるかも判断の材料です。受付を担う人が複数いるなら、管理者1名の制限があるプランでは足りません。費用は月額5,980円から2万円台の帯に入ります。

3つめは、複数の店を持つ場合です。費用の増え方が効いてきます。店舗ごとに月額がかかる形なのか、1つの契約で複数の店を持てるのかで、3店目からの金額が変わります。royalbaseは複数店舗と大規模な運営をPROの想定として案内しており、Square 予約はフリープランが1アカウントにつき1店舗でプラス以上が複数店舗に対応すると公開されています。増やす予定があるなら、2店目と3店目の金額を先に計算してから決めてください。

予約を受けたあとまで一続きにするという考え方

この業態で売上を支えているのは、新規の来店よりもリピートです。予約システムの使いどころも、受付の手間の削減で止めずに、次の来店まで伸ばすところにあります。

予約を受けるだけの道具として見れば、予約システムは電話の代わりです。取りこぼしは減りますが、効果はそこで止まります。予約の前後まで見ると打てる手が増えます。予約が入ったら確認の通知が飛ぶ。前日にリマインドが届く。施術のあとに御礼が届く。前回から間隔が開いた相手には案内が届く。この一続きが自動で回ると、リピートの率が変わります。自動で送るメールの文面を店ごとに書き換えられるかどうかは、この使い方をするなら必ず確かめる項目です。

この業態は、予約の時点で代金を受け取る形が前提ではありません。事前の決済を軸に組まれたサービスを決済なしで使うと、機能の半分が余ります。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている作りのほうが、実際の運用には噛み合います。

判断のために集めておくとよい数字は3つです。1つめは、1週間に受けた予約の電話とメッセージの件数。2つめは、無断キャンセルと直前キャンセルの件数。3つめは、前回の来店から2か月以上空いている顧客の人数です。3つとも今の記録から数えられます。数えたうえで、仕組みに任せたら減るのはどれかを考えると、月額に見合うかどうかが自分の数字で決まります。

画面の動きを先に見ておくと、設定の手間の見当が付きます。実際の管理画面はデモを見るから確かめられます。契約や解約の条件といった細かい疑問はよくある質問にまとまっています。

Q1. メンズエステ向けの予約システムは月額いくらが相場ですか?

業態に絞ったサービスは月額3,000円から2万円台が中心です。2026年9月27日時点では、royalbaseがFREE 0円、BASIC 2,980円、STANDARD 5,980円、PRO 11,800円の4段、Caskanがベーシック月額15,000円(税込16,500円)、HPプラン月額20,000円(税込22,000円)と公開されています。汎用のサービスなら無料から1万円弱の帯です。

Q2. 汎用の予約サービスでは足りないのはどこですか?

主に4点です。セラピストと個室という2つの上限を同時に見て枠を計算すること、指名料が予約の時点で自動で乗ること、日替わりの出勤を軽く入力できること、セラピストごとや予約の経路ごとの集計が標準で出ること。この4つが当てはまらない規模の店なら、汎用の無料プランで足ります。

Q3. 店舗サイトの出勤表と二重に入力せずに済ませる方法はありますか?

2通りあります。予約システム側の出勤表を店舗サイトに表示させる形か、店舗サイトの出勤情報を予約システムへ自動で取り込む形です。royalbaseは後者を月額3,000円のオプションとして公開しており、設定には2日から3日かかると案内されています。どちらの向きで揃えるかを先に決めてください。

Q4. 断りたい相手からの予約を受付の段で弾けますか?

名簿を登録しておくと予約のときに知らせが出る作りのサービスがあります。royalbaseとCaskanはいずれも要注意の顧客への知らせを機能として公開しています。受付を担う人の記憶に頼る運用は、その人が休んだ日に崩れるため、仕組み側に持たせるほうが安定します。

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