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ミニモの手数料で手元に残る額|売上から引かれる仕組みを計算する
2026年9月25日・Rizaflow編集部
ミニモの手数料を調べるのは、掲載を始める前に毎月いくら出ていくのか知りたいときか、すでに使っていて売上と手元に残る額の差が気になり始めたときのどちらかです。ミニモの費用は月額の掲載料ではなく、お客さまが来店した1件ごとにかかる形になっていて、施術料金の帯によって金額が変わります。ここでは公式の料金表を帯ごとに読み解いたうえで、1件あたり実際にいくら引かれるのか、月に何人来れば掲載料が固定の媒体と並ぶのか、手数料がかかる場面とかからない場面の線引き、そして手数料を払って迎えた人を2回目につなげる段取りまでを順に扱います。
個人が自分で集客する場に、手数料型の料金が広がった背景
美容の集客は長く、店舗単位で媒体に枠を買う形で回ってきました。月々の掲載料を先に払い、そこから何人来るかは掲載の位置と写真の出来次第という構造です。この形は席数の多い店には合いますが、面貸しのスタイリストや自宅の一室で施術する個人には重すぎます。売上が立つ前に固定費が出ていくため、閑散期に赤字が確定してしまうからです。
そこに入ってきたのが、来店が成立した分だけ払う形の媒体です。ミニモは2014年1月に始まり、2026年2月の時点で12周年を迎えています。運営はMIXIで、アプリのダウンロード数は800万件を超え、月間の予約申込数は40万件以上、掲載しているサロンスタッフは2万7千人という規模です。店舗ではなく施術者個人が、自分のキャリアと技術に合わせてメニューと価格を出す形をとっているのが、ほかの媒体との大きな違いになっています。
料金の考え方について、運営元は次のように説明しています。
ミニモは月額利用料0円、お客様が来店した際のみ手数料をいただきます。 ※1そのため個人や自宅サロンで集客をされたい方でもご利用しやすい料金となっております。 出典: minimodel.jp
ここで押さえておきたいのは、手数料型が「安い」とは限らないという点です。固定費が出ないので始めるときのリスクは小さいのですが、来店が増えるほど支払いも増えます。どこかの人数で、固定費を払う形のほうが総額で安くなる点が必ず来ます。その分かれ目がどこかを自分の単価で計算しておかないと、集客が軌道に乗ったあとも払い過ぎに気づけません。
ミニモの手数料表を、施術料金の帯ごとに読む
ミニモの費用は、初期費用0円、月額料金0円、そして来店1件ごとの手数料という3段の構成です。手数料は施術料金によって4つの帯に分かれています。2026年9月時点で公式サイトに掲載されている金額は次の通りで、いずれも税込です。
| 施術料金 | 1件あたりの手数料(税込) |
|---|---|
| 0円 | 110円 |
| 1円〜2,200円 | 440円 |
| 2,201円〜6,600円 | 660円 |
| 6,601円以上 | 880円 |
この表で最初に目を引くのは、帯の幅が上に行くほど広いことです。6,601円以上はいくらであっても880円で頭打ちになります。つまり施術料金が高いほど、手数料が売上に占める割合は下がっていきます。逆に低い帯ほど割合が重くなり、施術料金が0円のモデル募集でも110円はかかります。
もうひとつ見落としやすいのが、帯の境目が2,200円と6,600円という税込の刻みで置かれていることです。メニューの価格を税込6,600円に設定していれば660円の帯に入りますが、6,700円にした瞬間に880円の帯へ上がります。価格を100円上げたことで手数料が220円増えるので、この境目のすぐ上で価格を決めるのは損です。メニュー表を作るときは、帯の境目を意識して切りのよい価格を選んでおくと、そのぶんがそのまま残ります。
帯の境目を踏まえたメニューの組み方も、あわせて決めておきます。税込6,600円までは660円、6,601円からは880円なので、境目のすぐ上に価格を置くと220円ぶんを損します。カットを6,800円で出すなら、6,600円に下げて手数料を220円下げるか、いっそ7,500円まで上げて差の意味を大きくするか、どちらかに寄せたほうが筋が通ります。同じ理屈で、2,200円と2,201円のあいだにも220円の段差があります。お試しメニューを2,500円で出すつもりなら、2,200円に収めると手数料が440円に収まります。300円下げて220円戻るので、実質の目減りは80円です。
メニューを分割して帯を下げる、という考えは避けたほうがよい部分です。カットとカラーを別々のメニューとして出せば1件あたりの施術料金は下がりますが、来店が2件として数えられれば手数料は2回分になります。帯の金額差より件数の増え方のほうが効くので、まとめられる施術は1つのメニューにしておくのが安全です。
なお、店舗でスタッフの予約をまとめて管理するためのサロン向けの予約管理システムも用意されていて、こちらは初期費用、月額料金、利用手数料のいずれも0円と案内されています。ただし、この管理システムが無料だというだけで、来店ごとのミニモ手数料は別に発生します。2つを混同すると「無料と書いてあったのに請求が来た」という食い違いになるので、分けて読んでおきます。
来店1件あたり、手元にいくら残るかを計算する
帯ごとの金額が分かったら、次は自分のメニューに当てはめます。手数料の絶対額より、売上に対する割合で見たほうが判断しやすくなります。代表的な価格帯で計算すると次のようになります。
| メニュー例 | 施術料金 | 手数料 | 手元に残る額 | 売上に対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| モデル募集(無料) | 0円 | 110円 | 110円の持ち出し | 計算できない |
| まつげエクステのお試し | 2,000円 | 440円 | 1,560円 | 22.0% |
| カットのみ | 4,500円 | 660円 | 3,840円 | 14.7% |
| カット込みの上限付近 | 6,600円 | 660円 | 5,940円 | 10.0% |
| カットとカラー | 12,000円 | 880円 | 11,120円 | 7.3% |
| 縮毛矯正やパーマ込み | 20,000円 | 880円 | 19,120円 | 4.4% |
こうして並べると、手数料の重さは単価で決まることがはっきりします。2,000円のお試しメニューでは5分の1以上が手数料に消えますが、2万円のメニューでは20分の1にもなりません。練習台としてモデルを集める目的なら110円や440円は安い費用ですが、それを本業の集客と同じ帳簿で見ていると、客単価の低い予約ばかりが埋まって時間が足りなくなります。
材料費と時間も合わせて見ておきます。まつげエクステのお試しを2,000円で受けると、手数料を引いた残りは1,560円です。ここからグルーとエクステの材料費が出ていき、施術に90分かかるとすれば、時間あたりの残りは1,000円を割り込みます。この計算を最初にしておけば、安いメニューを出す目的を「利益を取る」ではなく「練習の機会を買う」「指名の入口をつくる」と決めて運用できます。目的がはっきりすれば、何件受けたら十分かの上限も決められます。
手数料がかかる場面と、かからない場面を分けておく
料金表に載っている金額だけを見ていると、請求の段階で想定と合わないことがあります。手数料の発生条件を先に押さえておきます。
まず、手数料は予約が入った時点ではなく、お客さまが来店した時点で発生するのが原則です。予約リクエストが届いただけ、あるいはお客さま側の都合で取り消された予約では、来店が成立していないため手数料はかかりません。ここが月額掲載型と大きく違う点で、予約が入らなかった月の支払いは0円のままです。
一方で、公式サイトの料金欄には、サロン都合によるキャンセルは手数料がかかる、という但し書きが添えられています。急な体調不良や設備の不具合で自分の側から予約を取り消した場合には、来店がなくても費用が発生するという扱いです。ダブルブッキングで片方を断ると、その1件は売上ゼロのまま手数料だけが残ります。台帳を紙とアプリに分けて持っていると、この取り消しが起きやすくなります。
支払いの方法についても確認しておきます。個人で利用する場合の支払いは、コンビニ払いとクレジットカード払いから選べる形になっています。手数料は売上から自動で差し引かれるのではなく、施術料金はお客さまから直接受け取り、手数料はあとから自分で支払う流れです。手元の現金がそのまま売上のように見えてしまうため、月末にまとまった請求が来て驚くことがあります。来店1件につき660円や880円を別にしておく、という習慣を最初に作っておくと資金繰りが崩れません。
なお、掲載順については「おすすめ順」が既定になっていて、施術内容の満足度や接客、予約在庫数やリクエストへの返答率、サロン都合のキャンセルの少なさ、掲載内容の分かりやすさといった指標で決まると説明されています。サロン都合のキャンセルは手数料がかかるうえに掲載順にも響くので、二重に避けたい出来事だと言えます。
返答率を保つのは、思っているより手間がかかります。予約リクエストが届いてから返すまでの時間が長いと、お客さまは別の人に申し込みます。施術中は手が離せないので、休憩と閉店後の2回にまとめて返す運用にしている人が多いのですが、それでも半日は空きます。自動の返信文を設定できる機能があるので、まずは受け取ったことを知らせる文だけでも先に届くようにしておくと、取りこぼしが減ります。
予約の在庫を出す量も掲載順に関わります。空き枠を絞って出していると、お客さま側から見て選べる日時が少なく、申し込みそのものが起きません。かといって全部の枠を開けると、単価の低いメニューで埋まって、指名のお客さまが入れる枠がなくなります。メニューごとに受付できる日時を分けて設定できる仕組みがあるので、平日の昼だけお試しメニューを開ける、土日は通常メニューだけにする、といった配分で調整します。
支払った手数料を帳簿でどう扱うか
手数料は毎月まとまった金額になるので、記録の付け方も決めておきます。売上として記録するのはお客さまから受け取った施術料金の全額で、支払った手数料はそこから差し引いた形ではなく、別の支出として計上するのが基本の形です。施術料金6,600円を受け取って手数料660円を払ったなら、売上6,600円と経費660円を両方記録します。差額の5,940円だけを売上として記録してしまうと、売上の規模が実際より小さく見え、消費税の課税事業者になる判定や融資の審査で不利に働くことがあります。
勘定の科目としては、集客のための費用なので広告宣伝費として扱うか、媒体の利用に対する費用なので支払手数料として扱うかのどちらかになります。どちらで処理するかは事業の実態で決まる部分があり、一度決めたら年度の途中で変えないのが原則です。個別の判定については所轄の税務署か税理士に確認するのが確実で、一般的な考え方は国税庁のサイトにある手引きが出発点になります。
記録を残すうえで面倒なのは、施術料金の受け取りと手数料の支払いが別の時点で起きることです。施術料金はその日に現金かキャッシュレスで受け取り、手数料は後日まとめて請求されます。月をまたぐと、どの来店に対する手数料なのかが分からなくなります。予約の台帳に、その来店がどの経路から入ったかを書いておくと、請求額の内訳と突き合わせられます。経路を記録しておくことは、媒体ごとの費用対効果を出すときにも役立ちます。
もうひとつ、モデル募集で施術料金を0円にしたときの扱いです。売上は0円ですが手数料110円は発生するので、その分は純粋な支出になります。練習の機会を買った費用として整理するのはよいのですが、件数が多くなると無視できない額になります。月に20件受ければ2,200円です。何件までを練習に充てるかを決めておくと、気づかないうちに膨らむのを防げます。
月額固定の媒体と、来店ごとに払う媒体の分かれ目
掲載料が固定の媒体と手数料型のどちらが安いかは、月に何人来るかで逆転します。運営元は次のような比較を示しています。
仮に他社媒体の掲載費用が月額10万円と仮定した場合、ミニモだと100名集客できたとしても成果手数料はその月額よりも安くなる計算です。 出典: minimodel.jp
この計算を自分の単価で引き直します。すべての来店が6,601円以上の帯に入るなら手数料は1件880円なので、月額10万円と並ぶのは10万円を880円で割った114人です。114人より少なければ手数料型のほうが安く、それを超えると固定費型のほうが安くなります。単価が低くて660円の帯が中心なら、並ぶ人数は152人まで上がります。440円の帯なら228人です。
つまり、月に100人前後の新規を安定して迎えられるところまで来たら、固定費型の媒体も選択肢に入ってきます。逆に、新規が月に10人から30人という規模であれば、固定費型は明らかに割高です。この人数を把握していないまま「みんなが使っているから」で媒体を選ぶと、どちらの形でも払い過ぎになります。
ただし、この比較には抜けている軸があります。固定費型の媒体は店舗単位で掲載するので、月額を店舗で割れます。スタッフが5人いる店で月額10万円なら、1人あたりは2万円です。一方ミニモは個人単位の掲載なので、割り算は起きません。面貸しや1人で回しているか、スタッフを抱えているかで、同じ金額の意味が変わります。他の予約サービスとの費用の組み立ての違いは他社との比較に整理してあるので、いま使っている媒体と並べて見ると判断しやすくなります。
メリットとデメリットを、同じ重さで並べておく
手数料型の利点は、はっきりしています。固定費が出ないので、開業直後でも閑散期でも赤字が確定しません。契約の手続きが要らず、アプリを入れて掲載内容を作って審査を通せば始められます。店舗ではなく個人として掲載するので、勤務先の看板ではなく自分の技術と写真で選ばれます。面貸しに移ったり、店を変えたりしても、積み上げた評価と口コミが手元に残る形です。
デメリットも同じだけ書いておきます。第一に、単価の低い帯ほど手数料の割合が重く、お試し価格のメニューを並べると利益が薄いまま時間だけが埋まります。第二に、来店が増えるほど支払いも増える形なので、集客が軌道に乗ったあとは費用が売上に連動して伸び続けます。第三に、掲載順が満足度や返答率で動くため、返信の速さや在庫の出し方といった運用の手間が継続的にかかります。第四に、予約を取り消す側の事情がどちらにあっても、自分の都合で取り消したときは費用が残ります。
そして最も大きいのは、2回目以降の来店にも手数料がかかり続ける点です。媒体を通して予約が入る限り、同じお客さまでも来店のたびに費用が発生します。1回目は新しい人に出会うための費用として納得できても、3回目や5回目で同じ金額を払い続ける理由は薄くなります。ここが、集客の媒体と自分の予約の受け口を分けて考えるべき理由です。
評価と口コミが、手数料の効率を変える
同じ手数料を払っていても、1件の予約を取るまでに必要な露出の量は人によって違います。掲載順が「おすすめ順」で決まる仕組みでは、施術の満足度と接客、予約体験の快適さ、掲載内容の分かりやすさの3つが指標として挙げられています。ここが整っている人は、同じ枠を出しても申し込みが多く入るので、手数料に対して得られる売上が大きくなります。手数料を下げる交渉はできませんが、1件あたりの価値を上げることはできるという見方です。
掲載内容の作り方で効くのは、仕上がりの写真と、予約前に知りたいことが全部書いてあるかどうかです。料金の内訳、所要時間、駐車場の有無、初回に持ってきてほしいもの、施術できない条件。これらが書かれていないと、お客さまはメッセージで質問してから申し込むか、質問するのが面倒で別の人に移ります。書いておけば、質問の往復が減って返答率も保ちやすくなります。
評価を落とさないために気をつける点は、写真と実物の差を作らないことです。加工を強くした写真で集めた予約は、来店後の評価が下がりやすくなります。評価が下がれば掲載順が落ち、同じ手数料でも予約の数が減ります。短期の集客と長期の掲載順が逆方向に働く場面なので、写真は仕上がりの色と艶がそのまま伝わる範囲にとどめておくほうが、費用の効率としては有利です。
口コミが積み上がると、媒体を離れても効きます。名前で検索した人が過去の口コミを見つけて、自分の予約ページから直接申し込む流れが生まれます。この経路では手数料がかかりません。媒体で評価を積み、その評価を見た人を自分の受け口で受ける形が、費用の面では最も軽い組み方になります。
手数料を払って迎えた人を、2回目につなげる
新規の1件に660円や880円を払うことそのものは、広告費として妥当な水準です。問題になるのは、その人が2回目も3回目も同じ経路で予約を取り続ける状態です。単価6,600円のメニューに年4回通う人が、毎回媒体を経由すると年に2,640円が費用として出ていきます。10人いれば26,400円、30人なら79,200円です。この金額は、1年目より2年目、2年目より3年目と、お客さまが積み上がるほど確実に増えます。
対策は単純で、1回目の来店のときに2回目の予約の受け口を自分の側に作っておくことです。具体的には、施術の終わりに次回の日程をその場で押さえる、自分の予約ページのURLを渡して次からはそちらで受ける、連絡が取れる経路を1本用意しておく、という3つです。どれも特別な道具は要りませんが、紙の台帳だけで回そうとすると、次回予約の取りこぼしとダブルブッキングが増えます。
予約を受ける道具の側で何ができるのかはできることに一覧があります。受付のほかに、前日のリマインダーや施術後の御礼、しばらく来ていない人への声かけまで扱えるかどうかで、2回目につながる率が変わります。決済が必須でない業態に合わせて、予約の受付から次の来店までを一続きにしている形の道具であれば、クレジットカードの登録を求めずに、日程の管理と連絡だけを引き受けられます。
費用の考え方を比べるときは、月額いくらかだけでなく、来店が増えたときにどう動くかを見ます。来店ごとの費用がかからない形であれば、リピーターが増えるほど1人あたりの費用は下がっていきます。金額の並びは料金で確認できます。媒体の手数料と合わせて、年間でいくらになるかの形で並べると比べやすくなります。
業態ごとに、手数料の重さは変わる
同じ料金表でも、受けている施術によって重さは違います。1回の単価が2万円を超える縮毛矯正やまつげのボリュームラッシュが中心なら、1件880円は売上の5%未満です。一方、まつげのリペアやワンカラーのネイルのように3,000円から5,000円で回すメニューが中心なら、660円は15%前後を占めます。後者の場合、1日に6人受ければ手数料だけで4,000円近くになり、1人ぶんの施術料金が消える計算です。
施術にかかる時間も合わせて見ます。ネイルのように1人あたり90分から120分かかる業態では、1日に受けられる人数に上限があります。上限が決まっている以上、手数料を抑えるには単価を上げるか、媒体を経由しない予約の比率を上げるしかありません。逆に、まつげのリペアのように60分で回せる業態では、回転で補える幅があります。
自分の業態でどこから手を付けるべきかは、業種ごとの使い方に業態別の受け方の違いがまとめてあります。美容室、ネイル、まつげ、エステでは、予約の埋まり方も取り消しの起きやすさも違うため、同じやり方を当てはめてもうまくいきません。実際の画面で受付から次回予約までの流れを確かめたい場合はデモを見るから触れます。
費用の話は、質問の形で整理されていることも多いので、支払いの時期や乗り換えの手順といった細かい点はよくある質問に目を通しておくと早く済みます。媒体を残したまま自分の予約の受け口を持つことはできるのか、という点は最初につまずきやすいところです。
自分の数字で、手数料の総額を出してみる
最後に、判断の材料になる計算を置いておきます。用意するのは、直近3か月の月ごとの新規の人数、2回目以降の人数、そして平均の単価です。
新規の人数に、単価の帯に応じた手数料を掛けると、新しい人に出会うために払っている費用が出ます。これは広告費として見てよい金額です。次に、2回目以降の人数に同じ手数料を掛けます。こちらは、すでに知っている人にもう一度来てもらうために払っている費用です。この2つ目の金額が、予約の受け口を自分の側に持つことで減らせる分になります。
たとえば、月の新規が20人、2回目以降が40人、単価が6,601円以上の帯だとします。新規の費用は17,600円、2回目以降の費用は35,200円で、合計は52,800円です。年間にすると633,600円になります。このうち2回目以降の分だけで年42万円を超えるので、ここを自分の受け口に移せるかどうかが、そのまま利益の差になります。
ただし、全部を自分の受け口に移そうとすると集客が細ります。媒体は新しい人に会うための場所として残し、2回目以降だけを移す。この線引きが現実的です。移す作業そのものは、施術の終わりに次回の日程を決めて、その場で予約の控えを渡すだけで始められます。手数料の金額を眺めて悩むより、次に来る人から順に受け口を切り替えていくほうが早く効きます。
Q1. ミニモの手数料は1件いくらかかりますか?
施術料金の帯で4段階に分かれています。2026年9月時点の公式表示では、施術料金0円で110円、1円から2,200円で440円、2,201円から6,600円で660円、6,601円以上で880円です。いずれも税込で、初期費用と月額料金は0円です。金額は改定されることがあるため、掲載前に公式の料金欄で確かめてください。
Q2. 予約が取り消されたときも手数料はかかりますか?
手数料は来店が成立した時点で発生するのが原則なので、お客さま側の都合で取り消された予約では費用はかかりません。ただし公式の料金欄には、サロン都合によるキャンセルは手数料がかかると記載があります。自分の側から取り消すと売上がないまま費用だけが残るため、台帳を1か所にまとめてダブルブッキングを防ぐのが先です。
Q3. 月額掲載型の媒体と比べて、どちらが安く済みますか?
来店の人数で逆転します。手数料が1件880円の帯であれば、月額10万円の媒体と並ぶのは月114人です。それより少なければ手数料型が安く、超えると固定費型が安くなります。単価が低くて660円の帯が中心なら並ぶ人数は152人です。自分の単価と月の新規人数で割り算してから選びます。
Q4. 手数料を減らすにはどうすればよいですか?
2回目以降の予約を自分の受け口に移すのが最も効きます。媒体を経由する限り、同じお客さまでも来店のたびに費用が発生するためです。施術の終わりに次回の日程をその場で押さえ、自分の予約ページで受ける流れを作ります。媒体は新しい人に出会う場所として残し、再来だけを移す形が現実的です。